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千家貴司

[名前]千家貴司(せんけ-たかし)
[出典]金田一少年の事件簿
[異名]
[声優]菊池正美
[性別/年齢]男性/17歳
[一人称]俺(あるシーンで「僕」となっており、元々は「僕」である可能性も) [二人称]君(主に女性)、お前(親しい男性) [三人称]
※人称は普通の男子高校生とそんなに変わらない。

 金田一一の幼馴染。よく金田一とサッカーをしていたらしく、毎回その事を回想する。
 不動高校2年5組で、金田一とは別クラスだが、小学校来の友人であり、高校でもある程度付き合いがある模様(普段話すほどではないだろう)。美雪とも顔見知りだが、美雪の方は小学校以来特に顔を合わせる事はなかったらしく、美雪は誰だか判別できなかった。

 「首吊り学園殺人事件」にて初登場。
 名門予備校・四ノ倉学園に通っており、新しく学園に入る事になった金田一、美雪と再会する。自分の将来に役立つ大学をゆっくり選ぶ為に早いうちから勉強したいという理由で四ノ倉学園に入ったらしい(作中の台詞から察するに、一年生の段階で既に入っている)。
 しかし、そこで生徒を狙う連続殺人事件に遭遇。解決の為に金田一と美雪を手伝い、容疑者にされてしまった講師の浅野先生の罪を晴らそうと尽力する。
 過去には、予備校内のクラスメイト・深町充がいじめられているのを見てみぬフリしてしまった事があり、強く後悔していた。

 その後は、短編「誰が女神を殺したか?」にて、文化祭でタコ焼きの屋台で仕事をしている姿が確認できる。友人の金田一にオマケするなど結構良い奴。
 短編集オマケのアナザーストーリー「世紀末緊急報告!KMR」でも、金田一、美雪、佐木二号と共に四ノ倉学園そっくりの心霊スポットで肝試しをしている。

 長編では「魔犬の森の殺人」で再登場を果たす。
 ここでも金田一、美雪、同級生の八尾と共に山奥の研究所に泊まる事になる。
 そこで出会った医大生のサークルの事件に巻き込まれる。
 更には、狂犬病の犬に噛まれてしまい、金田一が早く謎を解かなければ命が危ないという危機的状況に追いやられる事に…。

[真相]
 実は、彼こそが「魔犬の森の殺人」の真犯人ケルベロスであり、魔犬の仕業に見せかけて医大生の三人・参道、萬屋、渡辺を殺害した張本人。狂言病は演技である。
 一年前の春、千家は利緒という不思議な少女に出会う。犬のトレーナーを夢見て修行中の彼女のやさしさに惹かれ始めていた千家は、彼女に告白するが、その時、彼女が不治の病で余命半年であった事を知らされる事になった。
 恋人同士となった二人は、残りの半年を大事に生きていこうと決意するが、利緒はその二週間後に入院先の萬屋病院で死亡する。
 利緒の遺品を確認していた千家は、彼女が残りの半年の人生を楽しみにしながら千家との幸せな日々を綴った「未来の日記」を見つけ出し、彼女の半年が、そして一日がいかに大事な物であったかを再び実感し、深い悲しみの涙を流す。
 彼女の死に納得がいかなかった千家は利緒の死の真相を探っていた中、「利緒の手術は医師免許を持たない四人の学生によって執り行われた事」、「彼らが作った薬の実験台にされた後、カルテが改竄されていた事」、「彼らが『たかが半年しか生きられない患者の為に捕まったらバカを見る』と笑い話にしていたのを目撃した事」を知り、彼らを自らの手で裁き殺す事を決意した。
 しかし、金田一の推理と説得、そして利緒や彼女が育てた犬たちの想いにより、最後のターゲットだった百田は見逃され、千家は警察に出頭。
 金田一に「ありがとう」と笑顔でお礼を言い、その後は少年院に服役中。罪を償い、利緒の分まで生きて、また親友と会える日を楽しみにしている事だろう。

 原作において、「準レギュラーにして金田一の親友」というポジションでありながら、まさかの真犯人だった衝撃展開から、作品を語る際に下手なレギュラーより名前が挙がるキャラクターになっている。
 また、そのあまりに悲劇的すぎる動機や、死んで当然と思うレベルの下衆すぎた被害者たちのせいか、「同情できる犯人」でもだいたい真っ先に名前が挙がる人物でもある。
 金田一さえも、「被害者たちのやった事は俺だって絶対許せない」と、千家に激しい同情を寄せた。
 もし、金田一にもっと早く利緒の事を告げていたならば、千家の殺人ではなく、萬屋たちの殺人こそが白日の下に晒され、千家がその手を血に染める事はなかったかもしれない…。

[外見]
 作中描写では、身長170cm程度と思われる。167cmの金田一より多少背が高い為。
 額のホクロが特徴で、髪は昔から色素が薄く茶髪っぽく見える。他の高校生キャラと比べると童顔。

[性格]
 早い内から自分に合った大学を決めようと勉強する真面目な性格(これは、もしかすると、一年生の春に出会った「犬のトレーナーを夢見る少女」の影響であったかもしれない)。
 しかしガリ弁と言うわけではなく、むしろ作中屈指の悪戯好きで、金田一を驚かせようとする描写があるほか、文化祭のタコ焼きを金田一たちには安値で売るなど、基本的には気の良い奴という感じ。
 浅野先生の無実を証明する為に金田一と共に推理を行い、浅野先生の悪い噂を流す生徒に強い口調で抵抗するなど、彼同様、正義感が強い一面も見られる。
 一方で、深町へのイジメの現場を目にすると、怖さのあまり見てみぬフリをしてしまった過去もあり、ヒロイックな金田一と比較すると年相応の高校生らしい部分も見られる(ただし、その後、やりきれなさにドアを思い切り閉めており、やはりいじめに対する抵抗感は強かったらしい)。宮園へのイジメにも強い抵抗感を示していたが、食ってかかろうとしたシーンもあった。
 大事な人間の命を侮辱した人間を許せずに、殺して逮捕される…という結末には、これまた金田一とは別の次元の正義感の強さや優しさも見て取れるように思う。
 また、着替え中の浅野先生の姿をたまたま見て、金田一と一緒にドギマギするシーンなどもあり、そこでは「男ってみんな同じね…」と美雪に呆れられたエピソードなども年相応の高校生らしい一面である。
 しかし、利緒に確認もせずにいきなりキスしたのはどうだろうか…。
 金田一たち同様、よく殺人事件が起こる不動高校に通い、自殺・他殺含めて結構よく人が死ぬ四ノ倉学園に通っている為、死体にも慣れている。

[他キャラとの関係]
 金田一一とは小学生以来の親友。昔はよくサッカーをしていたらしいが、「近所のガラスを割るのは金田一だったが、謝りに行くのは自分だった」との事。高校生になってからも一応お互いのクラスくらいは把握しているらしい(「変わってねーなー、お前のそういう所」という台詞から察すると、首吊り学園以前には普段深く関わるほどではないかも…)。
 また、不動高校内で殺人事件が起きた「学園七不思議殺人事件」には登場してはいないものの、「首吊り学園」にて、浅野先生に「不動高校の事件を解決したのは金田一である」と話していたらしい(ちなみに、金田一が解決した事は一般には公表しておらず、不動高校の生徒にも知られていない事から、彼自身が「金田一が解決したんだ」と勝手に思えるほど金田一の実力を評価していた事になる)。
 さらには、利緒の未来日記にも「千家の親友」として金田一の名前が書いてある。ここから察するに、彼は親しくなった人間に金田一の事を話す癖があるのではないかと思われる。
 「魔犬の森」においては、殺人計画の為に集めたメンバーで、金田一だけ外しており、「信頼しているからこそ金田一をメンバーに入れたくなかった」のではないかと推測される(結局来たが)。
 高遠遙一とは面識がないが、指名手配犯として知られているので名前くらいは知っているかも。
 和泉さくらは同じ学校だがクラスが違うのでおそらく面識はない。
 小田切進は学校の掲示板に生徒とラブホから出る瞬間が激写されて貼られていた件から、知っている可能性も高い。が、覚えてないかもしれないし、よくある名前なのでそんなに気にしないだろう。

[能力]
 金田一曰く、頭が良いらしいが、偏差値は全国レベルではまだまだとの事。
 金田一や美雪たちを一時的に欺いて見事に不可解な連続殺人を行うなど、トリック開発も上手。
 狂犬病の芝居をする演技力の持ち主。
 犬に特殊な動きを仕込んだり、犬笛で犬を操ったりする事も出来る。

[余談]
 彼が印象的なキャラクターになっているのは原作のみ。「準レギュラーで金田一の親友」という、容疑者から真っ先に除外されるポジションでありながら犯人であったという衝撃は読者にはかなり大きかった。
 ダイイングメッセージやトリック自体は簡単なので、「魔犬の森の殺人」の犯人はわかったという人も多いが、それでも信じたくなかったという意見が多数存在する。
 また、冒頭シーン(金田一の洒落にならない行動)及び、金田一の推理ミス(推理シーンで、千家が殺人計画の舞台である研究所まで誘導した事になっているが、誘導したのは八尾であり、八尾の別荘で騒ぎを起こして別の場所に泊まらなければならなくしたのは他ならぬ金田一)も、よく議論される。

 アニメにおいては、額にホクロがなく、黒髪で、これまでの登場経験もなく、金田一の親友で幼馴染というわけでもないただの同級生が「魔犬の森」の千家で、こちらではあまりインパクトがない。
 ドラマでは、「千堂恭子」という女子生徒に改変されている。