こんにちは
中野梓です軽音部に入部する事になって今日が初日!緊張するな。
梓「失礼します今日から軽音部に入った中野梓です」
律「ぶ、部長の
田井中律です…担当はドラムです宜しくお願いします」おどおど
紬「キーボード担当の
琴吹紬だムギ様って呼べよチビ」
唯「私はギター担当の
平沢唯です宜しくお願いします」ニコッ
梓「宜しくお願いします律先輩 澪先輩 ムギ様?先輩 唯先輩」
紬「早速ムギ様って呼んだな!いい心がけだぞチビ♪なぁりっちゃん」
梓「は、はぁどうもです」
律「さ、様なんてつけなくて良いからね中野さん」おどおど
紬「はぁ?今なんつったんだ?部長さんよ」
律「ヒィッ!」
澪「辞めろよムギ!律に文句あるなら私が相手すんぞ?」
唯「辞めなさい後輩の前でみっともない事はしないように」
紬「ちっ!仕方ねぇな」
梓(何か癖があるメンバーだな…唯先輩と澪先輩はマトモかな?律先輩は何か泣きそう)
梓(ムギ先輩は恐いな…)
律「あ、あの中野さんは楽器何が弾けるの?」おどおど
梓「ギターを小4からやってます両親がジャズ奏者なんです」
律「さ、サラブレッドだね凄いね中野さん」
梓「梓で良いですよ律先輩」
律「えっ…い、いいの?じ、じゃあ梓///」
梓「何で照れるんですか…」
唯「ギターなら私と同じですね♪ちょっと弾いてみてくれませんか?」
梓「はい!」ギュイーン
律「う、上手いね…」
澪「流石だな…」
紬「ちっ!上手いじゃねぇか見直してやるよ」
唯「凄いですね!これなら何も心配要りませんね私より上手いと思いますよ」
梓「そんな///とんでもないです」
律「ど、どっちがリードギターやるか決めないと…」おどおど
梓「それは勿論唯先輩です」
梓「私、唯先輩のギターに憧れて入部を決めたんです」
唯「そう、ありがとう」ニコッ
梓「そんな///」
紬「なぁなぁ私のキーボードはどうだった?上手かったろチビ助」
梓「上手かったと思います」
梓「それから私はチビ助じゃなく中野梓です」
紬「あっ?何だこらっ!やんのか」
梓「喧嘩はしたくありません」
紬「表出ろや!」
律「辞めなって…可哀想だよ」
澪「いい加減にしろよ」
唯「ムギちゃん」
紬「うっせーな引っ込んでろよ」
唯「いい加減にしないと駄目ですよ?」ニコニコ
紬「うっ…悪かったよ唯ちゃん」
紬「梓ちゃんも悪かったな」
梓「いえ、気にしてないですから」
梓(唯先輩って何者…)
律「と、とりあえずお茶飲んでから練習しましょう」
梓「お茶?すぐに練習しないんですか?」
紬「私の淹れた紅茶が飲めないのか?」
梓「い、いえとんでもないです」
梓(高級そうなティーセットだな)
澪「ムギの淹れた紅茶は美味しいんだぞ梓」
梓「そうなんですか?ムギ先輩凄いです♪」
紬「恥ずかしいだろうが///」
梓(可愛い)
紬「ほらよ」
梓「ケーキまで!何かすいません」
唯「ムギちゃんは口では強がっているけど優しい人なんですよ」
律「み、皆に喜んで欲しいから無償で提供してくれるんだよ」
唯「じゃあ練習しましょうか」
律「そ、そうだね澪も練習しよう」
澪「よしっ!気合い入れて行こうな皆!」
紬「あのさ…」
唯「どうしましたか?」
紬「美味しかったのかなと思ってさ」
澪「美味しかったぞムギありがとう」
梓「本当に美味しかったです!ありがとうございました」
唯「ムギちゃんの淹れる紅茶が不味い訳ありませんよ」ニコッ
紬「あ、ありがとな///」
梓(可愛いムギ先輩)
澪「いい感じだったな」
紬「私の腕にかかるとこんなもんよ」
律「み、みんな凄いよ!」
唯「この調子で学祭まで頑張りましょうね」
梓(凄い…いい加減なようでいて皆さん凄い腕前です)
紬「ところで梓ちゃんってさ」
梓「はい?」
紬「猫みたいだよな~そう思わねぇ?唯ちゃん」
唯「そうですね猫耳とか似合いそうです」
澪「という訳で装着」スチャッ
梓「な、何で軽音部に猫耳なんてあるんですか///」
律「に、似合う…あの梓ニャーって言ってみて欲しいな…ニャーって」
梓「に、にゃぁって何やらせるんですか律先輩!」
律「ご、ごめんなさい」
澪「似合ってるじゃないか梓」
唯「あだ名はあずにゃんに決定ですね」クスッ
紬「良かったじゃねぇか梓ちゃん」
梓「うぅっ…」
澪「梓も可愛かったし帰ろうか律」
律「う、うん澪一緒に帰ろう」
唯「私は憂と用事があるのでこれで失礼しますね」
梓「お疲れ様でした!」
紬「あ、あのよ梓ちゃん」
梓「どうしたんですかムギ先輩?」
紬「一緒に帰らねぇか///」
梓「はい一緒に帰りましょう」ニコッ
紬「今日は悪かったな」
梓「もう良いですよ♪」
紬「おう///ありがとう」
梓「ムギ先輩ってお嬢様なんですか?」
紬「わ、悪いかよ」
梓「意外だなと思って」
紬「こんなんだからな」
梓「す、すいません」
紬「気にすんなよ」
梓「皆さん仲が良いですね」
紬「りっちゃんと澪ちゃんは幼馴染みなんだよ」
梓「そうなんですか?正反対な感じですね」
紬「だから合うんだろうな」
梓「成る程、唯先輩はどんな人なんですか?」
紬「見たまま感じたまんまの奴だよ」
紬「頭良いし 優しいし 上品でしっかりしていて妹思いだよ」
紬「ただ…」
梓「ただ?」
紬「憂ちゃん知ってるだろ?」
梓「はい、憂が何か?」
紬「あの子に何かしらの危害が及んだ時はマジで唯ちゃんは恐ろしいぞ」
梓「どんな風にですか?」
紬「去年の事なんだけど私と憂ちゃんが男5人組に連れ去られそうになったんだ」
1年前
憂「辞めて下さい!触らないで下さい」
男「おらっ早く車に乗れ」
憂「いやー」
紬「おいっ!憂ちゃんに何してんだよ」
男「何だお前?お前も来い」
紬「私が行ってやるから憂ちゃんは置いとけ」
憂「紬さん駄目です!」
男「ほぉー駄目だな二人一緒に来い!おらっ乗れ」
紬「憂ちゃんを…憂ちゃんを離せよこらっ!」バシッ
男「いってぇな!おらっ大人しくしろ」バキッ
紬「うぉぉー憂ちゃん逃げろ早く!早く逃げるんだよ!」
憂「紬さん!」
男「逃がさないぜ」
唯「貴方達、何をしているのですか?」
憂「お姉ちゃん!」
男「お姉ちゃんだぁ?可愛いじゃねぇか!お前も可愛がってやるよ」
唯「今すぐ憂とムギちゃんを離しなさい」
男「やなこった来いよおらっ」
唯「仕方ありませんね」サワサワ
男「おっ?何だお前も好きなんだな」
唯「フフッ」サワサワ
男「おぉ…」
唯「それっ」ボキッ
男「うぎゃぁ~折れたアレが折れた」
唯「立ち去ってくれたら許します」ふきふき
男「てめぇ絶対に犯す」
男「やっちまえ」
唯「仕方ありませんね…私の大切な妹と親友を傷つけた罪は重いですよ」
男「」
男「」
男「」
男「」
男「」
紬「す、凄い…一瞬で」
唯「憂、ムギちゃん大丈夫ですか?」ニコッ
憂「お姉ちゃん怖かったよー」ガバッ
憂「紬さんが…紬さんが守ってくれたんだよ」
紬「唯ちゃんありがとう…それと今、親友って」
唯「私は軽音部全員を親友だと思っていますよ」ニコッ
唯「憂を守ってくれてありがとうございますムギちゃん」
紬「唯ちゃん」グスッ
男(あの女…今度妹が一人の時に…へへっ)
唯「○○さんと仰るんですね」
男「め、免許証!いつの間に…」
唯「貴方達、憂やムギちゃんを今後も狙うような事はしないで下さいね?」
唯「もしそんな事をしたら…この世に骨すら残りませんよ?」ニコッ
男「…」
唯「最後の忠告をします!私は本気ですからね?」にっこり
男「はっはい!」ゾクッ
唯「いい子ですね立ち去りなさい」ニコッ
唯「憂、行きましょうかムギちゃんも手当てしましょう」
紬「という訳だ」
梓「カッコイイですね唯先輩」
紬「まあな」
梓「ムギ先輩もカッコイイです!自分を連れて行けなんて普通は言えないですよ」
紬「そ、そんな事ねぇよ///」
梓(何だこの可愛い生き物は)
最終更新:2012年12月24日 19:08