紬が百合ノートをまとめているようです内検索 / 「澪「ロス:タイム:ライフ」」で検索した結果

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  • 澪「ロス:タイム:ライフ」
    1  2  3  4 pixiv 澪と律  元ネタ 『ロス:タイム:ライフ』  2011/02/12   http //raicho.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1297505295/ 戻る 名前 コメント すべてのコメントを見る ...
  • 澪「ロス:タイム:ライフ」 4
    …… 実況『ロスタイムを戦い抜いた選手達が、最期の時を迎えようとしています』 ピッ!と笛が吹かれ、副審が旗を振り上げる。電光掲示板には0:03。 CDショップに戻ってきた澪は、巨大な瓦礫の下で、ロスタイム突入前と同じような格好でうずくまった。 律「はは…おいおい、不格好だなぁ」 澪「…仕方ないだろ、パニックになってたんだから。そういう律はどうなんだよ」 律「私は目の前で割れたガラスの破片が胸に刺さって死ぬみたいだから驚いてる暇もなかったよ」 澪「…」 律「あれ?いつもの見えない聞こえないはどうした?」 澪「何というか…リアルすぎて反応できない。それに今から私死ぬ身だし、今更見えない聞こえないって言ってもな…」 律「あは、確かにな」 極力明るくして怖さを紛らわそうとしてくれているのか、律はこんな時でもいつもの調子を崩さなかった。 澪「じゃ...
  • 澪「ロス:タイム:ライフ」 1
    人生の無駄を精算する生涯最後の一時――それがロス:タイム:ライフ ※ HTTのメンツは皆違う大学へ進学した設定 サッカー詳しくないけど、用語とかは元ネタからまんま引用してます 元ネタとまんま一緒の展開もあれば、完全オリジナルな展開も多く含みます ――選手のスケールは、想いに比例する ――  元イングランド代表 L・コーエン シャカシャカシャカシャカ♪ 澪「…うん、バッチリだ」 ヘッドホンをデスクの上に置き、ずっと睨んでいたパソコンから視線を外して大きく伸びをする。 注目と期待を大いに集めてプロデビューを果たした歌手、秋山澪のセカンドシングル、完成。 澪(って言っても、これをプロデューサーのとこに持ってってちゃんと編集してもらわなきゃいけないけど) 本来ならばスタッフがきちんと用意したスタジオで、作詞作...
  • クロス・元ネタ2
    ドラマ 唯「LOST!」 憂「プリズンブレイク!」 澪「ロス:タイム:ライフ」 梓「Have A Good Die」 澪「妖怪リリーちゃん」 映画 唯「バタフライ・エフェクト」 唯「バック・トゥ・ザ・フューチャー!」 憂「アヴァロンへようこそ」 唯「映画!」 唯「七人の侍!」 唯「まちのあかり」 唯「だいはーど!」マクレーン「ケイオン?」 その他2 戻る
  • 澪「ロス:タイム:ライフ」 2
    さらに場所は移って、田井中家。 澪「そうですか…律…いないんですか」 律母「さっき帰ってきたと思ったら、また出かけちゃって…。大丈夫、澪ちゃん?具合悪そうだけど」 澪「ちょっと走ってきたので、息が…」 律母「ご、ごめんね?急ぎのようだったかな?」 澪「あー…急ぎって言えば急ぎなんですかね…死んじゃってるから次の機会とかないですし」ボソッ 律母「ん?ごめん、何て?」 ピピーッと鋭いホイッスル音が澪の耳をつき、彼女はちらりと後ろを振り返った。 険しい顔をした主審がずいっと歩み寄ったかと思うと、懐から取り出したイエローカードを澪の鼻先に付きだした。 実況『あぁーっと秋山選手!ようやくエンジンがかかってきた所にまさかのイエローカードです!』 解説『ちょっと勢いに乗りすぎた感じですね。まさかここで自分が死んだことを口にしてしまうとは思いませんでした』 実況『...
  • 澪「ロス:タイム:ライフ」 3
    律「澪…」 澪「律、私…約束守れたよな?これで許してもらえるかな…?」 律の表情が弛み、小さく開かれた口から息が漏れた。 律「――っ当たり前だろ…。許すも何も、お前は私の我が侭に付き合ってくれたんだ。ホントに…ホントにありがとう」 掠れた声で絞り出すように律はそう言った。 背後から鼻をすする音が聞こえ、澪はペンダントに落としていた視線を後ろに向けた。 審判団がハンカチを取り出して鼻をかんだり涙を拭ったりしていて、澪は渋い顔をする。 両手が使えないため副審に涙を拭いてもらっていた第四審判の持つ電光掲示板が、残り時間が40分しかないことを示していた。 澪(もう、後悔はないな…) 最期に話すことができた。一番伝えたかったことを言えた。これ以上一緒にいると、別れがさらに辛くなる。少し早いけど、事故現場に戻ることにしよう。 澪は堪えきれずこぼれ落ちた...
  • コメント:澪「ロス:タイム:ライフ」
    戻る 泣いた 最高の友情だね -- (名無しさん) 2011-02-14 03 01 40 やっぱこの二人の友情は良いもんだな… 死ぬまで一緒にいて欲しいくらいだ。 ただ最後の締め方もうちょっときちんとしてほしかった。感動が冷めるぜ… -- (名無しさん) 2011-02-14 03 17 28 なかなか感動するもんですな。素晴らしい友情良いな。 -- (通りすがり) 2011-02-14 06 53 38 間違いなく良作。 ドラマも好きだったな~ -- (名無しさん) 2011-02-14 09 32 47 やべえ、凄い感動した これ鬱かなぁ?普通に良い話だったと思うよ -- (名無しさん) 2011-02-14 10 34 39 延長戦だかなんだかで助かるパターンもあるよね。 -- (名無しさん) 2011-02...
  • 澪「ロス:タイム:ライフ」 pixiv
    ※絵師様 すいま~さん 戻る
  • 律澪・澪律 その2
    ...江戸時代の私達」 澪「ロス:タイム:ライフ」 唯「吸血鬼?」 律「レズノート…?」 バイハザシリーズ 澪「俺の歌をきけぇえーーーーーっ!!」 律「【眠りの家】って都市伝説知ってるか?」  ※注意 澪「妖怪リリーちゃん」 律「終末の過ごし方」 憂「お姉ちゃーん!沼、山、海、谷、4人の巨人を連れてきてー!」 陽介「うーす相棒!なーに見てんだ? …はぁ?けいおん?」 クロス・元ネタ短編 唯「ゴッドけいおん」 律「ほら、ヒゲっ!」 唯「剃りなよ」 コテさん 唯「中学生のころの話しようよ!」律「じゃあ、次は私だな」 唯「中学生のころの話しようよ!」澪「じゃあ、次は私が話すよ」 唯「しんこん!」 唯「ちょこれーとでいず」 唯「あーつーいー」 澪「律と違うクラス…」 ※1~3 小ネタ 唯「みんな初Hどこだった?処女は動物の真似でもしてなよ」 律「澪、大...
  • 澪律・律澪 その2
    ...江戸時代の私達」 澪「ロス:タイム:ライフ」 唯「吸血鬼?」 律「レズノート…?」 バイハザシリーズ 澪「俺の歌をきけぇえーーーーーっ!!」 律「【眠りの家】って都市伝説知ってるか?」  ※注意 澪「妖怪リリーちゃん」 律「終末の過ごし方」 憂「お姉ちゃーん!沼、山、海、谷、4人の巨人を連れてきてー!」 陽介「うーす相棒!なーに見てんだ? …はぁ?けいおん?」 クロス・元ネタ短編 唯「ゴッドけいおん」 律「ほら、ヒゲっ!」 唯「剃りなよ」 コテさん 唯「中学生のころの話しようよ!」律「じゃあ、次は私だな」 唯「中学生のころの話しようよ!」澪「じゃあ、次は私が話すよ」 唯「しんこん!」 唯「ちょこれーとでいず」 唯「あーつーいー」 澪「律と違うクラス…」 ※1~3 小ネタ 唯「みんな初Hどこだった?処女は動物の真似でもしてなよ」 律「澪、大...
  • 2月のまとめ
    ...ん玉、とんでいけ」 澪「ロス:タイム:ライフ」 唯×和 純「不人気コンビには3期参加をご遠慮願おうか」 律「中野ー!」 唯「そろそろ律ちゃんに復讐しよっと」 梓「唯先輩だめぇ……赤ちゃんできちゃいますうう」 紬「ゴーストの囁き」 律「澪のはか!」 律「唯なんて大嫌い」 澪「本気で私のこと…好きなの?」 澪「ありがとうを言いたい」 唯「憂と一緒に閉じ込められた!!」 梓「おいしい紅茶の淹れ方を」 梓「もっとペロペロして……いじめて下さい!」 澪「律と唯が喧嘩した!?」 梓「しししし!ってなっちゃうかもしれない♪」 澪×律、唯×律、紬×律、中野×律、いちご×律、憂×律 唯「ふぁみれす!」 憂「いっぱいいっぱい。お姉ちゃんがいっぱい!」 澪「可愛いあの娘」 澪「その未来は今」 唯「猫耳似合う子を指名したいんだけど」 梓「唯先輩? ……寝てる……」 唯「憂と1日中ちゅーするだけ」(※PC推奨...
  • 澪「放課後ティータイムは解散します」 2
    しかし、不幸なことに、5人の絆に入ったわずかのヒビは、あっというまに他の4人へも波及していく。 その傾向が顕著だったのは、唯とともにバンドの推進力となっていた澪であった。 澪「ちょっと、律! 今のテイク、サビのところでまたリズムが走っただろ!」 律「なんだよ~、私のドラミングの持ち味がちょっと走り気味なぐらいの勢いだってこと、わかってるだろ? 何年一緒にやってるんだ?」 澪「何年も一緒にやってるのに一向に改善されないのはどういうことなんだ?」 律「な、なにおう!?」 澪「はぁ……これなら前に律がカゼでぶっ倒れた時にライヴで急きょ叩いてもらったセッションドラマーの方が……」 律「(ぷっちーん)」 口論の末、いじけた律は3日間失踪。 梓や紬、マネージャーのさわ子の説得と澪の謝罪によってグループには戻るものの、僅かなわだかまりが残った。 澪「梓、今の...
  • 澪「放課後ティータイムは解散します」 5
    曰く『カスタネットの魔術師』。 曰く『天使のガラガラボイス』。 曰く『うんたん教教祖』。 曰く『放課後ティータイムの心臓』。 曰く『クイーン・オブ・ロックンロール』。 数々の称号で称えられたそのミュージシャンの名は、平沢唯という。 彼女の死を悼む多くのミュージシャン仲間が哀悼のスピーチを捧げ、天国の唯へ届けと追悼の曲を演奏し、歌った。 武道館の外では顕花に訪れるファンが列を成し、深夜になるまで参列者が途絶えることはなかった。 ある者は泣きじゃくり、またある者は唯の残した曲を大声で歌い、またある者はギターをかき鳴らした。 明るく、楽しいことが大好きだった故人の遺志を反映し、顕花に訪れたファンには漏れなく、 生前の唯が満面の笑みでカスタネットを叩き狂う姿を納めたプロマイドが配布されたという。 そしてセレモニーも終盤に差し掛かると、放課後ティ...
  • 澪「放課後ティータイムは解散します」 1
    ある日、放課後ティータイムのベーシストにして、メインシンガーでもあった秋山澪は、音楽雑誌のインタビューに答えていた。 話題は、先日突如リリースが発表された彼女のソロアルバムについて――。 記者「この度の取材で聞きたいのではですね、なぜこのタイミングでソロアルバムを発表したかということなんですよ」 澪「…………」 記者「貴方の1stソロアルバム『MIO』聴かせていただきました。確かに良い出来でしたけれど……」 澪「私たちのバンド、放課後ティータイムが停滞状態にある今、なぜあえてそっちを放置してソロ活動を行うのか、ということですか」 記者「いや、停滞とまでは言いませんが、最近の放課後ティータイムにはメンバー間の不和、 グループ解散の噂が絶えないのは事実ですよね? それで今までソロでの活動をいくら待望されても頑としてバンドとしての活動に拘った貴方がソロ...
  • 澪「放課後ティータイムは解散します」 4
    澪「話は聞かせてもらった」 律紬梓「澪(ちゃん)(先輩)!?」 律「お前……今、全国ツアーの真っ最中じゃなかったのか?」 澪「私のところにも憂ちゃんから連絡があったんだ。『お姉ちゃんを助けてくれ』ってね」 期せずして、放課後ティータイムの元メンバー4人が一堂に会した瞬間であった。 澪「唯を救う方法は一つしかない。それは放課後ティータイムを再結成することだ」 律紬梓「!?」 澪の突然の提案に、3人は驚愕した。 律「な! 本気か!?」 澪「本気だよ。その理由を話す。 聞くところによると、今の唯の周辺はあのオノヨースケ絡みの関係者で固められていて、部外者は容易に近づけない状態らしいな」 梓「はい。憂もこの前、本当に久しぶりに会ったって言ってたくらいですし……」 紬「さわ子先生も会いにいったら門前払いされたらしいですね。  なんでも...
  • 澪「徘徊後ティータイム」 2
    澪「……ここ、どこだろ……」 澪「……」 テクテク テクテク 澪「……『花毛歯科』、だって。……すごい名前の歯科医だな……」 澪「………今度、歯が痛くなったら、行ってみようかな……」 澪「……流石に今は、電気消えてるかぁ……」 澪「…………」 テクテク テクテク 澪「……あ、」 澪「……24時間営業のスーパー、かぁ……」 澪「……」 澪「なんか、違うんだよなァ……」 澪「……」 テクテク 澪「……ん、」 テクテ…… …… ………… ……リー……リー……リー…… リーリーリー……リーリー…… 澪「……これだよな…………」 澪「…………うん」 澪「……」 澪「家の中でも、学校の中でも、この歌声は...
  • 唯「放課後ティータイム!」 1
    PM3:00 都内某所 律「何時に終わる予定だっけ?」 澪「6時頃だったと思うけど…」 律「じゃあさ、みんなで飯でも食いに行くか!」 唯「おっ、いいねぇ~」 梓「いいですけどお酒はなしですよ?」 律「えーっなんでだよー」 梓「この前飲み過ぎてリハーサル遅刻したの誰でしたっけ?」ジロ 律「う…」 紬「まあまあまあ…」 唯「でもさー…ちょっと緊張してきた」 澪「まさかあれ見るのか…?」 律「そりゃ見るだろ、最初のライブだし」 澪「ハァ…」 律「っとそろそろ時間だ、行くぞ」 B-3スタジオ 律「放課後ティータイム、スタジオ入りしまーす」 AD「それではこちらのイスに座って下さい」 律「はいはーい」 澪「準備できました」 AD「それじゃい...
  • 唯「崩壊後ティータイム!」 4
    ケース4:秋山澪(ベース・ボーカル) 秋山澪。 放課後ティータイムのサウンドのボトムを支えるベーシストであり、フロントマンとしてリードボーカルもとる彼女は、その凛々しい歌声、美少女揃いのメンバーの中でも際立つモデルのようなルックスで、バンドの人気を牽引してきた。 一方、そんな大人びた正統派のイメージとは対照的に、放課後ティータイムの楽曲では作詞を担当し、メルヘンチックでキュート、ともすれば吐血を催すくらいなリリックでバンドの意外性をも担っていたまさに中心的存在であった。 高校時代から、演奏活動とは脱線しがちにはしゃぎ回る律と唯の手綱を握り、後輩の梓の尊敬も集める澪は、誰もが認めるバンドの推進力。まさに21世紀のロックヒロインのあるべき姿であったのだ。 ただひとつ――彼女は過剰なまでに内向的であるという欠点を除いては。 澪「やだ……やだよぉ……ライヴ...
  • 唯「崩壊後ティータイム!」 8
    それに比べて、自分はどうだ。 全てから逃げ出し、こうして山奥の村に逃げ込んできた。 終いには、ここでの生活こそが、これからの自分の生きる道とまで思ってしまっている。 澪「失望したのは……どっちだよ……。決まってるよな……それは皆の方だ」 子供2「どうしたの? さんじゅおねえちゃん」 澪「ん? なんでもないよ。それよりほら、今からあのお姉さん達がきっとすてきな歌を演奏してくれるよ」 しかし、澪は気付いていなかった。 久しぶりの出場のHTTに対する司会者の様子が妙によそよそしいことに。 そして、それに応じる4人の表情が、不思議と何かの決意を湛えたものであったことに。 それが、砂嵐に荒らされたブラウン管の粗末な画質のせいであったかはわからないが。 同時刻。東京、NHKホール。 ロクなセットもなく、ただ雑然と機材が並べられたステージに立ったH...
  • 唯「放課後ティータイム!」 12
    おまけ 『平沢唯のおかえりらじお』 唯「皆さんただいま~ 平沢唯のおかえりらじお今日も元気にいってみよー!」 唯「最近暑い日が続きますねー、暑いの苦手な私はそれはもう大変で……」 唯「でもクーラー苦手だから夏はもっぱら扇風機だけで過ごしてます!」 唯「いやー扇風機って文明の利器だなーって毎年夏になると思うわけですよ」 唯「皆さんも暑い日には是非扇風機を!」 唯「さあ前置きはこのくらいにして、平沢唯のおかえりらじお始まるよ~!」 「この番組は○○○○の提供でお送りします」 唯「皆さんただいま~ 改めまして平沢唯でーす」 唯「この番組は私平沢の日常をまったり語っていったり、たまにゲストを交えてお喋りしちゃう番組です!」フンスッ 唯「今日はね……スペシャルでアメイジングでエクスタシーなゲストに来てもらいました...
  • 澪「お試し期間!」 7
    おまけ トンちゃん視点 ある日の部室 カップが俺の水槽の中に沈められた。 カップにはそれぞれ、ヨーロッパ、ドバイ、ロンドン、温泉と書かれていた。 俺は泳いだ。 しかしみんなに八百長がバレてはいけない。 俺はなるべく自然に見えるように、一生懸命演技しながら泳いだ。 そして、 ロンドンと書かれたカップに触れた。 澪「ロロロロロ……ドンドン!!」 澪ちゃんの笑顔を見て、りっちゃんが笑った。 俺の恩返しが達成された瞬間だった。 幸せになれよ、お二人さん! 本当におしまいです。 戻る
  • 唯「崩壊後ティータイム!」 9
    一方その頃舞台袖では、 憂「お姉ちゃん……本当に大丈夫?」 唯「うん……ここまできたら信じるしかないよ」 憂「そうだね……澪さんがきっとさっきの紅白を見ててくれると……」 紬「大丈夫よ。そのためにわざわざ日本で一番視聴率の高い音楽番組の紅白歌合戦で、澪ちゃんにメッセージを伝えたんですもの」 梓「澪先輩がきっと日本のどこかにいる……そう踏んでの最後の賭けです。考えても仕方ないです!」 律「そうそう! 澪はきっと戻ってくる!! その日のためなら、私は何度だってさっきの紅白みたいなクソ演奏をしてやるし、どんな批判にも耐えられる!」 スタッフ「HTTのみなさーん、お願いしまーす」 憂「! 結局……演奏開始には間に合わなかったね」 唯「悲しい顔しないで、憂。お姉ちゃんは大丈夫!」 紬「ここまできたらどんな試練だろうと…...
  • 澪「ささる……」 2
    さわ子「ほらさっさと脱ぐ!早くしないと私の独断で脱がせるわよ」 律「仕方ない…あんまりこっちみんなよ」スルスル 唯「りっちゃんの脱ぎ方なんか色っぽいよ!」 律「う、うるへー!」 律 カチューシャ ブラ ショーツ …… 律「くそー…私からだよな!」 梓(なんで先にカチューシャ取らなかったんだろう) 澪(律の奴…あっさり裏切るようなこといいやがって) 唯(脱ぎ牌でわかめ取ってもいいのかな) 律(唯はさっきから脱ぎ牌ばっかり捨ててるな…今の所脱ぎ牌は安牌か)ポイ 澪「ロン」 律「うおおおおい!さっきから唯が脱ぎ牌捨ててただろ!?」 澪「脱ぎ脱ぎメイド」 律「脱ぎ脱ぎって…私裸になっちゃうじゃんか!」 澪「カチューシャがあるだろ」 律「それでもどっちか脱がないと…...
  • 唯「崩壊後ティータイム!」 1
    律「なぁなぁ、どうやら世間じゃ『放課後ティータイム』って言ったら、   真人間の『ま』の字もないイカれた集団っていうイメージらしいぜ?」 澪「はぁ? それは律だけだろう」 律「そんなことないぞ。もれなく全員が国宝級レベルの変人だと思われているらしい」 澪「まさかぁ」 放課後ティータイム(HTT)。 高校の軽音部の仲良し部員5人組で結成されたこのバンドは、在学中に何がしレコード会社に見初められ、『今、最も熱い現役JKバンド』の触れ込みでアルバム『放課後ティータイム』でデビューを飾った。 梓「とにかく、そんな風に言われてるのは甚だ心外ですね……」 澪「す、少なくとも私は違うしな」 その話題性に違わず楽曲の質も高く、出すシングルは軒並みオリコン上位。 アルバムにおいてもただのアイドルバンドでないことを証明する上質なクオリティで玄人筋...
  • 澪「放課後ティータイムは解散します」 3
    そして、唯の代理人を名乗る弁護士が残された4人の前に現れ、脱退後の楽曲の権利や所有権等について、事務的な話を延々とし始めたのはそのすぐ後のことであった。 さわ子の判断により、唯の脱退は公には伏せられた。勿論、それも世間にバレてしまうのは時間の問題だろうが。 そしてかのドキュメンタリー映画『ゲット・バック! けいおん!』は予定通り封切られたものの、クライマックスの屋上ライヴシーンを除いては、作中の8割を険悪な雰囲気漂うスタジオでのシーンが占めてしまうという皮肉な内容となってしまった。 これを目にしたファン達は、ネットの噂レベルで流れていた放課後ティータイムのメンバー間不和説、解散説が信憑性のあるものだと感じざるを得なかった。 そしてレコーディングした音源も聴き返してみれば、どれもそんな雰囲気が反映された締まらないダラダラとした内容のものばかり。 腕利きのエンジニア...
  • 唯「崩壊後ティータイム!」 7
    ④澪の場合 唯「残るは澪ちゃんなんだけど……」 唯は悩んでいた。 律、梓、紬の三人も今でこそ立ち直ったものの、かつては深い泥沼に入り、苦しんだところである。 勿論、澪もそれは同じであろう。 しかし、メンヘラをこじらせた彼女の場合、何よりも性質が悪かったのが、その所在が全く知れないことだった。 唯「『放課後ティータイム秋山澪は既に自殺している? 冨士の樹海での目撃証言その全貌』、『北朝鮮に拉致された? 消えた美少女ベーシストの行方』……こんな記事ふざけてる!!」 つまらないゴシップの躍る雑誌を投げ捨て、唯は憤慨した。 憂「気にしちゃダメだよ、お姉ちゃん。澪先輩はきっとどこかで生きてるよ……」 唯「そんなの当たり前だよ!!」 憂「(ビクッ!!)」 唯「あ……ごめんね憂」 所在が知れなければ、いくら助けたいと思って...
  • 唯「崩壊後ティータイム!」 3
    ケース3:琴吹紬(キーボード) 琴吹紬。 放課後ティータイムではキーボードを担当し、色とりどりの音色でバンドの楽曲に装飾を与える彼女は、その担当楽器の特性もあってか、ともすればメンバー内で最も地味な立ち位置であった。 だが、その実、『ふわふわ時間』をはじめとするバンドの代表曲のほとんどの作曲を手掛ける一方、高名な実業家である父を持つバックグラウンドを活かし、資金面でもバンドをバックアップする縁の下の力持ち的存在であった。 それはメンバー間における人間関係においても同様で、紬の提供するお茶やお菓子、 そして特有のおっとりぽわぽわな性格は常にメンバーの心のよりどころであり、オアシスであった。 そんな紬には、ひとつだけメンバーにも打ち明けられぬ大きな悩みがあった。それは―― 紬「私は……女の子しか愛せないの?」 高校時代まで、そんな自分の性的嗜...
  • 唯「放課後パートタイム!」 13
     ‐ホール‐ 梓「唯さん」 唯「ん?」 梓「今までお疲れさまでした、とても面倒だったでしょうけど。  あっ、ちなみにこれは」 唯「純ちゃんのことだね」 梓「理解される方も可哀想なものです」 唯「面倒だって初めに言ったのは梓ちゃんだよ」 梓「そうでした」 梓「ところで知っていると思いますが、私は中学三年生です。  つまり、来年から高校一年生となります」 唯「そうだね」 梓「というわけで、よろしくお願いしますね、唯先輩」 唯「えっ?」 梓「そういうことです」 唯「本当なの?」 梓「唯先輩」 梓「私の前世は猫なんです」 唯「だから余計に信じられないんだよ」 第一六七話「猫を被るとは言うけれど」‐完‐ 梓「唯先輩」 唯「なに?」 ...
  • 澪「徘徊後ティータイム」 1
    澪「……」 澪「……夜12時半、か…………」 澪「……」 澪「家族も寝たし、そろそろかな……」 澪「夜の散歩に行くのは…… 澪「……ケータイ持った。防犯ブザー持った。」 澪「……お金は、500円硬貨一枚だけ持っていこう。」 澪「……怖いし」 澪「この一枚で何するのか、考えるの楽しいしね。」 澪「……あ、そうだ夜食……」 澪「冷蔵庫の中、何かあるかな……?」 ガパッ 澪「……あ、プリン発見。」 澪「……他は、……特にないか……」 澪「…………」 澪「……卵を茹でて持っていこうかな……」 澪「……」 澪「……ゆで卵、美味しいよね……」 ガチャ……バタン! 澪「……行ってきまーす……」 澪「…………」 澪「夜の散...
  • 唯「崩壊後ティータイム!」 2
    ケース2:中野梓(リードギター) ある日、某テレビ局のスタッフが、とあるドキュメンタリー番組の取材のため、これまたとある都内の高級マンションの一室を訪れた。 番組のタイトルは『消えた天才美少女ギタリスト、元放課後ティータイム・中野梓の今を追う!』であった。 部屋に一歩踏み入れると、取材陣はすぐにその異様さに気付いた。 ごみで散らかった玄関に廊下、 フローリングを埋め尽くすのは何日も清掃が放棄されたことをうかがわせる埃の山、 そしてそこら中を行きかう大量の猫の群れ――。 居間で取材陣を出迎えた梓は、見るからに不健康そうな面持ちであった。 かつては健康的だった肌の血色は悪く、 艶々しかったツインテールは光沢を失い、 希望に輝いていたはずの瞳には生気がなかった。 梓「それじゃあ始めましょうか。   さっきまで寝てたので全然頭、回らないんですけ...
  • 唯「ロザリオ?スール?」 3
    放課後- 唯「あーずにゃん!」 全員「!」 梓「……なんですか」ドキドキ 唯「あずにゃんの……」 梓「……」ドキドキドキドキ 唯「好きな漫画ってなーに?」 梓「へ……?」 律「梓、別にドラマでもいーぞ!」 澪「映画でも……」 梓「な、な、何の話ですか?」 唯「答えてよー」 梓「うぅ……どれもそんなに詳しくないですが……」 梓「……音楽のきれいな作品、でしょうか」 唯「なるほどなるほど……」 梓「何のメモ取ってるんですか?」 唯「あ、だめ見ちゃだめぇー!」 梓「(変な人だ……)」 律「はいはーい!これから心理テストやんぞー!」 律「告白されるなら次のうち、どこ?」 律「夕日の見える海、夜景の見えるホテル、学校、高級レストラン」 唯「レストラン!」 紬「はい!私は夜景がいいと思います」 澪「学校……かな」 梓「私...
  • 律「……崩壊後デイタイム?」 1
    「だいぶあったかくなってきたなぁ」 もうすぐ5月。思わず昼過ぎまで寝てしまいそうなぽかぽかした朝を迎える。 寝癖も直さずパジャマのまま習慣のように郵便受けを覗く。 今日は休日だしこの格好でも大丈夫だよね? 家のポストには自分宛の郵便が2通届いていることを知った。 家に入り、パンを食べながら1通目の封筒を開けてみた。 『 田井中 律 さん   拝啓 春暖の候、ますます御健勝のこととお喜び申し上げます。  このたびは弊社の選考に応募頂き、 誠にありがとうございました。  慎重に審議を重ねました結果、誠に残念ながら採用を見送らせて頂くことになりました。  ご希望のところ、誠に不本意な結論ではございますが、  あしからずご了承くださいますようお願い申し上げます。  末筆ながら今後の田井中 律さんの益々のご活躍をお祈り申し上げます。        ...
  • 唯「タイムスリップ!」 2
    数ヵ月後 2008-09-24 唯「もう文化祭の季節かー」 最近の学校は文化祭の準備で大忙しです。当日ライブをするけいおん部も毎日練習してるみたいです。 律「おーっす唯!」 唯「お、おーっす」 ムギ(おーっすwwwwwwwwwww) 律「文化祭のけいおん部のライブ。見に来ないと・・・」 唯「ひっ・・・」 澪「こら律!あの、平沢さん。私たち文化祭でライブやるんだけどさ、よかったら・・・」 唯「う、うん。見にいく!見にいくから!」 唯(見にいくから何もしないで・・・!) 澪「いや、あの、そうじゃなくて・・・」 唯「え・・・?」 ムギ「はい。このポスター。いろんなところに貼って宣伝してほしいの」 ムギ「いいかしら?」 澪「みんな部活やってて忙しいしさ・・・友達のお前にし...
  • 唯「放課後ティータイム!」 10
    放課後 ジャズ研部室 後輩「お疲れ様でしたー」 純「あいよお疲れ様」 片づけを済まして、純もそろそろ帰ろうとした 律「練習終わった?」 純「あ、律先輩……?」 律「ちょっと純ちゃんに話があるんだけど……いいかな?」 純「いいですよ」 律「最近の梓どう?」 純「梓…ですか……元気ないですね……」 律「やっぱりか」 純「軽音部ではどうなんですか?」 律「普段通りに私たちとは接してる、けど私には元気なさそうに見える」 純「そうですか……」 律「なあ純ちゃん」 純「はい」 律「梓のこと……元気づけてやって欲しい 私たちは、先輩で同級生じゃないから……対等な目線で話せるのはきっと純ちゃんと憂ちゃんだけだと思うから…さ」 純「分かりました、何とかやってみます」 ...
  • 紬「放課後ティータイムの消失?」 4
     わけがわからない。  折角みんなと以前のような演奏が出来たと思ったのに。  その感動を分かち合おうとそう思った瞬間だった。  なんの支えもない真っ暗闇に思わずへたり込む。  すると目の前の地面と思しき場所がぱぁっと明るくなる。  その狭い明るい空間。そこは先ほどまで自分がいたと思われる場所だった。 律「疲れたー。しかし久々に思いっきりドラムが叩けてすっきりしたぜ」  近寄るが触れることは出来ない。  ガラス張りの床のように、透明な何かがそこを隔てている。  どうやってもただテレビに流れる映像を見るように、そこに繰り広げられる  光景を眺めていることしか出来なかった。 律「しかし、澪。なんだよあの歌」  意地悪そうにりっちゃんは笑っている。 澪「な、なんでも良いだろう、別に」 律「隠しなさんなって。ほらほら」 唯「私...
  • 唯「カードの切り方が人生だよ!」 29
    ┏━━━┓┃      ┃┃  辞  ┃┃  退  ┃┃      ┃┗━━━┛ 唯「ありがとうございます」   「それでは……」 唯「だけど、私にとっての音楽は放課後ティータイムなんです」 唯「放課後ティータイムだから楽しくて、素敵な音楽が出来るんです」 唯「私だけデビューしても意味がないんです」 唯「だから……ごめんなさい」   「そうですか、わかりました……」 唯「……」 律「あーあーもったいねー」 唯「りっちゃん!?」 梓「そうですよ。プロへのお誘いが欲しい人は沢山いるんですよ?」 唯「あずにゃん……みんな聞いてたの?」 澪「悪いとは思ったんだけど、つい」 紬「でも私感動しちゃった! なんだかすっごく嬉しい!」 唯「ムギちゃん……」 澪「確かに放課後...
  • 唯「タイムスリップ!」 1
    私、真鍋和は変わった力を持っています。 それは人生に3回だけタイムスリップができるという事です。 1回使うと自分が生きている期間中なら任意の時間に飛べます。 あ、1回というのは往復です。1回使うとちゃんと行って帰っこれます。て 今、人生で2回目のタイムスリップをしようと思います。 2年前のあの時に。 2008-04-16-9 00 桜高 唯「なにか始めないと・・・」 和(いたいた・・・) 和(とりあえずあの時が来るまで待たなきゃね) 9 10 掲示板前 和(・・・) 唯「けいおん部か・・・」 唯「うん、いいかも~」 和「あら、何してるの唯」 唯「和ちゃん!えっとねぇ、ちょうど今ね、とりあえずけいおん部ってとこに入ろうかなって思ったところなの」 和「けいおん部って・・・唯大丈夫...
  • 律「ロンドンで愛を誓おう」 1
    ロンドン ホテル 夜 律、澪、紬部屋 澪「律……律…」ヒソッ 律「んん…?」 澪「起きてる?」 律「んー…くぁ…なに?」 澪「ドキドキし過ぎて眠れない!」 律「昼間あれだけ歩き回ったんだから眠れるだろ…」 澪「でも海外だし…!」 律「大丈夫だよ、目つぶったら眠れるって…」ウト… 澪「眠れないんだってば!」ユサユサ 律「あー…はいはい。分かったよ。寝付くまで一緒に起きてるよ」 澪「律ぅ!」キラキラ 律「ふぁ…で、どうすんだ?ムギはもう寝てるっぽいからあんまり騒ぐことはできないぞ」 澪「うん…どうしよう?」 律「このまま話してたら眠れそう?」 澪「んー…分からない」 律「んじゃ散歩でも行くか」 澪「え?」 律「ロンドンの夜を散歩」 澪「...
  • 唯「ツモ!領上開花!!」 1
    ーーーー京都 桜が丘高校 軽音部 律「おーっす、澪」 澪「おお律早いな、今日こそは部室の掃除だからな」 律「ぐへー、いいじゃんかームギのお菓子食べて楽器屋行こうぜ~」 澪「いいかげんにしろ、先週もそれでけっきょくやらなかっただろ」 律「ハァ…唯たちまだ来てないけどやりますか~」 澪「よいしょ」 ゴトンッ 律「澪、なんか箱から落ちたぞ?…コレは!?」 澪「麻雀牌じゃないか!なんで軽音部の部室に」 律「懐かしいな~小学校の時よくコンビ打ちで聡泣かしたっけw」 澪「アハハwあったあったw久しぶりやってみる?」 澪・律「」ニヤリ トントン 唯「みんなおまたせー」 紬「遅くなってごめんなさいね」 ジャラジャラ… 律「おー、二人とも!待ってたよ!」 ...
  • 唯「ティータイムの後に」 1
    梓母「梓、荷物届いたわよ。何かPC部品って書いてある」 梓「あ、今取り行く」 梓母「ハイこれ。何買ったの?」 梓「ちょっとパソコンのメモリ増やそうかなと思って」 梓母「へー」 … 梓「ようやく届きましたか」 梓「実はこれはPC部品などではなく媚薬。しかも特別品」 梓「えーと、使い方は、赤い方の薬を意中の相手に飲ませます」 梓「自分は青い方の薬を飲みます。すると赤い方の薬を飲んだ相手が、青い方の薬を飲んだ相手に惚れます」 梓「激しい性的興奮を促すので、赤い薬を飲んだ相手はあなたを押し倒すでしょう。」 梓「青い薬を飲んだあなたも性的興奮するので効果は倍増です。2回分入り」 梓「ふふふっ、後はこれを明日のティータイムの紅茶に入れるだけです」 翌日! 紬「お茶にしましょう」 ...
  • 紬「放課後ティータイムの消失」 3
     年の瀬、今年も終わろうかという季節なのにアイス屋さんにはそれでもちらほらとお客さんがいた。  こんなに寒いのによくアイスを食べようなんて、と変に思われるという心配は必要なさそうだった。 唯「アイス美味しいー」 紬「そう、よかったわ」  今唯ちゃんとアイス屋に来ている。  そこはいつもみんなと帰りに寄り道していたアイス屋さん。  なにもこんな時分にといわれそうだが、なんとなく唯ちゃんとお話しようと思ったら自然に足が向いていたのだ。 紬「ごめんね、いきなり抱きついちゃったりして」 唯「いいよー。だってアイス奢ってくれたんだもん。なんでも許しちゃう」  幸せそうにアイスを頬張る唯ちゃんは、自分の良く知っている唯ちゃんそのものだった。  ただ違うのはその身に纏った制服だけ。 唯「ねえ、次はあれ頼んで良い?」 紬「良いわよ」 ...
  • 唯「タイムトラベル」紬「Look for」梓「memoriesです!」 1
    澪「あれ……どこに行ったんだろうな」 唯「? どうしたの澪ちゃん」 澪「ん? あぁ、何でもないよ。気にしないで」 唯「ん~?」 澪「……」ポケー 梓「(澪先輩どうしたんでしょうね」 紬「(今日は一日中上の空……心配ね」 唯「(りっちゃんが風邪でおやすみだからかな?」 梓「(他にも理由がありそうですけど……」 澪「どこ行ったんだろうな……」 紬「(さっきからどこ行ったんだろうって呟いてるわね」 梓「(何か落とし物したんでしょうか?」 唯「(それとなく聞いてみよう!」 唯「澪ちゃん何か落とし物でもしたの?」 澪「えっ?」 梓「全然それとなくないじゃないですか……」 澪「うん……まあ、そうなんだけど。今更どうにかなるものじゃないし」 紬「いつ落としたの?」...
  • 唯「タイムトラベル」紬「Look for」梓「memoriesです!」 7
    ──── 結局何も変わらなかった。 軽音部はなかったし、唯先輩は私のことを覚えてはなかった。 梓「もう……駄目だよ。どうにもならない……あの筆箱を何とかしない限り……」 梓「……ちょっと待てよ?」 ここでとある映画を思い出す。 そう、タイムトラベルする前に唯先輩と話していた映画、バック・トゥ・ザ・フューチャーだ。 梓「もしかして……あの一回目の世界は既に今の私が変化を起こした後の世界なんじゃ?」 梓「あっ……」 何であんな臆病な澪先輩が口調だけは変わらないでいたか── 何で律先輩はあの時私の顔を見て見覚えがありそうな顔をしたか── 梓「そうだった……そうだったんだっ!」 繋がって行く……頭の中で時間のピースが。 梓「ならもうやることは一つしかないですっ!!!」 数日後──── 澪...
  • 澪「ささる……」 1
    さわ子「みんなそろってるー!?」 律「うわぁ今日はまた一段とテンション高いなー」 さわ子「今日はみんなに私が自作したゲームをやってもらひうー!!」 唯「えっゲーム?面白そう!」 澪「いや、今日は練習することにしたんで」 梓「そうですよ!」 律「ちょっとくらいいいんじゃないかな!」 澪「ああ…せっかく練習するとこだったのに…」 唯「それでどんなゲームなの?」 さわ子「これをみなさい!」 律「麻雀?」 さわ子「違うわ。もっとよく見て」 紬「牌に絵が書いてある…こっちは漢字」 さわ子「ルールは追い追い説明するわ。さ、みんなこっちに座って」 梓「これは…どうみても麻雀卓じゃないですか…」 唯「私麻雀できないよ?」 さわ子「安心しなさい。私もできないから」 さわ子「ルールは簡単...
  • 唯「放課後ティータイム!」 11
    泣きません、私絶対泣きませんから 先輩たちの最後のライブなんだから、我慢しなきゃってずっと思ってたんです 実際、リハとかでも大丈夫だったんですよ でも……ふわふわ時間のサビの前にハモリの合図で唯先輩とアイコンタクトしたら、それまでの思い出が走馬灯みたいにフラッシュバックして…… どうしても耐えられなくなっちゃって…… 何年経っても、思い出すと涙が出てきます 『放課後ティータイム・中野梓 インタビュー記事より抜粋』 卒業式の夜 深夜2時 軽音部部室 唯「なんかさー……“ありがとう”っていい言葉だよね」 澪「うん……そうだな」 紬「この部室にもありがとうだね」 唯「ホントだね……」 梓「は、はい……先輩……たちも……えぐ……ありが……ひっく……とう……うぐ……」 唯「あずにゃん……私たちこそありがとね」ギュッ ...
  • 澪「ささる……」 3
    律「あと一歩だったのにー!」 唯「そうはいかのスルメ焼き!」 紬「唯ちゃんの牌は?」 唯「えっと…脱ぎ眼帯…指?」 さわ子「指牌は他の2つの服やぬがす場所を指定できるわ!」 唯「おおっ!」 梓「いまさらですね…」 唯「だから指差してるマークなのかあ」 唯「じゃあとりあえずメイド服…」 律「ぐ…仕方ない」 唯「あ、パンツ」 律「なっ」 唯「りっちゃんパンツ脱いで!」 律「ま…まあいいか」ぬぎぬぎ 律「あとは眼帯付ければいいんだな」 唯「待ったりっちゃん!折角だから違う所に付けよう」 唯「うーん…乳首で!」 律「」 律「まじかよ…」 紬「ほう」 さわ子「見えないのが残念ね」 律「よし…つ、つけたぞ」 梓「律先輩顔赤いで...
  • 唯「バレーボールワールドカップ日本対ブラジル!」 1
    唯「日本はもう負けられないよ!」 澪「ロンドンへの切符はそう易くはないみたいだな」 律「一戦一戦を大事にして行きたいな」 紬「今日も応援していくわよ!」 梓「ニッポン!ガンバレー!!」 紬「今日の相手は世界ランク1位、女王ブラジルよ!」 唯「うわっ強敵なんだね」 澪「へー、ブラジルってオリンピックで金メダル取ったこと無いんだ」 律「今大会も5勝2敗。そこまで調子が良いわけじゃないんだな」 梓「もしかしたらチャンスあるかも、ですっ!」 唯「わぁ・・・!でっかいねぇ」 澪「背高いなー」 律「180cm以下が居ない・・・」 紬「うーん、ブラジルの先制点ね」 梓「まだ始まったばかりです!」 澪「やたっ!サービスエースだ!」 律「調子上げてきたぞ~!」 唯「女王ブラ...
  • 紬「放課後ティータイムの消失?」 3
     そうしていると突然声を掛けられた。  短い髪をした、男っぽい女の子。  雰囲気はまるでりっちゃんみたいだった。 女子生徒「平沢に用があるの?」  唯ちゃんを待っている事を伝えると、どうやら知り合いのようだった。 女子生徒「あいつは色々と問題児だからな。この学校の2年の間じゃ結構有名だぜ」  なんだか唯ちゃんらしいな。 女子生徒「こっち来なよ。そんなところじゃ寒いだろうし、案内するよ、あいつのとこに」  通されたのはなんと「軽音部」と書かれた札の下がっている教室。  中からは色々な楽器の音が漏れてくる。 女子生徒「どうぞ」  すごい。  教室の中にはざっと数えただけでも十人以上もの人が。  その人たちは各々なにかしらの楽器を演奏している。  その中に唯ちゃんはいた。 女子生徒「平沢。お前に会いたいって人が来...
  • 唯「放課後ティータイム!」 9
    梓「あ、純~! こっちだよ~!」 梓が駅の入り口で大きく手を振った 純「梓ー! 会いたかったよ~!」ダキッ 純は梓に抱きつく 梓「ちょ…アンタは唯先輩か!」 純「はは、ごめんごめん それじゃ行きますか」 梓「そうだね」 移動中 タクシーの車内 梓「最近どう?」 純「んー……まあまあかな?」 梓「何それ」 純「そういう梓はどうなのよ? って知ってるけど」 梓「次は全国ツアーやるかも」 純「マジで!? すごいじゃん」 梓「えへへ……」 純「そっかー……なんか梓がどんどん遠くに行っちゃうような気がしてお婆さんは寂しいですよ……」 梓「何よそのキャラ……」 純「まあ…寂しいってのは本当だけどね」 梓「純……」 純「ってしんみりしないでよー」 ...
  • 澪「疑心暗鬼」 1
     私の名前は秋山澪。  人前に立つことや虫や爬虫類、オバケその他気持ち悪いもの怖いもの大嫌い。  趣味はベースを弾くことと詩を書くこと。  自分で言うのも何だけど詩作りの腕前は中々だと思う。  部屋には自慢の詩がつまったノートが山ほど置いてある。  前に一度ママに見せたらそのまましばらく固まってしまった。  感動のあまり言葉を失っちゃったんだ。  きっと心の中では 「やだこの子これで食べていけるんじゃないかしら?いや絶対いけるよしそうと決まれば早速デビューよ!」  とか思ってたんだろうな。  でもごめんねママ私は放課後ティータイムのベースとして食べて行くのが夢だからそれは無理なんだ。  ああ、私ってすごい親不孝者。  いやこの話はどうでもいいんだ。  実は今私にはたった一つだけ、それでいてとても大きな悩みがある。  私...
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