澪「やぁ、憂ちゃん」
憂「こんな所でどうしたんですか?」
澪「詞を考えてるんだ」
憂「何か浮かびましたか?」
澪「全然だよ…何時もは海に行くんだけど」
憂「隣、良いですか?」
澪「うん、憂ちゃんなら大歓迎だよ」
憂「水辺って落ち着きますね」
澪「うん、この中にはどんな生き物が居るの かな?そんな事を想像するのが好きなんだ」
澪「自分でも変だと思うんだけどさ」
憂「私もよくそんな事考えますよ」
澪「本当?」
憂「はい、お父さんの車に乗ってると凄く田 舎とか行く事があるんです」
澪「うんうん」
憂「そういう所に人が住んでると、毎日どん な生活してるんだろ?とか考えるの好きです よ」
澪「だよね?考えるよね?良かった…」
憂「澪さんは想像力豊かで羨ましいです」
澪「そうかな?」
憂「はい、私は澪さんの歌詞好きですよ」ニ コッ
澪「ありがとう///」
憂「お姉ちゃんも澪さんは凄いっていつも 言ってます」
澪「唯が?何か照れるな」
憂「澪さんがお姉ちゃんにギターを教えてく れたんですよね?」
澪「うん、基礎だけだけど」
憂「お姉ちゃん、毎日練習してますよ?澪さんが教えてくれた基礎を」
澪「大した事教えてないんだけど…」
憂「澪さんは根気強くわかりやすく教えてく れたってお姉ちゃん喜んでました」
澪「恥ずかしいじゃないか///」
憂「私、軽音部の皆さんに凄く感謝してま す」
澪「何で?」
憂「お姉ちゃんが本気になって取り組んだ 事って音楽が初めてなんです」
憂「お姉ちゃんに音楽の楽しさを教えてくれ た皆さんに凄く感謝してます」
憂「あんなに楽しそうに輝いてるお姉ちゃん が見れるんですから」
澪「憂ちゃんはやりたい事ないの?」
憂「私は特に…でも、皆さんとお話したり梓 ちゃんや純ちゃんとお話してる時は凄く楽し いですよ」
澪「じゃあ、憂ちゃんにやりたい事が出来た ら軽音部全員で応援するよ」
憂「ありがとうございます嬉しいです」ニ コッ
澪「でも、私だって唯や皆に助けて貰ってば かりだよ」
澪「律は何だかんだで何時も私や他の部員を 気にかけてくれてる」
澪「ムギは周りの雰囲気を常に暖かくしてく れてるし」
澪「梓は一生懸命頑張ってくれてる」
澪「そして、唯は私がもう駄目だと思った時 には常に応援してくれた」
憂「お姉ちゃんはそういう所を良く見てるん です」
澪「だよね、皆本当に良い奴ばかりだよ」
憂「私もそう思います」
澪「そして、唯の家に行くと憂ちゃんが出迎 えてくれるから」
憂「えっ?」
澪「安心するんだ憂ちゃんの笑顔を見ると」
憂「ありがとうございます///」
澪「あっ!憂ちゃんお腹空いてない?良かっ たらご馳走するよ」
憂「でも、悪いですよ…」
澪「いいから、私から誘ったんだから」
憂「はい、じゃあお言葉に甘えますね」
レストラン
憂「雰囲気が良くてお洒落なレストランです ね」
澪「うん、それに静かだし気に入ってるん だ」
憂「澪さんらしいお店ですね」ニコッ
澪「そうかな?」
憂「はい、澪さんは落ち着いていてカッコイ イと思いますよ」
澪「そんな事///」
憂「純ちゃんは澪さんに憧れてるんですよ」
澪「あの、憂ちゃんと見学に来た子?」
憂「そうです、純ちゃんはカッコイイ先輩が 大好きなんです」
澪「何だか照れるな///」
ウェイトレス「お待たせ致しました」
澪「あっ!きたきた」
憂「ピラフ美味しいですよね」
澪「コロッケピラフとか良いよね」
澪「コロッケとか目玉焼きとか乗ってたら豪 華な気がしない?」
憂「それわかります!」
澪「だよね!」
憂「お姉ちゃん、私が風邪をひいた時にお粥 に目玉焼き乗せてました」
澪「唯らしいな」クスッ
憂「でも、美味しかったですよ」
澪「憂ちゃんは本当に唯の事好きなんだな」
憂「お姉ちゃんのお世話をするのが私の楽し みですから」
澪「唯が羨ましいよ」
憂「その代わりお姉ちゃんは私に沢山の笑顔 をくれるから」
澪「うん、唯はそういう子だよな」
憂「澪さんだって律さんと仲良しだと思いま すよ」
澪「律はいい加減で大雑把な所はあるけど仲 間思いで良い奴だぞ」
憂「私は律さんが羨ましいかな…」
澪「えっ?」
憂「な、何でもないです///」
澪「食べようか///」
憂「そうですね//」
憂「澪さんご馳走様でした」
澪「そんな、お礼なんか良いって」
憂「あっ!もうこんな時間だ」
憂「夕飯のお買い物に行かないと…」
澪「そ、そっか大変だね」
澪(また二人で遊びに行きたいけど迷惑かな…)
澪(先輩だと気を使ってしまうもんな…)
澪(でも…)
憂「あ、あの澪さん」
澪「何?」
憂「今日は凄く楽しかったです!」
澪「私も楽しかったよ憂ちゃん」
憂「も、もし迷惑じゃなかったらその…」
澪「?」
憂「また二人で遊びに行きましょう///」
澪「うん!行こう!絶対行こうよ」
憂「はい!」
平沢家
唯「憂~嬉しそうだね~何か良い事あった の?」
憂「うん、今日ねお散歩してたら澪さんに 会って色々お話したんだ」
唯「そっかぁ~エヘヘ」ニコニコ
憂「お姉ちゃん?どうしたの?」
唯「軽音部の皆と憂が仲良くなったらそりゃ 嬉しいよ~」
憂「うん、私も凄く嬉しいよ」
唯「良かったね憂」
憂「うん」ニコッ
秋山家
律「澪、何か嬉しそうだな?」
澪「うん、実は詞を考えてたら憂ちゃんに 会ってさ」
律「ズルイ~私も会いたかった~」
澪「色々話せて楽しかった」
律「そっか、澪」
澪「何だ?律」
律「良かったな」
澪「うん、ありがとう律」
おしまい
最終更新:2013年11月04日 07:13