律「……声出して読むなよ」
澪「な、ななな何だよあの本!」
唯「わっ……あー、うわぁー……」
律「川原で拾ったんだってさ」
紬「唯ちゃん続き続き」
梓「……」
律(チラチラ見過ぎだろ梓……)
唯「ほら見て、生徒会長を犯すためにこんなに沢山集まってくれたんだよ。うれしいでしょ?」
澪「お、犯……!?」
――
和(な、何言ってるの……?集まってる……この中に……!?)
唯「『制服越しでもデカいとは思ってたが』 『すげぇな……』 『あぁ』」
律「澪よりでかいな」
紬「大きいね」
梓「ですね」
澪「何でみんなまで見てるんだよ!」
唯「『焦んなって今日から卒業まで好き放題なんだからよ』 『あ、あぁ』」
律「あ、こいつ聡に似てるな」
紬「下半身丸出しなの?」
梓「すごい弟さんですね」
律「何でだよ、顔だよ顔」
澪「うぅ……もう私も見るよぅ……」
唯「『メールで数人に連絡しただけなのに40人も集まっちゃいました。他校の連中までいますよ』」
――
和「他校……!?じ、じゃあ男子も……!?」
唯「『じゃあまずこいつらから相手してやってください』」
律「いかにも経験なさそうな奴が出てきたな」
梓「女子と会話すらした事なさそうですね」
唯「『ぼ、僕ずっと生徒会長のファンだったんだ!』 『お、俺だって!』 『俺が最初にさわんだよ!!』」
律「まったくこれだから童貞は」
梓「がっついてみっともないですね」
紬「二人はそういう経験あるの?」
律「いや?」
梓「いえ?」
澪「わぁ……うわわっ……」
――
和(……逃げよう……にげなきゃ……!)
唯「『ひっ』『おっと、こっちはとおせんぼだ』『逃げちゃいけねぇなぁ』」
唯「『生徒会長様の為に観客も用意したんだ』『ま、まさか……』『おい!』『ムー!』『たかし……!』」
律「おいおい彼氏持ちかよー」
梓「まあ共学ですしね、そういう事もあるんじゃないですか?」
紬「これは寝取られモノってやつね?身の毛もよだつ恐ろしい凌辱プレイが始まっちゃうのね!?」
唯「『彼氏の目の前でイかせてやれー』『あぁ~イヤァァァイッちゃうううう』びくんびくんぷっしゃぁぁぁー」
紬「ハァハァ」
律「……こんなちょっと指でいじっただけでイくか?」
澪「わ、私に聞くなばか律!」
唯「『お?おいおいオマンコからいやらしい汁がたれてるぜぇ?』『いやぁ!みないでぇ!』『犯されて感じるなんてとんだ淫乱だな!』『オチンポ下さいって言ってみろおらー!』」
紬「ハァハァハァハァハァハァ」
唯「『ムー!』」がたんがたん
律「おい暴れるな」
梓「たかし君かわいそうですね」
律「だな」
澪「もうやめようよぉ……」
唯「『な、何やってるあなた達っ!』 『!!』」
律「お、美人教師来たぞ」
梓「なんとタイミングが悪い、いや良い」
唯「『くくっ……まぁいずれ先生にも参加してもらう予定でしたしね、丁度いいや』」
――
さわ子「……何してるの?真鍋さん」
和「せ、先生わた……犯され……っ!」
さわ子「……は?」
『ここ……全員の相……して……れば会長は…放し…あげ…すよ』
さわ子「?……何?」
『ほら先生、そんなんじゃいつまで経っても終わりませんよ!そのでかい胸も使ったらどうですか!?』
さわ子「!?」
『おい後ろ開いてるぞ、誰か使えよ』
さわ子「……?」
『グラウンドで婚約者が部活指導してますよ。手でも振ってあげたらどうですか?』
さわ子「……」
――
律「いや気付けよ。気付けよ婚約者」
紬「生徒会長×先生はまだかしら」
『ここよ、全員揃ってるわ。……にしても、ずいぶん集まったわね』
澪「……ん?」
『そうそう、好きに使っちゃっていいから。本人達の希望だから大丈夫よ。
それに私顧問だし。みんな可愛いわよー?』
律「……は?」
『へへへ……最初のライブの時から目ぇつけてたんだ、軽音部』
唯「?」
『紬ちゃん家超お金持ちらしーぜ?』
紬「!?」
『俺梓ちゃん以外興味ねーし。髪で抜いてもらお』
梓「!?」
律「ちょっ、何……!?」
――
さわ子「へー、さすが演劇部ねぇ。ほんと男子みたいな声」
和「……な、何してるんですか……?」
『音楽室だから多少の防音はあるけど、あまり大声だと気付かれちゃうからね』
『分かってますよ先生。へへしかし先生も美人だなぁ……よかったら混ざってくださいよ』
「何言わせてんのさわちゃん」
さわ子「いいでしょそれくらい」
――
律「い、今のさわちゃんだよな……!?」
澪「男の声……したよな……!?」
梓「なんか、ざわざわしてませんか……?」
唯「む、むむムギちゃん、ケーキ用意しないと」
紬「え、えぇそうね!足りるかしら!」
『おいこの娘、ボーカルの子の妹らしーぜ!』
唯「っ!!」
『や、やめて……助けてお姉ちゃーん(棒)!!』
唯「う、憂っ!!」
――ガチャッ
さわ子「はい、こんにちは」
唯「……うぇ?」
憂「ごめん、お姉ちゃん。先生に頼まれて」
律「あれ……男は……?」
さわ子「この娘。1人7役」
「どうもー」
梓「……て事は、」
さわ子「あなた達、音楽室で何やってるの」
澪「……」
紬「……」
律「……青少年健全育成なんとか法について考えてました」
和「これをテキストに?」
律「……これをテキストに」
さわ子「誰が持ってきたの、これ」
唯「わ、私です……」
さわ子「真鍋さん、音楽室の外で半泣きだったわよ」
唯「へ、なんで?」
和「生徒会長がどうとか言ってたから……」
律「あぁ……悪い……」
さわ子「……全く。さっさと練習しなさい!このケーキは没収します」
澪(……え、本じゃなくて?)
梓(……何でケーキ?)
――
聡(いざ捨てるとまた読みたくなる……でも、家に置いとくと姉ちゃんに見つかるかも……)
聡「……」
聡「無い……」
おわり
最終更新:2015年04月08日 07:48