梓「ただいまー」
梓「あーあ…今日も先輩たちに振り回されてバンドの練習できなかったです…」
梓「はぁ…気晴らしにいつもみたいに2ちゃんで韓国叩きでもするです!」
梓「ハングル板ハングル板っと…」カチカチ
梓「あっ!間違って
掲示板一覧のボタン押しちゃった…」
梓「そういえば私、ハングル板以外見たことないけど他にはどんな掲示板があるんだろう…」
梓「………」カチカチ
梓「ん?なんだろうこれ?」
梓「なんでも実況J?」
梓「どんな掲示板なんだろう…」カチカチ
1: 野球がサッカー並に世界で普及したらありそうなこと(114)
2: カイエン青山「なんJのみんなwwwよろしくニキーwwwwwwwwww」(514)
3: 【新説】野獣先輩 ポールマッカートニー説(893)
4: のび太「お願いドラえもん!タイムマシンで過去に遡って多田野を止めて!」(1)
梓「カイエン青山?野獣先輩?多田野?知らないなぁ…誰だろう…?」
梓「私にも分かりそうなのはないのかなぁ…?」カチカチ
5: 日本で一番偉大なバンドを決めるんゴwwwww(72)
梓「あっ!これなら私にも分かるかもです!」クリック
梓「え……?」
以下そのスレッドのレス
ホモならもちろん♂BOØWY♂ダルルォ!?
えっ…何それは…(ドン引き)
申レN
BOØWYへの熱い風評被害で草生える
野獣先輩をリスペクトした曲を出したミスチルでいいと思う(提案)
モーツァルト?(無知)
(世界の遠野じゃ)いかんのか?
ノーナだろwww
NONA REEVES(迫真)
ダイナモ感覚!ダイナモ感覚!
キルミーベイベーは死んだんだ
NSDR兄貴は関係ないだろ!いい加減にしろ!
ぬああああんノーナでいいよもおおおおおおおおん
梓「なにこれ…」
梓「私の想像してたものと違う…」
梓「それにみんなが何を喋っているのか全然理解できない…」
梓「とにかくこんな流れじゃだめです!私が何とかしてやるです!!」
梓「みなさん真面目に議論しましょうよ!っと」カチカチ
梓「………」
梓「おっ!さっそくレスがついた」
ノンケがカンカンでいらっしゃる、咥えて差し上げろ(至言)
あのさぁ…
ノンケは帰って、どうぞ
梓「………」
梓「明日も早いし今日はもう寝よう」
次の日の放課後
梓「部室に来たけど誰もいないです…先輩たち遅いなぁ…」
ガチャ
律「おーす梓!進路相談があって遅れちまったぜ~」
紬「おはよう梓ちゃん」
唯「あずにゃ~ん、会いたかったよぉ~」ナデナデ
澪「悔い改めて」
梓「ちょ唯先輩~やめてください~」
唯「いいじゃん♪減るもんじゃないし~」ナデナデ
澪「そうだよ(便乗)」
律「ったく唯の奴は」
紬「ねぇみんなそろそろお茶にしない?」
唯「おー紬ちゃん気が利くね~じゃあ私は紅茶で~」
律「私も唯と同じので」
梓「私は何でも大丈夫です!」
澪「アイスティーをオナシャス!」
紬「澪ちゃんこの頃ずっとアイスティーよね?たまには違うのも…」
澪「は?(威圧)」
澪「いいんだゾ!ハイ、よろしくぅ!」
紬「…すぐに持ってくるわ」
澪「オッス!お願いしま~す」
唯「澪ちゃ…」
律「ば、ばか野郎!何も言うな」コソコソ
梓「………」
梓「あの…唯先輩、律先輩、ムギ先輩、その…えっと…お話しがあるので部活終わりに残ってもらっていいですか?」
澪「あのさぁ…私ひとりだけ誘わないなんて酷過ぎるゾ、それ一番言われてるから」
唯律紬梓「………」
部活終了
澪「チカレタ…(小声) 今日はすっげえキツかったゾ~」
澪「じゃけん邪魔者の私はさっさと帰りましょうね~」スタコラ
梓「………」
梓「先輩その…」
律「何も言うな!お前の言いたいことは分かってる」
唯「澪ちゃん…1ヶ月くらい前から様子がおかしいよね…」
紬「はい…」
律「あんなの私が知ってる澪じゃねえ!おかしすぎる!」
律「誰か澪があんな風になっちまったのに心当たりがある奴はいねえか?どんな些細なことでもいい!」
唯「1ヶ月前…あっ!」
唯「そういえば私がニゴニゴ動画を澪ちゃんに教えてあげたのがその頃かなぁ」
律「ニゴニゴ動画?なんだそれ」
唯「動画投稿サイトだよ、たくさんの人たちが作った面白い動画をいっぱい見れるんだ~」
律「で、澪はそのサイトでどんな動画を見ていたんだ?」
唯「うーん…たしかサイトを教えて3日後くらいだったかなぁ…澪ちゃんが面白い動画を見つけたって興奮気味に教えてくれたんだけど…」
唯「正直何言ってるのかよく分からなくて動画のタイトルしか覚えてないんだぁ」
唯「たしか…歌う野獣先輩、完全勝利した多田野UC、空手部・性の裏技、みたいな感じの名前だった気がする」
梓「!?」
梓(野獣先輩…多田野…どこかで…)
梓(はっ!そうだ思い出した!昨日見たなんでも実況Jで同じ名前を…)
梓(もしかしたら…)
律「うーん…手がかりなしかぁー困ったなぁー」
梓「…いじょうぶです」
紬「どうしたの梓ちゃん?」
梓「だ…大丈夫です!!!!澪先輩は私がなんとかして見せます!!!」
梓「そして元に戻った澪先輩と昔みたいに楽しくバンドをしましょう!!」
律「梓…お前…」
唯「あずにゃん…」
紬「信じましょう…梓ちゃんのこと…」
梓「やってやるです!」
~それから1ヶ月後~
梓「ふぅ~今日もいっぱい勉強したです」
梓(あれからたくさんのことを勉強しました…)
梓(なんJで普段使われている言葉は「真夏の夜の淫夢」というホモビデオが元ネタだということを…)
梓「もう私は1か月前の私じゃない!」
梓「明日、澪先輩脱淫夢作戦を決行するです!」
放課後、軽音部部室
梓(よしっ私が一番乗り)
梓(まずは澪先輩に自分の言動はおかしいと自覚してもらうことから始めるです)
律「おーっす」
紬「梓ちゃん来てたのね」
唯「あずにゃ~ん」ナデナデ
澪「悔い改めて」
梓(…よし…作戦決行です!)
梓「そういえば突然ですけど先輩たちはトンちゃんについてどう思ってます?」
律「どうって?そりゃお前…」
唯「もちろん軽音部の大切な仲間だよ!ねぇムギちゃん?」
紬「はい、大切な仲間です!ねぇりっちゃん?」
律「ああそうだな、だろ澪?」
澪「そう…(無関心)」
梓(…ニヤリ)
梓「でも私たちがお茶したり演奏したりしてる時、トンちゃんはいつもひとりぼっちじゃないですか!」
梓「だから私、トンちゃんの側に常に居られるような新しい友達を連れてきたんです!」
梓「それでは紹介します!」ガチャ
梓「これがトンちゃんの新しい友達スローロリスです!」
澪「ファッ!?」
唯「かわいいいいいいいい」
律「なんだコイツ?猿か?」
紬「可愛らしいですね」
梓(さあどうします澪先輩…)
澪「………」
澪「淫夢くん」ボソッ
梓(やはり食いついてきた…)ニヤリ
唯「でもこんなかわいいお猿さんどこで見つけてきたのぉー?」
梓「いえいえお父さんの知り合いの人の会社に頼んで譲って貰ったんですよ」
唯「会社?」
梓「株式会社COATコーポレーションって知ってますか?」
澪「ファッ!?」
澪「お、おっ、おい梓(震え声)」
梓「なんですか?」ニヤッ
澪「なんかさぁ…放課後になると腹減んない?この辺に旨いラーメン屋、来てるらしいよ?」ソワソワ
梓「え?」
澪「よし!今からふたりで食べにいくゾ」グイッ
梓「どこまで行くんですか澪先輩」
澪「………」ピタッ
澪「梓…お前知っていたのか…私が淫夢民だということを…」
梓(なんJ民じゃなくて淫夢民だったか…)
梓「はい知ってました」
澪「………」
梓「澪先輩!淫夢なんて卒業して元の先輩に(ry」
澪「なあ梓…」
梓「?」
澪「淫夢は好きか…?」
梓「何言ってるんですか先輩?」
澪「お前は野獣先輩を遠野をMURをKMRをTDNをGOをDBを(以下略)見て何も感じなかったのか?」
梓「感じる訳ないじゃないですか!男同士で汚い!あんなの絶対おかしいです!」
澪「私はな…後輩を庇って掘られたTDNや気を失った後輩を優しく介抱した野獣先輩を心から尊敬している」
澪「男同士だからって何が悪いんだ?お前だって見ただろ先輩と遠野の熱いキスを」
梓「それは…」
澪「淫夢とは芸術なんだよ!ホモとは同性愛とは世界で最も美しい愛の形なんだよ!」
澪「私はこれからも淫夢を見続ける、そしてピンキーを蹴落としてCOATに入社するのが私の将来の夢だ!」
梓「澪先輩…そこまで…」
梓「分かりました…」
澪「え?」
梓「先輩の淫夢に対する愛は十分に伝わりました」
梓「私…最低です…男同士だからって汚いと勝手に決めつけて…」ボロボロ
梓「澪先輩の気持ちを考えないで…私…なんて…謝ればいいのか…」ボロボロ
澪「梓…」
澪「これから一緒に淫夢を応援していこうな!」ガシッ
梓「はい…」
梓「じゃあ私帰って淫夢動画をヘビロテします!澪先輩ありがとうございました!」ダッ
澪「おう、じゃあまた明日な」
澪「………」
澪「………ふふっ」
澪「堕ちたな(確信)」
END
最終更新:2013年01月27日 00:46