チェアの選び方

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#contents **JOIFA(社団法人日本オフィス家具協会)会員かどうか ---- 社団法人日本オフィス家具協会というものがあり、所属するにあたって オフィス家具の安全性、耐久性、品質、素材、リサイクルなどに関して厳しい基準が設けられている。 安全性や耐久性をしっかりとテストし、自社で椅子を設計製造している会社は以下の会員名簿に必ずある。 ハーマンミラーやスチールケースなど海外オフィス家具メーカーの日本法人や代理店もすべて会員リストに入っている。 ロクに検査もせずに中国などの新興国の家具メーカーやOEM企業が設計製造したものを日本に輸入し低価格で売りさばいたり、あたかも自社開発したように偽装して売っているような会社は以下の名簿に名前が一切無い。 -JOIFA会員企業名簿 http://www.joifa.or.jp/membership/index.html [[メーカー別]]も参照 **リクライニングのロッキング機構 ---- |背ロッキング|背だけが動くもの| |背&座ロッキング|背と座が一体で動くもの| |ニーチルトロッキング|背と座面後部が一体で動くもの| |シンクロロッキング|背と座が別々の傾きで動くもの| シンクロロッキングが一番ランクが高い。背&座ロッキングは倒した時に膝裏を圧迫してくるのでつらい。 またリクライニングの角度を固定できるかできないかも重要。固定できないと背中で押さえつけていないとリクライニングが戻ってくる。 **座面の奥行き調整 (座奥調整) ---- 万が一、座面が長すぎたり短すぎるチェアを買ってしまっても、体に合わせ調節するだけで 体重分散を均一にできるので選択条件としては入れるべき機能。 展示品などで試しに座ってみて体にぴったりで問題がないようなら必要はない。 **座面の高さ ---- 高すぎると足が地面に届かないので太腿を圧迫してくる。 逆に低すぎても尻や腰に負担がかかるので身長にあったものを選ぼう。 座面が高すぎる場合は、フットレストも視野に入れよう。 座面の目安は、座った状態で(自分の身長)×0.25 = (座面の高さ) に調節できる椅子。 |身長 |145cm |150cm |155cm |160cm |165cm |170cm |175cm |180cm |185cm |190cm | |座面の高さの目安|36.25cm|37.50cm|38.75cm|40.00cm|41.25cm|42.50cm|43.75cm|45.00cm|46.25cm|47.50cm| 紙面上の最低座面の高さはクッションが沈んでいない状態が多いので注意が必要。 **背面&座面 ---- ***クッション 一般的にはスラブ形成ではなくモールド形成のウレタンフォームを使っているものが耐久性が高く良い。 あと、尻が底につかないような形状で加工してあるのも良い。 低反発性のものは、ゆったり休んだりする分には良いがへたれやすく、体温程度に温まると硬さが変化し柔らかくなるため長時間の作業用途などには向かない。 説明がウレタンフォームとだけしか書かれていないものはすぐへたる安物のスラブ成形の軟質ウレタンフォームを使っている場合が多い。 |へたれにくい|軟質ウレタンフォーム(モールド成形)| |↑|チップウレタン(モールド成形)| ||軟質ウレタンフォーム(スラブ成形)| |↓|低反発弾性軟質ウレタンフォーム(モールド成形)| |へたれやすい|低反発弾性軟質ウレタンフォーム(スラブ成形)| ***メッシュ 長く使いたいのであればなるべく安い生地を使ったメッシュは避けたほうが良い。 |エラストメリックメッシュ|エラストメリックとポリエステルで編みこみ耐久性や弾力性に優れたメッシュ。アーロンチェアなどにも使われている。| |3Dファブリックメッシュ|立体上に編み込んだメッシュ。通常の物メッシュより通気性に優れているが、汚れはつきやすい。| |ポリエステルメッシュ|ごく一般的なメッシュ。編み方に左右されるので安物は破れやすく耐久性には難がある場合が多い。| **クッション張り素材 ---- 空気の通りやすい布張りにするか、肌触りの良いレザー調にするか。 レザーのほうが耐久性は高いが、高級車の革製シートさえ蒸れないようにファンが付いているくらいなので、暑がりの人は布張りにするほうが無難。 -布張り |ポリエステル|最も多いタイプの張り材。コストが安く耐久性も優れている。| |3Dメッシュ|通常の物より通気性に優れるが、汚れやすい。| -革張り |PUレザー|コストが安く乾燥していれば耐久性に優れるが、水や湿気に弱く経年劣化で裂けやすい。通気性は悪い。| |PVCレザー|布張りより耐久性・耐水性に優れ、汚れにも強い。ただし、直射日光などには弱く表面がすぐに劣化するので注意が必要。水分は完全に通さないので通気性は悪い。| |牛本革|布張りより耐久性・耐水性に優れ、汚れにも強い。ただし、ワックスを塗るなど定期的なメンテナンスが必要。通気性は悪い。| **キャスター ---- フローリングで使う場合は傷つきやすいので横滑りしにくいものであってもマットを敷くことを推奨。 |ナイロンキャスター|一般的なキャスター。カーペット上などでは問題ないがフローリングなどでは横滑りしやすく、床が傷つきやすい| |ウレタンキャスター(PUキャスター)|ナイロン製よりも横滑りが起きづらく、フローリング上などでも使用しやすい。| **肘置き(アームレスト) ---- 作業用では机に手が乗るので必要ないが、リラクゼーション用途であれば必要。 固定アームレストは手の長さが合わないと、逆に肩や肘に負担がかかるので、最低限上下調節が付いているものを推奨。 **ヘッドレスト ---- アームレスト同様、絶対必要ではないが、固定タイプだと合わなかった場合最悪なので、最低限上下調節が付いているものを推奨。 **背もたれの高さ ---- 背もたれの接触面積が大きいほど体重分散がされるので、ハイバックタイプを推奨。 **ランバーサポート ---- 絶対条件ではないが腰の負担軽減されるのであったほうが良い。また固定タイプではなく上下調節ができるものがよい。
#contents **JOIFA(社団法人日本オフィス家具協会)会員かどうか ---- 社団法人日本オフィス家具協会というものがあり、所属するにあたって オフィス家具の安全性、耐久性、品質、素材、リサイクルなどに関して厳しい基準が設けられている。 安全性や耐久性をしっかりとテストし、自社で椅子を設計製造している会社は以下の会員名簿に必ずある。 ハーマンミラーやスチールケースなど海外オフィス家具メーカーの日本法人や代理店もすべて会員リストに入っている。 ロクに検査もせずに中国などの新興国の家具メーカーやOEM企業が設計製造したものを日本に輸入し低価格で売りさばいたり、あたかも自社開発したように偽装して売っているような会社は以下の名簿に名前が一切無い。 -JOIFA会員企業名簿 http://www.joifa.or.jp/membership/index.html [[メーカー別]]も参照 **リクライニングのロッキング機構 ---- |背ロッキング|背だけが動くもの| |背&座ロッキング|背と座が一体で動くもの| |ニーチルトロッキング|背と座面後部が一体で動くもの| |シンクロロッキング|背と座が別々の傾きで動くもの| シンクロロッキングが一番ランクが高い。背&座ロッキングは倒した時に膝裏を圧迫してくるのでつらい。 またリクライニングの角度を固定できるかできないかも重要。固定できないと背中で押さえつけていないとリクライニングが戻ってくる。 **座面の奥行き調整 (座奥調整) ---- 万が一、座面が長すぎたり短すぎるチェアを買ってしまっても、体に合わせ調節するだけで 体重分散を均一にできるので選択条件としては入れるべき機能。 展示品などで試しに座ってみて体にぴったりで問題がないようなら必要はない。 **座面の高さ ---- 高すぎると足が地面に届かないので太腿を圧迫してくる。 逆に低すぎても尻や腰に負担がかかるので身長にあったものを選ぼう。 座面が高すぎる場合は、フットレストも視野に入れよう。 座面の目安は、座った状態で(自分の身長)×0.25 = (座面の高さ) に調節できる椅子。 |身長 |145cm |150cm |155cm |160cm |165cm |170cm |175cm |180cm |185cm |190cm | |座面の高さの目安|36.25cm|37.50cm|38.75cm|40.00cm|41.25cm|42.50cm|43.75cm|45.00cm|46.25cm|47.50cm| 紙面上の最低座面の高さはクッションが沈んでいない状態が多いので注意が必要。 **背面&座面 ---- ***クッション 一般的にはスラブ形成ではなくモールド形成のウレタンフォームを使っているものが耐久性が高く良い。 あと、尻が底につかないような形状で加工してあるのも良い。 低反発性のものは、ゆったり休んだりする分には良いがへたれやすく、体温程度に温まると硬さが変化し柔らかくなるため長時間の作業用途などには向かない。 説明がウレタンフォームとだけしか書かれていないものはすぐへたる安物のスラブ成形の軟質ウレタンフォームを使っている場合が多い。 |へたれにくい|軟質ウレタンフォーム(モールド成形)| |↑|チップウレタン(モールド成形)| ||軟質ウレタンフォーム(スラブ成形)| |↓|低反発弾性軟質ウレタンフォーム(モールド成形)| |へたれやすい|低反発弾性軟質ウレタンフォーム(スラブ成形)| ***メッシュ 長く使いたいのであればなるべく安い生地を使ったメッシュは避けたほうが良い。 |エラストメリックメッシュ|エラストメリックとポリエステルで編みこみ耐久性や弾力性に優れたメッシュ。アーロンチェアなどにも使われている。| |3Dファブリックメッシュ|立体上に編み込んだメッシュ。通常の物メッシュより通気性に優れているが、汚れはつきやすい。| |ポリエステルメッシュ|ごく一般的なメッシュ。編み方に左右されるので安物は破れやすく耐久性には難がある場合が多い。| **クッション張り素材 ---- 空気の通りやすい布張りにするか、肌触りの良いレザー調にするか。 レザーのほうが耐久性は高いが、高級車の革製シートさえ蒸れないようにファンが付いているくらいなので、暑がりの人は布張りにするほうが無難。 -布張り |ポリエステル|最も多いタイプの張り材。コストが安く耐久性も優れている。| |3Dメッシュ|通常の物より通気性に優れるが、汚れやすい。| -革張り |PUレザー|コストが安く乾燥していれば耐久性に優れるが、水や湿気に弱く経年劣化で裂けやすい。通気性は悪い。| |PVCレザー|布張りより耐久性・耐水性に優れ、汚れにも強い。ただし、直射日光などには弱く表面がすぐに劣化するので注意が必要。水分は完全に通さないので通気性は悪い。| |牛本革|布張りより耐久性・耐水性に優れ、汚れにも強い。ただし、ワックスを塗るなど定期的なメンテナンスが必要。通気性は悪い。| **キャスター ---- フローリングで使う場合は傷つきやすいので横滑りしにくいものであってもマットを敷くことを推奨。 |ナイロンキャスター|一般的なキャスター。カーペット上などでは問題ないがフローリングなどでは横滑りしやすく、床が傷つきやすい| |ウレタンキャスター(PUキャスター)|ナイロン製よりも横滑りが起きづらく、フローリングやボード上などでも使用しやすい。| **肘置き(アームレスト) ---- 作業用では机に手が乗るので必要ないが、リラクゼーション用途であれば必要。 固定アームレストは手の長さが合わないと、逆に肩や肘に負担がかかるので、最低限上下調節が付いているものを推奨。 **ヘッドレスト ---- アームレスト同様、絶対必要ではないが、固定タイプだと合わなかった場合最悪なので、最低限上下調節が付いているものを推奨。 **背もたれの高さ ---- 背もたれの接触面積が大きいほど体重分散がされるので、ハイバックタイプを推奨。 **ランバーサポート ---- 絶対条件ではないが腰の負担軽減されるのであったほうが良い。また固定タイプではなく上下調節ができるものがよい。

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