&font(b){M I S S I O N 1 3} &SIZE(26){&font(b){BUG HUNT}} &SIZE(16){&font(b){「ナノバイト暴走」}} ---- 作戦場所 : CHOPINBURG ---- :&size(23){ミッション開始前}| ***ERICH RENA [俺の覚悟を聞いてくれ]フ | エリック| 両企業で拡大しつづける紛争のせいで、| || USEAってもの自体が危ないらしいって| || ニュースで言ってた。| || パークのヤツ、UPEOどころか| || 国が消えたらどうする気なんだろうな。| || それでも俺は、| || 最後まで見届けるつもりだ。| || そして、一体誰が、何の為に、| || こんな事を始めたのか、知る。| || それが、自分にとって現時点で| || SARFの持つ意味だと思う……。| | レナ| 最近の命令って、| || 治安の維持としては変じゃない?| || こんな状況でそれって絶対おかしい。| || 近いうちに必ず何かあるはず。| || あの男……パーク司令には| || 気をつけたほうがいい。| *ブリーフィング | ニューコムのナノ・テクノロジー研究所で| | 緊急事態発生!| | 建設作業用に大量配備されていた| | 実験中のナノバイトが| | 原因不明の暴走を起こした。| | 現在も増殖を続けており、非常に危険な状態だ。| | ただちに対処しなければならないが、| | 目標のナノバイトは微小で目視する事が出来ない。| | レーダーで探知し、| | ナノバイト中和剤ANBを投下――駆除せよ。| :&size(23){ミッション開始}| | ERICH| ナノバイトの位置を送る。| || ポイントに向かって| || ANBを撃ち込め!| | &color(orange){ERADICATE VIRUS}| **地形に機体が接触 | ERICH| あちゃー、なーにやってんの。| *ターゲット全滅 **デモムービー | (レナが飛行しているだけ)| **ムービー | ERICH| レナ! やめろ! 接近しすぎだ!| | RENA| 心が……!| || 来ないでっ!| **デモムービー | RENA| 頭が……! や、やめてぇっ!| | ERICH| レナがナノバイトに侵食されて危険だ!| ---- | ERICH| 早く、彼女の機体にANBを!| | &color(red){UPDATE TARGET}| | ※二次目標出現| *二次目標出現から4分以内にレナにANBを打ち込めない **デモムービー | RENA| わ……わたしの、身体。| | ERICH| レナっ! レナーっ!| | (レナがナノバイトの群れに突っ込んで爆発)| | ※ミッション失敗| *レナにANBを打ち込む | &color(red){MISSION ACCOMPLISHED}| | RENA| あ……ありがとう。| *デブリーフィング | ニューコムのナノバイトの暴走は| | 諸君の活躍により食い止める事ができた。| :&size(23){ミッション終了後}| ***RENA[今日も、助けられたね。]メ | レナ| いつもいつも、| || 何かあるとあなたに助けられて。| || 今度も、あのままナノバイトに| || 機体をやられたら、| || きっと心が機械になる痛みに| || 耐えられなかったと思う。| || でも、子供の頃……| || 私、機械になりたかった。| || どんな病気も──| || 死でさえ、修理してしまえる、| || そんな体になりたかった。| *ムービー | RENA| わたしは、生まれた時から| || 一度も太陽の光を浴びた事がない……。| || そんな病気は、まだほんの子供だったのわたしに、| || 生きる意味を失わせるには十分だった。| || 近所の公園へ出るのに、まるで宇宙旅行にでも| || 出かけるような姿にならなければならなかった。| || やがて、外の世界から隔離されたように、| || 自分自身によって心まで閉ざしてしまうまで| || そう長い時間はかからなかった。| || ──そんな時、あの人に出会った。| || 電脳空間(エレクトロスフィア)の持つ力とその可能性を教えてくれた……。| || その出会い──。わたしを普通の人間として| || 扱ってくれた最初の人の事を、| || わたしは、心から信じていた。| || 身体こそ触れ合うことは出来ないけれど、| || だからこそ、心は電脳空間(スフィア)の向こうで| || 誰よりも分かり合っているつもりだった。| || あの人のためだったら、何でもできた。| || いつ滅んでもいいと思っていた肉体なんて、| || どうなってもよかった。| || たったそれだけの事で、| || 彼が持っていた翼をわたしも手に出来るのなら、| || でも、それは間違っていた。| || わたしが始まりだと思っていた時こそ、| || あの人にとっては終わりの時だった。| || あの男、ディジョンが手にしたかったのは、| || ──わたしなんかじゃなかった。| || こんなにも弱いからこそ被験者となり得た、| || わたしの身体だけ。| || また、わたしは、わたし自身の身体に裏切られ、| || その時、心に決めていたの。| || 人間としての心まで捨てて手に入れたこの翼だけは、| || 絶対に離さないって──。| ***RENA[私……強くなる。]メ | レナ| だけど……ね。| || わたし、少しわかった。| || 今までずっとわたしにとって翼が、| || 心のすべてだと思っていたんだ。| || でも、それは違うよね。| || わたしが人間でいる限り| || 心はちゃんとここにあるって。| || だから……これからわたし、| || 少し強くなろうと思う。| || 翼がなくても空は飛べるってね。| || 今日は、聞いてくれて……| || ありがとう。| ---- | [[PAWNS IN THE GAMEへ>PAWNS IN THE GAME]]| ----