真面目×ノーテンキ

「笑ってんなよお前、もっと真面目に考えろよ……!」
「考えてもムダだって、ブルースリーも言ってんじゃん」
「……なに」
「考えるな!感じるんだ!
さあ!感情の赴くまま!おれを!貪るがいい!」
「馬鹿かお前……ふざけてる場合かよ……
お前、ホモだぞ?おれ達ホモになっちまうんだぞ……?」
「おれに言わせりゃここまで来て今更グダグダ言ってるアンタの方が
よっぽどふざけてると思うけどね」
「……ッ、悪、ぃ」
「あーもう、やめてよね一々マジに取んの」
「……悪い」
「まァた謝る!もっと気楽に考えなよ、1度しかない人生なんだから何事も経験してみなきゃ損よ?」
「1度しかないから踏み外したくないんだろ」
「あーあー、堅いねェ」「性分、だ」
「つーかおれとこうするの、道踏み外してるって思ってるんだぁ」
「そ、そういう意味じゃなくて!」
「あは、何焦ってんの
男同士だしフツーに外しまくりじゃん。むしろだからこその背徳感が堪らんつーか…」
「……馬鹿」
「お馬鹿で金髪、男には堪らんでしょ」
「……。」
「――ただしちんこ付いてるけどネ!」
「……ぷっ」
「あ、やっと笑ってくれたァ」
「……、馬鹿」
「では場が和んだところで、気を取り直してCome on Dearing!」
「……何故英語」
「金髪だから?洋モノ嫌い?」
「……。」
「Oh,God!!Yes!A-ha!」
「……おまえ、そろそろ黙れ」
「じゃー黙らせて。ネ?」
「……馬鹿。」
「馬鹿でカワイイと思ってるでしょ」
「……。」


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最終更新:2013年08月15日 01:25