『これが若さか』 

律「宝くじが当たった」

梓「私ロールスロイスがいいです」

律「欲望まみれかよ!そんな額当たってねぇよ!免許もねぇよ!置くとこもねぇだろ!」

梓「怒涛の突っ込みあざす」

律「どういたしまして」

梓「で?いくら当たったんです?」

律「5万」

梓「おおう喜べる額としてリアルなところ…おめでとうございます」

律「今日はうなぎでも食いに行くかー」

梓「ごちです」

律「うむうむ。よきにはからえ」

――――翌朝

梓「いたた…」ズキズキ

律「ってー…」ズキズキ

梓「お、おはようございます」

律「ああ…梓。おはよう…」

梓「…ここは、私の部屋?」

律「のようだな…酒の空き瓶空き缶がすげぇ…」

梓「…なにか覚えてます?」

律「いや、ぜんぜん…とりあえず5万は全部消えてる…」

梓「私もさっぱり覚えてないです…5万でここまでなれるって若さはすごいですよ…」

律「あ゛ー…二日酔いひどすぎる…」

梓「うぷッ」

律「あ」

梓「おえ゛

―――――カットされました―――――


『言いたいだけ症候群』 

律「このオセロ…負けた方が今日の飯おごりッ!」

梓「まさにデスゲーム!!」

律「はい、角とった」パチリ

梓「まさにデスゲーム!」パチリ

律「…」パチリ

梓「あれ…律先輩強くないですか。修行とかしてました?」パチリ

律「オセロは自信あるって言ったろ」パチリ

梓「…まさにデスゲーム」パチリ

律「はい真っ黒」パチリ

梓「あー!あー!せこい!せこいですねー!やってられませんねー!」

律「今日は梓のおごりなー」

梓「こうなったらリアルファイトで決着をつけましょう!ファイ!」

律「どうなってんだよ…」

梓「らぁァッ!」ブン

律「あぶね!」ヒョイ

梓「おとなしくしたほうが楽かもしれませんよ…」フフフ

律「なんだなんだ酒でも飲んでんのかお前は!落ち着け!」

梓「まさにデスゲーム!!」

律「うるせェ!」


『贖罪ボンバー』 

梓「ふぅ」ガチャ

律「おっすー」

梓「いたんですか律先輩。なんですかその手に持ってるのは」

律「ムギがくれた。アップルパイだってさ」

梓「へー。ありがたいです」

律「アップルパイはなー温めてバニラアイス添えると美味さ倍増」

梓「アイスはないですよ」

律「買ってきたよん」ガサッ

梓「おおー!用意いいですね珍しい」

律「たまには先輩らしくおごらせてもらいます!」ビシッ

梓「…」

梓「なにをしたんですか」

律「え?な、なんのことだ?」

梓「だから、私の部屋でなにをやらかしたのかって聞いてるんです」

律「なんのことかさっぱりだぜー…」ダラダラ

梓「…」スクッ

律「あ、梓…?」

梓「…」スタスタ

梓「…」ガチャ

梓「…」ガチャ

律「…」

アァァー!!!!!

律「!」ビクッ

梓「…」スタスタ

律「あ、梓…さん?」

梓「お前の罪を数えろデコハチ」コォォォ

律「ひぃぃ!唯のかつての夢マシュマロ風呂を体言しましたごめんなさい!」

梓「…唯先輩はどこに」

律「お花も浮かべたらかわいいと買いに行っております…」

梓「Death!」

律「ひぃぃ!」

~律先輩は懲らしめられました。唯先輩は逃げました~



『ここは夢の国』 

律「ディ○ニーとかユニバとか行きたい?」

梓「なんですか急に」

律「いや、女子大生ってそういうものなんじゃないかなって」

梓「はぁ。私は特に行きたいとは思いませんよ。行けば楽しいでしょうから行きたくないワケではないですけどね」

律「フジキューとかナガシマとかな」

梓「律先輩は行きたいんですか?」

律「絶叫は好きだぞ」

梓「ビミョーに答えになってないですよ」

律「私はそんな金があるならツインペダルを買う」

梓「急にまじめになられても…」

律「耳つけてポップコーン食べながらはしゃぐんだろ?あんなの家でもできる」

梓「短い台詞なのによくもそんなにツッコミどころを散りばめまくれますね」

律「まぁ見てなって」

梓「はぁ…?」

――――――

律<ハイッテイイゾー

梓「…」

梓「…」ガチャ

律「ハハッ!!」ウネウネ

律「僕○ッキー!ハハッ!よろしくね!(裏声)」

梓「…」

律「ハハッ!」

梓「ボキャブラリー少な…で、○ッキーはなにをしてくれるんですか?」

律「僕はただ存在するだけで周囲を威圧し物事を円滑に進めることができるよ!」

梓「…」

律「ハハッ!」

梓「ハァイ!私ミ○―よ♪」

律「!?」

梓「ハァイ♪」

律「ハハッ!」

~ノッてみたら案外楽しかったです~


『脚本:秋山』 

律「…」ボーッ

梓「ただいま~」ガチャ

律「…んん」

梓「あ、律先輩。これ、さっきの講義のプリントです」カサッ

律「お、ありがとな。文学なんて学ぶ気起きなくてさ~」

梓「先輩らしいですけど、いくらたまたま同じ講義取ってるからってもう私に頼って休まないで下さいね」

律「えー、いいじゃんちょっとくらい~」

梓「もう3回目ですよ…」

律「まぁまぁ、感謝してますから~」

梓「はぁ…仕方ないですね…」

梓「…せっかく一緒なのに」ボソ

律「んー?なんか言った?」

梓「な、なんでもないですよ!で、律先輩は何してたんです?」

律「なにって…ああ、月がさ」

梓「月?」

律「おう。見てみろよ」

梓「どれどれ…」ヒョコ

梓「…!」

律「な?なかなかなもんだろ?」

梓「…そうですね」

律「? もうちょい感動すると思ったんだけどなぁ」

梓「…」

梓「…」

梓「…律先輩」

律「んー?」

梓「…」

梓「月が、」

梓「月がきれいですね」

律「…」

律「ははっ」

梓「なっ」

律「あー…」

梓「なんですか…」

律「…」クルッ

梓「…?」

律「…」ギュ

梓「!? り、律先輩?なにを…」

律「…月なんかより」

律「お前の方が綺麗だよ、梓」

梓「!!」

律「…」ギュゥ

梓「り、つせんぱい…」

律「梓…」

梓「…」

律「…」

律「あいして

―――――

律「はいストップ」

梓「ああん」

律「なんだこれは」

梓「澪先輩の力作です」

律「駄作」

梓「えぇー」

律「だいたいなぜ私と梓なんだよ!澪はなに考えてるんだよ!」

梓「それはですね」

律「?」

梓「唯先輩&ムギ先輩vs私&純の賭けポーカーに負けて今度の放ティーわかばのライブで曲の間に小芝居を入れることになりまして」

律「は?」

梓「澪先輩とムギ先輩の脚本、好きなほうを選べと…」

律「いやいや待って待って待って」

律「は?」

梓「え?」

律「は?」

梓「あ、もう確定なんで諦めてください」

律「嘘だろ!?やだよ!!!!」

梓「私かてやですよ」

律「いいじゃん梓はレズだから!」

梓「普通です」

律「今回はそれにツッコミ入れる余裕はないぞ。奴らに確認して取り消さないと」

梓「いやもうあきらめてくださいよ」\ \

律「無理無理無理だってそんなの」

梓「\ \」

律「…」

梓「…どうかしました?」\ \

律「…お前いくらもらったんだ」

梓「3万ですけど?」

律「…折半な」

梓「はぁ?良くて1:2ですよこれ以上は退けない」

律「バカ言え!だったらやんねー!」

梓「私の部屋を好き勝手する迷惑料です」

律「なら仕方ないか」ケロッ

梓「律先輩のそういうところベリグーですよ」

律「照れるぜ」



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最終更新:2015年09月06日 20:12