「まだ神羅の社長をやってるのか?」
「まあそんなところだな」
ルーファウスの答えは淡々としている。
「あの日私は…」
少し沈黙した後、再び口を開く。
「俺になんの用だ」
レノにぶつけたのと同じ質問をするクラウド。
「ビルが崩れ落ちる直前に…」
無視するルーファウス。
「俺を襲った奴らは?」
また訊く。これも先程レノに訊こうとした事だ。
「なんとか…」「帰るぞ」
無視しようとするルーファウスに、クラウドはピシャリと言い放った。またも沈黙。
「…おまえの力を貸して欲しい」
暫くして、ルーファウスは単刀直入に言う。
「興味無いね」
下らない、とばかりに吐き捨てるクラウド。
「我ら神羅カンパニーは、世界に対して大きな借りがある」
少し声を大きくして、ルーファウスは遮るように言う。
「世界をこのような惨めな状態にした責任は、我々にあるといっても過言ではない。
よって、この負債はなんとしても返さねばならんのだ」
事実だ。もうクラウドも遮ろうとせず、静かに聞いている。
「その第一歩として、我々はセフィロスが残した影響の調査を始めた」
「北の大空洞だぞ、と」
レノが外から口を挟んだが、全員が無視した。
「何があったと思う?…何も、何も無かった。安心していい。しかし予期せぬ事が起こった」
続ける。クラウドは話がだんだん核心に迫っているのを感じた。
「邪魔が入ったのだ。…お前を襲った奴ら…カダ―ジュの一味だ」
「カダ―ジュ…」
ルーファウスが告げた敵の名前を、クラウドは復唱した。
最終更新:2007年12月13日 06:57