さわ子「いえぃ☆」

律「う~さぶさぶ。唯ちょっと暖房つけていい?」

唯「ちょっとならいいよ~」

梓「今日は本当に寒いですね」

紬「午後から雨が降るんだって」

澪「そう言えば冬なのに全然雪が降らないよな」

さわ子「聞きなさいよあなた達!」

律「はいはい」

梓「新年からそういうのはいいですから…」

澪「コスプレはもういやぁ」シクシク

律「ほら、澪も嫌がってんじゃん」

さわ子「あ~ら、今回は澪ちゃんだけじゃないのよ。皆の分もちゃ~んと用意してあるんだから」

律・梓・澪「「「絶対やだ!」」」

唯「私のも?」ワクワク

紬「どんなのかしら?」ワクワク

律「おいお~い…」

唯「律ちゃんやなの?」

律「ったりまえだっつーの」

律「さわちゃんが用意した衣装なんてロクなもんじゃないだろ」

澪(そうだ!頑張れ律!)

さわ子「今回は律ちゃんにも是非着てもらいたいの~」

律「駄々っ子か」

律「とにかく、い・や・だ」

澪(押せ!負けるな!律!)グッ

さわ子「律ちゃんのは気合い入れて作ったのよ!ちょっと露出高いけど」

律「なお嫌d「我が儘はいけないと思うんだ」

律・梓「!?!」

澪「せっかく先生が作って下さったんだから」

さわ子(ニヤリ)

梓「み、澪先輩…?」

律「じょ…冗談…だよな…?」

澪「いや」

澪「本気だ」ドン!

律「嘘だ!これは夢だ!」

梓「澪先輩がそんな事言うなんて!」アワアワ

さわ子「分かってくれたのね!澪ちゃん!」

澪「勿論ですよ」キリッ

律「澪ー!目を覚ませ!」

梓「変なコスプレしないといけないんですよ!」

澪「うっ…」

さわ子「じゃあ多数決で決めようじゃない!それならいいでしょ?」

律・梓「…」チラッ

澪「…先生の衣装…コスプレ…」ガクガク

律・梓「…」コクリ

律・梓「のったぁ!」

律(これで3対3!)

梓(押し切ればいける!)

さわ子「じゃあ…」

さわ子「コスプレに賛成の人!」

唯「は~い」

紬「はい!」

澪「う…うぅ…」

律(よっしゃあ!)

梓(よし!)

さわ子「律ちゃんの衣装」ボソ

澪「…賛成だ」スッ

律「なっ!」

梓「なんだってー!」

律「澪!寝ぼけてるのか?!起きろ!」

梓「 」

さわ子「往生際が悪いんじゃな~い?律ちゃん」

律「う゛っ…」

唯「どんなだろうね~」

紬「ね~」

梓「お2人共少しは躊躇って下さい!」

唯「え~」

紬「楽しそうなんだもの~」ウフフ

澪「こほん。たまにはいいんじゃないか?」

律「熱か?熱があるんだな?よし!解散!」

梓「楽しそうじゃありません!」

唯「いいじゃ~ん」

紬「お茶でも飲みながら、ね?」

澪「失礼だな。至って健康だ」

律「さわちゃんの悪趣味な衣装だぞ!」

梓「律先輩の言う通りです!」

さわ子「ほぉ…」

梓「あ…」

律「げ…」



ゴチン!

梓「いった~」

律「あれ?あたしの方がたんこぶ大きいのはなぜ?」

さわ子「気のせいよ」

律「うっそだぁ」

梓「ぷっ」

律「中野ぉ!」

梓「きゃー」

さわ子「さ、やると決まったところで…」

さわ子「エントリーNo.1番!唯ちゃん!」

律「はっ!」

梓「しまった!」

唯「ほい!」スクッ

さわ子「これに着替えてね」

ガサッ

唯「わ~。何だろ~」

さわ子「中身は着替えるまでの秘密よ」キラン







『おーっ!』

『うんしょ、うんしょ』


律「…何か聞こえるな」

梓「気のせいですよ」

紬「わくわく」

澪「声に出てるから」

『ぬくいー!』

梓「!」

律「ぬくい?!」

さわ子「唯ちゃんは寒がりだから、内側に起毛を施してみたの」

一同*1))

『できたー!』

さわ子「じゃあ、開けるわよ~」

『いーよぉ』

ガチャリ

唯「じゃじゃ~ん!」

紬「こ…これは…」

澪「ぐで〇ま?」

唯「えへ~」ホカホカ

梓(…似合う)

律(似合う)

澪(違和感がない…)

紬「唯ちゃん可愛い!」

※サ〇リオ様のあれによりあれがあれなので一部伏せ字です



唯「そうかな~」テレテレ

律「お、おう…。なんかこう…しっくりきてるっていうか…」

澪「一体感が凄いというか…」

梓「絶妙にマッチしてますね」

さわ子「予想以上よ!唯ちゃん」

紬「唯ちゃん、ぐ〇たまっぽいもんね」

唯「は~、ぬくい」グデッ

梓「ぶふっ」

唯「あずにゃん?」

律「お、おまっ…」プルプル

唯「?」

唯「あ!これねこれね、床にこうして、こーやって寝転んでもあったかいんだよ~」グデン

律「あはははは!」

澪「くっ…ふふっ」プルプル

紬「唯ちゃんおもしろ~い」

梓「!!!」プルプル

唯「あ」

唯「憂にも送ってあげよう」ムクリ

唯「んしょ、よいしょ」トテトテ

梓(〇でたまだ…)

澪(ぐでた〇が動いてる)

唯「ふい~」ストン

唯「…はー…」

唯「後でいっか」グデ

律「おい」





さわ子「エントリーNo.2番!ムギちゃん!」

紬「は~い♪」

さわ子「期待してるわよ!」

紬「頑張りま~す」

律「何を?」






さわ子「そろそろいいかしら?」

『は~い』

ガチャリ

紬「どうかしら?」

律「おお!ドラクエだ!」

澪「アリーナ姫か」

梓「ドラクエですか…」

唯「アリーナちゃんは、すっごくおてんばで力持ちなんだよ」

梓「へえ…」

紬「似合う?似合う?」

澪「似合うのは似合うけど…」

律「ムギがその格好だと、なんか凄い魔法つかえそう」

唯「武道家って言うより賢者みたいだね」

梓「あ、武道家だったんですか。お姫様」

紬「武道家っぽくない!?」ガーン

澪「何故ショックを受ける」

梓「と言うより、ムギ先輩はドラクエをご存知だったんですね」

紬「律ちゃんに借りたの」

さわ子「私は天空の花嫁で青春を過ごしたわ」

律「でも、似合ってるぞ~」

紬「本当に?」パァァ

律「何か魔法も使える闘士!って感じ」

紬「こうかな?」

シュバッ!シュババッ!

唯「おお!」

梓「蹴りのキレが凄い!」

澪「何か武道家に見えてきた…」

紬「少林と空手と合気なんかを少々~」

律「ガチじゃねーか」

梓「見た目によらなすぎる…」

さわ子(…)

さわ子(ムギちゃんは怒らせないようにしないと)タラッ





さわ子「お次は澪ちゃん!」ビシッ

澪「ひっ…」

唯「あれ?澪ちゃん最後じゃないんだ?」

さわ子「ふっふっふ。すぐに分かるわよ」

さわ子「と、言うわけで、はいこれ」

ガサッ

澪「は、はい…」ショボン

律「澪が素直だ」

紬「不思議な光景ね~」

梓「嫌な予感がします…」ブルル

唯「あずにゃんもこれ着てみる?あったかいよ~」

梓「結構です」キッパリ

唯「しどい!」

律「そりゃそうだろ」







『あ…』

『これは!』

律「お?」

律「澪のやつテンション上がってるな~」

唯「そなの?」

梓「よく分かりましたね」

紬「さすが夫婦」

律「誰が夫婦か!」キィッ

ガチャ

澪「待たせたな。済まない」

唯(自分で開けた!?)

澪「許せ」フッ

梓「これ知ってます。サスケのお兄さんですよね」

紬「えーっと、えーっと、カマイタチ…だっけ?」

唯「イタチだよムギちゃん」

さわ子「グッジョブ!澪ちゃん!」

澪「それほどでも…」フッ

梓「まんざらでもなさそうですね。珍しく」

紬「なんかちょっと似てるかも~」

唯「似てる~」

澪「そうか?」

唯「そうだよ。ね、律ちゃん」

律「」ポケー

唯「律ちゃん?」

律「は!」

律「うううううううん!なかなかいいんじゃないか?////////」

梓「と言うわりには澪先輩から顔を背けてますね」

紬「まあまあまあまあまあまあ」ホクホク

澪「律…」

律「うん!似合う似合う!///////」

梓「思いっきり目をそらしてますが…」

澪「…」

スタスタ

律「やー、澪がイタチなんて意外意外…」

澪「こっちを見ろ」

クイッ

紬「顎クイッキマシタワー!」

律「はひっっ?!//////」

澪「これ、似合ってるか?律」

律「は、はい…//////」ポー

唯「これ似合ってるかい?子猫ちゃんベイベー」キリッ

梓「ええ。これ以上ないくらいに」シレッ

紬「良かったね。唯ちゃん」

さわ子「あなた達、本当にマイペースよね」











さわ子「エントリーNo.4!梓ちゃん!カモーン!」

梓「すでにいますが」

さわ子「やる気は十分ってわけね!」

梓「さっさと終わらせたいだけです」

さわ子「 」ガーン

さわ子「さわ子ショック」シクシク

梓「じゃあ、ちょっと失礼します」

スタスタ

さわ子「ちょっとー!本気で泣くわよ!」

バタン

さわ子「本気で泣きそう…」

紬「まあまあ、おかわりどうぞ」

カチャッ

さわ子「ムギちゃん…天使…」

澪「いつまでそっち向いてる気だ?」

律「やー、ちょおっと、一身上のー、都合によりー、ですねー/////」




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最終更新:2016年01月11日 20:52

*1 ((どんなのだろう…