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2012/04/26 石川智晶さん (空白部分は、ダイジェストで曲が流れています)

中の人(以下、中):α-LIFE 今週は、この方からメッセージが届いています。
石川さん(以下、石):α-LIFEをお聞きの皆さん、こんばんは、石川智晶です。
中:石川智晶さん、よろしくお願いいたします。
  アルバム「この世界を誰にも語らせないように」リリースおめでとうございます。
  アルバムのリリースを迎えた今のお気持ちは?
石:えー、先回のアルバムから約2年経っておりまして、シングルの曲も9曲ほど入っていますので、
  ちょっとベスト盤みたいなようなアルバムになったと思います。
中:アルバムタイトル「この世界を誰にも語らせないように」
  このタイトルから物語の始まりを感じます。
  このタイトルに込めた思いは、どのようなものなのでしょう。
石:このタイトルはですね、1曲目の「TW」という作詞の一行から抜粋したものなんですけれども、
  アニメの世界やゲームの世界を色々と作らせて頂いて、いろんな世界を作ってきたと思うんですけれども、
  未だに石川智晶としてこの世界というものを、まだ全然理解していないなと思っておりますし、
  また、多分死ぬまでそれはわからないんじゃないか、というような気持ちで、
  このアルバムのタイトル「この世界を誰にも語らせないように」というタイトルにして思いを込めました。
中:これから一生考え続ける「世界」というもの、石川智晶さんが茅原実里さんに提供した曲
  「この世界のモノでこの世界の者でない」も、やはり世界をテーマにされているものでした。
  さて、このアルバムには、すべての曲順に大きな意味があり、
  聞いた人それぞれに色々な解釈ができるものになっている、そんなふうに思いますが、
  1曲目が「もう何も怖くない、怖くはない」のカップリングとして収録されていた「TW」であること、
  アルバムタイトルがこの曲の一節から取られたもの、それ以外にもこちらには特に大きな意味があるように思いますが、
  いかがでしょうか。
石:「劇場版 機動戦士ガンダム00(-A wakening of the Trailblazer-)」の挿入歌として
  「もう何も怖くない、怖くはない」という曲を作らせていただいたんですけれども、
  そのカップリングとして「TW」を作ったというのは、すごく私にとって意味が有ることでした。
  ガンダムというのはやっぱり、少年たちが真っ直ぐ突き進むという志のもとに作られたものなんですけれども、
  カップリングは、そういうガンダムの歌を聞いてくれた方がですね、逆の発想ですね、
  アンチヒーロー的な、この世界の道を外せと、外して生きろということを、私はすごく強く訴えている曲なんで、
  この「TW」という曲は私が一番好きな歌で、アルバムの1曲目としました。


中:そんな「TW」から幕開けたこのアルバム、そして2曲目は「幻想水滸伝 紡がれし百年の時」の主題歌
 「The Giving Tree」、そして3曲目、未発表の新曲「My book」と続いて行きます。
  石川さんもおっしゃっておりましたが、シングルベストのような内容とも言えるこのアルバムの中に新曲が4曲。
  この未発表曲4曲がそれぞれの曲をつなぐ鍵になっているように思うのですが、
  これらの新曲はどのように生まれたのでしょうか。
石:新曲をですね、このシングルベストみたいなアルバムの中に入れていくのはとっても、逆に難しかったんですけれども、
  「My book」という曲なんかは、アルバムのジャケット取りの後に作ったものなんですけれども、
  今回のこのジャケットは、本棚の前で私が本を読んでいる、という設定で、少しこう、作っていただいたんですけれども、
  これは私は作り手としての自分って言うんでしょうかね、普段、こんな気持ちで曲を書いているんだよという、
  そういう石川智晶像がすごく強く出た新曲になったと思います。


中:4曲目は「神様ドォルズ」のオープニングテーマ「不完全燃焼」、そして5曲目、「アンインストール」のリミックス
  「アンインストール ~僕が最後のパイロットRemix~」が入っています。
  「アンインストール」を今、リミックスしようと考えたきっかけは?
石:この「アンインストール」という曲は、約5年前にシングル「アンインストール」として発売されたものです。
  この曲は発売当初から長いスパンをかけて皆さんに愛され、そして成長してきました。
  いつの間にか私の名刺がわりになる曲になりました。
  海外に行っても、この曲は、もういつも歌って欲しいと言われる曲です。
  今回は皆さんに、その感謝の気持ちを込めて、リミックス版としてこのアルバムに収録しようと思いました。


中:7曲目は「戦国BASARA3」のエンディングテーマ「逆光」、8曲目は新曲「インソムニア」、
  そして9曲目、「神様ドォルズ」の挿入歌「夏の庭」と続きます。
  この「夏の庭」は、「神様ドォルズ」のサウンドトラック以外では初収録になりますね。
 「神様ドォルズ」第7話で重要な意味を持ったこの曲が作品の中から離れてこのアルバムの中に入った時、
  石川さん自身、この曲へのイメージが変わったという部分はありますか?
石:この「夏の庭」という曲は、「神様ドォルズ」の一番大事なシーンのため、そのためだけに作られた曲なんですけれども、
  この「夏の庭」がアルバムの中に入って、そして一緒に並べられたときに、特にですね、
  この曲だけ色が違ったという感じではなくって、逆に他の作品と一緒になったときに、
  初めて、私のこの石川智晶としての主軸みたいなものというのは、やはりあまり変わらないんだなっていうことを
  最確認したような感じがしましたね。


中:10曲目は「それは紛れもなく~選ばれし者のソリチュード~」、そして「戦国BASARA弐」挿入歌「涙腺」、
 「劇場版 機動戦士ガンダム00(-A wakening of the Trailblazer-)」挿入歌
 「もう何も怖くない、怖くはない」と続き、最後は新曲「シャーベットスノウ」
  この曲は最初からアルバムの最後に、と思って作られた曲なのでしょうか。
石:この「シャーベットスノウ」という曲は、もう初めからアルバムの最後の曲にと、思っていました。
  この曲はアカペラであるということ、そして私が全部声を重ねているということもありますけれども、
  私は教会の聖歌隊とか合唱団とかの世界で最初歌を覚えたので、最後は、
  アカペラといってもゴスペル状のすごい壮大な感じではなくて、小さな教会でさっとこう歌っているような、
  そんな状況でアルバムを終わらせたいなと思って、この曲を最後にしました。


中:そして、このアルバムには、特典として、購入された方対象のライブ応募券が封入されています。
  こちらのライブは、どんなライブになりそうでしょうか。
石:今度のアルバムには、購入者対象ライブの応募券が入っているということで、
  初めてのことなんでね、どんなライブにしようかなぁと、今構想中なんですけれども、
  単独ライブをですね私あんまりやったことが無いので、かなりレアなライブになるのではないかと思っております。
  アルバムの曲も何曲か歌わせてもらいますけれども、一番大事なのは、
  今まで石川智晶を応援してくれた方々と会えると、一番シンプルなんですけど、
  そういった歌以上の熱のようなものを、皆さんに伝わったらなぁと思います。
  そして、体とかそういうことじゃなくて、魂レベルから元気がでるような、
  なんかそういうエネルギーを与え合うような、そんな静かであっても熱いライブにしたいなと思っています。


中:それでは最後に、新潟の石川智晶さんファンにメッセージをお願いいたします。
石:この2年間の間、ご縁のあったアニメ作品やゲーム作品をやらせていただいて、
  石川智晶の中でも本当に、もういろんな世界観が広がりました。
  それはもうより繊細になったり、より大胆になったり、すごい感情も自分の中から出てきましたし、
  それを音にできたなぁと本当に思います。
  私なりのリアリティをアニメやゲームのフィクションの世界の中に、これからも私なりの言葉で投げかけていきたいと思います。
  今回は、そんな世界観がたくさん入ったアルバムになったと思います。
 「この世界を誰にも語らせないように」ぜひ聞いていただきたいと思います。
中:石川さん、ありがとうございました。
  それでは、最後に曲紹介をお願いいたします。
石:それでは、最後に「不完全燃焼」をお聞きください。
 石川智晶でした。 α-LIFE
最終更新:2012年05月03日 15:59
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