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『昔々。
それをどう呼べばいいかわからぬが、
この世に魔王が十三あり、
人の王は三百あまり。
したがって闇の領地が十三あり、
人の国も三百あまりある。
かつて勇者はいった。
勇者の剣は、魔王のごとき強大なものに立ち向かう、
人のための杖である、と。』
魔王と、魔王率いる魔族たちに蹂躙される大地、アエテルタニス。
ここでは魔王の支配する地を《アエニグマ》、彼らの侵攻を女神の加護によって退けながら、辛うじて存在している人族の支配地域を《アルタリア(祭壇の地)》と呼ぶ。魔法と異形の力を持つ魔族たちは強大であり、それに対して分裂を繰り返す人族国家は、たとえどんなに魔王に苦しめられたとしても抵抗する力を持たなかった。
しかし魔族たちが人族に対して傍若無人に振る舞う時代は思わぬ形で終わりを告げようとしていた。
というのも魔族の王位は十三に分かれ、魔族たちはそれぞれの争いを有利に進めるため、人と手を組む魔王が現れはじめたのだ。近年、両者の支配地域は複雑に折り重なり、アルタリアとアエニグマのはっきりした境界は失われつつある。
概要
最終更新:2016年02月28日 16:24