52 : ◆vZmyym56/2 2012/05/06(日) 23:25:03 ID:LASQR9Jo0



茜「かくかくじかじか。あなたたちは操られている側なんです!」バーン

和「なんですって!?」

茜「今の私たちを操っているのは、この掲示板に書かれた文章です。
  いいですよ、好きなように書いて。物語を完結させてください」

和(ん……これ前にも)

澪「デジャヴだなデジャヴ」

和「知ってるわよっ……それより三浦さんが言ってたけいおんSSってしらべてみたんだけど、見て」

澪「ぎょえええええええええ? なんだこれ」

和「基地外の巣窟ね」

澪「そうくつな」

和「……きっと失敗したのよ。わたしは自分たちを操るものから救おうとした、でも結局、戻ってきてしまった」

澪「じゃあ……なにをしても無駄ってことか?」

和「一つだけ方法があるわ……」

53 : ◆vZmyym56/2 2012/05/06(日) 23:29:24 ID:LASQR9Jo0



~~~~~~~~~

俺「これは最高のできだわwwww賞賛まちがいなしwwwwwwけいおんSSはじまったな」

ぴんぽーん

俺「彼女か? やれやれこんな時間に……」

和「こんにちは」

俺「……和ちゃんじゃんwwwwwこれ夢だわwwwww」

和「はじめましてさようなら」ナイフグサッ

俺「……うっ……これは夢だ……夢なんだ……」

54 : ◆vZmyym56/2 2012/05/06(日) 23:34:13 ID:LASQR9Jo0



澪「ほんとによかったのか?」

和「もし、自分を操るものがいるならそれを消せばいいのよ」

澪「……」

和「あいつはわたしたちを勝手に弄びおもちゃにしたのよ。それって許されるかしら?」

澪「でも……イケメンだった……」

和「それは関係ないでしょ!」

澪「……ごめん」

和「次は ◆eIOlUm9uGUのところにいきましょう」

55 : ◆vZmyym56/2 2012/05/06(日) 23:40:03 ID:LASQR9Jo0




俺「うっ……これは罰なのか……せめて他の書き手に伝えなければ……」


~~~~~~~~~~~

◆PXMKYXNma6 「た、たいへんだあ……こわいよお。 ◆6P3ORP3Fjs っちゃん」プルプル

◆6P3ORP3Fjs 「だいじょぶだって。いざとなったらわたしがまもってやるよっっ」

◆PXMKYXNma6「……うんっ」

56 : ◆vZmyym56/2 2012/05/06(日) 23:50:21 ID:LASQR9Jo0



◆OyrpbY5NYE 「たーーーんっと。できたーできた。おはなしできたよ!」

◆ywLV/X/JUI 「すごいねーおねえちゃんっ」

◆eIOlUm9uGU「ねえ、わたしにもみせてよー」

◆OyrpbY5NYE 「いいよいいよほらっ」

◆eIOlUm9uGU 「……うーん」

ぴんぽーん

和「こんにちは……え、なんで?」

◆OyrpbY5NYE「どうしたのーおねえさん」

和「なんでもないわ……あの……名前教えてくれるかしら?」

◆OyrpbY5NYE「えーとね……ゆい!」

◆ywLV/X/JUI「ういです」

◆eIOlUm9uGU「あかねっあかねだよ!わすれないで!!」

和「……!!」

57 : ◆vZmyym56/2 2012/05/06(日) 23:55:57 ID:LASQR9Jo0



~~~~~~~~~~~

澪「……やったのか?」←外で待ってた

和「ううん。やめたわ」」

澪「なんで?」

和「結局のところね、自分の人生は自分で描くしかないのよ」

澪「それって?」

和「小さい頃は誰もが神様だったの」

澪「なんだよそれっ」

和「あ、そうそう三浦さんに謝らないと……忘れてごめんなさいって」

58 : ◆vZmyym56/2 2012/05/07(月) 00:01:50 ID:I5gT6ly.0



たたたたったたっった。

澪「いたっ」

◆I6gQOKDj/2 「ごめんなさい……」

和「メガネ落ちたわよ」

◆I6gQOKDj/2 「ありがとうございます」

和「幸せな人生を目指してね」

◆I6gQOKDj/2 「うん」

たたたたったたっった。

和「あの子の今にすっごいわらうわよ」

澪「なんで?」

和「あの子幼馴染の家に遊びにいってる途中なんだけど、それからその友達のせいでねまたひとつ幸せになるの」

澪「どんなことがおこるんだ?」

和「それはね……」

59 : ◆I6gQOKDj/2 2012/05/07(月) 00:30:15 ID:3s9pRf4g0


和「一緒に遊んで、一緒にお昼寝して、時々一緒に勉強して」

和「当たり前なことだけどそれってすごく幸せなことだと思うの」

澪「・・・まぁ、そうだな」

和「確かに一人だと不安かも、寂しいかもしれないけど」

和「みんな一緒なんだもの。なら大丈夫よ」

和「私達が手を下さなくてもきっと幸せな道を進んでくれる」

和「澪にもいるでしょ。そんな、自分を引っ張ってくれる大切な友達が」

澪「・・・あぁ」

和「なら、こんな掲示板を見るより他に行く場所があるんじゃない?」

澪「・・・ごめん。和の言うとおりだ」

和「なんで謝るのよ。さ、いってらっしゃい」

澪「あぁ!」

60 :いえーい!名無しだよん! 2012/05/07(月) 00:40:14 ID:3s9pRf4g0


チュンチュン

澪「・・・朝」ムクッ

澪「あれは・・・夢?」

澪「・・・夢でも構わない。今日こそみんなと・・・、律と一緒にお昼を食べる」グッ

・・・

和「おはよう、澪。今日は早いのね」

澪「おはよう。・・・和、なにかいいことあった?」

和「どうして?」

澪「なんかいつもより明るいからさ」

和「そうかしら?」

和「澪こそどうしたの?なんかえらく気合入ってるみたいだけど」

澪「・・・あぁ、ちょっとね」

和「ふぅん」

澪「和、今日のご飯はみんなで食べよう」

61 :いえーい!名無しだよん! 2012/05/07(月) 00:53:32 ID:3s9pRf4g0


和「澪も、もしかして・・・」

澪「?」

和「・・・いいえ、私の独り言」

和「ファンクラブの子達はいいの?」

澪「・・・あぁ。あの子達には悪いけど、今日はみんなとご飯を食べるって決めたんだ」

和「そう。なら唯達には私達から伝えておくわ」

和「澪はうまくファンクラブの子を説得してね」

澪「わ、わかった・・・」

澪「(・・・大丈夫。今日こそはって、決めたんだ・・・)」グッ

和「場所は、・・・そうねぇ。今日は天気もいいし、屋上にしましょうか」

和「・・・私も、律も待ってるから」

澪「あぁ、必ず行く」

62 :いえーい!名無しだよん! 2012/05/07(月) 01:00:54 ID:3s9pRf4g0


・・・

和「唯、ちょっといいかしら」

唯「あ、和ちゃーん」

律「おっす」

和「今日のお昼ご飯のことなんだけどね、みんなでどうかしら?」

唯「みんなで!?」ガタッ

紬「いいわねぇ」

律「・・・澪は来れるのか?」

和「えぇ、澪の提案だもの。必ず来るわ」

律「・・・そっか」

唯「みんなでお昼ご飯なんて久しぶりだねー」

紬「うん!」

和「お昼休みになったら屋上に集合ね」

唯「はーい!」

63 :いえーい!名無しだよん! 2012/05/07(月) 01:15:17 ID:3s9pRf4g0


和「(・・・あの夢に出てきた子は、私達は掲示板に操られていると言った)」

和「(澪もたぶん同じ夢を見たんだと思う)」

和「(だからファンクラブの子達に流されず、自分の意思で行動しようとしてる)」

和「(誰にも操られず、自分のしたいことをしようとしている)」

和「・・・」

和「(私、私のしたいことは・・・)」

和「(もちろんみんなとお昼ご飯を食べる。そして、心配をかけた唯には卵焼きを分けてあげよう)」

和「(唯は許してくれるかな?)」

和「(・・・そんなこと今考えてもしかたのないことね)」

和「(まずは澪の成功を祈るだけ)」

64 :いえーい!名無しだよん! 2012/05/07(月) 01:22:36 ID:3s9pRf4g0


キーンコーンカーンコーン

ガラッ

「澪たーん!お昼を一緒に食べましょう!」

「ずるいです!今日は私とですわ!!」

澪「あの・・・」

「さぁさぁ澪たん。今日はどこで食べましょうか」

「あっ、抜け駆けは卑怯です!」

澪「あの!」

「え・・・」

澪「き、今日は先約があるんだ。だ、だからみんなとはまた今度に・・・」

「そんなぁ。今日は澪たんのために一生懸命お弁当を作ってきたのにー」

「そうです!せっかくの記念日なのに」

恵「そこまでにしなさい。澪たんが困ってるでしょう」

澪「せ、生徒会長!?」

65 :いえーい!名無しだよん! 2012/05/07(月) 01:31:51 ID:3s9pRf4g0


恵「嫌がる澪たんを無理やりだなんて、興ふ・・・。いえ、感心しません!」

澪「・・・あの、今興奮って・・・」

恵「ここは私が説得します。澪たんはどうぞ、行ってください!」

澪「・・・よくわからないですがありがとうございます!」ダダッ

「あぁ、澪たーん!」

・・・

ギィ

澪「はぁはぁ・・・」

律「おっす、遅かったな」

唯「澪ちゃんおそーい!お腹すいたー!」

紬「さぁ、ここどうぞ」

和「うまくいったみたいね」

澪「・・・あぁ。遅れてごめん」

66 :いえーい!名無しだよん! 2012/05/07(月) 01:39:07 ID:3s9pRf4g0


唯「早く、早く食べよう!」

澪「あぁ、そうだな」パカッ

紬「わぁ。澪ちゃんのお弁当、今日もかわいいね」

澪「そ、そうかな・・・」

律「よーし、じゃあ!」

唯紬律澪和「いただきます!」

律「よっし、遅れた罰として澪のミートボールもらいっ!」プスッ

澪「なっ!?」

唯「私も和ちゃんの卵焼きもらいー!」

和「ふふっ」

澪「・・・やれやれ。こっちも違う意味で騒がしいな」

和「でも、悪くないでしょ」

澪「あぁ・・・」

67 :いえーい!名無しだよん! 2012/05/07(月) 01:43:54 ID:3s9pRf4g0


澪「・・・あれ?」

紬「どうかした?」

澪「いや、なんでもない」

澪「(あの校庭にいる子、夢の中で見たような・・・)」

澪「(・・・気のせいだよな)」

澪「ムギのお弁当もおいしそうだな」

紬「よかったらどうぞ」

澪「じゃあ遠慮なく」

律「うむ。みんなで食べるご飯はおいしいな!」

唯「だねぇ。もうずっと一緒に食べようよ!」

澪「・・・善処する」

和「がんばってね、澪」


おわり




和「澪、お昼食べよう」

最終更新:2012年05月07日 08:00