……
~手をつないで帰り道~
唯「何で憂は私の場所が分かったの?」
憂「帰る時間が過ぎてもお姉ちゃん帰って来なくて、それでお姉ちゃんに電話しても掛からなくて」
唯「すみません……」
憂「で、和ちゃんに電話したら学校はもう出てるって言ってて」
憂「それで、いつもの帰り道を探したわけだけど、そしたらイチゴが落ちてて」
唯「一個落としちゃったんだよねぇ……」
憂「和ちゃんがイチゴをプレゼントにしてたの知ってたから」
憂「もしかしたらって思って、そこから近くの交番を探して行ってみたらお姉ちゃんを知ってる人がいて」
唯「憂先生さすがです」
憂「もう心配したよー」
唯「本当ごめんなさい!」
憂「ううん。 お姉ちゃん凄いよ、迷子の女の子を助けたんだもん」
唯「可哀想だったし……」
憂「あの女の子、すごく嬉しそうにしてたよ」
唯「えへへ」
憂「やっぱ憧れちゃうなー」
唯「えへー、そ、そう?」
憂「かっこいいし、かわいいし」
唯「なんか憂が饒舌、誕生日だからかな?」
憂「ふふ、そうかもねー」
~平沢家到着~
唯「ただいまー」
憂「おかえりなさい」
唯「憂も憂も」
憂「ただいま」
唯「おかえりなさい♪」
憂「着替えたらリビングきて?」
唯「おっけー」
~平沢家リビング~
ガチャ
唯「う、うい~?」ソロー
パパーン!!
憂「で、これがお父さんとお母さんの分」
パパパパーン!!
憂「お父さんお母さん今日帰ってこれなかったから私一人だけど……」
憂「みんなの気持ちを込めて」
憂「お姉ちゃんおめでとう!」
唯「ありがとう憂~!」
憂「ささ、席に着いて」
唯「ほい」
ガタ
憂「電気消すね」
パチ
憂「……コホン」
唯「」ワクワク
憂「はっぴばーすでーとゅーゆー♪」
憂「はっぴばーすでーとゅーゆー♪」
憂「はっぴばーすでーでぃあ、おねーちゃーん♪」
憂「はっぴばーすでーとゅーゆーー♪」
憂「……ローソクの火消して?」
唯「いくよー……フーーーッ」
唯「消えたっ」
「電気点けるね。 と、その前に……えへへ」
唯「憂?」
チュッ
唯「っ」
パチ
唯「」
憂「お姉ちゃんおめでとう!」
唯「あ、、ありがと……//」
憂「ケーキ分けるね」
唯「うんっ」
唯「あ、そうだ、和ちゃんから貰ったイチゴをのせよう!」
……
~ケーキをおいしく食べました~
唯「ふぅ~幸せ~」
憂「そっか、良かったぁ」
唯「……私ってさ」
憂「?」
唯「私って、こんなにいっぱい祝われて幸せ者だねぇ」
唯「たっくさんおめでとうって言ってもらって」
唯「楽しくおしゃべりしてー」
唯「美味しいものいっぱい食べてさ~なんかさ」
憂「ふふっ」
唯「♪」
憂「多分それはね、いつもお姉ちゃんが周りを幸せにしてるからだよ」
唯「私が?」
憂「うん、お姉ちゃんが」
唯「哲学的ですなぁ」
憂「ふふ」クスクス
唯「うふふ」クスクス
……
憂「お風呂沸いてるよ」
唯「憂も一緒に入ろーよー」
憂「しょーがないなー」
唯「やったー」
憂「お姉ちゃん」
唯「はい」
憂「お誕生日、本当に本当におめでとう!」
唯「♪」
唯「ありがとー!」
おしまい
最終更新:2012年11月28日 19:34