澪「いや、私は日本人だけど…何で?」

律「そういう噂があったんだよ」

澪「ふぅん…なんでだろうな」

律「…」





澪「韓国って確かレイプ件数の多い国だよな」

律「ああうん。でも澪には関係ないじゃん」

澪「いや、確かに私は韓国人かもしれない」

律「なんで?」

澪「今こうしている間も、私は律を犯したくて堪らないからな」

律「…いいよ、澪なら///」


律「という夢を見たんだ」

澪「私は正真正銘の日本人だっ」





唯「うわ…」

梓「ありえないです」

紬「これはひどいわね」

律「やっほー」ガチャ

澪「どうしたんだ?」

唯「あ、りっちゃん澪ちゃん、これ見て」

律「何々…うわあ」

紬「韓国人の人が、日本輸出のキムチに唾を入れている画像よ」

梓「最悪…私もうキムチ食べれません」

律「…」

澪「…」


帰り道

澪「ごめんな律、祖国が…」

律「澪…今度、私のためにキムチ作ってよ」

澪「えっ?」

律「澪の唾入りキムチなら、食べたい」

澪「///」


律「という夢を見たんだ」

澪「はっきり言おう。キムチ悪い」





澪「私の親戚が同姓結婚することになった」

律「そっか、いいことじゃないか」

澪「よくない!同姓で結婚するなんて不潔だ!」

律(え…澪はそう思ってるんだ。私は澪と結婚したいのに)グスッ

澪「まったく、金さんと金さんが結婚するだなんて、昔は考えられないことだったんだぞ」

律「…何の話?」

澪「だから私の親戚が同じ姓の人と結婚したんだ。同じ姓は一族なんだから、少し前まで韓国では結婚できなかったのに」

律「あ、ああ!『同姓』ね!誤字じゃなかったんだ。それで澪、私と結婚してくれる?」

澪「当然だろ。田井中と秋(チュ)では何の問題もない」


律「という夢を見たんだ」

澪「私の苗字は秋山だ!!」





テレビ「竹島問題が…」

律「澪はさ、竹島が日本のものだと思う?韓国のものだと思う?」

澪「わからない。だがこれだけは言える」

澪「律は私のものだ!」

律「抱いて!」


律「という夢を…」

澪「竹島は日本のものだー!」





律「澪ってさ、韓国での名前なんだっけ」

澪「チュ・サンジュ」

律「チュ?なんかキスしてるみたいな名前だなー」

律「それにサンジュ、だから三十回キスしていい名前か!?」

澪「いいよ。ただし、律限定」


律「という夢を見たんだ」

澪「いいこと教えてやろう。秋山澪は韓国では『チュ・サンリョン』と読む」

律「妙に詳しいな。やっぱり…」

澪「私は日本人だっ!!」





澪「なあ律、なんで私のことを最近やたら韓国人認定したがるんだ?なんかおかしいぞ」

律「おかしいのは澪のほうじゃないか」

澪「えっ」

律「気づいてないとでも思ってんのか?澪は最近私のこと避けるし、目をそらすだろ」

澪「!」

律「そんな折に、澪が韓国人だという噂を聞いたんだ」

律「ひょっとしたら澪の悩みの種はそれじゃないのかって」

律「だから安心させてやりたかったんだ…澪が韓国人でも、私は態度を変えたりしないって。澪のことが好きだって」

澪「律、私…」

律「違うなら、なんなんだよ…何で私のこと避けるんだよ…」

ギュッ

澪「ごめん律。私が律を避けていたのは、律のことが好きだったからだよ。だけどこの想いがばれることが怖かった」

律「澪…ごめんな、気付いてやれなくて」

澪「律は私のこと見ててくれたじゃないか。私の方こそ、律がそこまで思ってくれてると知らずに…」

律「澪、怖がることないんだぞ。だって私も澪が好きだから」

澪「それは、ライクじゃなくて?」

律「うん、ラブ。日本人でも韓国人でも関係なく、私は澪が好きだ」

澪「ありがとう、律」ギュッ

律「どういたしまして、澪」ギュッ


律「という夢を…」

澪「夢じゃないだろ、律」チュ

終わり



最終更新:2014年10月29日 07:36