梓「まあそんな冗談はさておき」
唯「笑いごとじゃないんだよ」
梓「じゃあ唯先輩は軽音部の中で誰が一番好きなんですか」
唯「出会ったころのあずにゃんかな」
梓「……え?」
唯「抱きしめたくなるくらい真面目で、ひたむきで、眩しくって」
梓「………」
唯「どこに行っちゃったのかな、あのころの可愛いあずにゃん」
梓「……私が軽音部に入ったのは、そうやって遠くを見つめる唯先輩がいたから」
あなたが優しすぎるから、
あんなに暖かく抱きしめてくれるから
私は、いつの間にか……
唯「新歓ライブの?」
梓「誰よりも自由に、いつだって楽しそうにギターを弾く唯先輩に惹かれて」
いつか目にした キミのマジ顔
瞳閉じても浮かんでくるよ
梓「私の知らない私をどんどん引き出してくれる唯先輩に憧れて」
梓「唯先輩のことがもっと知りたいって思って」
夢の中なら
二人の距離 縮められるのにな
唯「……初めて会ったころのあずにゃんだ」
梓「変なこと言わないでください」
唯「私が好きだったころのあずにゃん」
梓「そんなこと言うの、やめてください……」
ああ神様
どうして好きになるほどせつないの
唯「泣いてる暇なんてないんだよ、あずにゃん」
梓「泣いてなんか、いません」
唯「私たちが大切に育てた軽音部の歴史を、これからはあずにゃんが繋いでいくんだから」
梓「唯先輩こそ、泣かないでください」
もう少し勇気ふるって自然に話せば
何かが変わるのかな
梓「私、唯先輩にどうしても言わなくちゃいけないことがあります」
唯「うん」
梓「勇気がなくて、ずっと言えなかったことが、あるんです」
唯「わかってる、もう泣かないで」
梓「照れ隠しに強がって、ふざけてばっかりで、伝えられなかったことが」
いつだって私の憧れた笑顔のままでいて欲しいから
梓「笑わないで、聞いてくれますか?」
唯「はい」
梓「私、唯先輩のことが、ずっと
憂「はい残念、私でしたー」 バァーン
梓「ぁえっ!?」
憂「胸だけじゃなくて頭まで残念でした」
梓「なに言ってんの!? なにやってんの!?」
憂「私でした」
梓「だって喋り方とか全然」
憂「私でした」
梓「さっき泣いてなかった!?」
憂「ウソ泣きでした」
梓「私、憂にマジ告白するところだったの!?」
憂「笑わないで聞いてくれますか?」 キリッ
憂「無www理wwwwwwww」
梓「笑うな!!」
梓「えっ、ちょっ、待って……本物は?」
憂「帰ったよ」
梓「マジで?」
憂「梓ちゃんが大事な話があるとか言ってたにも関わらず」
梓「………」
憂「どうせくだらない話だからって」
梓「もういい、わかったから」
憂「ガチで告白されたらwwwwたまらないからってwwwwwwww」
梓「やめろ!!」
唯「まあ本当は私の振りをした憂の真似をしてただけなんだけどね」 パッ
梓「ぅえっ!?」
唯「あずにゃん本当に気づかないんだね、がっかりしたよ」
梓「気づいてましたし!!」
唯「でもさっき私が憂の真似してみても気づかなかったよね」
梓「それは私が人を疑うことを知らない純心すぎる子だから」
唯「下心しかないくせに」
梓「好きな人のことを見間違えるわけないじゃないですか」
唯「ほんとに?」
梓「いいですか、もう一度言いますけど私はずっと前から唯先輩のことを
憂「と思わせてやっぱり私でした」 ドンッ
梓「どっちなの!? なんなの!? 本物は!?」
憂「本当にわからない?」
梓「揉むよ!?」
憂「殴るよ」
ガラッ
唯母「唯の母です」
梓「お義母さん!?」
さわ子「私でした」 バサッ
梓「死ね!!」
憂「梓ちゃんには学習能力という概念がないの?」
さわ子「コイツいま教師に向かって死ねって」
梓「ちくしょう! ちくしょう!!」
さわ子「聞けよ」
憂「見た目がお姉ちゃんと同じだったら誰にでも告白しちゃうんだね」
梓「まあ見た目が唯先輩ならいいか……」
憂「えっ」
梓「もう憂でいいや……」
憂「えっ!?」
こうして私たちのマシュマロみたいなふわふわ時間が幕を上げたのでした
段取り考えてる時点で全然自然じゃないよね!
憂「以上、軽音部によるショートコントでした」
梓「新入生のみなさん、ぜひ軽音部に入部して下さい!」
純「演奏しろ!!」
おわれ
もっと真面目な憂梓を書くはずだったのに
なぜかこんなことに
去年の唯誕と今年のバレンタインに続いて3回目の失敗おっぱい
おっぱい!!
最終更新:2015年07月06日 22:23