左近寺ェ・・・
マジックとは、成功すれば観客は騒ぐが、失敗してもまた、観客は騒ぐものである。
マジックショーを行おうとする謎の人物。彼の名は
戸愚呂兄。
「
カードマジックの道化師「戸愚呂兄」が謎の大岩「エアーロック天外消失」なる岩の中に入り、マジックショーを行うんですよー!!ッヒャッホオー!!」
解説らしからぬテンションの高い解説者の解説に、観客席の高遠は「
…。醜悪な声だなあ。まるで糞尿やゴミのようだ。」という気持ちで見ていた。
ワイヤーで吊るされ、岩はゆっくりと上に上にと上がっていった。火が付いた。観客から「ざわ・・・ざわ・・・」と
某・賭博黙示録カイジ並みのざわつく声が聞こえた。
しかしその中には、
「おい、事故だ、開けろ、アチー嫌アアアアアウギャアアアアやめろ。お、おい。助けてくれええやめろオギャア俺まだ死にたくないいいいいい(おい、どうなってるんだ…まさか俺、死ぬのかよこの空間…夢だろおい・・・助けてくれ・・・!(心の声)」。と言って舞台の上に炎を全身にまとった戸愚呂兄が落下していった。其の焼け爛れ、血にまみれた悍ましく、凄惨な姿は、金田一少年の事件簿の某・カードマジックの道化師の様だった。
【
戸愚呂兄@幽☆遊☆白書 死亡?】
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最終更新:2019年08月09日 17:29