律「そうかもな……」


澪「なんだ、律もそう思ってたのk……」


澪「……ん? りつ……?」

律「何ですかな?」ニヤニヤ

澪「!!? んなっ!?」


澪「お、お前寝てたんじゃなかったのか!!!」

律「さっき起きた!」

澪「さ、さっきってど、どのあたりから……?」

律「うーん……澪が『りっちゃん』とか言ってたところぐらいからかなー」

澪「!!うあぁぁあああ!!!!」キキィーッ!!

律「のわあっ!!シートベルトが腹にっ!ぐえっ!」


律「ちょっ!!急にブレーキかけんなよ!危ないだろ!!あと停車するときはハザードランプッ!!」

澪「ご、ごめん……その、恥ずかしかったから……///」

律「はぁ……死ぬかと思った……」


律「てか昔は普通にりっちゃんって呼んでたんだし今更恥ずかしがることなんてないだろー?澪ちゃん?」ニヤニヤ

澪「それはそうだけど……」

律「今日ぐらいは私のことりっちゃんって呼んでくれてもいいんだぜー?澪ちゅわん!」

澪「そ、そんなことできるわけ……!」

律「えー、いいじゃーん。私も澪のことみおちゃんって呼ぶからさー」

澪「はぇ!?いや、いいよ!そんな呼び方しなくって!!」

律「そんなこと言わないでさ……、ね、いいでしょ?みおちゃん……?」ウルウル


澪「!?ま、またその手か! もうその手には乗らないぞ!」

律「ダメなの……?」ジワッ

澪「!! な、泣いてもダメなものはダメ!!」

律「そんな……!」グスッ

澪「な……!ほ、本当に泣くなよ」オロオロ

律「だって……みおちゃん…… うぅ」グスッ


澪「だー!!分かったよ!ちゃん付けで呼べばいいんだろ!呼べば! 今日だけだぞ!まったく……」

律「ホント!?やったぁーぃ!!」ガバッ

澪「ってお前全然 涙出てないじゃん!? 嘘泣きだったのか!騙したな!!」

律「なかなかの演技だっただろー?みおちゃん?」

澪「ま、まぁそうだな。その……りっちゃん///」

律「んー?そんなに顔真っ赤にしてどうしたのかなー?みおちゃん?」ニヤニヤ

澪「う、うるさいなぁ/// そ、そろそろ出発するぞ!もうちょっとで着くから、今度は寝るなよりっちゃん」

律「へいへーい。……よーし、快楽園に向けて再出発だー!」

澪「だから漢字が違うって!!」


20分後


……ちゃーん

りっちゃーん

律「……んあ?」

澪「ほらりっちゃん起きろ」ゴチンッ

律「いてっ!!!いきなり何するんだよ澪ちゃん!」

澪「……外を見てみろ、りっちゃん」

律「外……? あ!もしかしてもう着いたのか!?」


澪「まったく。もうすぐ着くから寝るなって言ったのに寝ちゃうんだもん」

律「ゴメンゴメン。 ……へぇー、あれが偕楽園か…」

澪「なんだか歴史の重みを感じるな……。あぁ、あそこにいるツインテの女の子もえらく感動しているぞ」

律「どれどれー? ……なんかあの人誰かに似てる気が…」

澪「りっちゃん、私たちも車から降りて近くで見て来よう」

律「あ、あぁ。分かったよ澪ちゃん」

ガチャ バタン


律「ちゃんと車の鍵閉めたのかー?澪ちゃん?」

澪「大丈夫だよ」

ミオセンパーイ リツセンパーイ


律「あれ……?どこからか聞き覚えのある声が……?」

梓「澪先輩!律先輩!!」タタタッ

律「!? え!?おま……梓っ!!? ど、どうしてここに!?」

澪「「何言ってんだ。落ち着けよ律。だいたいこここんなとこrにあzzずgいいいるわけ;ないんndろろロ」

律「まずお前が落ちつけよ!!」


澪「そんなこと言われても無理だ!! だってここにいるはずのない梓がいるんだぞ!!!落ち着いてなんかいられるか!!」

澪「だからきっとこの梓はお化けなんだよっ!! ひぃぃいいいい!!」

律(一人で随分と盛り上がってんなー……)


梓「…お化けって言われましても……。 私は本物ですよ。ホラ、ちゃんと足も地面に着いてるでしょ」

澪「ほ、本当だ……。でも梓、なんでここに……?」

梓「それはこっちが聞きたいくらいですよ……。びっくりしたんですよ、車から降りてくる澪先輩と律先輩を見つけた時」

梓「私は今日はお父さんとお母さんに連れられて偕楽園を見に来たんです! ……澪先輩たちは誰に連れてきてもらったんですか?」

律「なーに言ってんだ、梓! そんなの澪ちゃんに連れてきてもらったに決まってるだろー?」


梓「……え?澪ちゃん? ……てか澪先輩免許持ってるんですか!?」

澪「あぁ。先週取ったばかりだけど」ガサゴソ

澪「ほら、これが免許証だ!!」ジャーン

梓「!! すごいです澪先輩!もう車に乗れるなんて格好いいですっ!!」

澪「いやぁ///」テレテレ


梓「私も澪先輩の運転見てみたいなぁ……あ!」

律「……?どうした?」

梓「ちょっとお父さんとお母さんのところに行って来ますね!」ダッ

律「あ、あぁ。 ……どうしたんだ急に梓のやつ?」


五分後


梓「お待たせしました!」

律「おっかえりー、梓!何か頼みごとでもしてきたのかー?」

梓「ハイ!帰りは澪先輩の車で帰っていいかってお願いしてきました!」

澪「えっ!?わ、私の車で!? ……で、でも梓の家の事情とかは大丈夫なのか?私まだ初心者だから帰るのとか遅くなっちゃうかもしれないぞ」

梓「その点は大丈夫です! 実はというとお父さんとお母さんは明日もここに用事があって……。私はついでに今日は連れてきてもらったんです」

梓「本当はこの後電車で帰る予定だったんですけど…… 澪先輩、いいですよね…?」


澪「…そういうことなら……。 わかったよ、梓。帰りは車で一緒に帰ろう」

梓「……! あ、ありがとうございますっ!! わたし、嬉しいです!」

律「よかったなー、梓。これで梓も澪ちゃんのワイルドな運転を体感できるぞ!」

澪「そんな荒っぽい運転なんてしてないだろ!!さっきまで助手席でスヤスヤ寝てたくせに」

律「う……/// う、うるさいぞ澪ちゃん!!」


梓「……ふふっ。相変わらず先輩方は仲良しですね。今日は特に」

澪「そうか?いつも通りだろ」

梓「だって、お互いちゃん付けで呼び合って……///」

澪「えっ……? ……あっ!!!(忘れてたっ!!)」


澪「こ、これはだなっ!!!あくまで今日限定の罰ゲーム的なものであって///」アセアセ

律「そ、そうだ!!プラーベートではちゃん付けで呼び合ってるわけじゃあないぞ!!」

梓「本当ですか〜?」ニヤニヤ

律「そ、そんなにニヤニヤするな中野ォー!!///」ガシッ

梓「きゃー澪先輩たすけてー」

律「ニヤニヤしてる奴にはこうだ!」コチョコチョ

梓「! あはははっ!!ひぃー、わ、腋はやめ……あはははは!!」

律「こちょこちょこちょー」

梓「あははははっ!!!」


澪「……まったくお前たち何やってるんだよ。 周りの人みんな見てるぞ」

オカーサンアレナニヤッテルノ-?   アレハイチャイチャネ。スバラシイコトダワー

律梓「あっ……///」


一時間後


澪「じゃあそろそろ帰ろうか」

律「えー、もうかよ!? だってまだ来たばっかじゃん!まだまだ遊び足りないぜ!! だからそこのコンビニで花火買って遊ぼうぜー」

澪「そんなの地元のコンビニで買えばいいだろ!!遅くなってもいけないからもう帰るぞ」

律「……わかったよ」シブシブ


梓「……澪先輩もいつも大変ですね」

澪「まぁな。でももう慣れちゃったよ」  

梓「……やっぱりすごいですね、幼馴染って。もし私が律先輩みたいなこと毎日されたらきっと殴っちゃいますよ」

律「まぁ!殴るだなんて平和的じゃないわね! お母さんそんな子に育てた覚えはありません!」

梓「律先輩に育てられた覚えはありませんけどね。むしろ律先輩は自分のこのあたりをもう少し育てた方がいいんじゃないですかー?」サスリサスリ

律「! お前も人のこと言えないだろー!!」

ギャーギャー


澪「……やれやれ」


数分後


澪「おい、二人とももういいだろ? そろそろ行くぞ。 律、梓。忘れ物はないよな?」

梓「あ、は、はい!」

律「待て、まだ決着g」

澪「じゃあ律は置いてくか」チラッ

律「わ、私も忘れ物ないでーす!」

澪「……よろしい。じゃあ帰ろうか。 梓、どこに乗る?」


梓「あ、じゃあ助手席に乗りたいです!」

律「えー!?私も助手席がいい!」

澪「お前は行きで助手席乗ってたんだからいいだろ! また運転中よっかかってこられても困るし……。ここは梓に譲ってやれ」

律「……へーい。わかったよ。 じゃあ私は後部座席からちょっかい出せばいいんだな!?」

澪「それはやめろ!!」


澪「じゃあ梓。鍵開けたから乗っていいぞ」ガチャ

梓「はい!ありがとうございます!」バタン

律「おー!後部座席も結構広いなー!」バタン

梓「……ちゃんと後部座席でもシートベルトしてくださいよ?」

律「わかってるよ……。 梓こそちゃんとチャイルドロックしとけよ」

梓「誰がチャイルドですか!!」

澪「お前ら少しは落ち着けよ……」バタン

梓「あ……。すみません……」


梓「……ん?澪先輩、これってカーナビですか?」

澪「ん?それ? そうだよ。それで今日はここまで来たんだ」

梓「へぇー。 ってことは帰りも使うんですよね?つけてみていいですか?」

澪「あぁ。いいぞ。電源スイッチはそのボタンな」

梓「えーと……このボタンですか?」ポチッ

カーナビ「ウィーン」

梓「あ、ついたみたいです!先輩、この後はどうすれば?」

律「そしたらそのユーモアモードってボタン押して」

梓「これですね!」ポチッ

澪「おい」


梓「あれ、いけなかったですか……?」

澪「いや、いけないってわけじゃないんだけど……」


カーナビ「ポンッ  あずにゃんペロペロ(^ω^)」


澪「こんな感じだから………って梓!!どこから持ってきたか知らないけどハンマーをカーナビに向かって振りかざそうとするのはやめろ!!!」



おわる