澪「えっ」

梓「えっ」

紬「薄汚い欲望の肉塊をぶら下げた種族が調子に乗らないで欲しいのよ」

律「なんだよ腐女子って」

澪「えーと」

梓「男性同士の恋愛を妄想して楽しむ連中の総称ですよ」

律「……」

唯「え? じゃあムギちゃんと同じじゃん」

梓「私たちに出す紅茶にときどき経血を混ぜてるって本当ですか?」

紬「まだやってないわよ!!」

紬「唯ちゃん、よく聞いて?
  獣同然の野郎同士なんて汚らわしくて吐き気がするだけだけど、
  女の子同士は美しくて神聖なものなの、一緒にしないで」

唯「え〜でも……」

紬「それ以上言うなら下の口を

律「ちょっと待て、それより紅茶の件をはっきりさせてくれ」

澪「何が入ってるんだ、これ」

紬「紅茶」

澪「そうじゃなくて」

律「何かよからぬものが入ってるんじゃ」 クンクン

梓「これはウソをついてる味だぜ」 ペッ

紬「梓ちゃん、吐くなら私のカップに」

律「絶対何か入れただろ、お前」

梓「そんな事より、ムギ先輩的に 『男の娘』 ってどうなんですか?」

律「またよくわからない単語が出てきた」

澪「あの…ほら、アレだよ」

梓「女装癖です」

紬「よく犬とか猿に人間様の服を着せて可愛がってる連中がいるでしょ?」

梓「あぁ…はい、たまに見かけますね」

紬「そんな感じ」

梓「質問に答えて下さい」

梓「じゃあ例えばですね、
  私にそっくりな男の子と唯先輩にそっくりな男の子がイチャついてるとしましょう」

唯「薄気味悪い例え話に私を巻き込まないでくれるかな」

紬「じゃあ梓ちゃんは、律澪のお面をつけたサル同士が制服を着て
  獣のように交尾してるのを見ても性的に興奮できるっていうの?」

律「お前は 何を言っているんだ」

紬「そういう事なのよ」

梓「合宿の時に唯先輩の下着を盗んだのもムギ先輩だったんですね?」

唯「何の話!?」

梓「しかしですね、いくらムギ先輩が男性のアレを忌み嫌っていても
  アレが存在しない事には我々は子孫を残せないわけですし、
  ムギ先輩もアレのおかげでこの世に生を授かったわけですよ」

梓「精だけに」

紬「テクニシャンね」

澪「どうしよう、まったく会話についていけないぞ」

紬「梓ちゃん、もしかしてトンちゃんを異常に溺愛しているのも亀頭が

梓「やめろ!!」

梓「ムギ先輩は幼少の頃に性的虐待でも受けたんですか?」

紬「アレを嫌っていると虐待を受けた事になるの?」

梓「どうせ見た事も入れた事もないくせにそこまで拒絶するのは異常ですよ」

紬「澪ちゃんはきのこの山とたけのこの里、どっちが好き?」

澪「えー…どっちかというとたけのこの里かな」

紬「好きか嫌いかで言うときのこの山のほうが嫌いなわけね?」

澪「うん、まぁ…そうなるのかな」

紬「だからと言ってきのこの山に性的虐待を受けたってわけじゃないでしょ?」

紬「きのこだけに」

澪「お前の例え話はさっきからおかしいんだよ!!」

紬「そういう事よ、梓ちゃん」

梓「もう何がナニやら……」

律「きのこの山の何が気にくわないんだ」

紬「そういう偏屈な人種もいるのよ」

梓「あんなもん好んで食ってるから脂肪がついていくんですよ」

澪「だって好きなんだから仕方ないだろ」

唯「私も好きだよ、澪ちゃん」

澪「唯……っ!」 ガバッ

梓「ちょっ、おい、離れてください!」

律「おい! 私だって里好きだぞ、澪!」

梓「好きって里のことですよね!? 里の話ですよね!?」



紬「 計 画 通 り 」 ●REC






軽音部は今日も平和である