梓「軽音部って代々変な体質の人がいるらしいよ、ムギ先輩は眉毛がたくあんだったし」
純「まじで！？ じゃあ……梓も何か変なわけ？」
梓「私、おさげがひじきなの」ﾌﾞﾁｯ
純「でかっ！ もしかして、憂も……？」
憂「うん。私ロボなんだ～、腕がガトリングになってるの」ｽﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞ!!!
純「うわわ！？ 危ないって！？」
梓「純は？」
純「わ、私はノーマルだからね！？」
憂「あ、純ちゃん髪にホコリついてるよ……取ってあげ」
ﾊﾞﾁﾝ!!!
憂「きゃあ！？」ﾄﾞｻｯ
梓「憂！？ 大丈夫！？ ちょっと純、いったい何を……」
純「……ふっふっふ、気づかれちゃあしょうがないね」
憂「え……な、何？」
純「私はこの星の全ての生命の遺伝子を取り込んで進化するためにやってきた宇宙生命体なのだ！」
梓「そんな……宇宙人だったの！？」
純「そ！ このホコリはただのホコリじゃないよ、行けー！！」
ﾎｺﾘ左｢ｾﾝﾀｰｦｻﾎﾟｰﾄｼﾏｽ｣ﾋｭﾝﾋｭﾝ
ﾎｺﾘ右｢ﾎﾞｳｷﾞｮｼｰﾙﾄﾞﾃﾝｶｲ｣ﾋｭﾝﾋｭﾝ
梓憂「「動いた！？」」
純「ふふふ……梓、憂。私の秘密を知ったからには生かして帰さないよ。二人の遺伝子も取り込んであげる！ 行くぞー！！」
――――――――――――――――――
boss;ホコリコア
憂「梓ちゃん、純ちゃんを止めなきゃ！」ｷﾞｭｲｰﾝ
梓「うん！ 私のひじきだって、ただのひじきじゃないんだよ？ 切れ味抜群のひじき刀なんだから！ くらえー！！」ｼｬｷﾝ!
純「ぎゃあ！？」
ﾎｺﾘ左「ｶｲﾌｸｼﾏｽ」ｷｭﾙﾘﾝ
純「へへーん、回復！」
梓「ず、ずるいよ！？」
憂「あのホコリをなんとかしなきゃ……えい！」ｽﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞ!!!
ﾎｺﾘ左「！！」ﾊﾟｷﾝ!!
純「あっ！ ホコリが～……」
憂「やった！」
梓「よーし、ついでに右も！ ぜんりょくぎり！」ｼｬｷﾝ!
ﾎｺﾘ右「ﾎﾞｳｷﾞｮｼｰﾙﾄﾞﾃﾝｶｲ」
梓「う、固い……全然効かない」
純「調子のんないでくれる？ くらえ！！」ﾋｭﾝﾋｭﾝﾋｭﾝ 【天からふりそそぐホコリが世界をほろぼす】
梓憂「「きゃあああ！？」」
梓「つ、強い……」
ﾎｺﾘ右「ｻｲｾｲﾉｼﾞｭﾝﾋﾞｦｼﾏｽ」 【ホコリコアが防御を解除】
憂「負けないもん！ エレキアタック！！」ﾋﾞﾘﾋﾞﾘﾋﾞﾘ!!!
純「あばばばばばば！？」ﾋﾞﾘﾋﾞﾘ
ﾎｺﾘ右「！！」ﾋﾞﾘﾋﾞﾘ 【「命活」始動前、ホコリコア防御力ダウン】
憂「あれ、右にも効いた？」
純「こんの……電気なら負けないよ、ホコリを吸い寄せる私の静電気なめんなー！」ﾊﾞﾁﾊﾞﾁﾊﾞﾁ!! 【天泣 ／ 必殺の一撃】
憂「くうっ……！」
梓「憂、一気に倒すよ、連携で行こう！！ 私の足をつかんで振り回して！！」
憂「うん！」
梓憂「「だいかいてんぎり！！」」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝﾌﾞﾝ
純「いだだだだだ！？」ﾄﾞｻｯ
純「」ｷｭｰ
梓「やった、倒した！」
ﾎｺﾘ右「ｻｲｾｲｼﾏｽ」 【命活 ／ ホコリビットを復活】
純「ふっふっふ、全快！」
ﾎｺﾘ左「ｾﾝﾀｰｦｻﾎﾟｰﾄｼﾏｽ｣ﾋｭﾝﾋｭﾝ
梓「うそ、反則でしょ！？」
憂「わかった、梓ちゃん！ 右のホコリが本体だよ！」
梓「え、ホコリが本体！？」
純「ちぇ、バレたか！」
憂「えい！」ｽﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞ!!!
ﾎｺﾘ右「！！」 【命活を使ったため防御力ダウンしている】
憂「効いてる効いてる、今のうちだよ梓ちゃん」
純「させるかー！ 私の全力くらえー！！」 【夢無 ／ 最大魔法攻撃】
梓憂「「きゃああ！？」」
ﾎｺﾘ左「ｶｲﾌｸｼﾏｽ」ｷｭﾙﾘﾝ
ﾎｺﾘ右「ｼｭｳﾌｸｶﾝﾘｮｳ､ﾎﾞｳｷﾞｮｼｰﾙﾄﾞﾃﾝｶｲ」 【ホコリコアの防御力回復】
梓「もー、こっちのホコリ邪魔！」ｼｬｷﾝ!ｼﾞｬｷｰﾝ!
ﾎｺﾘ左「！！」ﾊﾟｷﾝ!!
ﾎｺﾘ右「ｻｲｾｲﾉｼﾞｭﾝﾋﾞｦｼﾏｽ」 【ホコリコアが防御を解除】
梓「今だ！」
憂「マシンガンパンチ！！」ｽﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞ!!!
梓「みだれぎり！！」ｼｬｷﾝｼｬｷﾝｼｬｷﾝｼｬｷﾝ
ﾎｺﾘ右「！！」ﾊﾟｷﾝ!!
純「あっ！！ 私の……ホコリがぁ～……」ﾄﾞｻｯ
梓憂「「やったー！！」」
――――――――――――――――――
純「う……あ、あれ？ 私、こんなところで何を……」
梓「純……もしかして、記憶が？」
純「うん、なんかここ最近の記憶が……なんか私、とんでもないことしようとしてた？」
憂「きっと、あのホコリに操られてたんだね」
梓「そっか。あれは宇宙から来て地球の生命の遺伝子を吸収しにきた、侵略者だったんだね」
純「なんかよくわかんないけど、私がホコリ集めやすい体質のせいで迷惑かけちゃったね。ごめん」
憂「ううん、純ちゃんのせいじゃないよ！ 結果的に悪いホコリを倒せたんだし」
梓「めでたしめでたし！」
おわり
最終更新：2012年11月24日 20:58
