律澪ペア
律「あいつら大丈夫かな?」
澪「ムギと憂ちゃんなら大丈夫だろうけど」
律「問題は唯と梓か…」
澪「お互いに自信さえついたら最高のカップルなんだけど」
律「背中押してやらないとな」
澪「そうだな。だからお風呂のペアをああしたんだろ?」
律「お見通しかよ」
澪「憂ちゃんとムギなら大丈夫だきっと自信付けさせてくれるよ」
律「そうだな私達みたいに素直になって幸せになって欲しいからな」
澪「そうだな」
唯「今日はリビングに布団敷いて並んで寝ようよ」
律「それいいな!修学旅行みたいで」
唯「ムギちゃんは真ん中だよ」
紬「私が真ん中なの?」
唯「今日はムギちゃんをもてなす日だからね♪」
澪「主役は真ん中に居ないとな」
律「ムギ、今夜は寝かさないからな」わきわき
澪「辞めろ何かいやらしいぞ」
律「やきもちですか?みおちゅわん」
澪「馬鹿律」ゴチン
律「いってぇ~」
唯「ムギちゃんの隣が憂でその隣がりっちゃんと澪ちゃんだよ」
梓「つまり、こんな感じですか?」
梓唯憂紬律澪
唯「そうだよ!さすがあずにゃんだよ」ダキッ
梓「も、もう///」
律「おーおー熱いね~」
澪「良かったな梓」
梓「///」
憂「じゃあ寝ましょうか」
一同「おやすみなさい」
紬「みんな寝た?」
紬「私ね、実は軽音部に必要なのかな?とか考えた事があったの」
紬「家の事で中々みんなと触れ合う機会とかなくて不安だった…いつか皆に嫌われちゃうんじゃないかなとか」
紬「私はみんなと一緒にずっと居たいの」
紬「私は軽音部に…ここに居てもいい?」
憂「あ、当たり前です!」ガバッ
紬「う、憂ちゃん」
律「なーに言ってんだよ当たり前だろ?」
澪「友達じゃないかムギ」
唯「そうだよムギちゃん♪」
梓「ムギ先輩の居ない軽音部は考えられません!」
紬「みんな…」グスッ
憂「つ、紬さんがそれでもまだ不安なら…」
紬「えっ?」
憂「ギュー///」
紬「う、憂ちゃん///」
憂「まだ足りないですか?もっとギュー///」
律「憂ちゃん大胆だな」
澪「凄いな憂ちゃん」
唯「憂…」
梓「…」
紬「そんな事されたら私///」
憂「///」ギュッ
紬「う、憂ちゃんもう良いから///」
憂「はっ!私なんて事を///」
紬「ありがとう憂ちゃん///」
憂「あの…その…ごめんなさい///」
紬「も、もう寝ましょうね///」
憂「は、はい///」
紬(憂ちゃんあんな事されたら私…私…///)
翌朝
律「おはよーいやーしかし昨日の憂ちゃんは凄かったな~」
憂「紬さん怒ってないかな…」
唯「大丈夫だよ憂」
梓「そうだよムギ先輩があれで怒る訳ないよ」
澪「大丈夫だよ憂ちゃん」
律「うん?何か旨そうな匂いしないか?」
憂「はっ!朝御飯作らなきゃ」
紬「おはよう皆」
憂「つ、紬さんごめんなさい!私がやらないといけないのに…」
紬「いいのよ~」
憂「あの…昨日は…」
紬「憂ちゃん」
憂「は、はい」
紬「後で二人っきりで話があるの」
憂(やっぱり昨日の事で怒ってるのかな…どうしよう)
紬「憂ちゃん?」
憂「す、すいませんわかりました」
紬「そう」
紬「もうすぐ出来るから座って待ってて」
憂「でも…」
紬「いいから」
憂「は、はい」
紬「出来たわよ~」
律「今日の朝御飯はムギか♪旨そうだぜ」
澪「ムギありがとう」
梓「ムギ先輩、ありがとうございます」
唯「ムギちゃんありがとう~」ダキッ
紬「あらあら♪唯ちゃんったら」
憂「…」
梓「憂、どうかした?」
憂「な、何でもないよ」
一同「いただきます」
朝食後
澪「ご馳走様でした」
律「後片付けは私と澪でするよ」
梓「私も手伝います」
律「いいから、お前は唯と寛いでろよ」
梓「でも…」
澪「いいから遠慮するな梓」
梓「は、はい」
紬「じゃあ、憂ちゃんの部屋に行きましょうか」
憂「はい…」
憂の部屋
紬「憂ちゃんがあんな事するから私、昨日眠れなかったわ」
憂「ごめんなさい本当にごめんなさい!」
紬「あんな事するから私…私ね…」
憂「ごめんなさい」グスッ
紬「憂ちゃんの事好きになっちゃったじゃない」
憂「えっ…」
紬「私の事あんなに一生懸命励ましてくれて嬉しかった」
憂「そんな…」
紬「憂ちゃん」
憂「は、はい」
紬「こんな私で良ければ恋人になってくれる?」
憂「ほ、本当に私なんかで良いんですか?」
紬「憂ちゃんじゃないと私は嫌よ」
憂「よ、喜んで…喜んでお付き合いさせて貰います」グスッ
紬「ありがとう憂ちゃん♪」ニコッ
紬「もう、どうして泣くのよ」なでなで
憂「私あんな事して紬さんに嫌われたのかと思ってて…」グスッ
紬「あんなに一生懸命になってくれたのに嫌う訳ないでしょう」ニコッ
紬「これから宜しくね憂ちゃん♪」
憂「はい!こちらこそ宜しくお願いします!」
紬「ふふっ♪」
梓「あの…唯先輩」
唯「どうしたの?あずにゃん」
梓「もしかしてムギ先輩は憂に告白するんでしょうか?」
唯「だったら良いな」
梓「ですね」
唯「あずにゃん」
梓「はい」
唯「明日、部活の前に話があるから空き教室に来てくれないかな?」
梓「えっ?」
唯「大切な話なんだ絶対に来てね」
梓「は、はい」
紬「私と憂ちゃんはお付き合いする事になりました~」
律「やったな憂ちゃん」
澪「おめでとう憂ちゃん ムギ」
梓「おめでとうございますムギ先輩 憂」
唯「憂~おめでとう~」ダキッ
憂「お姉ちゃ~ん」ダキッ
紬「ありがとう皆♪」
律「じゃあ、そろそろ帰るか」
澪「そうだな」
紬「また明日ね憂ちゃん唯ちゃん」
梓「お邪魔しました」
帰り道
律「梓、次はお前の番だからな」
澪「自分の思いを全て唯にぶつけるんだぞ」
紬「梓ちゃん、唯ちゃんを信じるのよ!」
梓「はい!やってやるです!」
律「その意気だ」
澪「頑張れよ梓」
紬「応援してるわ~」
唯「憂」
憂「どうしたの?」
唯「私、明日あずにゃんと話すね」
憂「そっか」
唯「自分の思ってる事を全てあずにゃんに言うね」
憂「頑張ってねお姉ちゃん」
唯「うん」
翌日 部室
律「決心したんだな」
澪「頑張れよ梓」
紬「きっと大丈夫だから唯ちゃん待ってるわよ」
梓「はい、ありがとうございます」
律紬澪「行って来い!」
梓「はい!」
やっと勇気が出た 皆のお陰で
この扉の向こうに あの人が居る
生涯を共に過ごしたい大切な人
中野梓やってやるです!
梓「失礼します唯先輩」ガチャッ
唯「あずにゃん来てくれてありがとう」
梓「とんでもないです」
唯「私ね、自信がなかったんだ」
梓「…」
唯「あずにゃんにはもっとしっかりした良い人が見つかるから私は駄目な子だから釣り合う訳ないって」
唯「でもね、憂を見てたら勇気が出たんだよ」
唯「釣り合わないと思うなら努力しなきゃって」
唯「先ずは自分の思いを伝えなきゃって」
唯「私は…あずにゃんが好き」
梓「私も…自信がなかったんです」
梓「澪先輩みたいにカッコ良くない」
梓「ムギ先輩みたいに綺麗じゃない」
梓「律先輩みたいにふざけ合ったり出来ない」
梓「だから、告白なんてとんでもないと思っていました」
梓「でも、ムギ先輩が言いました唯先輩を信じるようにと」
梓「そして、憂の頑張りを見て想いを伝える決心をしました」
梓「私も唯先輩が大好きです」
唯「私達、似た者同士だったんだね」
梓「そうですね」クスッ
唯「あずにゃん」
梓「はい」
唯「私と恋人同士になってくれる?」
梓「はい、喜んで」
唯「あずにゃんずっと一緒だよ」ギュッ
梓「はい、勿論です唯先輩」ギュッ
唯「何か不思議だな」
梓「何がですか?」
唯「ずっとこうしたかった筈なのに凄く冷静なんだ」
唯「あずにゃんの事好きで好きで堪らない筈なのに冷静なんだ…」
梓「私もです」
唯「何でだろうね」
梓「きっと私と唯先輩は元々一つだったんですよ」
唯「?」
梓「二つに別れた部品がまた一つに戻れたんです」
唯「あるべき姿に戻ったんだね私達」
梓「そういう事です」
唯「じゃあ、もう二度と別れないようにずっとこうしてるね」ギュッ
梓「はい」ギュッ
唯「あずにゃんの事愛してるよ」
梓「私も唯先輩を愛してます」
梓&唯「ずっとこのままです」
おしまい
最終更新:2012年12月06日 22:57