ガチャッ
澪「あれ?ムギだけか」
紬「うん。りっちゃんと唯ちゃんは進路指導。梓ちゃんもクラスの用事でちょっと遅れるって」
澪「そうか………ハァ」
紬「うん………ハァ」
澪「………ムギ、元気ないな………」
紬「澪ちゃんこそ………」
澪「………やっぱり、今日の身体測定か……?」
紬「うん……澪ちゃんも?」
澪「ああ……胸が、な……去年から全然成長してなくて……ハァ」
紬「私も……この一年間結構いろいろやったのに……ハァ」
澪「えっ?いろいろって!?」
紬「うん……胸の成長にいい食べ物調べたり……あと、マッサージとか……」
澪「あぁ、考えることは同じだな」
紬「じゃあ、澪ちゃんも?」
澪「ネットで調べて出来そうなことは片っ端からやったけどな。成果なしだよ……」
紬「そう………」
澪「律の奴はまだ成長してるのにな……」
紬「えっ!?うそっ!?」
澪「ずるいよな……なんであいつばっかり」
紬「まだ小さくなってるの?りっちゃん……」
澪「あぁ……去年はAカップだったからな。AAくらいにはなってるんじゃないかな?」
紬「………羨ましいわね」
澪「ああ……羨ましい。……というか妬ましい……」
紬「私達ももう18歳だし……もうこれ以上は小さくならないのかな……」
澪「そ、そんなことないよ!現に律はまだ小さくなってるんだぞ!」
紬「私達は体質的に無理なのよ、きっと………澪ちゃんも小学生の頃から
ほとんど変わらず大きいままなんでしょ?」
澪「うん……小六くらいからずっとこの大きさのままだな……」
紬「りっちゃんや梓ちゃんが羨ましいな……大人っぽいぺったんこの胸……」
澪「律だって中二ぐらいまでは私より大きいくらいだったんだけどなぁ……」
紬「えっ?そうなの?」
澪「うん。確かEカップかFカップぐらいだったよ。
それが中三の終わりにはAカップまで急成長したんだよ」
紬「小さくする為になにか特別なことでもしたのかしら?」
澪「うーーーん……見てる限りは特別なにかしてたって感じはなかったけどなぁ」
紬「やっぱり体質かぁ……」
澪「律や梓みたいにAやAAAだなんて贅沢は言わないけどせめて唯くらいは欲しいよな……」
紬「そうね、唯ちゃんCカップくらいだっけ?理想的な大きさかもね」
澪「こんなEカップの巨乳……小学生と変わらないからな。
海とかプールとかいった時も恥ずかしいし……」
紬「梓ちゃんなんて一つ年下なのにね。初めて合宿で水着姿を見た時はびっくりしたわ」
澪「あぁ……15歳であのAAAカップは反則だよな……何食べたらあんなに小さくなるんだ」
紬「『あんまり小さすぎても男の人にジロジロ見られて嫌なもんですよ?』とか言ってたわよね。
梓ちゃんはいい子だけどあの時ばかりは殴りたかったわ」
澪「なぁ。私らの胸を見て良くそんな事が言えるなって思ったよ」
紬「私は胸に男の人の視線を感じたことなんて一度も無いわ………」
澪「私もだよ……そりゃこんな子供みたいなでかいおっぱい
誰も見たいと思わないよな………ハハッ」
紬「あと唯ちゃんも、この前アルバイトした時『胸が緩くなったー』って言ってたわよね」
澪「一度でいいから言ってみたいセリフだな………」
紬「………………ハァ」
澪「………………ハァ」
ガチャッ
律「おいーす!待たせたなー!」
唯「やっほー♪澪ちゃんムギちゃんお待たせ~」
梓「すいません、遅くなりました」
澪「………あぁ………」
紬「……………………」ペコリ
唯(り、りっちゃん、澪ちゃんとムギちゃんなんだか暗いよ?)ヒソヒソ
律(多分、今日の身体測定だな……澪の奴全然ちっちゃくなってなかったって凹んでたから……)ヒソヒソ
梓(そ、そうなんですか?そんなに気にする程のことじゃあ……)ヒソヒソ
唯(あずにゃんは学校一の貧乳さんだからわからないんだよ……巨乳さんの気持ちが……)ヒソヒソ
梓(わ、私だって好きで小さくなったわけじゃないですよ!!//////)ヒソヒソ
律「あー……その、澪、ムギ?なんか暗いぞ?ど、どーしたんだ?」
澪「……わかってるんだろう?変に気を遣うなよ」
紬「ただでさえ小さい上にまだ成長し続けてる人に気を遣われても余計に凹むだけだわ」
梓「そ、その!世の中には子供みたいな大きいおっぱいの方が好きっていう人もいますよ!!
巨乳はステータスです!希少価値ですよ!」
澪紬「」ギロリッ!
梓「ひぃっ!」
唯「あずにゃんの発言は火に油を注いじゃうから黙ってようね?」
梓「……は、はい……」ガクブル
澪「ふん。お前らみたいな貧乳様に私ら巨乳の幼児体型の気持ちがわかるかってんだ」
紬「そうよそうよ」
澪「唯、この前『胸が緩くなった』って言ってたけど、どうだったんだ?今日の測定の結果」
唯「えーと、CカップからBカップになってました………」
紬「び、Bカップ!?」
澪「お、お前、それお前、もう完全にお前、貧乳の領域じゃないかお前!
お前なめてんのかお前このヤロー!」
唯「そ、そんなこと言われても……」
紬「梓ちゃんは………聞かなくてもいいわ」
梓「わ、私は去年から全然変わってませんでした!」
澪「あーはいはい。去年から変わらずAAAカップ、学校一の貧乳様だもんなー」
紬「………………」ペッ!
梓「……うぅ……」
澪「……律、お前もまた小さくなったって言ってたよな?いま何カップなんだ?」
律「え、えーっと………AAAカップ………//////」
澪紬「なっ!?」ガタン!
澪「2カップダウンだとっ!?そ、そんなに成長したのか!」ワナワナ
紬「AAAってもう梓ちゃんと同じくらいじゃない!」
唯「どれどれ………」サワサワ
律「うわっ、唯!きゅ、急に触るなよ!!//////」
唯「おぉ!すごいよりっちゃん!もしかしたらあずにゃんより小さいくらいかも!」
梓「抜かれちゃいましたか……急成長ですね、律先輩」
紬「ねぇ、りっちゃん!どうすればそんなに小さくなるの!?教えてっ!!」
澪「そうだっ!ずるいぞお前ばっかり小さくなって!」
律「み、澪は知ってるだろ!?別になんもしてないって!
……そんなに小さい小さい言うなよ……は、恥ずかしいだろ………//////」
澪「くうぅ……羨ましい………」
紬「妬ましい………」
律「………………という世界になればいいなと思いました、まる……っと」
澪「あれ?律、妄想願望日記まだ続けてるのか」
律「ああ」
おわり
最終更新:2016年09月21日 21:38