今のところ名前のあがっている選手も少なく、私自身限られた学校しかチェック出来ていない。そんな中楽しみなのが、白井瑞樹(観音寺中央)投手。187センチの長身から投げ降ろす速球で、すでに130キロ台後半まで叩き出せると云う。一冬越えてどのぐらいの成長を魅せてくれるのか期待したいところ。 馬詰大毅(寒川)や奥谷穂高(高松工芸)などは、完全に好投手タイプ。MAX141キロを記録する森崇や辰亥央将(高松商)など、名門の投手達の名前もちらほらと。 |
香川の高校野球を語るスレ! |
馬詰 大穀(香川・寒川)投手 173/64 右/右 |
小気味よくまとまっている投手で、常時130キロぐらいの伸びのあるストレートと縦に鋭く切れ込むスライダーを武器にする好投手。やや速球が高めに抜けることが多いのだが低めにビシッと決まった時の球筋には、見るべきものがある選手。MAXでは、139キロに到達すると云われている。 元々身体も小柄で、スケール感のあるタイプではない。しかしながら、フィールディングや、マウンド捌きを見ていると、中々野球センスに優れた好選手だと云う印象。2008年度の香川を代表する好投手として、これから夏に向けてクローズアップされてきそうだ。 (2007年・秋) |
白井 瑞樹(香川・観音寺中央)投手 187/87 右/右 |
長身から投げ降ろす130キロ台後半の速球。一冬越えた成長が楽しみ。 |
辰亥 央将(香川・高松商)投手 右投げ |
名門の逸材として、すでに130キロ台中盤。夏までの成長を期待。 |
奥谷 穂高(香川・高松工芸)投手 174/65 左/左 |
球速は120キロ台だが、カーブとのコンビネーション冴えるサウスポー。 |
森 崇(香川・尽誠学園)投手 右投げ |
すでに140キロ台に到達した、県下屈指の速球派。 |
現時点では、四国屈指の素材である 鳴滝 拓馬(小松島)が際だっている印象。これを中野 光隆(徳島商)が追うような格好だろうか。鳴滝は、185センチを越える長身投手だが、バランスが良く制球力・癖球・球速と非凡なものがある投手。一冬越えてビシッとして来ると、上位指名への可能性も残す。 中野 光隆も馬力のある選手で、夏には140キロ近い球速も期待出来そうな素材だ。確認出来ていないが、海部の富田陽介は、左腕からMAXで140キロに到達したとも云われ、夏に向けてクローズアップされてきそうな選手だ。 |
徳島の高校野球について語るスレ! |
井内 学(徳島・徳島商)投手 169/68 右/右 |
小柄なサブマリンと云った感じの投手で、球速は120キロ弱ぐらいだろう。しかしコース丹念に突く投球が身上で、制球・マウンド捌きは安定している。特に一度浮き上がった沈むカーブは、思わず打者がタイミングを崩してしまう代物。 フィールディングなどの動作も機敏で、野球センスに優れた選手のようだ。ただ球威がないので、甘く入ると簡単に長打を浴びてしまう。その辺をセンバツに向けて改善出来るのか注目したい。 (2007年・秋) |
鳴滝 拓馬(徳島・小松島)投手 186/78 右/右 |
個別寸評へ |
工藤 悠樹(徳島・阿波)投手 178/64 右/左 |
担ぎ投げのフォームで、下半身も不安定。そのため速球も高めに浮き、カーブの曲がり・制球力・球威共にまだまだと云った感じ。 球速は、常時125キロ前後と云った印象を受けたが、MAXでは135キロまで到達していると云う。一冬越えて、身体がビシッとしてきた時に、どんな球を投げ込んで来るのか注目したい。 (2007年・夏) |
中野 光隆(徳島・徳島商)投手 177/75 右/右 |
ゆったりしたフォームから、淡々と投げ込んで来る本格派。球速は、常時130キロぐらい(MAXで135キロ)だが、球威のある球を投げ込んで来る。スッと切れるスライダーとのコンビネーション。落ち着いたフィールディング・クィックなど1.15秒前後の技術があり、マウンド捌きなども安定している投手。 特に球筋がしっかりしている投手で、球も真ん中~低めに集まることが多い制球力も○。身体も強そうなので、最終学年では、常時135キロ強で、MAX140キロ台も期待できるぐらいに育ちそうだ。2008年度の徳島を代表する投手として、ぜひ覚えておきたい1人だ。 (2007年・夏) |
冨田 陽介(徳島・海部)投手 180/80 左/左 |
すでに140キロ近い速球を投げ込む大型左腕として注目の存在。 |
愛媛と云うと、センバツに出場する水安 洗太(今治西)が、好投手として名前があがる。しかしドラフト・高卒プロと云う観点で見ると、筆頭は、篠原 慎平(川之江)投手だろう。体格、球威・スライダーのキレ・まとまりなど、総合力も1年時よりも大きく成長。今や四国で1,2を争う存在に成長してきた。 もう1人ドラフト候補としてあげるとすれば、坂田 賢祐(新居浜商)だろう。こちらも180センチ台の体格から力強い速球を投げ込む。ただ速球が高めに浮くことが多く、実戦面では、まだまだ粗い。夏には140キロ台をも期待出来そうだが、むしろ将来性ではスケールの大きな打撃の方かもしれない。 その他では、大塚泰(帝京五)や川本晃己(松山北)などの130キロ台中盤を記録する投手の名前もあがるが、私自身も未確認なだけによくわからない。これから夏に向けて、いろいろな名前がクローズアップされてきそうだ。 |
愛媛の高校野球について語るスレ! |
篠原 慎平(愛媛・川之江)投手 右/右 |
恵まれた体格の持ち主で、ワインドアップから常時135キロ前後ぐらいの力強い速球に加え(MAX138キロ)、キレ味抜群のスライダーを併せ持つ。その他には、カーブなども織り交ぜる。 大型の割に、ストライクを先行出来る制球力があり、フォームのバランスなども取れている。これで、もう少しキレが出てくると面白い。体格、力量・バランスと兼ね備えた投手で、順調に一冬越えればドラフト候補としてマークして行ける逸材。鳴海(小松島)と並ぶ四国の逸材となりそうだ。今後の成長が、大いに気になる存在だった。 (2007年・夏) |
大塚 泰(愛媛・帝京五)投手 右投げ |
130キロ台の速球を投げ込む速球派。 |
好川 誠吾(愛媛・松山聖陵)投手 右/右 |
この選手を確認したのは、1年夏の時のもの。1年生ながら先発のマウンドを任されていた。スリークオーターから低めに丹念に球を集めるのが身上。マウンド捌きも安定し、常時125~130キロぐらいの速球に、カーブ・スライダー・シンカーなどを投げ込んで来る。 特に右打者の内側に食い込んで来るシュートのキレがよく、球が低めに集まるので、内野ゴロの山を築く。残念ながら、2年時ではその勇姿を確認出来なかった。何か大きな故障でもしてしまったのだろうか?順調に行けば、2008年度の愛媛を代表する実戦派投手として注目される存在だとは思うのだが。 (2006年・夏) |
川本 晃己(愛媛・松山北)投手 右投げ |
MAX135キロを記録する注目株。 |
水安 洗太(愛媛・今治西)投手 175/68 右/右 2008年センバツ出場! |
すでに甲子園などを経験し、秋の国体と平行して秋季大会では活躍した投手。小さなテイクバックからピュッとキレのある球を投げ込んで来る。球速は、常時130キロぐらいだが(MAX138キロ)、縦に切れ込む球が好い。 ポンポンとテンポの好い投球が身上で、マウンド捌きも洗練されている。投球が一辺倒になる時があるので、それを注意することだろうか。打ってもチームの主軸を任せるなど、チームの柱的存在だ。 (2007年・秋) |
佐伯 祐弥(愛媛・西条)投手 170センチ 左投げ |
球速は、125~130キロぐらいの左腕で、キレのある球を投げ込んで来る。変化球は、カーブ・スライダーなどオーソドックス。牽制なども鋭く、投球をまとめるセンスもある。派手さはないが、左の好投手として2008年度・愛媛を代表する左腕になりそうだ。 そう今後、大きく球威・球速を増すタイプには見えないが、一冬越えて更に成長するようだと面白い存在になるかもしれない。 (2007年・夏) |
古川 容豊(愛媛・済美)投手 173/69 右/右 |
上背はないが、コーナーに集める速球とスライダーのコンビネーション光る好投手。打撃にも好いものがあるなど、野球センスが高い。 |
坂田 賢祐(愛媛・新居浜商)投手 180/65 右/右 |
2008年の愛媛を代表する投手の1人。均整の取れた体格で、オーソドックスなフォームから常時130~135キロぐらいの速球(MAXは、139キロ)をポンポンと投げ込んで来る。 変化球は、カーブ・スライダー。速球の殆どが高めに浮くのが気になるが、その球は、かなり力強い。将来的には、中軸を打つ打撃にも注目される選手。球速はまだまだ伸びそうだが、あとは実戦力を何処までつけられるのか注目したい。 (2007年・夏) |
2008年の高知球界は、はっきり云って有力校の殆どに、左の軟投派が揃います。そのため高知伝統の本格派右腕などがおりません。むしろそういったのを期待するのであれば、2009年世代になりそうです。 そんな高知を代表するのが、南野 悠貴(明徳義塾)投手。センバツにも出場する投手なので、注目される1人だと思います。右では、能津 達也(小津)投手が、現時点では、一番球に勢いを感じます。ただ中背の投手ですし、本職はショートです。そのため高卒即プロとか、そういった選手ではありませんね。ニュースター誕生を期待したいと思います。 |
高知の高校野球について語るスレ! |
南野 悠貴(高知・明徳義塾)投手 170/67 左/左 2008年センバツ出場! |
この投手は、いかにも明徳らしい投手です。左腕から125~MAX132キロぐらいの速球を投げ込みます。特別球に切れとか球威とかは感じないのですが、よくまとまっている洗練されているマウンド捌き。 変化球もオーソドックスに、カーブ・スライダー・シュート系と一通り投げ込みます。イニングの1/3~1/4ぐらいに抑え込む四死球率からも制球の安定を感じますし、イニング数の半分ぐらいの奪三振からも、けして球の力で抑え込むタイプの投手ではありません。 ただ一冬越えて来ると、かなり球もビシッとして来そうで、もっと三振の取れる好投手に変わって来るかもしれません。高卒即プロとかそういったスケール感は感じませんが大学・社会人などに進み実績を重ねて行けるタイプかと思います。かなりこれから長いお付き合いとなりそうな投手だと思いました。 (2007年・秋) |
常原 亮太(高知・明徳義塾)投手 173/71 右/右 2008年センバツ出場! |
重心の下がったスリークオーターで、130キロ~135キロぐらいの速球と、スライダー・シンカーなどを低めに集めて来る粘っこい投球が身上。凄みのある素材ではないが、試合巧者の常葉菊川は、打ちあぐんでいただけに、安定感のある好投手だった。 (2007年・神宮大会) |
松井 佑二(高知・高知)投手 170/65 右投げ |
この投手は、力投派のサイドスローです。1年生に公文克彦と云う、非常にまとまった左腕がおり、秋季大会はこの投手が殆ど先発を努めておりました。そのため松井は、リリーフでの登板が目立ちました。 躍動感溢れる投手で、常時130キロ前後・MAXで135キロ近く出ているのではないかと思わせる球に勢いがあります。独特にナチュラルシュートする球筋が特徴で、変化球もカーブ・シンカーなどを織り交ぜてきます。制球力はアバウトですが、かえって的を絞らせない荒れ球は、相手にとって厄介でしょうね。 恐らく先発・公文~リリーフ・松井へのパターンは、今後も続くことかと思います。気持ちのこもった、彼のリリーフぶりは、2008年度の高知高校の見所の一つとなりそうです。 (2007年・秋) |
能津 達也(高知・小津)投手&遊撃 176/68 右/右 |
普段は、背番号6を付けた遊撃手で、打っても中々シャープな当たりを放つ好選手です。今回注目したのは、リリーフとして登板した投手としてです。 投手としては、常時130キロ台は出ていそうで、MAXで135キロには到達しているのではないかと思わせる勢いのある球を投げ込んできます。全体的に、少し下半身が使えない部分はありますが、バランスは悪くありません。特に上半身を鋭く振れるため、スライダーや速球にキレを感じます。 今後、投手としての位置づけをどうするのかにもよりますが、軟投派の多い2008年世代の高知の中では、かなり目立つ速球派です。秋季大会で確認したベスト8の各校の、この世代の投手の中では、一番・現時点で速いかもしれません。そういった意味では、投手・能津 達也は、かなり気になる存在だと云えるでしょう。もう少し本格的に投手の練習に取り組めば、夏頃には140キロ近い球速も期待出来るかもしれません。 (2007年・秋) |