澪「隙さえあれば、ちゅっちゅっと」

澪「まあ、百歩譲ってよしとしよう」

澪「……」




澪「よくねーし!」


澪「何なの?顔真っ赤にしてるくせに?はにかみながら、はむはむちゅっちゅって!」

澪「…………」



澪「(私の理性が)死ねる」

澪「そんな律を止める方法はある」

澪「そうだな、例えば…」



律「ん…ふ……ん…」チュッチュッ

甘えてくるような、子供みたいな、例えるなら洋画のキスシーンを見て、拙いながらに恥ずかしそうに控えめなのに必死に真似をする子供みたいな。


律「はふ…」トローン


…人の膝の上で勝手に色っぽい顔するな。


律「えへ~。気持ちいいね、これ//////」

律「…もっかいしていい?////」


そんな律を止める方法は…。


律「あ、澪いやだった?」

嫌な訳、ない。
ただ律はいつも私の理性を過信しすぎている。
それでいつも痛い?(気持ちいい)目を見てるのに学習しないアホの子可愛い。


律の後頭部を掴んで、引き寄せる。
律のビックリした顔可愛い。
さっき律がしていた様な拙いキスじゃくて、もっと深くまで繋がるような本格的なキス。
湿っぽい音をたてて、唇を貪るような、空腹を満たすような、そんなキス。


律「っ…」


ピクッてなっちゃう律可愛い。
控えめに、怯えるようにちょっことだけ舌を絡める律激可愛い。




あぁ、もう、何て言うか全体的に律可愛い。


唇を離すと惚けてる律可愛い。


澪「なあ、律」

律「……………へ?」ポケー

澪「何か……チョコの味がするんだけど?」

律「……?………?………チョコ………?」ポケー

澪「戻ってこーい」

律「チョコ…うん…チョコ…?」


あ、駄目だ。まだとんでる。


律「チョコフレーバーのリップ~」

澪「リップ?」

律「うん。澪いっぱいチョコ貰うかりゃ、チョコ飽きちゃうかにゃって」


呂律回ってない律可愛い。
確かにテレビであったな。
チョコとチョコの油脂で出来たリップ。

けど、まあ、うん。
そう言う事か。


澪「まだリップ残ってる?」

律「あにゅよ」

澪「…」

律「…」

律「昨日買った新品だからな!」


ちっ、恥ずかしさで戻ってきたか…。


律「つーか気付くの遅すぎ!さっき私がリードしてた時に分かるだろ?ふつー」

澪「リード?」

律「や、だから、その、………ちゅーを…」


あれでリードしちゃってるつもりの律が身悶えしそうなほど可愛い。


澪「新品…か、これ1日で食べきれるかな…」

律「?」


分かってない律が可愛いすぎて、このリップの使い方をたっぷり体に教えたくなるのは仕方ない話だと思う。
チョコフレーバーの律。楽しみだな。

え?律を止める方法?
それは…また、今度。


END



最終更新:2016年02月16日 07:48