搭乗式人型決闘用機動兵器
【名称】グラディエーター(剣闘士)【頭頂高】17.5m【重量】8.5t【機体色】ブルー(空と海、地球の色)飛行機能なし移動方式は徒歩パイロットは17歳の少年少女3人。パイロットの選出は人類に一任されている。パイロットの登録は3人同時が原則。決闘兵器には生命反応で登録される(→パイロットの登録方法)。パイロットの任期は1年。パイロット交代は通算40サイクルとなる。
動力及び出力はパイロットの感情エネルギーに依存。皆のテンションあげあげで絶好調↑、テンション下がり目で残念性能↓(→感情エネルギーの反映に関して)。
パイロット3人が心を一つにして呼べば、何時でも何処でも空間を裂き、瞬時に出現する(→空間跳躍について)。
・武装
機体左腕に重電磁速射砲(ハイブリッドバルカン)右腕には高出力熱断光剣(エネルギーフォトンソード)両肩と両脚には重力誘導弾射出装置(グラビティマイクロミサイル)背部には凍結量子爆雷(コールドマイン)腰部には拡散型高感度追尾熱線砲搭(ホーミングレーザー)胸部には荷電粒子砲(スペシャルコレダー)が実装されている。実弾武器の弾丸は、機体内部に搭載されている生成装置で自動的に作られる。
・コクピット内部の構造について
コックピットは腹部・正面部。頭部センサー類で観測した情報が、逐次ホログラムモニターで表示される。パイロットの1人がメイン操縦担当、1人が姿勢制御及び火器管制担当、1人が情報管理オペレート担当。パイロットの役割は座席の違いで分けられているだけ。任意での変更が可能。メイン操縦席が正面、火器管制席が左側、オペレーター席が右側。三つの席はメイン操縦席を軸として、扇状に配置されている。コックピット全体の広さは大凡6畳程。各席はジャンボジェットのパイロットシートと同程度の大きさ。メイン席には操縦桿(矩形の接続基へ手首を差し込み、内部に設置されたグリップを握る仕様)があり、オペレーター席には操縦桿はなく、タッチパネル式のコンソールがあり、火器管制席にはコンソールと操縦桿がある。火器管制席の操縦桿には他種のボタンが併設されており、対応したボタンで機体の内蔵武装を解放する。コックピットにはパイロット以外侵入不可能。部外者が入ろうとすると見えないバリヤーに弾かれる。四重隔壁構造で護られており、コックピット側から順に、下方、左方、右方、上方の順に開いていく。全隔壁開放までの所要時間は凡そ3秒。コックピットの開閉は、パイロットの意思で行われる。三人が同時に考える必要はない。誰か一人でも「開け」「閉まれ」と思えば、その通り動く。パイロットのうち二人が「開け」と念じ(叫んでも可)、残り一人が「閉まれ」と考えた場合は、意思の多いほうが優先される。これはパイロットの意志力の強さなどは無関係。数で決定される。またコックピット開閉命令は、パイロットがグラディエーターに3m以上近付いた時点から有効となる。万が一、コックピット内でパイロットが全員死亡していた場合は、自動的にハッチが開放される。そしてパイロット全員の亡骸が、これまた自動的にグラディエーターの足元へ転送される。尚、部外者が力尽くで開けようとしても、コックピットは開かない。パイロットが一人でも生きている限り、例え中で昏倒していたとしても、パイロットの意思が働かない限りは開かない仕組み。
・性能・機能
決闘&侵略兵器は、前人未到の超先鋭高等技術で作られており、現行人類の文明レベルでは破壊不可能。決闘兵器を傷つけられるのは侵略兵器のみ、侵略兵器を傷付けられるのは決闘兵器のみ。両兵器はオーバーテクノロジーの結晶。基本構成素材は未知の地球外物質。決闘兵器一つで地球征服が可能なレベル。あくまで機体性能としてだが。決闘兵器は40年間人類の預かり物。研究しようが何いしようがオール自由。ただしあまりに進みすぎた独自技術の結集であるため、殆ど参考にならないかもしれない。文明色が異質すぎる。研究には発想の転換が必要か。要天才(或いは変人)。 40年後、宇宙人に回収される。決闘兵器の破損箇所はそのまま。自己修復機能などは未装。機体は人類の管轄に置かれ、その間は人類自身で修理・補強をしていかねばならない。勿論、資材は人類の物を使う他ない。そのため、戦闘を繰り返しダメージを負う度に、決闘兵器の装甲は弱体化していく。第一回戦闘では決闘兵器の防御力は最高⇒最終戦闘では最低と思われる。戦いを経るごとに戦闘経験は機体の主電脳へ蓄積されていき、かつて行ってきた戦闘パターンを統合体系化している。これらは戦術プログラムとして採用され、重ねられていき、機体の地力を底上げしていく。 総体的に反応速度の向上・出力係数の上昇・内蔵武装の威力及び有効範囲の増強等へ通じ、着実に人類の為の強さを育てていく。最大出力モードでは、背面部展開スラスター(小型で平板な三対並列によるビットシステム)から、余剰エネルギーによる冷却フィールドが放出され、それが光り輝く翼のように視覚化される。 この状態だと特殊な慣性シールドが機体を覆い、あらゆる物理的ダメージを一気に軽減できる。但し、これはビームなどの光学兵器に対して効果を発揮するものではない。 機体性能&武装威力も倍々化。
・パイロットの登録方法
パイロット枠に空きがある状態で、17歳がグラディエーターに触れれば、その瞬間自動的に完了する。個々の能力や意思は関係ない。接触が意図的であれ、なんらかの事故であれ、その経過も関係ない。
一度パイロット登録されると、登録日から1年経つまで解除不可能。登録から1年以内に18歳となっても、解除はされない。何らかの理由でパイロットが死亡した場合、そのパイロット枠はリセットされ、新しいパイロットの迎え入れが可能になる。この場合、次代パイロットは先代パイロットの任期をそのまま引き継ぐ。 重病や大怪我などでパイロットが戦えなくなっても、生存している限りパイロット枠は解除されない。
・感情エネルギーの反映に関して
グラディエーターに感情エネルギーを注ぐのは、パイロットがコックピット内の何処かに触れているだけでOK。足が床を踏んでいれば、そこから。シートに腰掛けていれば、背中や臀部から。コンソールや操縦桿に触れていれば手から。ようはパイロットがコックピット内で宙に浮いてさえいなければ、ただ座っているだけで感情は流れ込み、それが自動的にエネルギーへ変換される。
・空間跳躍について空間跳躍は召喚時限定。パイロットが搭乗してからの使用は出来ない。グラディエーターを呼んだ際、パイロットはコックピットに自動的に運ばれている。パイロットの位置は、操縦席の後方部。そこから各々の席に移動する。ちなみに、降りるときは自力となってしまうので、グラディエーターを動かして降り易い位置を確保する必要がある。召喚しない場合、乗り込もうと思ったら、これまた自力(なんらかの昇降装置を利用するか)で登るしかない。
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