ラダトーム城
王「おお、ゆい!よくぞ戻って来た!わしはとてもうれしいぞ…」
唯「今度はレベル9からのスタートだし、途中で死なないようにしなきゃね!」
王「ではまた会おう!勇者ゆいよ!」
澪「あれ?律のやつは?」
紬「トイレじゃないかしら?」
澪「そうか…なぁムギ、このゲームってさ、結構歩いていることになるよな」
紬「そうよね。坂道や階段も体感できてるから、かなりの運動量になるんじゃないかしら」
澪「消費カロリーってどのくらいかって分かるか?」
紬「あっ…そうね、データはマニュアルには書いてなかったけど、ウォーキングぐらいには
なるんじゃないかしら!あとで聞いておくわね!」
澪「カロリー消費量のデータは、重要だぞ!」
紬「重要よ、重要!」
フィールド
唯「りっちゃん隊長、応答願います、ドーゾ!」
澪「唯、律はトイレに行っているらしいから、ちょっと待っててくれないか?」
唯「了解!じゃあ、りっちゃんが帰ってきたら、呼んでもらっていい?」
紬「わかったわ」
唯「とりあえず、さっき行ってない方向にでも行ってみよう」
唯「もう!りっちゃんたら遅いわねえ、何をしてるのかしら!?ぷんぷん」
澪「唯、そういうセリフは他人の前では言わない方がいいぞ。特に『ぷんぷん』は、な。
にしても律のやつ、遅いな…あっ、ようやく帰ってきたな。おーい律、唯が呼んでるぞ」
律「悪い悪い、ちょっと自分の部屋に戻ってたからな。唯、待たせたな」
唯「りっちゃーん、岩山の洞窟ってどこ?」
律「お前がさっき死んだ橋があっただろ。そこを渡ったら見える、高い岩山の裏側の方だ」
唯「わかったー、行ってみるねー」
律「場所なら、ムギに聞いてもよかったんじゃないか?なぁムギ…っていねぇ!」
澪「今度はムギがトイレの番じゃないのか。それに今なら弱いモンスターしか出ないところを
しばらく通過することになるだろ。席を外すタイミングを見計らっていたんじゃないのか?」
唯「よーし、橋を通過して山地の高台に…あの岩山の裏側だね。海側の平地に向かって、
林を通り抜ければいいのかな?」
魔法使いがあらわれた!コマンド!
唯「レベル9だし、そのまま攻撃でも大丈夫だよね。えい!」
ゆいのこうげき!
魔法使いに17ポイントのダメージ!!
魔法使いを倒した!
唯「うん、大丈夫!」
唯「岩山の裏側は…ずっと林が続いているよ。平地は海沿いしかないや。
もう少し南側からなら見えるかなぁ?あっ、あっちに山地の高台を発見!
あそこに登れば、見えるかもしれないね。よーし!」
澪「律、岩山の洞窟には何があるんだ?」
律「戦士の指輪と、ステータスを上げる種と、鉄の盾だったかな。後は1/16の確立で、
死の首飾りが手に入るのさ」
澪「でも、宝箱等のグレードが『1質素』でFC版程度の中身だろ?種はないはずだし、
他のアイテムも一部は違うんじゃないのか」
律「そうだなぁ、戦士の指輪はリムルダールの戦士との会話に関係するから、たぶんある。
死の首飾りは呪いアイテムだから、これもたぶんある。鉄の盾は…期待できないな」
紬「ゴールドも、さっきみたいに小額なんじゃないかしら」
律「そんな感じがするな。ところでムギ、ちょっと電源かしてくれ。携帯の充電が足らないんだ。
充電器も持ってきたし」
紬「いいわよ」
澪「律が自分の部屋に戻っていたのは、それでか」
唯「ふーっ、結構距離あるね。ここが登れる一番高いところかな?林の真ん中が紫色の沼地だ。
あれも毒の沼地だよね…あっ、右の方向に平地を発見。なんか怪しい!行ってみよう!」
澪「ところで、その死の首飾りって、手に入れただけで呪われるのか?」
律「いやいや、身につけたら呪われるのさ。ラダトーム城に入れなくなる。
身に着けなかった平気さ。結構高値で売れるんだぜ。1,000G以上手に入るはずだ」
紬「それを売れば、ゴールドが稼げるわけね」
律「そうだ。でも、死の首飾りを手に入れるにはコツが必要なんだよな」
澪「コツ?」
唯「りっちゃん隊長、応答願います、ドーゾ!」
律「唯か?何だ?」
唯「岩山に囲まれた入り口を発見しました!」
律「それが岩山の洞窟だ。中にいるモンスターは今のレベルで楽勝だから、頑張って行ってみろ」
唯「了解です!ふんす!」
澪「唯、岩山の洞窟の入り口を無事探し出せたな」
律「ディスプレイで見ている私たちには、場所の特定は簡単なんだけどな。でも、
それを簡単に教えるとつまらないよな。私も、自力でマイラやリムルダールに行ったんだしな」
紬「でも、唯ちゃんの探し方はりっちゃんの探し方と似ているわよ」
律「そりゃ、私がお手本を見せているからな!」
澪「唯の方が先にプレイしてただろ。唯も高台から見下ろしたりもしてたじゃないか」
律「あれ?そうだっけ?」
澪「それに、律はクリア経験があるから、大まかなマップ構成も頭に入っているだろ。
唯はそれがないから、その分ハンデに…いや、律の方にアドバンテージがあるんだ」
唯「えーっと、たいまつは…」
律「おーい唯、たいまつは使うな!レミーラだ。レミーラの呪文を使え!
それで見えるようになるんだぜ。たいまつより明るいぞ」
唯「そうなの?じゃあやってみるね。レミーラ!」
ゆいはレミーラを唱えた!
唯「おおっ!すごく明るいよ、りっちゃん!で、どっちに行けばいいの?」
律「確か…えーっと、左回りに進んでいって、右に…じゃなくて東向きになったら、
ずっと奥の壁を目指すんだったかな?ともかくひたすら東に行ってみろ」
唯「ラージャー!」
澪「律、レミーラがあるのに、何でさっきたいまつを3つも買っていたんだ」
律「それがさっき言った『コツ』なんだよ」
紬「死の首飾りのこと?」
律「そうだぜ」
唯「道なりに東、ひがし。分かれ道が合っても東…りっちゃーん、ここが奥っぽいところ?
南に真っ直ぐの道がずーっと続いているけど」
律「たぶんそこだろうな。そのまま南にしばらく進んでくれ。うんそうだ。
その分かれ道で…西に行ったら水溜りみたいなのがあるはずだ」
唯「西だからこっち…りっちゃーん、水溜り見えるよー」
律「その水溜りの奥のほうに宝箱があるから、拾っとけ」
唯「りょーかいです!」
澪「律、さっきからなに携帯を見て…あっ!その携帯!昔持ってたやつだろ。
律が初めて買ってもらった携帯だよな。たしか、N900iSだったよな?」
律「さっすが澪しゃん、よく覚えてるわね~。ポチポチ…」
澪「なんで通話もメールもできないそれを持ってきたんだ?」
律「唯にアドバイスするためなのさー。…ポチポチ…」
紬「なるほどね。携帯アプリを見ているのね」
ゆいは宝箱を開けた。なんと!薬草を見つけた!
ゆいは薬草を手に入れた。
唯「腰のベルトについている袋が重い。いっぱいになってるのかな?
あっ、袋を触ってたらアイテム一覧が出てきた!」
律「薬草か、しょぼいな。ないよりはマシってことだろうな」
澪「アイテム一覧が表示されてるな。もうアイテムは持てそうにないみたいだな」
紬「アイテム欄いっぱいになっちゃってるけど、大丈夫なの、りっちゃん?」
律「いざとなれば、たいまつを捨てればいいんだ。たいまつは8Gの最安アイテムだからな。
それより、今はアイテム欄がいっぱいになってた方が好都合なんだぜ」
唯「りっちゃーん、水溜りの南側に道があるけど、こっちに行けばいいの?」
律「それであってるぞー。その後は今度は北向きに進むんだ」
唯「りょーかい!」
メーダがあらわれた!コマンド?
律「唯、この洞窟のモンスターは、ひたすら攻撃で倒してくれ。MPを節約するんだ」
唯「ラージャー!」
岩山の洞窟 B2F
唯「りっちゃーん、下の階に来たよー」
律「まずは南側の道をずーっと南に進んで見てくれ」
唯「ラージャー!」
ドラキーマがあらわれた!コマンド?
唯「また違う色のドラキーだ!このモンスターもひたすら攻撃だよね。えーい!」
ゆいのこうげき!
ドラキーマに16ポイントのダメージ!!
ドラキーマはホイミを唱えた!
ドラキーマの傷が回復した!
唯「えーっ、ホイミされたよ。これじゃ攻撃のやり直しだよ」
澪「ホイミするモンスターがいると厄介だな。せっかく攻撃しても帳消しになるし」
律「ベホイミするモンスターの方が、もっと厄介だぜ。もっと後に出てくるんだけどな」
紬「でも、ずっとホイミし続けるわけでもないし、根気よく戦うしかないわね」
律「そうだな。モンスターもMPに制限があるからな。Ⅰにはマホトラがないからその点は安心だ」
ドラキーマをやっつけた!
20ポイントの経験値をかくとく!25ゴールド手に入れた!
唯「りっちゃん、南側の突き当たりから左側に道が続いてるけど、そのまま行けばいいの?」
律「そうだ、そのまま壁伝いで…左回りだな。左回りで進めば、宝箱のある部屋の一つに着くぜ」
ドロルがあらわれた!コマンド?
唯「あははは、このモンスターなんか変!」
律「唯、笑ってないでさっさと倒せよ。こいつはHPが高いから、まず2ターンかかると思っとけ」
澪「魚の頭を引き伸ばしたような、深海魚に手足が生えているような…
確かに変な画像のモンスターだな」
紬「こういうのをキモカワって呼べばいいのかしら?」
澪「いや、かわいくはないと思うぞ…」
ドロルをやっつけた!
18ポイントの経験値をかくとく!30ゴールド手に入れた!
唯「さてと、左回り左回りに…あった!
ここだね!4ヶ所も灯りが立ててあって、その真ん中に宝箱があるよ。
なんか、いかにもいい物が入ってそうな感じだよね。それじゃあさっそく…」
ゆいは宝箱を開けた。しかし宝箱はからっぽだった。
唯「あれー?ねぇりっちゃーん、何も入ってないよー」
律「何ぃ!隣の宝箱はどうだ?」
ゆいは宝箱を開けた。しかし宝箱はからっぽだった。
唯「りっちゃーん、こっちも何も入ってなーい」
律「こりゃひどいな、収穫ゼロか。この部屋は元々は種が2つあるはずなんだよな」
澪「『1質素』だと種が出ないから、この部屋の宝箱はからっぽにされたんじゃないのか?」
紬「そうかもしれないわね」
律「唯、気を取り直して次の部屋に移動しようぜ。部屋を出て北の方向に二つ部屋があるからな」
唯「ラージャー!」
唯「りっちゃーん、新しい部屋を見つけたー。この部屋、赤じゅうたんが敷いてあるよ。
それに、なんか変な像が4つもあるよ」
律「たぶん、そこに戦士の指輪があると思う。奥の宝箱を開けてみ」
唯「これもからっぽだったらガッカリだよね…」
ゆいは宝箱を開けた。なんと!戦士の指輪を見つけた!
唯「なんかカッコイイ指輪だ!」
しかし、ゆいはこれ以上ものを持てない。何か捨てますか?
唯「あっ、そうだ。持ち物いっぱいだったよ。でも、指輪ってこんなに小さいのに、
これ以上持てないになるのも変だね」
律「唯、HPもだいぶ減っているし、薬草を使ってしまってアイテム欄を空けようぜ」
唯「そだね。でも、宝箱の中身を取らないことにするには、どうするのかな?
箱を閉めればいいのかな?よいしょっと」
戦士の指輪をあきらめた。
唯「あっ、宝箱を閉めたらキャンセルになるんだね。じゃあ薬草を使うね!」
唯は薬草を使った。唯の傷が回復した!
ゆいは宝箱を開けた。なんと!戦士の指輪を見つけた!
ゆいは戦士の指輪を手に入れた!
律「OK!唯、この部屋の隣にもう一部屋あるはずから、そっちにも行ってみようぜ」
唯「イエッサー!」
唯「こっちの部屋も、4ヶ所も灯りが立ててあって、その真ん中に宝箱があるよ。
またカラッポなのかな?」
ゆいは宝箱を開けた。115ゴールドを手に入れた。
唯「よかったぁ。ちゃんと入っていたよ」
律「ようやくマシなゴールド額が手に入ったな」
紬「そうね。今のところ最高金額じゃないかしら」
澪「でも、この洞窟でモンスター数匹倒したら、そのくらいの額になるんじゃないか」
律「そうだな。唯はここまで出てきたモンスターを全部倒しているから、
だいぶゴールドもたまってるだろうし、115ゴールドなんてはした金にしかならないよな」
唯「りっちゃーん。あと他に行く部屋ってあるのー?」
律「あるぞー。その部屋からまた左回りで進んでいくと、右側に宝箱が見える部屋が2つあるんだ」
それでおしまいだ」
唯「わかったー。また左回りだね」
律「たぶんどっちかの部屋の宝箱に死の首飾りが入っていると思うんだ。
でもな、死の首飾りは出ないことの方が多い」
澪「出ない?」
律「死の首飾りが出る確率は1/16だ。残りの15/16はたいまつだ。ようするに運なんだ。
それを確実に手に入れるように、ちょっと手をかけるのさ」
紬「それが、さっき行ってたコツなのね」
唯「りっちゃーん、宝箱あったー。さっそく開けてみるねー」
ゆいは宝箱を開けた。なんと!たいまつを見つけた!
しかし、ゆいはこれ以上ものを持てない。何か捨てますか?
唯「たいまつかぁ。たいまつなら、たいまつを捨ててたいまつを手に入れてもかわらないよね」
律「ストップ、唯!その宝箱の中身は、一度あきらめるんだ」
唯「そうなの?じゃぁ、持ってるたいまつを使えばいい?」
律「違う違う!あきらめて、もう一度開く。それでもまたたいまつが出てきたら、またあきらめる。
これを繰り返して、たいまつじゃないものが出てくるまで続けるんだ」
唯「なんだかよく分からないけど、とりあえずそうしてみるね」
たいまつをあきらめた。
ゆいは宝箱を開けた。なんと!たいまつを見つけた
しかし、ゆいはこれ以上ものを持てない。何か捨てますか?
唯「またたいまつだー。じゃああきらめるっと」
たいまつをあきらめた。
ゆいは宝箱を開けた。なんと!たいまつを見つけた!
しかし、ゆいはこれ以上ものを持てない。何か捨てますか?
唯「たいまつなのでやり直しっと」
たいまつをあきらめた。
澪「そうか、普通宝箱を開けたら中のアイテムを取ることになるけど、
持ち物がいっぱいだと宝箱の中身を取らずに済ませることができるから、
それを繰り返して目当てのアイテムを取るってことなんだな」
紬「それで、さっきたいまつを3つも買っていたのね」
律「そういうことだ。死の首飾りの売値に比べたら、たいまつなんてはるかに安いものだからな」
澪「でも、1/16の確立だけあって、なかなか出てこないな」
律「出てくるまで、根気よく待つ!」
澪「待つの?」
律「待つ!」
ゆいは宝箱を開けた。なんと!死の首飾りを見つけた!
しかし、ゆいはこれ以上ものを持てない。何か捨てますか?
唯「うわー、なんか変なのが出てきた。りっちゃーん、死の首飾りってこれのこと?」
律「そうだ。よーし、たいまつを捨てて、その死の首飾りをゲットだ!」
唯「ラージャー!」
ゆいはたいまつを捨て、死の首飾りを手に入れた!
律「後は隣の部屋にも宝箱があるはずだから、それを回収して終了だな」
唯「隣の部屋だね。りょーかい!」
メトロゴーストがあらわれた!コマンド?
唯「なんか顔色悪いよね、このゴースト。とりあえず攻撃!えいっ!」
メトロゴーストをやっつけた。
15ポイントの経験値をかくとく!
パパパパッパッパッパーン♪
ゆいはレベル10に上がった!
力が5ポイントがった!素早さが9ポイント上がった!みのまもりが4ポイント上がった!
最大HPが3ポイント増えた!最大MPが4ポイント増えた!
マホトーンの呪文を覚えた!
19ゴールドを手に入れた!
唯「やった、レベルアップだ!いつのまにかゴールドもたまってきてるし。
そうそう、隣の部屋に…宝箱あったー。さっそく開けてみよう」
ゆいは宝箱を開けた。17ゴールドを手に入れた。
唯「あれっ?これだけ?さっきのモンスターよりゴールドが低いよ」
律「レベル10でマホトーンか。やっぱりアプリより早いんだな」
澪「こっちの宝箱のゴールドは小額だったな」
紬「でも、すでに1,000ゴールド以上たまっているしみたいだし、死の首飾りを売れば、
装備も色々買い換えられるんじゃないかしら」
律「にしても、鉄の盾がないのは痛いな。わざわざ武器屋で買わなきゃいけないから、
余計な出費になるぜ」
唯「りっちゃーん、後は帰るだけだよね?」
律「そうだ。その道をまっすぐ行って、壁に当たったら右側に元の階段がある。
後は来たとおりに戻ればOKだ」
唯「りょーかい!」
最終更新:2013年01月16日 23:49