あの人と付き合って早5ヶ月
そういえば12月はあの人の誕生日だ。
時が過ぎるのは早いと感じる今日この頃。
誕生日プレゼントは何をあげたら喜ぶだろう?



純「ねぇー憂ー」

憂「何?」

純「憂は唯先輩の誕生日に何あげた?」

憂「うーん? 特にこれってものはないけど,普通に洋服とかをあげたよ」

梓「何の話してるの?」

憂「あ,梓ちゃん!」

純「梓,この前の唯先輩の誕生日に何あげた?」

梓「特にこれってものはないけど,普通に洋服とかをあげたよ」

純「憂と同じ反応…」

憂「…で,何でそんなことを?」

純「いや参考にしただけ」

梓憂「?」



部室

律「ふー 寒いなー」

澪「もう今年も終わりだな」

紬「一年あっという間ね」

梓「もう今年もあとわずかですね。もうあと大きな出来事は大晦日ですね」

唯「ちょっと待ってよみんな!」

澪「唯,いきなりどうしたんだよ!?」

唯「みんなひどいよ!」

律「だから何がひどいんだよ!?」

唯「みんな覚えてくれてると思っていたのに…」

紬「唯ちゃん,ちゃんと言わないと分からないわよ」

唯「みんな,和ちゃんの誕生日を忘れてるよ!」

律澪紬梓「あ!!」



和「へっくしょん!」

和「なんか噂をされたような…」

和「まあいいか」



律「そういえばそうだった!」

澪「和にはいつも感謝しっぱなしだったからな」

梓「私はあんまり関わりないですが…」

紬「誕生日プレゼント考えなくちゃ」

梓(…ん? そういえばさっき純も誕生日プレゼントのことを聞いて…)

梓「にゃあ!?」

澪「梓!? どうした!?」

梓「い,いや何でもないです!」

唯「照れてるあずにゃん可愛い〜」ダキッ

梓「は〜な〜れ〜て〜く〜だ〜さ〜い〜」バタバタ

梓(そういえば純と和先輩は付き合っているんだった!)

平沢家

唯「ねー憂,和ちゃんの誕生日何がいいと思う?」

憂「和ちゃんの? んー特にこれってものはないなら,普通に洋服とかをあげたら?」

唯「んーそうしようかな?」

憂「そうしたら?」

唯「考えておくわ」



翌日 放課後部室

律「あーさびー」

澪「確かに今日は寒いな」

梓「そんな時こそ練習です!」

唯「えー,もうちょっとだけ〜」

梓「ダメです! またそうやって練習しないでしょう!?」

ガチャ

和「盛り上がっているところ悪いんだけど?」

唯「あ,和ちゃ〜ん!!」ダキッ

和「こらこら唯,離れなさい」

澪「和か,何か用かい?」

律「ウォッチ!!」

和「律,あなたまた書類出してないでしょ?」

律(無視された…)「え,そんなのあったっけ?」

澪「りぃ〜つぅ〜?」ゴゴゴゴゴゴ

ゴチン

律「申し訳ございませんでした…」

和「確かに受け取ったわ」

唯「あ,そうそう〜 和ちゃん,誕生日会開きたんだけど?」

和「そうなんだ,じゃあ私生徒会行くね」

唯「ええ〜ん,無視しないでよ〜」

和「貴方と違って私はそこまで暇じゃないのよ」

唯「でもせっかくの誕生日でしょ?」

和「誕生日は予定があってそんなことしている場合じゃないのよ」

澪「ひょっとしてその予定って,鈴木さんとデートとか?」

和「」

律「え? 本当に?」

和「」コクッ

唯律澪梓「ええええええええええええええええええええええ!?」

紬(キマシタワー!)

律「ちょちょ待て! それ,マジ!?」

和「正確には私の家で誕生日会ね」

澪「二人でか?」

和「ええそうよ,その日親も妹たちもいないもの」

律「だったら私たちも誘ってくれよ!!」

唯「そうだそうだ!」

和「分かった分かった。純にLINEするから!」



純「呼んだ?」

唯「やっと来た」

梓「純,和先輩の誕生日会に私たちも来ていい?」

純「まあいいけど」

唯「わーい,純ちゃん,ありがとー」ダキッ

純「あわわわわわ…」

澪「…ということでよろしくな」

和「え,ええ…」

和(何だか面倒くさそうな予感…)

前日 平沢家

唯「ふふふふふふふ,ふふふふふふふ ふふふ〜ん♪」

憂「何だかご機嫌だね,お姉ちゃん」

唯「いやだって〜 明日和ちゃんの家で誕生日会なんだよ」

憂「へぇ〜 いいなぁ〜」

唯「あ,和ちゃんがね,憂も大歓迎だって言ってたよ。だから明日一緒に行こう!」

憂「うん♪」

鈴木家

純「ふふふふふ〜 明日が楽しみだな〜 和喜んでくれるかな〜」

翌日 和ちゃんの誕生日

ピンポーン

和「はーい」

ガチャ

純「おはようございま〜す」

和「AM10:00 ちょうどね」

純「へへへへ〜」

和「まあいいや,あがって」

純「はい」

和「さて,夜には奴らが来るから」

純「ケーキ作り手伝いましょうか?」

和「あら,手伝ってくれるの? ありがとう」

純「どうってことよ!」

和「じゃあまずは材料を揃えて云々…」



純「やっと終わったー」

和「お疲れ」

純「あとはこれを食べるだけだね」

和「そろそろ来るころね」

純「え!? もうそんな時間!?」

和「だって今17:30でしょ。パーティーは18:00からでしょ」

純「時が経つのは早いなあぁ〜」

和「そういうものよ」

ピンポーン

純「おや,誰か来たようだ」

和「はいは〜い」

ガチャ

律澪「こんばんわ〜」

和「あら,律澪。相変わらず仲いいのね」

律「そ,そんなんじゃないし///」

和「まあまああがって」

澪「なんか悪いな」

和「いいっていいって」

和(もっと面倒くさい人が来るんだけどね)

律「お,もう準備できてるのか」

純「まあまあ座って下さい」

律「お,純ちゃん! もういたのか」

純「朝からケーキ作り手伝っていましたから」

澪「へぇ,鈴木さんの作ったケーキ食べてみたいな」

純「ぜひぜひ!! 食べてください!!」

澪「あ、う、うん…」

ピンポーン

澪「おや,誰か来たようだ」

唯憂「こんばんわ〜」

律「おお,唯に憂ちゃん!」

憂「こんにちは,澪さん,律さん」

澪「ああ,こんにちは」

純「憂,私には?」

憂「え,何で純ちゃんがいるの?」

純「え? 何そのまるで私がいてはいけないような驚き方は?」

憂「だって,何で純ちゃんが和さんの家に?」

律澪和純「え!?」

唯「あ,ごめ〜ん憂,言ってなかったね」

憂「え?」

唯「和ちゃんと純ちゃんは付き合っているんだよ」

憂「……………………」

憂「えぇ〜!!!!????」

律「おい唯,ちゃんと言っとけよ」

唯「だって憂前作のSSに出ていなかったから話す機会がなくて」

和「SSのせいにしないでほしいわ」

唯「じゃあ妖怪のせい?」

律「よ〜う〜か〜い〜の〜せいなのね そうなのね♪」

和「なんでもかんでも妖怪のせいにしないの,めっ☆」

唯「うぅ…」

律(また無視された…)ガーン

ピンポーン

憂「おや,誰か来た(ry」

和「ハーイハーイハイハイハイ♪」

梓「こんばんわ〜」

唯「あ! あっずにゃ〜ん」ダキッ

梓「にゃあ,いきなり抱きつかないで下さいよ〜」

律「相変わらず唯は梓に抱きつくな〜」

澪「そうだな」

紬「そうね♪」

律澪「うわっ!?」

澪「ムギ,いつの間に!?」

紬「梓ちゃんが入った直後よ〜」

律「気付かなかった…」

和「全員いる?」

律「大丈夫だよな」

和「ちょうど18:00ね」

純「じゃあ… これより真鍋和さんの誕生日会を始めたいと思います」

一同「いよ!!」パチパチパチパチ

純「えーまずは誕生日を迎えた和さんから一言」

和「えー,皆様,本日は私の誕生日会にご出席頂き誠にありがとうございます。本日は思う存分お楽しみ下さい」

律「いよ,和」

パチパチパチパチ

純「続きまして〜 ケーキの入刀で〜す」

和「はいはいこれね」

純「さてみんなでワイワイガヤガヤ楽しみましょう!」

一同「ふぉー!!」パチパチパチパチ

純「真鍋和さんの誕生日を記念して 乾杯!」

一同「乾杯!!」

律「和,誕生日おめでとう!」

和「ありがとね」

澪「和にはいつも迷惑かけて悪いな」

和「いいよもう,慣れたから」

唯「はぁ〜 もう和ちゃんも1歳年取ったのか〜」

さわ子「や〜ね〜 親父臭い」

一同「……………………」

一同「えぇ!?」

律「さ,さわちゃん,いつの間に!?」

さわ子「これ,おいしいわ〜。おかわりもらえる?」

律「まさかロープをよじのぼり,」

澪「窓から侵入して,」

唯「忍び込んできた!?」

さわ子「ちょっと〜、人を何だと思ってるの〜? まったく顧問を忘れるなんてどういうこと?」

律「いや〜、忘れてたわけじゃないんですけど」

唯「先生は,学校で忙しいと思って,呼びませんでした」

さわ子「ちょっと,学校はもう冬休みでしょ!?」

唯「そういえばそうでしたね…」

ワイワイガヤガヤ

律「それじゃあ,プレゼントを開けるか〜!!」

一同「おぉ〜」

律「まずは〜 私達から〜」

和「私『達』?」

澪「ああ,律と2人で決めたんだ」

唯「へぇ〜 仲良しですなぁ〜」

律「はいこれ!」

和「え…?『ポケットモンスター オメガルビー』と『ポケットモンスター アルファサファイア』?」

澪「いや,なんか思いつかなくてさ」

和「まあ懐かしわね。暇な時にでも。ありがとね」

律「はい次! 梓!」

梓「え!? わ,私ですか!?」

律「そうだ!」

梓「えっと,私はこれなんですけど」

和「あら,メガネケース?」

梓「はい,なんか和先輩ってメガネしかイメージがなくて」

唯「確かに」

憂「そういえばそうだね」

和「でもまあ可愛いものを。猫の柄とかがいいね」

純「そのまんまだね」

梓「な,純!!//」

唯「はいはいはーい,次私ね!」

和「なんか唯の誕生日プレゼントってろくでもない気がするわ」

唯「失礼な〜 私だってちゃんとしたものもってきたんだよ!」フンス

唯「はいこれ」

和「何々? 『大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U』?」

律「お,唯すげーなー!」

唯「でへへ〜」

和「なんか唯から初めてまともなものをもらった気がするわ」

唯「何を〜」プンスカ

律「今度一緒に対戦しようぜ〜!」

梓「最大8人までできますからね」

和「まあ頭に入れておくわ」

さわ子「青春っていいわね〜」

律「あ,さわちゃんまだいたのか?」

さわ子「そんなことを言うのはこの口か〜ッ!」

澪「天然はスゴイ」

唯紬「うん」

さわ子「一応私だってプレゼントぐらいは持ってきてるわよ」

律「さわちゃんがプレゼントを持ってきてるだと!?」

唯「どういう風の吹き回し!?」

さわ子「テメーら後でメッタメタのギッタギタにしてやろーかー!?」

澪「先生は何を持って来たんですか?」

さわ子「はいこれ」

和「これは… 私の志望する大学の赤本!」

唯律澪紬梓憂純「おぉ〜!!」

さわ子「何よそんなに驚いて!」

唯「だってさわちゃんのことだからつい」

律「うんうん」

さわ子「私だって教師なんだから生徒一人一人の状況を把握しておかないと」

和「先生,ありがとうございます」

澪「さすがですね」

紬「ええ」

さわ子(ああ,これよこれ… 私が求めていたものは…)

紬「うふふ,順番的には私かしらね?」

唯「お,ムギちゃん」

律「ムギか,何なんだろうな」

梓「なんか想像をはるかに超えるイメージがあります」

紬「私からは… これよ!」

和「何々? 『湯布院・別府温泉豪華ペア旅行券』?」

律「地味〜」

紬「それだけじゃないわよ」

澪「何だ?」

紬「この旅行券は今すぐ使えるわけじゃないんだけれども,切り取り線があるでしょ?」

和「あ,本当だ」

紬「旅行代理店やみどりの窓口とかに行って希望する日時,時間を言わなくちゃいけないのよ」

梓「なんか面倒くさいですね」

紬「その時にその紙が切り取られるわ。それと同時に切符が発行されるわ」

律「新幹線や特急列車に乗る時のあの青い切符か」

紬「そう。そして移動するんだけれども,何と『ドクターイエロー』に乗ることが出来るのよ」

唯律澪梓和憂純さわ子「ド,ドクターイエローだと!?」

澪「ドクターイエローって,あの滅多にお目にかかれない黄色い新幹線のことか!?」

紬「そうよ」

梓「でも普通ドクターイエローって一般の人は乗れないんじゃないんですか?」

紬「この旅行券は和ちゃんの誕生日のためだけに作られたものなの。斎藤に頼んでもらったのよ」

和「斎藤さんに感謝しなくちゃね」

梓「え,和先輩が乗るためだけにドクターイエローが運転されるんですか!?」

紬「そうよ」

澪「でもドクターイエローってある程度運行日が決まってるから乗車は難しいのでは?」

紬「ドクターイエローは2編成あるから大丈夫。確実に乗ることができるわよ」

梓「あぁ〜 いいなぁ〜 羨ましい〜」

紬「驚くのはまだ早いわよ」

澪「まだ何かあるのか?」

紬「九州では何と『ななつ星in九州』に乗れるのよ」

唯律澪梓和憂純さわ子「な,ななつ星in九州だと!?」

澪「ななつ星in九州って,あの予約が半年でいっぱいで,100万円するあの豪華寝台列車のことか!?」

紬「そうよ」

律「でも普通ななつ星in九州って毎日運転してないしかつ予約がいっぱいだからそう割り込みで乗れないのでは!?」

紬「ななつ星in九州に関しては他のお客さんも乗るから貸切ではないわね。一応予備の部屋が空いているからそこに乗車すること

になるわね。だからななつ星in九州の運行日に合わせて予約しないとだめね」

律「成程。でもすごいな」

唯「ムギちゃん太っ腹!!」

紬「だから純ちゃんと一緒に楽しい旅を!」

純「え!?」

和「まあそれがいいかもね」

唯「え〜 和ちゃん〜 一緒に行こうよ〜」

和「付き合っている人がいるのに何であんたと一緒にいかなくちゃならないのよ」

紬「まあ頼めばなんとかできると思うわよ」

澪「すげぇ」

梓「ところで憂は何持って来たの?」

憂「いや,今日お姉ちゃんにいきなり言われたから何も持ってきてないよ!」

唯「ごめんね〜 憂〜」

律「まあ憂には感謝しきれないし,別にいいだろ」

澪「そうだな」

さわ子「さて,純ちゃんが最後よ!」

純「はい! 私はもう二度と手に入らない超レア者を持ってきました!」

和「あら,期待できそうね」

純「私のプレゼントは〜 これです!」

和「え… 何これ…?」

唯「何々?」

梓「こwwwwれwwwwはwwww」

純「梓!笑うな〜!」

澪「う,うん…」

律「何ていったらよいか…」

憂「純ちゃん…」

純「何でそんな反応薄いの!?」

律「いやだって…」

純「だって,『東京駅100周年記念Suica』ですよ! 朝並んでやっとの思いで買ったんですよ! 超レア者でしょ!?」

澪「まあ販売停止前に買えたことには頑張った」

律「購入乙」

憂「純ちゃん,1月に希望者全員に郵送かインターネットで2週間程度で販売再開するんだよ?」

純「えぇ!? うっそ!?」

唯「本当だよ〜」

純「まじか…」

梓「その期間が終わってたらまだ分かるけど…」

澪「現段階ではまだ超レア者とは言い難いな」

和「まぁ恋人からのプレゼントだし,もらわなくちゃね。ありがとね,純」ニコッ

純「////」

律「あらあら,お熱いようで」

唯「本当だね」

さわ子「み〜お〜ちゃ〜ん これを着なさい」

澪「ひぃい!!」

梓「相変わらず先生は変わらないけど」

和「まぁどんどん盛り上がりましょう」

律「夜はこれからだぜー!!」

唯憂「イエーイ!」

梓「イ,イエーイ…」

ワイワイガヤガヤ

純「和,これからもよろしくね」

和「ええ,よろしくね」チュ

純(キ…キス…///)

紬「キマシタワー」

律「いよ! お二人さん お熱いようで!!」

唯「ヒュー ヒュー」

紬「」ハァハァ ●REC

和「大好きだよ,純」

純「大好きだよ,和。これからもずっとずっと,恋人でいて下さい」

和「ええ」




澪「助けて〜」

さわ子「逃がさないわよ〜」



いよぉぉぉぉーッ!完! ドドン!