昔板
幼い頃に家族ぐるみの付き合いをしていたが、海外転勤で音信不通に。
別れの直後に悲嘆のあまりに高熱をだした女向けゲは彼のことを忘れてしまった。
両親も姉も、また思い出して悲しんではと敢えて思い出させることはしなかった。
ある日、女向けゲ大人が新進舞台俳優となった昔板が出ている雑誌を持ち帰る。
姉「見て見て!これって昔板くんだよね!?」
女向け「昔板?誰?」
母「どれどれ、へえええー本当だ!懐かしいねぇ…こんなに出世して(ウルウル」
白弟「ふーん、ロンドンの演劇学校出?優秀なんだね」
黒弟「なんつーか、今どき流行らない顔じゃん?」
姉「ばかっ、正統派の二枚目なんだよ」
女向け「え、みんな知ってる人?」
母「…ああ、あんたは覚えてないかもね…兄妹みたいだったんだけどね」
姉「事務所の連絡先出てるからメールしてみようか!覚えてるかなぁ?」
父「ご両親、亡くなったらしいと噂で聞いたが…」
1週間後、夕飯時に突然訪ねてくる昔板。
団欒を塀から覗いているところを母にみつかりひきずりこまれる。
昔の話や今の話で盛り上がる中、話に入れずに疎外感をあじわう女向けゲ。
食事も終わり、お茶を飲んでいると昔板が話しかけてくる。
昔「僕のこと、忘れちゃった?女向けゲちゃん?」
姉「この子薄情なのよーあんなに昔板くん昔板くんって言ってたのに」
女向け「(なんで私だけ覚えてないの?変な感じ…)
すみません、よく覚えてなくて」
昔「あ…もしかして、また僕が暗示かけちゃったのかも…」
女向け「え?暗示?」
昔「うん。さよならする日にあんまり女向けゲちゃんが泣いていたから、
『明日になったら僕のことはきれいに忘れて笑顔に戻れるよ』って
言ったんですよ、確か。
僕、暗示かけちゃいやすいタイプみたいでよくあるんですよ。」
姉「へー…、さすが役者…」
黒弟「姉ちゃんも単純細胞だからな…」
女向け「ちょ、人のことをミジンコみたいに…ひゃっ!何!?」
昔「ごめんね、ちょっとじっとしていて」
両手で女向けゲの顔を包み込むようにして囁く昔板。
昔「僕は約束どおりに女向けゲちゃんのこと忘れなかったよ。
もう泣いても大丈夫だから、僕のこと、思い出していいから…」
女向け「約束…?」
突然女向けゲの目から涙が溢れ、別れの日の記憶が蘇る。
女向け「昔板くん…?」
背後では萌え死ぬ女向けゲ大人と、白弟に羽交い絞めされながら
「何やってるんだぁぁぁぁ」と叫ぶ黒弟がいることは言うまでもない。
※特殊能力(暗示)を悪用してナンデモアリなR15ルートも妄想したw
最終更新:2007年11月30日 17:43