旧3000番台(BU04)は1980年に登場し、2024年に復元された大型ツーステップバスである。
BU04は1973年から1980年にかけて導入された車両で、当時は国際興業バスの最大勢力であった。
今回復元された3491号車は1980年1月に新車登録された車両で、赤羽営業所管内で活躍していた。1993年に国際興業から引退後はグループ会社の岩手県交通に移籍した。2005年に移籍先でも廃車となり、翌年に国際興業商事部主催の「さよならBU型バスおわかれイベント」で展示した後に株式会社トミーテックに譲渡された。
そして2023年12月、国際興業は「当社の激動の時代の生き証人」と称してトミーテックから国際興業へ復帰を発表。2024年2月に復元工事が完了しお披露目された。同時に国際興業が力を入れていた飯能地域の活性化の一部として飯能に配属された。今後は飯能地域のシンボルとして再生・保存が見込まれる。
近年の車両とは異なる丸みを帯びたモノコックボディと、外板のリベット打ちが特徴的である。行先・系統表示幕は国際興業時代に使用していたものを再現している。
登録番号は練馬ナンバー時代と同じ数字の希望ナンバーを取得している。
排気ガス対策としてDPF(排ガス浄化装置)が車体右後ろに新たに設置された。
車内もリノベーションされており、木製の床や金属製の握りパイプが付いた座席は懐かしさを感じさせる。当時使用していた幕式運賃表示器、運賃箱も再設置されている。
車両状態維持のため、一般での貸切には利用できない。ツアーやイベント時のみ乗車可能。
社番 | 所属 | 登録番号 | 転属・転籍履歴 | 摘要 | 出入口表示 | 登録月 |
3491 | 飯能 |
練馬22か2413 →岩手22き796 →所沢230あ2413 |
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