澪「お,来た来た!!」
駅員「はい,黄色い線までお下がり下さい!! かがやき501号金沢行きが到着します!!」
唯「みんな写真撮ってるよ,とりあえず私も」ピロリ~ン
律「これがE7系か」
車内
アナウンス「本日もJR東日本をご利用くださいましてありがとうございます。この電車は,かがやき,501号,金沢行きです。……」
純「うわー,すっごい!!」
憂「さすが最高級クラスだね」
和「すごい乗り心地よさそうだね」
律「まあそうだな」
澪「やった,律の隣だ!!」
唯「えっと,私はここかな」
梓「私唯先輩の隣です!」
和「私は単独の席だわ」
紬「私も和ちゃんの後ろの単独席だわ」
純「えーと,私の席は澪先輩の後ろか」
憂「その隣が私だよ」
純「あらららら」
唯「やっと発車した」
アナウンス「本日もJR東日本をご利用くださいましてありがとうございます。この電車は,かがやき,501号,金沢行きです。……」
純「なんかいっぱい写真撮ってる人多いですね」
律「そりゃ一番列車だからな」
車掌アナウンス「次の上野には6:22分,大宮には6:42分,長野7:41分,富山8:26分,終点金沢には8:46分の到着予定です」
律「ウォッチ! 今何時?♪」
梓「今6:20分ですけど」
澪「…ということはおよそ2時間30分か」
和「だいたい東京から新大阪間ぐらいかかるのね」
純「でも北陸新幹線って新大阪まで開業予定なんでしょう?」
憂「確かに時間的には東海道新幹線の方が早いですね」
和「まあ東海道新幹線の代換ルートとして見たほうがよさそうね」
梓「そうですか」
唯「なんかお腹が空いてきた……」
梓「じゃあアテンダントさん呼びましょうか?」
唯「お願い」
梓「アテンダントコールを押してと」ピッ
アテンダント「何が御用でしょうか? お伺い致します」
唯「すみません,何か食べるものってありますか?」
アテンダント「はい,ございますよ,こちらのメニューからお選び下さい」
唯「おお,すごい!!」
梓「さすがグランクラスですね」
唯「じゃあサンドイッチでお願いします」
アテンダント「かしこまりました。少々お待ちくださいませ」
唯「うほー すごい」
律「唯,何か頼んだのか?」
唯「うん,サンドイッチを」
律「私も何か頼もうかな~」
澪「メニューもすごいな」
和「グランクラスとあって,メニューも豊富だわね」
紬「そして快適なリクライニング」
アテンダント「お待たせしました。サンドイッチでございます」
唯「わお!」
梓「想像以上ですね……」
唯「あずにゃん一緒に食べよう」
梓「はい」
律「いやー,トンネル多くなってきたな~」
澪「そうだな」
和「このあたりはこの前行っためがね橋のある所ね」
紬「というと,もう少しで軽井沢?」
和「そうね」
澪「めがね橋怖かったな……」
律「あれから1年ぐらい経つのか……」
梓「軽井沢を通過しました」
紬「懐かしいわね~」
純「もうそんなところですか」
唯「さすが新幹線」
律「しかし,軽井沢超えてもトンネル多いなー」
澪「まあそうだろ」
和「このあたりはHzが切り替わる区間ね」
紬「Hzって?」
和「周波数のことね。東日本と西日本では周波数が異なるけどその境がだいたいこのあたいね」
律「へー,そうなんだ」
和「新幹線は電化方式が交流だから周波数が関係してくるから,東日本と西日本を跨ぐ新幹線はこの周波数も考慮しなくてはならないの」
澪「へー,そうなんだ」
憂「じゃあ東海道新幹線は?」
和「東海道新幹線は全線で60Hzで建設されているわ。50Hzの区間では変電所を設けて対応しているわね」
憂「そうだったんだ」
純「初めて知りました」
アナウンス「まもなく,長野です」
和「やっと長野ね」
律「ここから先が開業区間か」
澪「いよいよだな」
紬「やっと発車したわね」
和「ほら,唯と梓ちゃん,いつまでイチャイチャしてるの?」
唯梓「はーい」
和「ここが飯山駅ね」
純「すぐトンネルに入りましたね」
憂「それにしても長いね」
和「飯山トンネルね。長さはだいたい22㎞で,金沢まで開業するトンネルとしては北陸新幹線で一番長いトンネルね」
唯「結構あるねー」
梓「このトンネルを抜ければ新潟県ですか?」
和「そうよ」
律「やっと出た」
澪「ここが上越妙高か」
和「この駅でJRの管轄が切り替わるね」
純「え,今までは?」
和「上越妙高まではJR東日本,そこから先はJR西日本の管轄ね」
紬「管轄会社が変わるのに通過しちゃったわ」
和「まあ停車させろとか問題はあったみたいだけど」
澪「停車させればいいのに……」
和「街が発展すれば停車するかがやきも出るかもしれないわね」
純「これからの発展に期待ですね」
和「そうね」
アナウンス「まもなく,富山です」
律「なんだかんだで富山に到着」
梓「早いですね」
紬「もう次が終点よ」
憂「かがやきで次が終点なのに,つるぎ号が運転しているけど大丈夫なのかな?」
和「まあそれほど需要が見込めるし,サンダーバードとかの代換でもあるからね」
純「もし敦賀まで伸びればつるぎもそこまで行くと思いますか?」
和「可能性はあるわね」
純「Wow!」
澪「あれ,もう次の駅?」
律「富山発車してから10分も経ってないぞ」
梓「富山と高岡はそんなに遠くないってことですね」
和「そうね」
律「またトンネルが多くなった」
和「このあたりは倶利伽羅峠ね」
澪「確か倶利伽羅峠の戦いで有名だな」
和「そうね。そしてこの峠を越えるともう石川県ね」
純「早っ!」
アナウンス「まもなく,終点金沢です。……」
澪「やっと着いた」
律「なんかあっという間だったな」
紬「唯ちゃん,起きて!!」
唯「ほえ?」
梓「唯先輩,もう終点ですよ!!」
唯「もう着いたの?」
和「もうすぐ着くから降りる支度しなさい」
梓「唯先輩開業区間殆ど寝てましたよ」
唯「なんか眠くなって……」
憂「せっかく一番列車に乗ったのに寝るのはどうかと」
アナウンス「金沢~ 金沢~ ご乗車ありがとうございました」
唯「え!? もう金沢!?」
梓「さっきから言ってるじゃないですか?」
唯「てっきりまだ富山あたりかと」
和「それくらい時間が早くなったってことね」
律「でも金沢もすごい人だかりだな」
純「こうしてみると,子供連れが多いですね」
澪「子供,特に小さな男の子は喜ぶもんな」
純「それにしてもE7系ばっかり」
和「W7系もあるわよ」
純「え,W7系もあるんですか?」
和「ほら,そこに」
純「これどうみてもE7系じゃないですか」
和「まあ同じ車両だから」
澪「あれだな,N700系とかもそうだな」
和「そうね 共同開発で行ったから全く同じになるのは当たり前」
純「そうだったんですか」
和「そうよ」
紬「ところで唯ちゃんと梓ちゃんは?」
和「さっきまでそこに? ん? あそこにいるわ!」
梓「ゆーいせーんぱーい♪ 金沢ですよ♪」
唯「そうだね,金沢だねー」
梓「ねえどこ行きましょうか♪」
唯「あずにゃんがいきたいところならどこでもいいよ」
梓「そんなこといわずにー」
紬「あらあらまあまあ」
律「あらあら,お熱いようで」
憂「お姉ちゃん……」
律「さーてと,私ちょっとトイレn」
澪「律!!」ガシ
律「澪!! 何だよ!?」
澪「私も一緒にトイレ行くぞ!!」
律「まさかこのパターン……」
澪「ほら,行くぞ!!」ズルズル
律「うわーーー!!」
紬「ハァハァ」●REC
和「あらあら,去年から変わらないのね,このパターンは」
純「相変わらずです」
憂「お姉ちゃん……」
和「北陸新幹線長野~金沢間2015年3月14日開業!! 是非乗車を」
おまけ
さわ子「いやー,常磐線が品川まで来て便利になったわ~」
さわ子「これで上野で乗り換えせずに東京まで行けるなんて!!」
さわ子「上野東京ラインって便利だわ~」
上野東京ライン 上野~東京 2015年3月14日開業!!
最終更新:2015年03月19日 08:18