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DAMAGE CONTROL - (2007/03/16 (金) 23:45:01) の編集履歴(バックアップ)
M I S S I O N 1 5
DAMAGE CONTROL
「始まりの指導者」
- ミッション開始前
EAPN [GN交戦状態に突入]
リポーター |
はい、こちらはポート・エドワーズ上空まで |
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数キロを飛んでいるところで…… |
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ご覧になれますでしょうか? |
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ポート・エドワーズから |
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黒煙がいくつもあがっています。 |
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その上空では、 |
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ニューコム、ゼネラルリソース |
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両企業の基地より出撃した |
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多数の戦闘機の姿が……あっ! |
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また爆発です! |
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もの凄い音がしました! |
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みなさんには、わたしの声が届いて……。 |
アナウンサー |
はい、スタジオです。 |
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ここでもう一度、今までの情報を整理し、 |
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繰り返しお伝えする事にしましょう。 |
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本日午後、USEAのポート・エドワーズで |
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ゼネラルリソースとニューコムが、 |
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交戦状態に突入しました。 |
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そしてその戦いは現在も続いています。 |
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NUN──新国際連合では、 |
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事態を解決する為、 |
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UPEOの治安維持部隊の派遣を決定……。 |
作戦場所
ブリーフィング
緊急事態だ! |
ゼネラルリソースとニューコムが全面戦争に突入した。 |
都市防衛のため、侵攻するすべての勢力を撃退せよ。 |
現在、戦闘空域は非常に混乱しており |
報道ヘリなども飛行している。 |
任務遂行に際し、これら民間機には十分注意する事。 |
なお、今回の任務より |
最新鋭機『ベルクト』に搭乗してもらう。 |
諸君の働きに期待する。 |
……以上。 |
- ミッション開始
ERICH |
こりゃ、本物の戦争だ! |
RENA |
でも、戦うしか……。 |
ERICH |
何がUPEOだ……! |
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人殺し以外に、 |
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何が出来るっていうんだ。 |
レナが敵機を撃墜
後ろにつかれる
ERICH |
後ろに気をつけろ! |
RENA |
後ろ、気をつけて! |
地形に機体が接触
一次ターゲット全滅
COMMANDER |
レーダーが新たな機影をキャッチ! |
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総数不明、警戒せよっ! |
二次ターゲット全滅
デブリーフィング
ゼネラルリソースとニューコム…… |
両軍事勢力の大幅な弱体化に成功した! |
- ミッション終了後
GBS [テロ勃発]
気象予報士 |
メリトン地域の今後1時間以内の |
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降水確率は76.5%です。 |
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予想最高気温は20℃、 |
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予想最低気温は15℃……。 |
レポーター |
始まりはキャッシュディスペンサーでした。 |
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電脳空間(エレクトロスフィア)の基幹ルートの制御システムに |
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大量の割り込み(インターラップト)が発生し、 |
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電脳空間(スフィア)を流れるすべての情報が |
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混乱している模様です。 |
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このためゼネラルリソース、ニューコムの |
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両社に関連する銀行など多くの施設が |
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機能停止に至ったのです。 |
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原理的に電脳空間(スフィア)でこのような事故は |
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起こり得ないはずですが、 |
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原因の究明を待ちたいと思います。 |
キャスター |
これは事故ではありません。 |
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たった今、入った情報によりますと、 |
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ウロボロスと名乗る集団から、 |
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この一連のパニックを |
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仕掛けたとの犯行声明が、 |
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ゼネラルリソース本社に届いたとの事です。 |
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ただし……同社の広報では、 |
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この件についての |
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情報公開を拒否しています。 |
SENDER UNKNOWN [目覚めよ]
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我々にとって、この攻撃は必然である。 |
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肉体という呪縛にしがみついた |
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物欲の支配する世界。 |
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合弁型巨大多国籍企業の経済力が、 |
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政治や司法制度といった |
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旧世代の権力構造を凌駕していった時点で、 |
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我々は目覚めるべきだった。 |
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しかし、我々に肉体がある限り |
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物欲からの支配を拒絶するのは、 |
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難しいのも、また事実である。 |
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そう……肉体という越えがたい境界によって |
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維持される我々の生命は、 |
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常に欲によって縛られているからだ。 |
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──食欲、性欲、睡眠への欲! |
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これら生命を維持する為に |
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必要な最低限のモノですら、 |
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貨幣によって手に入れねばならない。 |
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我々人類は、未だかつて一度も |
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この呪縛から完全に解放された事は |
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ない事からもわかるはずだ。 |
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人類の限界とは、 |
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あまたの欲望に縛られた肉体なのだっ! |
GBS [テロ被害続報]
リポーター |
はい、空港です。 |
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こちらでは、各地区を結ぶエア・ラインが |
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全便欠航となっています。 |
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その理由についての発表はまだありません。 |
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一部地区でゼネラルリソースの制空権が |
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完全に略奪されたとの噂もあり、 |
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空港は混乱の極みを見せています。 |
レポーター |
みなさん。 |
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私はジオフロントから |
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50キロほど離れた場所から |
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お送りしています。 |
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ご覧いただけるでしょうか? |
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私の上空では、多数の戦闘機の編隊が、 |
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ジオフロント方面に向かっていく姿を |
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何度もカメラで捉えています。 |
SENDER UNKNOWN [革命の真意]
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我々の決起を……多くの人々は、 |
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まだ誤解している事だろう。 |
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確かに現時点で人々が目にしているモノは、 |
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人類にとってお馴染みの |
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殺し合いに過ぎないからだ。 |
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ただ……これだけは言っておこう。 |
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ゼネラルリソース、ニューコム、 |
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UPEOといった組織が保持している軍隊と |
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たった今も行われている交戦は、 |
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我々が望む革命にとって入口。 |
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……そう。 |
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我々にとって真実の敵とは、 |
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ゼネラルリソース、ニューコム、 |
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ましてUPEOなどといった権力ではない。 |
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この革命が完成する時、 |
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我々が──いや、人類全体が掴むモノは |
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このような権力ではない! |
NVS [無検閲情報]
キャスター |
ゼネラルリソース系列の報道機関では、 |
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現在、放送内容について |
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キーワード検閲が配信システムに |
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組み込まれたとの発表がありました。 |
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このような大規模な報道規制が、 |
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施行されるのは初めての事です。 |
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現在この番組は、独立系パーソナル・ |
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ベースの放送局からお送りしています。 |
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それではここで、我々が独自に傍受した |
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映像を無検閲でご覧いただきます。 |
SENDER UNKNOWN [電脳化せよ]
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既に我々は、全ての人類に |
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限界を超えてもらう為の技術を持ち、 |
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その準備も出来ている。 |
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──肉体を捨てよ! |
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これは、生命を解放する為に行われる |
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革命である。 |
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今こそここに、我々は宣言しよう。 |
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全人類の電脳化(サブリメーション)──それこそが |
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我々の生命を次世代に進化させる |
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唯一無二の真実である! |
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この技術は夢ではない。 |
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その証拠に一つの例を |
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ご覧いただく事にしよう。 |
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──ディジョン! |
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この男は、10年前にゼネラルリソースの |
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謀略によって完全に肉体を失っている。 |
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……にもかかわらず電脳空間(エレクトロスフィア)で生命として、 |
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今も確かに存在している。 |
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そう、もともと我々全てが平等に秘めている |
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『生命』『精神』『意識』という名で |
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呼ばれてきた力で構成される『意志』は、 |
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肉体などといった脆弱な存在を |
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限界とはしていなかったのだ。 |
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そして、この事実を我々は、 |
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有史以前から知識として伝承してきた。 |
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歴史を振りかえってみるまでもない──。 |
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肉体の限界を持たない生命の存在について、 |
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我々はこう変換していた。 |
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それこそは『新たな人類の姿』である、と。 |
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そして、人類史上、 |
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最初に肉体を持たない生命として |
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生まれ変わったディジョン。 |
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我々は彼を『始まりの指導者』として迎え、 |
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この革命を実行する! |
PARK [SARF諸君へ]フ
パーク |
さて、キミたちSARFが心血を注いできた |
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活躍には感謝している。 |
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今までの我々は平和などという |
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曖昧で見えない心の報酬を求めていた為、 |
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無益な血を流した者も多く、 |
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苦しいときもあったはずだ。 |
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しかし、今日……そんな時代は |
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あっけなく幕を閉じた。 |
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そして、ここからは、私から個人的に |
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SARF所属のエース諸君に言葉を贈ろう。 |
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今こそ立ち上がり、 |
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我々の革命に参加したまえ。 |
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本日をもってSARFは解散。 |
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ウロボロスの革命家であり、 |
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指導者アビサル・ディジョンの |
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指揮下にでも……。 |
RENA [信じられない……。]フ
レナ |
嘘……。 |
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あの男がクーデターの指導者ですって!? |
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嘘でしょ? |
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この戦い、すべての元凶が……ディジョン。 |
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みんな……ごめん。 |
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わたし、この目で確かめてくる。 |