メジェノルトが
悪魔たちの騎獣として最初に造った
模造竜。
そのため『真鍮竜の長子』とも呼ばれる。作品としての出来もよく
最初の真鍮竜でありながら、後に続く『兄弟』たちと比べても非常に質が高い。
嵐を呼ぶ力があり、投じるとブーメランのように戻ってくる二つの稲妻を操る。
翼を持たない。
蜘蛛の脚を持ち、頭部の数は三つ。
猫と
蟇蛙の間に
人の頭がついている。
メジェノルトの真鍮竜の製作リストをそのまま『序列』と解釈しており、
自らを『
王』とみなして、真ん中の人の形の頭に冠をかぶっている。
心臓を食べる太陽と結託していたことがあり、
いがつぢの存命中はまさにこの世の春を謳歌していた。
いがつぢが許すまま、世界中から
雷を招くことができ、
当時は真鍮竜の中で最強といってもあながち間違いではなかった。
いがつぢが滅んだ後、現れた二代目はバエルに雷を思うがままにすること
を許さなかった。バエルは必死に己が領分を守ろうとし、
何とか二本までは手元においておくことに成功した。
最終更新:2008年01月16日 00:11