【西川】系統に戻る.
起点 | 経由 | 終点 | 新設・変更 | 廃止・変更 | 担当営業所 | 備考 | |
(1) | 西川口駅西口 | 中町一丁目・戸田第一小学校・五差路・戸田公園駅・根木橋 | 下笹目 | 1985年10月1日新設 | 1986年12月10日廃止 | 戸田営業所 | |
(2) | 西川口駅西口 | 公団前・戸田中央通り・上戸田稲荷・西小学校・芝園団地 | 蕨駅西口 | 1990年5月16日新設 | 1998年7月16日廃止 | ||
(3) | 西川口駅西口 | 中町一丁目・戸田第一小学校・五差路 | 戸田公園駅 | 2011年1月16日新設 | 現在運行中 |
起点 | 経由 | 終点 | 新設・変更 | 廃止・変更 | 担当営業所 | 備考 | |
(1) | 西川口駅西口 | 公団前・戸田中央通り・上戸田稲荷・西小学校・市立病院入口 | 蕨駅西口 | 1990年5月16日新設 | 1998年7月16日廃止 | 戸田営業所 |
1985年10月1日の埼京線開業による再編で初代が新設され、開設されたばかりの戸田公園駅を経て下笹目へ向かう路線。戸田営業所管内が持つ大切なターミナルでもある下笹目を発着点に選んだことと、戸田公園駅・西川口駅というこれまた戸田営業所管内の主要駅を通ることを最大限にPRし、最も集客が見込める笹目地区からの利便性向上を狙った。埼京線開業による再編は戸田営業所が最も打撃を受けたこともあり、今後の戸田管内の輸送を占う大事な路線だった。ところが蓋を開けてみると利用者は定着せず、埼京線の快速電車が停車する戸田公園駅を経由するにも関わらず空気輸送の状態が続き、1986年12月の埼玉地区再編によって早くも手が加えられたが、何と初代は減便を通り越して一気に廃止されてしまった。この「失敗」は、埼京線開業による再編で多くの既存路線を失った戸田営業所にとって再編以上のショックとなり、他の既存路線の輸送力増強に力を入れる。
初代が1年少ししか持たなかったショックをいつまでも引きずる訳にはいかないため、1990年5月の都内乗り入れ路線を対象とした再編で、一転して隣の蕨駅へ向かう路線として新設された。埼京線との接続は考慮せずに戸田地区へ西川口・蕨両駅からのアクセスを狙ったものだ。無印が芝園団地経由、-2が市立病院経由となる。テープ音声が往復のうち片方が無印、片方が-2であることから、往路が芝園団地経由であれば復路は63-2の市立病院経由とバス自体は蕨駅前を循環状に運行していたようだ。
2011年1月16日の戸田地区再編で、初代の短縮版ともいえる3代・西川63が新設された。戸田公園駅では埼京線・東北新幹線のガードをくぐってから西口に到着する経路で、1時間1~2本が確保されている。経路は初代とほぼ変わらず、満を持して登場させた初代の遺志を26年越しに叶えた形である。