「6-929」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

6-929」(2011/04/20 (水) 17:20:40) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

ツンデレ攻め×素直クール受け ---- 「全く……どいつもこいつも使えない馬鹿ばっかりだ!」 俺達以外誰もいない、しんと静まり返ったオフィスに怒号が響く。 会議から戻ったあいつは盛大に毒付きながら、資料を机に叩き付け、 苛立ったように椅子を蹴飛ばした。 どうもまた部下達の成績が思わしくなく、上にチクチク嫌みを言われたらしい。 机から滑り落ちた書類を丁寧に拾い上げながら俺は溜息を吐いた。 「お前やり過ぎ。あんなに年中頭ごなしに怒鳴りつけてたら、連中だって萎縮して当然だろ。 俺にしてくれるみたいに、他の奴にも少しは優しくすればいいのに」 「ハ!真っ平だね。あれ位で音を上げるようならサッサと辞めちまえばいいんだ。 大体俺が誰に優しくしようと俺の勝手だろう。お前が口を出すな!」 「まあ、お前が俺だけに優しいのは嬉しいけど」 ほらよ、と拾い集めた書類を差し出せば、あいつは驚いたように一瞬目を見張り、 それから何とも言えない困ったような、気まずそうな表情を浮かべて 俺の手から書類を受け取ると鼻を鳴らしてそっぽを向く。 「……ふん、馬鹿馬鹿しい。……でもそう言うならお前には優しくしてやっても良いぞ」 「うん、ありがとう」 素直に礼を言って笑ってみせると、別に、とか礼を言うような事じゃないとかブツブツ言ってる。 そんなお前が、大好き。 ----   [[痴話喧嘩>6-939]] ----

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: