| (EAPNアナウンサー) | 本日未明、ゼネラルグループの飛行部隊が、 |
| 緊張の続くメリトン地域上空で | |
| 軍事演習を行いました。 | |
| これは、先にニューコムが発表した | |
| サンドバリー砂漠で行われる | |
| バイオプラントでの公開実験への | |
| 牽制が目的と見られており、この報道に対し、 | |
| UPEOのクラークソン代表が今日、 | |
| 正式にゼネラルリソースへの遺憾……。 |
| 皆様の生活を支える |
| ゼネラルグループ。 |
| 時代流れを皆様と共に歩みたい |
| ゼネラルグループ。 |
| 未来の環境を皆様と考え創り出す |
| ゼネラルグループ。 |
| 今日も誰かと…… |
| 明日はきっと、貴方と。 |
| キャスター | この美しい戦闘機で無限の大空へ |
| 自由に飛び続ける姿をご覧下さい。 | |
| 誰もが憧れる世界の治安を守る | |
| UPEOのエース・パイロット。 | |
| しかし…… | |
| このパイロットが背負った運命を知る時、 | |
| 私たちは言葉を失うでしょう。 | |
| パイロットの名は『紘瀬玲名』 | |
| 彼女は、生まれた時から | |
| シルバーストーン病に冒され、 | |
| 陽の光の下では生きられないのです。 | |
| しかし、今の彼女には翼があります。 | |
| ゼネラルリソースの開発した | |
| 最新の技術によって……。 |
| キャスター | 新しい時代の新しい科学。 |
| 特に電脳空間(エレクトロスフィア)による世界で | |
| 目覚しい成果をあげた | |
| ゼネラルリソースの研究者グループが | |
| ニューコムの母体となったのは、 | |
| よく知られている事です。 | |
| そして、彼らが宇宙開発への | |
| 着手を発表した2032年から、 | |
| 事実上ゼネラルリソースとの | |
| 緊張状態が続いているのです。 | |
| 既に、エレクトロニクス、 | |
| バイオ・テクノロジー、 | |
| ナノ・テクノロジー、 | |
| あらゆる科学分野でも | |
| ニューコムの科学者たちは、 | |
| ゼネラルリソースのそれを | |
| 超えているとも噂され、 | |
| 長年に渡って | |
| その経済力で巨大な権力を誇示してきた | |
| ゼネラルの時代が……。 |
| レナ | ……ええ、はい。 |
| お休みの日ですか? | |
| うーん……。 | |
| 公園で散歩……は出来ないんで。 | |
| 本を読んだり映画を見たり。 | |
| 普通ですよ、全然……。 | |
| インタビューアー | (あなたの夢は?) |
| レナ | 今、こうしてパイロットになっている事が |
| もう夢みたいな話ですから。 | |
| ただ最近……思うのは、 | |
| 体なんて人間にとって | |
| 心の入れ物でしかないのなら、 | |
| わたしには意味のないものだなって。 | |
| いつも心で飛んでるんです。 | |
| 体には翼がないけど、 | |
| 心の翼が……わたしに空をくれたから。 | |
| このまま心ごと翼になってしまいたいって。 |
| エリック | あー……居ないのか。 |
| じゃいいけど、アレだ。 | |
| お前がどういうつもりか知らないけど。 | |
| UPEOで飛行気乗りでいたいんなら、 | |
| パーク司令には逆らうなって。 | |
| ま、クラークソン派の連中の言ってる | |
| 平和的な解決ってやり方で | |
| この世界が守れるんなら、 | |
| 最初っからゼネラルに | |
| UPEOなんて要らないんだし。 | |
| どっちにしても | |
| ただの飛行機乗りにゃ関係ない事だな。 | |
| じゃ、次の任務で……。 | |
| あ……今度は、もうちょっと | |
| 俺のサポートにも対応してくれよな。 | |
| レナやフィーの機動(マニューバ)のコピーばっかは | |
| やめとけ。 | |
| 俺の後ろはお前しかいないんだから。 |
| フィー | 業務連絡を口頭で伝えます。 |
| 正式な書面は追って電送されます。 | |
| UPEO所属の搭乗員は、 | |
| 本日付けで無期限の待機命令。 | |
| ま、簡単に言えば | |
| かなり雲行きが怪しくなってきたって事。 | |
| じゃ! |
| COMMUNICATION INTERRUPDATED! |
| Receiving emargency broadcast ... |
| アナウンサー | ただいま入りました |
| ニュースをお伝えします。 | |
| フェイス・パーク地方において | |
| かねてから緊張状態が続いていた | |
| ゼネラルリソースとニューコムが、 | |
| 交戦状態に突入した模様です。 | |
| ニューコムからの公式発表によりますと | |
| この攻撃はあくまでも | |
| ゼネラルリソース側が行った | |
| 違反行為への報復である。 | |
| ……との事です。 | |
| この事態を受け、 | |
| UPEOのクラークソン代表は、 | |
| 先程、緊急会見を開き、 | |
| 治安維持部隊の現地への | |
| 緊急派遣を発表……。 |
| 本日午前7時50分頃、 |
| ニューコムが、ゼネラルリソース側に対して |
| 大規模な軍事行動を開始した。 |
| 我々UPEOは、 |
| 両者の関係が、これ以上悪化する事を避けるため、 |
| この行動を阻止せねばならない。 |
| なお、ニューコム側が警告を無視した場合は、 |
| 実力行使もやむを得ない。 |
| 諸君の働きに期待する。 |
| ……以上。 |
| ERICH | レナはフランカーに乗れていいよな。 |
| FIONA | お喋りしない。 |
| RENA | 攻撃を開始します。 |
| ENGAGE |
| ERICH | あちゃー、なーにやってんの。 |
| COMMANDER | 増援部隊の接近を確認した。 |
| ただちに迎撃体制をとれ! |
| UPDATE TARGET |
| ※二次ターゲット出現 |
| MISSION ACCOMPLISHED |
| MISSION OVER |
| 作戦の目的は達成された。 |
| 今後も諸君の活躍には期待している。 |
| フィー | ついに始まったわね。 |
| ニューコムの出方次第では、 | |
| もうクラークソン代表の力では | |
| どうしようもない事になるでしょう。 | |
| ここで私たち……UPEOの真価が | |
| 問われるのは必至ね。 | |
| ――そうそう。 | |
| キミ、前と違った動きしてたじゃない。 | |
| いい感じだったよ。 |
| レナ | あ……どうも。 |
| これは、あなたに出す | |
| 最初のメールになります。 | |
| この戦いが続くのなら、 | |
| きっとこれからは、 | |
| あなたと一緒に飛ぶ事が | |
| 増えるのかもしれない。 | |
| 今日のような飛び方なら、 | |
| 見える敵を…… | |
| あなたが思うように叩けばいいと思う。 | |
| それでは……また。 |
| フィー | もう、クラークソン代表の力で |
| 解決出来るレベルの問題では | |
| なくなってしまったわね。 | |
| これからは、きっとパーク司令の出番が | |
| 増えるでしょうね。 | |
| という事は……私たちも | |
| 覚悟を決めておくべきだわ。 | |
| まぁ、それだけ言いたかったの。 | |
| それから、次のサポートもよろしく。 |
| エリック | いやいや。 |
| ニュースじゃ世界大戦でも始まったような | |
| 騒ぎになってるな。 | |
| 俺たちの戦闘も中継されてたらしいし。 | |
| ……そういえば、飛行パターン変えた? | |
| 前よりずっといい感じで飛んでたな。 | |
| そうそうフィーの奴、 | |
| 珍しくお前の事、誉めてたぜ。 | |
| ま、次もこの調子が続けば俺も楽出来るし。 | |
| じゃ! |
| BRAVADOへ |