梓「知ってますか唯先輩?」

唯「ん~?何が?」

梓「iPS細胞というもので同性の間でも子供ができるそうです」

唯「あ~なんかニュースでもいってたねその・・・PSPなんちゃら」

唯「でもそんなこと実際にできるようになるのってまだまだ先なんじゃないの?」

梓「それがですね・・・実は琴吹グループで独自発展させたものができたらしいんですよ」

梓「秘密ですよ?」

唯「へ~流石ムギちゃん家だね」

唯「・・・てことは」キラーン

唯「私とあずにゃんの間でも子供ができるんだね!」ムフフ

梓「はい!その通りです唯先輩!」

唯「・・・え?」

梓「?どうかしましたか?」

唯「いや・・・「何いってるんですか唯先輩!」プンプン」

唯「なーんて反応が返ってくるとおもってたからさ」

梓「そうですか。それは残念ですね」

唯「あ・・・あずにゃんなんかいつもと違うよ?熱でもある?」

梓「いつもっていつのことですか?」

唯「そ・・・そりゃあ」

梓「それは唯先輩が高校生の時の私ですよね?」

梓「唯先輩が大学に行ってから・・・私たちが会えなくなってから私は変わったんです」

梓「いや・・・違いますね、今日変わらなければいけないんです!」

唯「あ・・・あずにゃん変だよ・・・?」

梓「もうすぐ新年です。そして私は受験・・・でもこのモヤモヤを晴らさないと集中なんてできない!」

梓「だから今年が終わる前に・・・」ゴソゴソ

唯「あずにゃん・・・?」

梓「これを見てください」

唯「・・・瓶?」

梓「ムギ先輩から頂いた試作型です」

梓「これを・・・」ゴクゴク

唯「ちょっあずにゃん!?」

梓「んんんんんん・・・」ブルブル

唯「だっ大丈夫!?う、憂ーーーー!あずにゃんがーーー!」

ヒョコ

憂「あ、梓ちゃんもう使うの?あんまり近所迷惑にならないようにね」

憂「じゃあ私年越しそば作ってるから・・・がんばってね?お姉ちゃん」

唯「えええっ!?ちょ憂!?」

梓「にゃあああああああああああああ!!!!」ニョキーン

梓「はぁ・・・はぁ・・・せ・・・成功しましたよムギ先輩・・・」

唯「あ、あずにゃんスカートが・・・」

梓「これですか・・・?フフフ見ますか?」ペラリ

唯「あ・・・あわわわわわ」

梓のむったん「ビンビン」

梓「唯先輩・・・年越しは私と繋がりながら新年を迎えましょう?」

梓「半日しか効果ないらしいですから・・・急ぎましょう」

唯「ひええええええっ!!!!」ダダダダガチャバタン

梓「むっ!逃がしません!」ダダダダダ



そと!

ダダダダダダダダ

梓「コラ唯先輩!おとなしく捕まりなさい!」

唯「あずにゃんこわいよ~!!」

唯「あ、あれはりっちゃん家!」

唯「りっちゃん助けて!」ガチャ




律「」ピクピク




唯「ぎゃああああああああああっ!!!!!」

唯「りっちゃあああん!裸で倒れてる・・・・」






澪「唯じゃないか」






唯「ひぃっ!」

唯「み、澪ちゃん!りっちゃんが!・・・ってそれ」

澪「ああこれか?」

澪のエリザベス「ビンビン」

澪「ムギの奴がプレゼントしてくれてな」

澪「おかげで律と・・・」

澪「あれ?唯のとこには梓が行ったはずじゃ・・・」



梓「さあ・・・追いつきましたよ唯先輩」

唯「うわああああああああっ」

澪「おう来たか梓」

梓「はいです」

唯「たっ退避!」ガラッ

梓「あっ窓から!」

梓「・・・・・・・・・・・・」

澪「どうした梓」

梓「・・・・・・いえ。なんでもないです」

澪「行って来い。頑張るんだぞ」

梓「・・・・はい!」

ダダダダダダダダダ

律「・・・う~ん」ムク

澪「お、起きたか律」

律「ひっ!み、みおしゃ~ん、もうご勘弁を・・・」

澪「さあ2回戦だ」

律「うわあああああああん!!!!!!」

唯「澪ちゃんまでおかしく・・・」

唯「元凶はムギちゃんだな・・・」

唯「よーし待ってろムギちゃん!」



琴吹家

紬「あらいらっしゃい唯ちゃん。梓ちゃんはどうしたのかしら?」

唯「もう!ムギちゃんのせいであずにゃんがおかしくなっちゃったじゃない!」

紬「あら?私は薬を渡しただけよ?」

紬「梓ちゃんが変わったのは梓ちゃん自身の意思よ」

紬「唯ちゃん?なんで梓ちゃんから逃げるの?」

唯「そりゃあ・・・もの凄い剣幕だったし・・・」

紬「あらあら梓ちゃんったら・・・」

紬「じゃあ私からアドバイスよ」

唯「え・・・」

紬「梓ちゃんがなんでこんなに真剣なのか、梓ちゃんが今日言っていた言葉や行動の理由を考えてあげて?」

唯「今日の行動のりy「唯せんぱあああああああい!!!!!」

唯「ってうわあああああああっ!!!」ダダダダダダダ

梓「失礼しましたムギ先輩!」ダダダダダダダ

紬「あらまあ・・・頑張るのよ梓ちゃん」

紬「そして・・・梓ちゃんが大学に入学した後けいおん部は楽園となるのよ!」

紬「iPS細胞TMG改によってね!」

紬「うふふふふふふふ」

菫「お嬢様・・・流石です!」



ダダダダダダダ

唯「って思わず逃げてきちゃったけど・・・」

唯「あずにゃんの考えてること、か」

唯「あ、いつのまにか家まで戻ってきちゃったや」



ゆいのへや

唯「・・・・・・・・・・・・・・・」

(はい!その通りです唯先輩!)

(唯先輩が大学に行ってから・・・私たちが会えなくなってから私は変わったんです)

(だから今年が終わる前に・・・)

ガチャ

梓「あきらめたようですね、唯先輩」

唯「あずにゃん・・・」

梓「さあ、今こそ私たちは・・・」

唯「・・・」グス

梓「あっ」

唯「・・・うっ・・・ひっく」グス

梓(唯先輩・・・泣いてる・・・)

梓(・・・何やってんだろ私)

梓(嫌がる唯先輩を無理やりなんて・・・最低だよね)

梓(あーあ、もう駄目かもね。逃げられてる時から薄々感じてはいたけど)

梓(嫌われ・・・ちゃったよね・・・)

梓(そりゃそうか、こんな姿で・・・)

梓(馬鹿だなぁ・・・私)

梓「・・・・・・唯先輩、すみませんでした」

唯「・・・・・・あずにゃん」

梓「なんか私、焦ってたみたいで・・・」

梓「ちゃんと言ってませんでしたね」



梓「好きです。唯先輩」


唯「あずにゃん・・・ごめんね」

梓「・・・・・・はい。こんなことしたんですから当然です」

梓「もう・・・かえりますね、さよなら唯先輩。今までありがとうございました」クルッ

唯「あずにゃんっ!」ダキッ

唯「違うよ・・・違うよあずにゃん・・・」

梓「唯先輩・・・?」

唯「あずにゃんの気持ち・・・ちゃんと向き合わないでごめんね?」

唯「ちゃんと考えれば・・・あずにゃんの私に対する気持ちわかったのにね」

唯「ちょっとビックリしちゃって」

梓「・・・」

唯「・・・私も大好きだよ。あずにゃん」

梓「・・・うわああああああああああん」

梓「ごめんなさい!ごめんなさい唯せんぱいぃ」ギュッ

唯「卒業してから中々会えなくてちょっと暴走しちゃったね?」

唯「あずにゃん部長さんとして頑張ったもんね?」

唯「もう・・・我慢しなくていいからね?」

唯「ずっと永遠に一緒だから・・・」


しんや!






梓「ふふふ・・・唯先輩かわいかったですよ?」

唯「もう・・・あずにゃん激しすぎだよぉ・・・」

梓「あっいつのまにか年越してもすね」

唯「え・・・?ほんとだ。じゃあこれが姫始めってやつかな?」

梓「どうでしょう・・・ぎりぎりでしたから・・・」

梓「まあもう一回すれば一関係ないです」

唯「えぇ!?もう疲れたよぉ!」

梓「答えは聞いてません!問答無用!」

唯「ひえええええええっ!」




おしまい!



最終更新:2013年01月01日 01:58