ぶしつ!

唯「う~ん」ゴロゴロ

梓「さ、練習しましょう唯先輩」

唯「え~まだ2人じゃ~ん」

梓「日々の積み重ねが大事なんです!」

梓「それにせっかく久しぶりにHTTが揃うからって休日にさわ子先生が部室貸してくれたんですから」

唯「え~寒いよ~」

梓「じゃあ暖房つけましょうよ」

唯「私エアコン苦手なの知ってるでしょ~」

梓「じゃあどうしろってんですか」

唯「ふふふ・・・いい考えがあるよ!」

梓「・・・?なんですか」

唯「あずにゃんギュ~」ダキッ

梓「・・・・・・・・もう」

唯「あれ?なんか思ってた反応と違うね」

梓「先輩の考えることは・・・」

唯「ん?」

梓「もう手に取るようにわかりますよ」

唯「ええ~!?」

梓「もうどれだけ一緒にいるとおもってるんですか」

唯「でも最近は私たちが卒業してから会えてないじゃん」

梓「先輩は単純ですから」

唯「先輩に対する態度じゃないよねそれ」

梓「え?後輩っぽくして欲しいんですか?」

唯「ちょっとやってみてよ」

梓「では・・・ゴホン」

梓「平沢先輩、軽蔑しました」

梓「練習しないのは軽音部としてどうかと思います」

梓「ほんと最低です」

梓「以上です」

梓「どうでしたか」

唯「・・・・・・・・・・・・・・・」

唯「・・・・・・・・・」

唯「・・・・うぅ」グスン

唯「ひっく・・・うぇ」グスグス

梓「ちょ!?何泣いてるんですか!?」

唯「だってあずにゃ・・・きら・・・ぃって」グス

梓「冗談ですから!冗談ですから!」

梓「好きですってば!嘘に決まってるじゃないですか!」

唯「ほん・・・とぉ?」ウルウル

梓「うっ・・・///ほんとですよ」

梓「だから泣き止んでください。ね?」

唯「・・・・・・うん!」グシグシ

梓「もう・・・先輩がやれって言ったんじゃないですか」

唯「悪口を言えとはいってないじゃん!」

梓「まぁ・・・アレを言われてもおかしくはないことは自覚してほしいです」

唯「でもあずにゃんは私のこと好きなんでしょ?」

梓「・・・・・覚えていましたかあの言葉」

唯「えへへ~嬉しいな~」

唯「私もあずにゃん大好き!」

唯「それに憂や和ちゃんや軽音部のみんなもね!」

梓「そうですか・・・はぁ・・・」

唯「ん~?あずにゃん嫉妬~?」ニヤニヤ

梓「・・・そんな訳ないでしょう」

唯「心配しなくてもあずにゃんは特に大好きだよ!」

梓(まあ私の好きと先輩の好きは・・・違うんでしょうね)

唯「・・・?どしたのあずにゃん」ニコニコ

梓(人の苦労もしらないで・・・)

唯「えへへ~あずにゃん分補給~」ギュゥゥ

梓(あったかい・・・)

唯「んん・・・あずにゃんあったかくて眠くなってきたぁ・・・」

梓(あったかいのは先輩でしょう・・・)

唯「あず・・・にゃ・・・」zzzzz

梓「ん・・・」zzzz

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梓「・・・・・・うぅん・・・・」

唯「zzzzzzzzz」

梓「ん・・・・アレ?」

梓「今・・・え!?10時!?10時間も寝てたの!?」

梓「ちょ、唯先輩起きて!」ユサユサ

唯「ん~憂~後5分~」

梓「むっ・・・」イラッ

梓「唯先輩!!!!!」

唯「ん~・・・んぇ?あずにゃん?」

梓「やっと起きましたか」(何憂にまで嫉妬してんだろ私・・・)

唯「おはよ~あずにゃん」

梓「おはよ、じゃありません!」

梓「大変です!もう10時です!」

梓「早く帰らないと!」

唯「えぇ!?見回りとかこなかったの!?」

梓「さぁ・・・音楽室は面倒だから来なかった、とかですかね」

唯「職務怠慢もいいとこだよ全く!」プンプン

唯「職務怠慢もいいとこだよ全く!」プンプン

梓「他の先輩方はどうしたんでしょうか」

唯「あ、メール来てるや」

唯「なになに・・・雪がひどくなりそうだからまた今度にしようだって」

梓「え、雪?」チラッ

梓「!!!!」

ゴオォォォォ

唯「すごいねあずにゃん!これなら雪合戦でもかまくらでもなんでもできるね!」

梓「のんきなこと言ってる場合じゃないでしょ!?」

梓「これじゃ帰るに帰れませんよ!」

唯「そっか、私も寮に帰れないや」

唯「あずにゃん親御さんから連絡ないの?」

梓「ライブであと一週間は帰りません」

唯「ん~・・・ここに泊まろっか?」

梓「え!?いやいやそんなの無理でしょう!?」

梓「許可とってませんし・・・布団も寝袋もないですし」

唯「でもこの雪じゃ先生も残ってないよ?」

梓「ちょっと見てきます・・・」

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梓「誰もいませんでした・・・」

唯「じゃあしょうがないね」

梓「・・・・・・・」

唯「ん?どったのあずにゃん」

梓「唯先輩妙に落ち着いてますね」

唯「そうかな?えへへ、大学入って大人になったからね!」

梓(そっか・・・)

梓「唯先輩も・・・変わっちゃうんですかね・・・」

唯「え?」

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梓「上にかけるものもロクにないですし・・・」

梓「寄り添い合って寝るしかないですね」

唯「え!?あずにゃん抱きながら寝ていいの!?」

梓「緊急事態ですししょうがないですから」

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唯「あずにゃん寒くない?」ギュ

梓「ええ、大丈夫です」ギュ

梓「唯先輩・・・すみません、こんなことになっちゃって」

唯「・・・あずにゃんのせいじゃないよ」

梓「いえ・・・私がもっとしっかりしてれば・・・」

唯「・・・・・」ギュウゥ

梓「ん・・・・」zzzz

唯「よしよし」ナデナデ

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数時間後

唯「うぅ・・・寒・・・」ガチガチ

梓「さすがに毛布1枚じゃ・・・」カタカタ

唯「ほんとにやばいかな・・・これ」

梓「・・・・・・・・・・唯先輩」

梓「服、脱いでください」

唯「え・・・?」

唯「まさかあずにゃん私の服を重ね着する気!?」

唯「私に死ねと・・・」

梓「・・・・・・・・・」

唯「・・・・冗談だよ」

梓「こういう時は裸で温め合うといいらしいです」

唯「え・・・・・・本気?」

梓「このままじゃ万が一ってことになりかねないですから」

梓「唯先輩にもしものことがあったら私・・・」

梓「せっかく久々に会えたのに・・・」

唯「・・・・分かった。緊急事態だもんね」

唯「私・・・あずにゃんならいいよ・・・?」

梓「え・・・・?」

唯「優しくしてね・・・?」

梓「なんか勘違いしてません?」

唯「えへへ~冗談冗談」

梓「・・・・・・もう」

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梓「寒くないですか?」

唯「うん・・・さっきよりだいぶあったかいよ」

唯「濃厚なあずにゃん分が流れ込んでくるね!」

梓「・・・・・・・・・・・唯先輩」

唯「ん?あ、寒かった?」

梓「もっとあったかくなる方法があります」

唯「え・・・・?」

梓「さっき唯先輩が言った冗談の内容、です」

梓「こうなったのは私の責任ですし・・・」

唯「・・・・・ダメだよそんなの」

梓「・・・・・そうですよね」

梓「すみません・・・気持ち悪いですよね」

唯「ううん・・・こんなことで体捨てちゃだめだよ」

唯「責任感じてるの?」

唯「なんかあずにゃん変だよ?」

梓「変なんかじゃありません・・・」

唯「そんなことするのあずにゃん嫌でしょ?」

梓「そんなことって・・・」

唯「さっき私が言ったのは冗談なんだよ?」

唯「催促してるように聞こえちゃったかな・・・」

唯「ごめんね?あずにゃん、嫌だったね・・・?ちょっと冗談が」

梓「嫌なんかじゃありません!!!!」

梓「なんなんですか唯先輩は!?」

梓「普段からあんなに抱きついてきて・・・」

梓「思わせぶりなことしといて・・・」

梓「さっきだって・・・私も大好きって言ったと思えばみんなが大好き!?」

梓「私の好きと唯先輩の好きは違うんですよ!」

梓「ふざけないでくださいよぉ・・・」

梓「あんなこと言われたら・・・」

唯「・・・・・・・・・・・・」

梓「勘違いしちゃうじゃないですか・・・」

梓「もしかしたら唯先輩も・・・って」

梓「期待、しちゃうじゃないですか・・・」

梓「うぅ・・・」ポロポロ

唯「あずにゃん・・・」グイッ

唯「私言ったよね・・・?」

梓「え・・・・?」

唯「あずにゃんが特に大好きって・・・」

唯「私だってそんなバカじゃないよ?いくら女の子どうしでも裸で抱き合うなんて憂でも許可しないよ」

唯「あずにゃん・・・」チュッ

梓「あ・・・・」

唯「私もう引き返せないよ?」

唯「今まで抱きつきだけで我慢してた分・・・」

唯「全部はきだしちゃうよ?」

梓「上等です、私の我慢してた思いにくらべればそんなの・・・」

唯「やっぱり私達ってバカだね・・・2人しておんなじ気持ちだったのに」

梓「そうですね・・・もっと早く言うべきでした」

唯「いいんだねあずにゃん・・・いくよ・・・?」

梓「やって、やるです」

梓「唯先輩っ」チュウゥ

唯「ん・・・ぷはっ・・・あず・・・にゃっ」

梓「ふふ・・・すぐにあったかくしてあげます」

唯「んっ・・・あっ・・・んんっ」

梓「我慢してた分・・・覚悟してくださいね・・・?」

唯「ああっ・・待って・・・んっ!」

梓「ダメです、もう待てません」

唯「あ・・・ずにゃっ・・・どこでっ・・・こんな・・・ぁああっ!」

梓「初めてに決まってるじゃないですか」

梓「私の初めては唯先輩にあげたいですし」

唯「にしては手馴れて・・・んんっ!!」

梓「妄想してたから・・・唯先輩で」

唯「へっ・・・変態っ・・・///このエロにゃん!」

梓「エロにゃんで結構です」

梓「唯先輩、唯先輩に跡つけていいんですね?」

唯「・・・・・・」コクッ

梓「終わったら私にも・・・お願いします」

唯「うん・・・あずにゃん焦らさないでよぉ」

梓「じゃあ・・・いきますよ唯先輩」

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チュンチュン

唯「ん・・・あ、朝か」

唯「ふぅ・・・ほらあずにゃん起きて」

梓「・・・・・・ふぇ」グテー

唯「ふふ・・・私の勝ちだね・・・」

梓「うぅ・・・まさか逆転されるなんて・・・」

唯「あずにゃんにされたことし返しただけだよ?」

唯「ちょっとアレンジ加えたけど」

梓「無駄に天才的ですね・・・うぅ・・・まだ足が震える・・・」

唯「愛の成せる技だね!」

唯「ほら雪やんだよ?」

唯「風邪ひく前に服着て私達の部屋に帰ろ?」

梓「私達・・・?」

唯「ほぇ?だってあずにゃんが入学したら同棲するでしょ?」

梓「・・・・・・・はい!」

梓「じゃあ帰ったら第2ラウンド開始です」

唯「え”・・・・」

梓「次は唯先輩が果てるまで私倒れませんから」

唯「ええ~流石にもう無理だよ~あずにゃぁぁん」

梓「ふふ・・・・唯先輩」

唯「うん?」

梓「・・・愛してます」

唯「・・・・・私も愛してるよ」

梓「ん・・・・」チュッ



おしまい



最終更新:2013年01月19日 01:38