商会
概要
土地の領主から正式に店舗を構えて商業を営む許可を得ている組織をいいます。
つまり、店舗を持つ全ての商店が商会となります。
大半は特定のギルドから得た特定の商材に対してのみの取扱い許可しか持ちませんし、その多くが家族経営の個人商店ですが、中には傘下に複数の取扱い業者を持つ事で、総合商社と言ってよい規模の営業を行っている場合もあり、一般には、そうした組織だけが「商会」と呼ばれます。
また、一般に前述の家族経営だったり、拠点が一つ、もしくは商材が一つ、といった商店は、「商家」と呼ばれています。
因みに、店舗を構える許可を出すのは領主ですが、各種商材の取り扱い許可については、各ギルドが許可を出しています。
また、各都市でそうした店舗の出店許可を得るための受付業務を行なっているのは、帝国では一般的に商業神であるトーラボーラ神殿や、契約の神であるエディウス神殿になります。
ただし、五色革命以降帝国では、というより、先行して強固な中央集権化が進む連合王国の旧アルールシア王国領及び旧ソナス王国領では、神殿を通さす、領主の行政を司る担当の役人によって、それらの許認可が行われるようになっています。
商会の種類
規模の大小は別にして、大きく3つに区別する事ができます。
①問屋
生産系のギルドもしくは都市間の流通を行なっている商会から、もしくは生産系のギルドもしくは都市間の流通を行なっている商会に対し、生産物の購入または販売を行い、同時にそれらを備蓄・保管し、需要と供給の調整を行なっています。
②商会
ある都市から別の都市へ、商材である生産物を輸送し、同時に備蓄もしくは一時保管している場合があります。
一般的に商会と言えば、この業務を行なっている組織を指します。
③商家
一つの都市内で、問屋から商材を買い取り、消費者に対して小売を行います。
また、同じ都市、もしくは複数の都市にまたがって、同一の商材を小売しています。
ギルドの権限が大きい商材については、ギルドが問屋・商会・商家のいずれか一つもくは複数を兼ねる場合があり、商材によっては生産から流通・販売までの全てを一括して統括している事もあります。
アルールシア帝国
レダパルタ(紅い羊)商会
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最終更新:2012年01月19日 10:58