+ | [武器の特徴その一・剣] |
=長剣
主に1m前後の剣身を持つ刃物の事を指す。 切り払い、突き刺し、叩き潰すと用途が広い。 また多くの剣は耐久性を重視した造りになっており、筋力次第では片手だけでも扱えるそれは連戦や激戦の中でトップクラスの信頼性を誇る。 ―『使用場面:水中と宇宙空間以外』 長すぎず、短すぎずで屋外屋内共に問題なくリーチのある攻撃ができるが、 水中など行動が激しく制限されるような空間ではその適度の長ささえも敵に回る為、それらの場所において長剣の使用は悪手とも言う。 ―『有効な対象:ほぼ全ての存在』 常識的な肉体を持つ敵は突き刺してその内臓を攻撃でき、鱗や骨で身を守る敵は硬き剣身で叩き潰せて、そして厚い筋肉を持つ敵は鋭き刃で斬り削れる。 故にそもそも攻撃が届かない、効かない相手以外は対処できる。
=大剣
主に1.4m以上の剣身を持つ刃物の事を指す。 一般的な長剣と違って撫で斬りは出来ず、「叩き斬る」事でしか切れない。 トップクラスの耐久性を誇るが、重たい鈍器のような造りであるためそもそも持ち上げるだけで一苦労という人を選ぶ武器。 ―『使用場面:屋外(平地)』 広い幅、そして長剣以上の長さが合さってポールウェポンレベルのリーチを持つ大型破壊兵器。 平地や広場で只管振り回せば凄まじい破壊の痕を残せるものの、しっかりとした足場のない場所や狭い屋内ではまともに動かす事もできない。 ―『有効な対象:動きの鈍い敵・鱗などを持ち打撃に弱い敵・一部の大型の敵』 人外レベルの筋力を例外視すれば、初動の遅い大剣は回避行動を素早く取れる敵にかなり有効とは決して言えない。 逆に動きがある程度遅く、または回避行動を取ろうとしても身体が巨大すぎて回避しきれない敵なら選択肢の一つになりうる。 なお、鎧、鱗や硬骨などで身を守る敵に対して、その鈍器に似た剣身を使ったなぎ払いは正しく天敵だ。
=突剣
主に1.2m前後の剣身を持つ、大きな針のような刃物の事を指す。 あくまでも敵を貫き通す為の造りが打ち合いに耐えれる訳もなく、一定程度の衝撃さえ与えれば容易く折れてしまう。 だが耐久性を犠牲にした結果、手に入れた軽さは使い手を選ぶ事がなくなった。また、関節などの急所を狙いやすく、技術さえあれば先端を使っての斬撃もできるだろう。 ―『使用場面:屋内・対少数』 幅狭くてそこそこ長いその剣身は、廊下などの狭い場所において数少ない有効な武器になる。 だが迎撃されればいとも簡単に壊れるので、一対多数の戦いだと自らの命を預けれる程の信頼性はない。 ―『有効な対象:急所の多い敵・鱗などで身を守っているが隙間のある敵』 その殺傷力を一点に集中した形状は急所の多い生物にとって極めて危険であり、例えその対象は人間でも野生動物でも変わらない。 フルアーマーなどで身を包み守る敵に対し、細い故に隙間を狙い急所を貫ける突剣は死神の鎌にもなれる。 =斬剣
主に1m前後の剣身を持つ、片刃の刃物の事を指す。
非常に薄いその剣身で刃毀れは避ける事ができない天敵であり、まだ長剣などのように「叩き」斬ろうとするとすぐに折れてしまう。 だが技術の持った使い手であれば、撫で斬りや「引き切り」でそのトップクラスの殺傷力を十二分引き出せるだろう。 ―『使用場面:屋外・対少数』 耐久性に欠けるその造りでは連戦に耐え切れるわけもなく、また狭所では満足に扱えない。 戦闘が起きるのを事前で知る事ができれば、斬剣の使用を選択肢の中に入れられるが…… ―『有効な対象:鱗などを持たず外皮を晒し出す敵・一部の大型の敵』 その薄い剣身では甲冑などに当れば簡単に刃が毀れてしまうため、それらを持たない敵にしか振わない方がいい。 だが鱗など身を守るものを持たない敵だと一振りだけでも出血させる事や致命傷を与える事もできるので、相手によっては最弱にも最強にもなれる武器。
=短剣
主に0.4m以下の剣身を持つ刃物の事を指す。 切り払いや突き刺す事に長けている造りで柄にガードが付いてるものは多く、最低クラスのリーチという欠点にさえ目を瞑れば 戦闘以外にも用途があって最も汎用性の高い素晴らしい武器。携帯性も高く、いざと言う時に構え常に一本を持っていた方がいい。 ―『使用場面:屋外・屋内・水中・対少数』 短小な剣身はいかなる場所に居ても振れる事を可能にし、例え行動の制限される水中であってもその阻力を軽減させれる。 だがリーチの無さはそのまま対応できる敵の数と比例し、いかなる使い手であったとしても短剣だけで大勢の敵を相手に取る事はできない。 ―『有効な対象:急所の多い敵・鱗などで身を守っているが隙間のある敵』 突剣と同じく殺傷力を一点に集中したその造りは、有効となる対象もあまり変わらない。 だが殺傷力自体はリーチと共に少なくなっているので、毒などを剣身に塗ってその辺の効果に期待した方がよりいい。 |