骨卓概要

本棚に囲まれた一室で
人の形をした骸骨がカタカタと語る

ようこそ骨の部屋へ。
このホネはサービスだからしゃぶってもいいぞ、
大切にしまっておくのもいいな。まぁどうするかは君の自由だ。

さて何から話そうか。
君達が冒険するこのラクシアという世界は、
大破局といわれる人と蛮族の大きな戦争から300年が経ったくらいの世界だ。
その辺は君も知っているだろう。
人族はみんな必死になって失われた文明や科学、魔法の力を求め、
日々探求に研究を積み重ねている。

君はこの世界で色々な事を経験することになるだろう。
例えば愉快な仲間達と出会うかもしれないし、
共にいたいと想える相棒もできるかもしれない。
たくさんの人々との出会いもあるだろう。
いろんな人と助け合いもするだろうし、
わかりあえず喧嘩もするかもしれないな。
君がどんな種族であれ、異種族との交流も当然あるだろう。
親交を深めることは、この世界の理解への一歩かもしれない。
時には仲間、敵として、戦争に巻き込まれるかもしれない。
どんなファンタジーの世界も、そうであったかどうかは知らないが、
このラクシアって世界はとても不安定なんだ。
愛する人と結ばれることもあれば、失うこともあるかもしれない。
誰かを守るために君が命を落とすこともまた、
この世界ではありえない話ではない。
全ては可能性の話だけどね。

君は争いごとについて考えたことがあるかい?
私は平和について長いこと考えているんだが、何もできやしなかった。
もう人ですらなくなってしまったよ。
でも、今でも私は争いごとは嫌いなんだ。
悲しみがいつまでも首を絞めつけ、頭が割れるように絶望する。
多くの者がそういった感情に支配されてしまうのが見ていられないんだ。
でもまぁ残念なことに、今もこの世界は争いが絶えない。
君がどうしてここにきたのかは私は知らない。
でもまぁ会ってしまったんだし、君に話しておくよ。
強制はしないし、何をどうすればいいかなんて私にもわからないけど、
君はこの世界をいい方向に傾けてほしいと私は願っている。
協力はできないのにね、まぁ勝手なお願いさ。

・・・ああ、そうだな。
もし君が迷子になった時は、
また私が案内くらいはしようじゃないか。
私がまだ残っていれば、それくらいはできるだろう。
おっと、今回はここまでみたいだ。
機会があれば、またどこかで会おう。
君の旅にたくさんの幸あれ。


 書斎に座る骸骨人形

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最終更新:2010年11月19日 18:57
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