【実はこんなことが】呟き舞台裏【ありました】 941-960

2018年
01月27日
12:55

941: MI4989 削除

~惑星ダスド、高軌道演習場及び軌道要塞線近郊宙域~

仮想演習場を適用する装置群を利用し、混沌軍による惑星侵攻を目的する艦隊戦を想定し、今日はダスドを守備する天使軍の海防艦隊と混沌軍の艦隊役として混沌軍の艦隊がなまもの兵器群と交戦した宙域から拾った“本物の混沌軍の艦艇”で構成した演習用の艦隊が演習を行う。

直径にして1天文単位という広大な仮想演習場という宇宙を舞台に惑星近郊宙域に混沌軍の惑星侵攻艦隊が接近した設定で演習が始まる。
演習が始まると古の兵器達が操作している混沌艦隊が前進し、ダスドの軌道に入る。その辺りで哨戒艦艇が艦隊司令部へ通報し、軌道要塞線に設置されている艦隊迎撃システムが起動し、迎撃が始まり、レーザー軌跡とミサイルが飛び交い始める。
対艦レーザーはEMGシールドに防がれ、対艦ミサイルは対空レーザーに迎撃されていく中、混沌の艦隊は要塞線に対して舷側をみせるように回頭し、甲板上に配置された主砲塔を向けて艦砲射撃を開始。そのあたりで天使軍の海防艦隊の巡洋艦と駆逐艦、フリゲート等が到着するとそれらの艦艇は速力を上げて体当たり攻撃を敢行し始めた。

CB次元群、少なくともοAFE0とοC21Fでは魔境からもたらされた装甲とシールド兵装とそれらの技術によって……軍艦が取る戦術が紀元前にまで退行してしまった。その戦術とは「体当たりか肉薄してから乗り込んで白兵戦」というものである。
(↓参考動画)

(世界観がぜんぜん違うけど概ねこんな調子の艦隊戦)
・相対的に防御力が暴騰したため砲撃の有効性が低下
・魔境の装甲を貫ける魔境の火砲はあっても徹甲弾を入手できる恒常的な手段が無い
以上のような理由があって紀元前レベルの海戦戦術をとらざるを得なくなってしまった。天使軍と混沌軍、他の国々の軍艦もこの流れになって徹甲弾が入手できない問題に直面してそのような戦術へなってしまった。


そんな艦隊演習の様子をフェヌンとラクェルンはフェヌン所有のミサイル駆逐艦の後部甲板から眺めていた。

ラクェルン「防御力だけがハイパーインフレすると戦術がこうなるのね!」
フェヌン「私もミサイルの節約でミサイル駆逐艦で乱戦・白兵戦を多用してるなんて言えない……」ボソッ
ラクェルン「え?」
フェヌン「なんでもないわよ~」

2018年
02月03日
12:53

942: MI4989 削除

~ο224B、どこかしらの恒星系、プリッツア領のカカオが特産品な惑星、
岩石砂漠に近い海岸~

カカオ惑星だけどカカオ畑ばかりと言う訳ではない。普通に海も砂漠もある。そんな惑星。
そんな所にどういう訳か劣化バリスタン達が攻めて来た。

Type15DY達「「「そんなことよりもチョコレート!」」」
グラディアトリクスIII&エッセダラトリクスV達「「チョコレートは圧政!」」
プリッツア兵士「なんか海からも来てないか?」

……プリッツア軍は突如としてやって来た侵略者達をいつも通り閉所に誘い込んで滅多斬りして対処する。プリッツア軍は彼女らの戦車に対して最近揃えた対戦車レーザー砲や戦車で応戦するが海から出て来た連中はともかく、劣化バリスタン達が突撃させている一部の装甲戦闘車両にはどうにも刃が立たない。ぶっちゃけると生身の劣化バリスタンやコズミックロボっぽいものなら斧系の武器を持つ兵士や騎士が応戦出来るが流石に戦車や装甲機動兵器にしか見えない鎧を着込んだ劣化バリスタンにはどうにもならない。
いつものように魔境の軍に援軍を要請したが、既にカカオの産地を強襲したという所で英海軍の怒りに触れてしまったようで、特に言われてもいないのに軽戦車大隊を海底に降下させていた。そのせいで本当に劣化バリスタンの機甲部隊を止める術が魔境の傭兵頼みになってしまった。


プリッツア騎士「呼ぼうと思ったら既にその人が来てた」
グロスタル「……紅茶野郎に呼ばれてあの女の子達を静かにさせれば良いと聞かされた」

その頃に呼ばれてしぶしぶとやって来たグロスタルは輸送ヘリから前線へ降下していた。武器庫から適当に引っ張って来た戦車砲や機関砲、機関銃で武装し、劣化バリスタンの機甲部隊に対して砲撃を開始。
既に重装騎士が持つ携行対戦車レールガンや対戦車レーザー砲、戦車のプラズマ砲が轟く中にグロスタルが持つ火砲が加わった。

プリッツア女騎士2「あれ、奥さんはどうしたんですか?」
グロスタル「そんなことよりもレーザーとプラズマが効かなかった戦車と装甲車にマーキングしてくれ。優先的に狙う」

劣化バリスタンが機甲部隊を作り上げると言ってもその機甲部隊のTE防御力は本人が乗っていなければ絶対的なものではない事が殆ど。なので劣化バリスタンが乗り込んでいると分かったならばそれをグロスタルが持つ火砲で撃ち抜くのだ。乗ってるか乗ってないかを確かめる方法が一発当てるというものだが……。

Type15D9Y「レマンラスをこっちに回して! 戦車級が居る!」
Type15D7Y「なんで戦車級が居るの!?」

小人数で大量の機甲戦力を率いているので遠隔操作の類で操縦していると思われる。そんな訳でグロスタルは彼女らの腕ためしというか、本当にクレリアン系人類なのかを確認する意味でもプリッツア軍の基地に備え付けられている砲台に向かってガトリングガンを撃ちまくっている装甲車をクラッキングを仕掛け、その砲身を自分に向けさせようとした。――結果としてはセキュリティがかかってないのもあって一瞬で制御権を奪えたが次の瞬間に制御権が元に戻っていたのでクラッキングは失敗に終わり、グロスタルはそんな遊びを一瞬でもしている間に劣化バリスタンが持ってきたレマンラス戦車の主砲から撃たれた徹甲榴弾でツッコミを食らった。

グロスタル「大口径は正義だ」
プリッツア騎士「何の話?」

50mmの装甲で60kgの120mm徹甲榴弾を防ぎ切ったが頭に当たったのとその大質量からくる強い衝撃でグロスタルはよろける。その時に厚さ178mmの鋼鉄で組んだ鎧を着込んだ劣化バリスタン4匹が肉薄、至近距離で弾頭長600mmのAPFSDSを連射されたり、6tのバトルアックスで殴られたり、2000tまでの圧力を出せる油圧クラッシャーで掴まれたりしたがグロスタルは攻撃を受けてからファルシオンを抜いて4匹纏めて殴り飛ばした。

Type15D10Y,8Y,7Y,9Y「やっぱりダメだったよ……」大破
プリッツア女騎士2「敵機甲戦力沈黙……?」
グロスタル「こいつらが最後の司令塔だったみたいだ」

殴り飛ばした劣化バリスタン達がその時まで生き残っていた司令塔だったらしく、交戦中だった機甲戦力は一斉に沈黙した。
残りは海底から侵攻する水棲ベレロフォン文明の軍隊だが……。

<グラディアトリクスIII:チョコをあげる相手なんて居ないのにチョコの為に戦うなんてもう嫌だ! ノラになる!>
プリッツア騎士「なんかもっと面倒な事になってる気がする」

2018年
02月03日
19:18

943: ★しゃぽー☆

ローラポップ「いらっしゃいませー!恵方ロールケーキいかがですかー?」

ミサンゴ「む、あれは・・・?」

ツインテーラ「ああ、あれね。今日は節分だから恵方巻にちなんでローラポップが恵方ロールケーキを売り始めたのよ。チョコスポンジに苺やメロンなどのフルーツ、クッキーとかもあって結構ボリュームがあるのよ」

キッドコブラ「そういや、恵方巻食うときは言葉を発するな、ていうやつなかったか?」

メカニッカ「そうやなー。それと『恵方』という年毎に定められた方角を見ながら無言になって食べるのが恵方巻の正しい食べ方やな。ちなみに今年の恵方は南南東やで」

【INFO】皆さんは恵方巻食べましたか?

2018年
02月12日
18:43

944: MI4989 削除

~ブレイゾンから見て4000光年あたりにある連星系近郊宙域~

熾烈を極めたなまもの兵器群との激戦の最中で大破し、打ち捨てられたはずの混沌軍の軍艦が艦隊を組んで恒星系を周回巡航していた。適当にニコイチするなど適当に修繕して気密性のへったくれもなくなった動くデブリと化したそれらはどこへ行く当てもなく航行している。
共通しているのは艦の舷側に黄色背景の放射能マークが描かれているくらいである。

Type15D7Y「機甲戦力を2日かかって頑張って揃えたけどプリッツアのチョコレートは入手できなかったよ」
Type15DY達「(´・ω・`)そんなー」

そんなデブリ染みた軍艦の中で生活してるのはうさぎやType15Dこと劣化バリスタン達。彼女らは今日も惑星に降り立ってはモノをかっぱらっていく、そんな生活……

Type15D11Y「そんなことよりも暇だから三角星(Vb867aのことだと思われる)のとなりにある宇宙都市を攻めよ!」

かと思うと意外にも余裕のある生活。そもそも劣化バリスタンの中の黄色いウサギと言えどもクレリアン社会(?)では孤立していないのでどこかしらの国と殴り合った帰りにお店を利用するなんてことも出来る。
それでも海賊行為や浪籍を働くのはあくまでもそれが欲しいだけか、ただひたすらに戦いたいだけである。

Type15D2Y「で、どういうふうに攻めるの?」
Type15D11Y「未使用領域にテレポートしてアーミーを作るのがいいな」
Type15D2Y「でも、あそこ資源がめっちゃ少ないし人工物ばっかりで鉱石もないから1人で良いんじゃないの」
Type15D11Y「(´・ω・`)ソロかー、たまにはそういうのもいいかな」

そもそも戦う理由の大半は「暇つぶしにやる遊びとして楽しい」からだ。

Type15D11Y「(`・ω・´)じゃ、ソロで行ってきまーす!」テレポート!

 

~ブレイゾン、どこかの廃棄及び未使用区画~

Type15D11Y「にゅーわーるど! なんちゃって」すとっ

なんともかるーい調子でよく分からない荒れた市街地みたいな場所に現れた黄色いうさぎ。持ってきた道具はバール一本、持ってきた武器は.75Bolt弾30発とそれを使うリボルバー拳銃一挺、その他のお荷物は謎のバッグと鮭おにぎり二つとたくあん二切れ。これらを初期装備にして……

Type15D11Y「(`・ω・´)さっそくだけどマッハで工場作るよ!」

工場を建て始める。本能に身を任せて素手で建物を砕いて工具を作りながら念力をフル稼働して建材を作って組み立てて、装置も組み立てて……と言う感じでどんどんと工場として使う建物と工業的設備を作っていくのであった。

2018年
02月14日
13:01

945: MI4989 削除

Type15D11Y「とりあえずビルダーユニットを揃えるのは基本だよね!」

――翌日

劣化バリスタンが降り立って12時間くらい経ったらロボット工場や弾薬工場、製鉄場などの工場や高射砲塔やトーチカや対戦車塹壕が立ち並んだ要塞が出来ていた。何があったのかと言えば彼女がロボットを沢山作って“人手”を確保しながら何かを作り続けていたからであるのだが……それを“一人”でやってのけてしまうのである。

Type15D11Y「(`・ω・´)機械化歩兵大隊が1個できた!」

そして沢山のデルゴンやデルビンといったカオスロイドを模したロボット兵器によるドローン兵力を中心とし、重機関銃を備えたトラック(truck)やバギー、榴弾砲やガトリングキャノンを搭載したトラック(track)で足と火力を確保し、粗雑な作りのヘリコプターまでも装備した機械化歩兵大隊が揃い、攻撃の準備が整った。

あとは攻撃する場所を決めるだけ……

Type15D11Y「(´・ω・`)おなかすいたからご飯食べながら攻める場所考えよ……」

が、腹が減っては戦はできぬ。なので黄色いと言いながら実際には水色の毛色な黄色いうさぎは持って来ていた鮭おにぎりとたくあんを食べ始めるのであった。

Type15D11Y(この世界でおにぎり買うならヤマト星系か惑星プーシャかな)


Type15D11Y(どこに攻めようかな……)

1.軍事区
2.主要な宇宙港
3.都市管理区
4.気が変わったのでここで宇宙艦隊を造って隣の宇宙都市(Vb867a)へGO!

Type15D11Y「あーもう、めんどくさーい、ダイスロール!」無限面サイコロを転がす

パルプンテ!

ERROR!:不正な領域を参照しています

何も起こらなかった……

Type15D11Y「(´・ω・`)」

2018年
02月15日
08:18

946: エアロ

>>941

フェヌンのミサイル駆逐艦の周りには、
演習を見学している軍事組織の艦船が並ぶ。
魔境のシールド技術が取り入れられたは良かったのだが、
砲が防御技術に追いつかず、取りうる戦術が接近しての衝角戦と、
接舷しての白兵戦が主体になったのは皮肉という他ない。
かつて銀河帝国と自由惑星同盟の時代に主流だった戦術が、
この遠い未来で蘇ったかのようだ。


FPSFは巡洋艦主体の分艦隊(艦数10隻くらい?)を派遣、
フェヌンの駆逐艦の隣(10kmくらい?宇宙単位ガバガバでわからんちん
)に陣取って見学している。

エピメテウス「ううむ、やはり防御力のインフレが顕著だな・・・
とは言え我が艦隊に全導入していないし、
そもそも我々の艦は艦首に主砲がある・・・
衝角戦は推奨できない戦法だからなぁ・・・(ピコピコ」タブレットいじりつつ観覧中
ドライアド(そもそも我々、これまで何回も艦隊戦してましたよね・・・?)ヒソヒソ
ルブラン(言うなよそれは・・・)ゴニョゴニョ


FPSFの戦術の根幹を作る戦術論の専門家でもあるエピメテウスにとっては、
新しい理論を構築するための取材としてこのような軍事演習は持って来いだ。
混沌軍もハルコタンの艦隊戦以降魔境の防御技術を導入したようだが、
ADFに比べるとその再現度は劣る物のようだ。
やはり信頼できる買い付け先がないとダメだねこれは!(何の話だ

エピメテウス「・・・ところで、”彼女”は見学しているかね?」
ドライアド「はい副総監。あちらのシャトル及び護衛艦ですね」(右側を指し示す

ドライアドが指し示した先にいたのは、
ユプシロン級シャトルとその護衛と思しきレイダー級護衛艦数隻だ。(画像1と2
翼に見えるマークはロイドの顔を表したもの。
・・・それを見れば一部の軍組織、
特にレーヴェルック軍は露骨な嫌悪感を示しただろう。
惑星レーヴェルックに幾度と無く侵攻していた悪名高き軍、

その名はギガンドロフ帝国。


しかし、今はもうギガンドロフ帝国は、な い 。


昨年(CB歴2017年)12月21日を持って、
ギガンドロフ帝国は混沌軍に” 接 収 ”されてしまったのだ。


接収といえば聞こえはいいが、
つまるところそれは虐殺を伴う併合に等しいものだった。
混沌軍から派遣されていたであろうデルビンやデルゴンですら、
壊され、殺された。
デルゴノフ、タイクーン・ブターク、ヘリコニウス率いる軍団、
クロウ率いる艦隊は惑星を滅茶苦茶に蹂躙した。

そして”殺戮姫”キスリル。

彼女が皇女であるシヴァトリスの目の前で、
ギガンドロフの意識転送システムを破壊した。
これによりギガンドロフのボディは完全にケイオーガの物となったのだ。

シヴァトリス「・・・俺はあの女を、絶対に許さねぇ・・・
確かに親父とは険悪だったけど、俺にはクソ親父でも、
たった一人の親父だったんだ・・・」

シャトルの窓から艦隊戦を眺めつつ、
シヴァトリスは混沌軍とキスリルへの復讐の炎を燃やしていた・・・

GDデルビン「皇女様、まだ停泊しててよろしおますか?」
シヴァトリス「あん?ああ、もう少し見ていたい・・・」


今、シヴァトリスはコズミックアークに身を寄せ、アリーナに出場している。
CBでの対決相手ということもあり、彼女が出場すると大いに盛り上がる。
GDデルビンたちもデルグリーンなどを介して傭兵などで働き、
溜まった資金でドミニクなどから武器や艦船を買っている。
最終的には魔境や何処かの惑星やステーションを買い取り、
混沌軍に対しての国家奪還作戦を展開する予定だ。
その方針にADFやヒーローたちは難色を示している。
今までの敵から国を取り戻すから協力してくれと言われても、
すぐには了承できないのはあたりまえだよなぁ?(迫真


エピメテウス「すぐに了承できる案件ではないのは確かだ・・・」
ルブラン「当たり前ですよ、ギガンドロフ軍とは何度もガチンコしてきたんだ。
今更手のひらクルーはヒーローの沽券に関わりますぜ、中将」
ドライアド「まぁ、混沌に対抗する上で、
戦力が多いほうがいいことなのも確かなのですけどね・・・」

様々な思いをまとわせつつ、演習は進むのだった。

2018年
02月15日
13:57

947: MI4989 削除

天使軍の駆逐艦とフリゲートが急回頭・急加速して混沌軍の軽巡洋艦に体当たりを成功させ、衝角が舷側装甲をごりごりと削りながら接舷すると水兵達による白兵戦が始まった。
白兵戦の名の通り、そこでは盾と近接武器による戦闘が行われている。交戦距離100mでもう「肉薄している距離」となり、デルビンだろうがメガトンオーだろうがあろうが関係なく一瞬でそのくらいの距離を詰めて盾や刃をぶち当ててくる状況だ。

歩兵用装備は推進器としては比較的大型だが省エネルギーなのに大推力で高トルクというかなり優秀なものであるシュヴェシィナスラスターを2発以上装備が基本となっており、これのおかげで大気圏内でも超音速を一瞬で出せる。距離にして34mから100mほどまでは一瞬で詰められるようになっていた。早い話、「近接武器の有効射程が伸びた」のである。

ただ、艦から艦への乗り移るその間はレーザーや対空ミサイルによる射撃戦が展開されており、これを突破できるのはより重装甲な大型ロボそして装甲ドロップポッドである。命中率が極めて高い強力なレーザー火器による防空網を突破できるのはTE防御力を高めた装甲戦力だけだからだ。

そんな対空レーザーによる対空砲火が激しい中で混沌軍の軽巡洋艦から迎撃機として生気が無い古い量産型シュヴェシィナが多数発艦し、大型ロボや装甲ドロップポッドへ攻撃を開始していた。
どうやら混沌軍はどこからかシュヴェシィナの死体を手に入れて再利用しているようだが、それらは魔境ではもはや弱小なベレロフォン文明の国家くらいしか使っていない旧式も甚だしいグラディアトリクスIIやグラディアトリクスIIIといった旧式外殻を搭載したモデル。それでもレーザー火器では落ちない強力な防御力を持つため天使軍にとってはなかなかの驚異となっているようだ。

そんな戦いが繰り広げられ、混沌軍の侵攻艦隊の被害が強襲揚陸艦3隻中1隻大破2隻中破、重巡洋艦大破、軽巡洋艦5隻中2隻撃沈、駆逐艦9隻中2隻撃沈5隻中破となると混沌軍役の古の兵器が撤退命令を出し、演習終了が知らされた。
守備側である天使軍がこの演習における勝者となったものの、相手は射撃精度が高めな傾向が強い魔境の住人である古の兵器だったため、全体的に命中率が高かったことから被害が大きく、次攻められたら押し切られるのは確実という結果になった。
特に宇宙港等の地上施設へ発射された対レーザー防御が施された新型巡航ミサイルの70%が迎撃できなかったことが大きく、新型ミサイルに対する迎撃網を組み直させなければならないという課題ができた。

演習が終わり、各国の軍関係者を載せた艦船が帰路に付いたのであった……。

フェヌン「えーっと来週はプリッツア王国でベレロフォン文明の侵攻戦力を想定した陸上演習っと……」
ラクェルン「……それ、私も出た方が良い?」
フェヌン「でなくてもいいけど、できればあなたのお母さんに陸軍を貸して貰いたいわね。主に機械化歩兵大隊と砲兵大隊をだけど……」
ラクェルン「それ戦力のほぼ全部じゃん!?」
フェヌン「だって、私達には強いシュヴェシィナが100人くらいは居るけれど装甲車はそんなに持ってないのよ……」
ラクェルン「なにその一人一人は強いけど数が足りないって言うスペマリ状態」


~ブレイゾン、都市区のどこか~

Type15D11Y(攻める前の事前調査は大事)

世界そのものにある物理現象や魔法を実行するだけに過ぎない無限面サイコロじゃ決められないので一人で建物の上をぴょんぴょんしながら見渡す劣化バリスタン。

Type15D11Y(あぁ^~心がぴょんぴょんするんじゃぁ^~)

ウサギらしくぴょんぴょんしてるとなんか気分が良いらしい……が、彼女は決してウサギの仲間ではなく、どちらかと言うとH.sapiensから進化してきたヒトの仲間である……。え、普通のヒトはもふもふしてないし音速でぴょんぴょんしない?

Type15D11Y(だいたいこんな感じかなー。虐殺は趣味じゃないから都市区はいいやって思ってたけどなんとなーく強そうなにおいがするのが居るから特攻ドローン落そうっと)

偵察を終えた劣化バリスタンは位置情報を強力な電磁波に乗せて発信し、適当な位置に滞空させておいた全長18cm、全幅15cm、爆薬量10kgほどのえらく小さい巡航ミサイルというか徘徊型兵器という特攻ドローンのようなものを40発ほど向かわせた。
目標は埋められた痕跡からそれとめぼしを付けて発見したスワロッターズの拠点と蒼の傭兵団の拠点。それぞれに20発ずつ向かわせて特攻ドローンをより上手に迎撃できた方に攻撃を仕掛けに行くつもりだ。

2018年
04月06日
09:35

948: MI4989 削除

~ρ13-γ27中央部、イルコフ湖周辺の鉄鉱山街~

周囲を森林と山と要塞跡に囲まれた湖のそばに鉱山街があった。
そこがシェコダの故郷だ。が、シェコダ自身が「傭兵やりたい」という一心でちょっと離れていたところでもある。

鉱山が長年の間、採掘の時に汲み上げた地下水をそのへんに捨てて出来た、かつては酸化鉄などの雑多な金属が多量に含まれていたために赤茶色だったが今では水棲シュヴェシィナが大発生した影響でちゃんと水色してる湖が特徴だ。

バリスタン♂「毎年恒例だった“要らない役人を窓から投げ捨てる”行事は今年もお役所が国家予算が確定しない問題で閉鎖されたままなのと国内の企業が揃いも揃って破産宣言を申し立てたから休止なんだってさ」もふっ
陸棲シュヴェシィノ「まじかー、誰が投げ捨てられるのか地味に楽しみだったんだけどなぁ……」
水棲シュヴェシィナ「でも最後に役人が投げ捨てられたのって4年くらい前だよね……」
LTvz.38「どこのだかはどうでもいいけどなんで1年以内に消えるんだろうね。今年も年を越した企業がなかったね」

シェコダ「久々にクレリア王国から故郷に帰ってきたけど……コメントに困るくらいなにも変わってない!」

休暇がてらに久々に故郷に帰ってきたシェコダは読者にはどのへんが相変わらずなのかわからない光景を前にしてコメントに困りながらどことなく中欧っぽい趣がある石造りの建物に囲まれ、まだ新しい戦車や機甲クレリアンの残骸が転がってるコンクリートの道路を歩く。
直前にノラ兵器群やクレリアンの蛮族の襲撃があったようだ。

住民らしきシュヴェシィナやバリスタンの話はなんだかやばそうな状況だが肝心の本人達を含めて荒れている様子はない。
そのへんもいつものことなんだろう。

シェコダ(毎回思うんだけどなんで故郷では役人を窓から投げ捨てる行事があるんだろう……)

ときどきなんか謎な風習があったりするものだがシェコダの故郷であるここでもそういう住民でさえも謎な風習だと思うものがあるようだ。
そんなこんなでシェコダは故郷ののどかな(?)空気を満喫するのであった……。

2018年
04月21日
21:23

949: MI4989 削除

~惑星ダスド、ラメージ盆地上空 高度6000mくらい~

ニュルン(訓練弾だからって言っても当たると痛いわね……)

シュヴェシィナ達と標的ドローンを動員し、爆撃機の後部銃手とガンシップの銃手の訓練を行うシュヴェシィナ達。
演習場となったその空域では訓練用のミサイルや銃弾が飛び交い、ひたすらに偏差射撃の練習が続いている。

そんな中、ニュルンは乗せているのが新米の後部銃手なのもあってろくに迎撃が出来ないので被弾しまくっていた。ワックスやプラスチックで出来た銃弾や砲弾がぶち当たっては姿勢を崩されそうになり、たまにミサイルが直撃してスピンしたりもする。
マイクロミサイルの迎撃が上手くいかないのはともかくとして空対空ミサイルくらいは迎撃してよと愚痴をこぼしそうにもなる。

水棲シュヴェシィナ9「不甲斐ないからって振り降ろしちゃダメだよ?」
ニュルン「分かってるわよ……」

しかし、大して強くもなければ戦い方も上手くない事が多い新米の丸い奴らにとってはなかなか厳しい訓練だ。なにせ、ろくなFCSがない銃座で高速移動するミサイルやドローンを迎撃しなければならないからだ。
そして銃座にはシールドが無いことが多いため、至近距離で起爆したミサイルやロケットなどでも死ぬことがある。
ニュルンの背部タレットに乗り込んでいる丸い奴は後ろから向かって来るドローンやミサイルの対処に忙しくなっていた。
それでもこの銃座の良い所は弾薬箱から直接装弾ベルトで送る給弾方式であるためリロードの必要が無いことくらいか。それと隣にある37mmマイクロミサイルを撃つタレットとは制御系統が同期しているため、必要に応じて硬い目標にはミサイルを撃つこともできること。ただ、一つの方向にしか向かないのでタレットは実質一つである。

標的機からの攻撃が激しい中、演習は続いて行く……。


~ラメージ盆地のどこか~

水棲シュヴェシィナ2「初っ端から演習だったけど大丈夫だったかな?」ストッ
フェヌン「……駄目ね、新米だからってのもあるけれど迎撃率が低い。殆ど適性ナシってところかしら……これじゃあ数が足りないわ」

演習を終えて飛行場的な場所に戦闘機型シュヴェシィナ達や標的ドローン達が全て着陸し、その後から爆撃機型やガンシップ型シュヴェシィナ達が降りてくると銃手である丸い奴らは次々と疲れた様子でタレットから降りて行く。

ニュルン「はぁー痛かった……。ほら、降りなさい」
丸い奴(後部銃手)「zzz....」
ニュルン「降りなさいって言ってるでしょ!」ガチャガチャッ
丸い奴(後部銃手)「!」ぽーんっ
水棲シュヴェシィナ9「あ、やっぱり振り降ろしてる」
フェヌン「はいはい、銃手希望者の皆はそこに並んでー」

フェヌンはシュヴェシィナのタレットから降りた丸い奴らを集めてから適性のある者の名前を呼んで別の場所に移動させていく……が、ざっと見て60人くらいの中から名前を呼ばれたのは1人だけだったのでまるで1人だけおしおきでもされそうな雰囲気である……。

フェヌン「他の者は帰ってね」

呼ばれていない他の丸い奴らはなんかヒソヒソと話をしながら帰って行く。

ニュルン「それで、適性のある奴は居たの……。多分居ないんだろうけれど」
水棲シュヴェシィナ9「居たよ。あなたがさっき振り降ろした奴」ヒソヒソ
ニュルン「は?」
水棲シュヴェシィナ9「下手くそだと思ってるかもしれないけど適性が基準に達しているのが今日は彼だけだったの」ヒソヒソ
ニュルン「えぇ……」

丸い奴(後部銃手)「~♪」ぴょんぴょんっ


フェヌン「はぁ、ラクェルンにはなんて言ったらいいのかしら……銃手に適性があるのが一人しかいないって……」
ニュルン「そもそもなんで銃手なんて話が?」
フェヌン「ラクェルンの所の水棲シュヴェシィナは本人を除いて一番強いのがコフィレン426型、一番数が多いのがコフィレン355型なのよ」
ニュルン「えっとコフィレン355型って擬態シュヴェシィナって奴でしょ……コフィレン426型は……」
フェヌン「身近な例だとブロペニュちゃんでしょ」
ニュルン「そういえばそうだったわね。てか、同じソミョルニル系なのにソミョルニル13型じゃないのね……」
フェヌン「ずばり、電力が足りないから強いFCSが載せられなくて自動タレットが無理だから人力タレットなのよ……」

2018年
05月18日
15:27

950: MI4989 削除

~葡萄の水棲シュヴェシィナ達の拠点群、どこかしら~

リーダー個体としての仕事(賠償金の支払いや規則の実行など)を済ませたラクェルンはいつもの如く拠点のどこかをうろついていた。
だいたいどこかが焼け落ちたり爆発してたり崩れてたりする拠点のどこかだ。
もはや何者かにとって価値あるモノを収容する以上、攻撃を受けないほうがおかしい世界である。

こちらを攻撃してくる勢力の殆どは現地とは全く関係のない連中だ。それ故に政治的配慮などしないし、むしろ現地の住民を人間と見做しているかさえも疑わしい連中だ。
水棲シュヴェシィナ達もその一つ、丸い奴らもまたその一つだ。前者は強大な猛獣故に、後者は弱小な小動物故に、大半の知性を持つ生命体を人間と見做す事が無い。
むしろ、二つの異なった起源を持つ人類種が遭遇したときにお互いに生命体と認知できて尚且つ力の差が近い事そのものが稀である。

ラクェルンは今の気分的にいつもはどこかに隠れてる妖精のような丸い奴を探すことにした。
平均身長20cm程度の丸くて動く物体を探すのはさながら普段は隠れている小動物や珍しいモノを探すような感覚。
気配はするもののその姿は全くといっていいほど見せてくれないのでまるで身体が暗黒物質で出来ているかのようでもある。


道なりに歩いて探している間に頭の片隅で考えているのは商売の事。市場調査とその他の報告も見ながらである。
その商売の内容は売上高的にメインはバリスタン武器・兵器とその弾薬や消耗品の販売・流通・整備。そのついでに外食と売春。

ところで上部組織は麻薬カルテルだし、本来の任務も麻薬をちょっと保管する為の倉庫の運営である。なので麻薬を売り捌きそうなものなのだが……肝心の麻薬カルテルはこの天体にある市場にまるで興味が無いのでそのような目的で麻薬を倉庫から持ち出す事は出来ない、それ故に売り捌く事ができない。仮にも麻薬カルテルの傘下なのに……。
なお、普通に使うだけでも持ち出す事は許されていない。


放火魔が通った後なのか燃えて焼け落ちている交差点に来ると曲がり角から青い肌を持った丸い奴が出てきた。
丸い奴はなんでだか肌の色がとても多様だが、これが人種的なものを表しているかというとそうでもないし、かといって性格を表している訳でもない。
生まれ持った肌の色がそれだった……ただそれだけである。

ラクェルン「見ない顔ね、新入り?」

それとなく声をかけたが、その青い奴は直ぐ物陰に隠れてしまう。ここまでは丸い奴らならいつものことなのでしばらく待つとこちらの顔色を窺うように顔を少し出したのが見えた。ラクェルンは目線を少しでも合わせようとしゃがみ、青い奴と目を合わせてみる。
脳内で動かすアプリで画像認識にかけ、識別すると今日入ってきた新入りのようだ。後部銃手なのですぐにでも軽爆撃機型シュヴェシィナの後部銃座に乗り込むことになる個体だ。
ゆっくりと瞼を閉じて開くと彼はようやく自分を仲間だと分かってくれたのかこちらに寄って来て、ラクェルンの肩に乗った。

それとなく青い奴と話しながら歩いて行くが他の丸い奴と同様、自分達で持っているであろう文化の事は全くと言って良いほど語らなかった。
「文化的に異端な部類で尚且つ伝統を継ごうとしない」アドラスでさえ、ヴァメロンの文化や伝統を語ってくれたのだが丸い奴は口を滑らす余地もないくらいに語らない。
この青い奴は今年で11歳になると言っているのでかなり若いので仕方がないのかもしれないが、50歳を超えた個体でも全く話さないのだ。
どちらかというとラクェルンは彼に水棲シュヴェシィナの事を話す事が多かった。彼がそういう話の振り方をするからなのだが……。

2018年
05月20日
18:53

951: zyabara

~ウィスコルフ城付近・白夢の森…死霊の窟~

「う…っ。…く…」

暗く湿った闇の中、ルミアは目を開けた。

「ッ…痛ッ…」

がちゃり。

手首に嵌められた手枷と鎖が音を発てた。
手首に食い込む手枷が皮膚を青紫に変色させておりそこから鈍い痛みが走る。

……あれから何日たったのだろう。

ルミア「…私が……目覚めさせたから…。私の…せい…うッ…ぐすっ」


ルミアは一人啜り泣く様に声を漏らした。


「ッ…ルミアか?…起きたんだな…良かった…。うぐっ…糞…人の身体を貪りやがって…糞死霊どもが…ッ」

ルミア「師…匠…師匠!身体が…ッ」


戒められたルミアの正面に張り付けにされたウィスコルフの身体を死霊と亡者達が貪っている。

魔力の防護壁を張り致命傷は避けている様だが、その姿は痛々しい。

捕らえられたルミアを救出しに来たウィスコルフだが、彼の事を良く熟知している古代の死霊術士に囚われてしまった。

「あら…ウィスコルフ様。だめですよ逃れては…私がこの世界を統べるまでは…」

ルミア達の部屋に入って来た死霊術士は柔らかな動作でウィスコルフに近寄ると、その頬を指で撫でた。

ウィスコルフ「…もう止せアルテンティア。……お前は黄泉に還るべきだ。…この世界はお前の居場所じゃない」


ウィスコルフが諭す様に語りかけても死霊術士はその話を聞いている様には見えなかった。
ただ慈しむ様な瞳でウィスコルフを見ているだけだ。

…ウィスコルフはその目が苦手だった。

かつて神代の時代、ウィスコルフの婚約者として紹介されたアルテンティアは家元の道具としてしか扱われておらず、当時既に名をはせていたウィスコルフの家元との交渉として一方的に見合いをさせられただけだった。

悪く言えば単なる腹袋である。(そう言う時代だった)

当然ウィスコルフはまともに取り合う気は無かったものの…唯自分の事を憧れとも救いとも取れる様相で見つめる彼女の瞳だけが気がかりだった。

…少しだけ当たり障りの無い会話をした後、彼女が自分を“光”として見ている事に気がついたウィスコルフは逃げる様にそこから去ってしまう。

「俺は巷じゃ勝手に英雄だとか大魔導士だとか呼ばれてるようだが、そんなタマじゃない。たまたま力があっただけとかそんなんだ。…英雄になる気は無いし、人々を救って御高説垂れる様な気高い精神の持ち主でも無い。…だから、そんな目で見ないでくれ」


ウィスコルフの行動に怒った家元はアルテンティアに他の名家に嫁ぐ様に命じたのだが、アルテンティアがこれを拒否した事で家元は他の娘達に対する見せしめとしてアルテンティアを死霊術の術式に組み込んでしまう。

…ウィスコルフがこれを聞いて駆けつけた時にはもう手遅れだった。

術式として組み込まれたアルテンティアは起動鍵として魂を冥界に囚われており、死霊術士達が術を使うたびに“媒介”として死と生を繰り返す。

…幾度も死霊や亡者に魂を蝕まれた彼女の魂は既に壊れかけていたが、ウィスコルフを見る目だけは変わらなかった。


彼女を救うにはこの世総ての死霊術を消し去る…。
…すなわち、死霊術士を皆殺しにする。

そのぐらいしか解決方法が無かったがウィスコルフにそんな事を出来る訳が無かった。

故にせめてもの償いとして、彼女の意識を白夢の森に封じた。
…その間にも解決出来る方法を探すためだった。

……だがもう既に何もかも遅い。

彼女の魂は腐っている。腐敗している。

ヒトでは無くなったソレは現世に留まるだけで死をばら蒔き、世界を腐敗させる“死”そのものになってしまった。

彼女の中に有るのはウィスコルフに対する思いだけ。
その為に“この世総てを腐らせてウィスコルフに捧げる”。
代価など要らない。
愛情も同情も要らない。

唯、己すら含めた総てを捧げる。

…そんな妄執に囚われた彼女は最初に出会った時と変わらぬ瞳でウィスコルフを見つめている。


…ウィスコルフはその目が苦手だった。

 

不意に聞こえてくる亡者の悲鳴。

「ウィスコルフ!何時まで囚われているつもりだ!出てこい!」


炎獄の業火が亡者達を焼き払う。
無数に伸びる刀身が腐れた肉を切り裂き地に還した。

レオン「チッ…キリが無いな。…既にこの辺りは異界化している。冥界の理に従う此所は常世の理は通じまい」
ヴィオーラ「…その様で、マスターはこの先ですレオン様」

レオン「…ウィスコルフめ。人にアレだけ吠えて起きながらこれか…。世話を焼かせる…」
ヴィオーラ「レオン様もそれは変わらないのでは?…何だかんだ言って来ておりますし」

レオン「…そう言われては拙いな…しかし…やはり駄目か」


冥界の理に支配された此処では生者は否定される。
故に最部の死霊の窟に行くのは困難であった。

レオン「…あやつが呼び掛けて来ない限りは難しいな…魔導士め余程弱っていると見える」
ヴィオーラ「ルミア様も心配です。…此処で死霊を相手にしていても埒があきません。一度城に戻りましょう」
レオン「…そうだな。…対策を練り直す必要があるな」

レオンは翻すとその場を後にした。


~レルム・オブ・ケイオス。魔導の間~

魔導士「るんららるんら~♪…ん?誰ですか?私の暗黒★錬成を邪魔するのは」
緋髪の男(ロウガ)「一人でぶつくさ喋るな…気色悪いぞ」
魔導士「あ。糞師匠がなんか捕まってる。笑いに行こうかな」
ロウガ「…師匠って…あの?」
魔導士「そうですそうです。糞師匠です。と言うわけで行って来ますね。ちちんぷいぷい扉よ開けッ(適当)」

バンッ

魔導士「糞師匠~★わぁ~い★」スタスタ

バタンッ

ロウガ「おい!まっ…レムスの旦那が読んでたんだが…って行っちまったよ…」

レムス「魔導士よ。…この聖杯との接続について質問があるのだが…」バタン
大柄の女騎士「…居ないねぇ?ヒヒッ…あの適当な性格だ。どっかに行っちまったんだよ…クククッ」

レムス「」

ロウガ「…あ~…旦那。ファイト!(適当)」

レムス「」

2018年
05月22日
20:29

952: MI4989 削除

~プリッツア、高山地帯のどこかにある街~

ばりすたんd「J,,・ω・)」わぁい

パンター兄弟の片方が捕獲された事件が起こり、母親と街の住民達が密猟者達を全員抹殺して終結したその日の翌日。
救出されてから一晩どこかで眠って治癒したダークイエローとジャーマングレーのヒョウ柄模様の子バリスタンはそれまで退屈だった反動で元気に走り回っていた。
特に意味もなく走り回るだけだがそれだけでも彼にとっては楽しいこと。
でも一つ、面白くないのは昨日の戦いでいくらかの住民が負傷したり、まだ警戒中だったりして外に居る人の数が減っていた事。

ばりすたんc「(・ω・,,し」トントン
ばりすたんd「J,,・ω・)?」
ばりすたんc「(・ω・,,し “遊ぼうぜ! byゼブラ君(仮)”」
ばりすたんd「J,,>ω<)きゅーっ!」

そんなところに遊びに誘われた。
ここで走り回るのも良いが遊びはできないので遊びに行くことにしたパンター兄弟。
二匹は持ち物を整理してブレイゾンへとテレポートしたのであった。
2018年
05月26日
00:57

953: レヴィドラン

~どこか辺境の惑星~

ここ最近における大規模な戦闘や大戦は起っておらず場所によっては平和な惑星もあるだろう。だが混沌の脅威は決して消えない、現状大規模な戦闘はないが、小規模の交戦記録は天使軍でも何度も記録されている。

その中でもこの惑星では混沌軍の大規模な城砦があり、何度か天使軍およびヒーロー達による攻略が決行されてはいたが自然の地形を生かしている部分もあるのか内部侵入は出来たものの敵の司令官であるキバロイドのエルダー・カオスエティオンがいる最奥までは難航している。
―――否、正確には"難航していた。"

既に混沌軍の城砦は制圧に成功し、その惑星も混沌の魔の手から解放されている。
優秀な指揮官がいたから?―否
ヒーローと天使軍達の連携と絆の力?―否

では如何にして、城砦を攻略する決めてとなったのは一体何か?それは―――

 

たった一機のあるロボによって文字通り徹底的に全て粉砕されているからだ。

 

硬く早々簡単には破壊出来ない城門を叩き潰すかのように大きく拉げ吹き飛ばされて、彼方此方から黒煙がもくもくとのぼっている。
さらには抵抗したのであろう上半身が無い混沌ロボ、射抜かれたのか誘爆で粉々になった砲台、何か巨大な武器のような何かに叩きつけれた原型を無くした混沌ロボ、全て無残にも残骸へと還っていた。城砦外部だけではない、城砦内部も同様で壁は砕かれ、混沌軍ロボだったのがガラクタとなり無残に彼方此方に転がっており鉄とオイルの匂いが充満している。
そして後一機残っていた。

~混沌軍城砦 最深部~

エルダー・カオスエティオン『クソッ・・・・!クソクソクソクソクソクソクソクソ・・・・!!!!タッタ一機ニ、ダカガ一機如キニ・・・・!』

この城砦の混沌軍司令官である、キバロイドのエルダー・カオスエティオンは焦っていた。否正確には外部と内部を破壊した"一機のロボ"から逃げていた。よく見れば交戦した後があるのか、AMは破損し、右側の頭部は潰されるように壊れている。BDも彼方此方潰されかけた痕跡や叩かれた痕跡が残り、オイルが垂れているだが何よりまだ損傷が少ないAMで先程まで持っていた盾は穴が開きまるで溶かして貫通した痕跡がある。

エルダー・カオスエティオン『切リ札ノ古代兵器ベイルヘイズモ4機モ3分モタダズニ破壊サレタ・・・・!何ナンダ、アノ化ケ物ハ・・・・!』

この時エルダー・カオスエティオンは恐怖した、その巨体が己を喰らい尽くそうと迫っている。少しでも早く脱出装置で逃げなければそして混沌軍にこの"バケモノ"の存在を知らせなければと・・・
しかし無慈悲と伝えるかのように銃声が響き長い通路の入口から電気を纏ったライフル弾がエルダー・カオスエティオンのLGを粉砕した。

エルダー・カオスエティオン『ギャアアア!?ウグッ・・・・・クル・・・!ヤ、ヤツガクル・・・!』

仰向けに倒れてもなお、逃げようと這うように脱出装置に向かう、しかしそれよりも早く"ゴウ!"っとスラースター音とホバー音が聞こえ思わず振り返った。振り返ってしまったのだ。

エルダー・カオスエティオン『アア・・・aアa・・・・!』

―・・・・・―

其処には蒼き巨大な腕をこちらに向け凄まじい速度で迫ってくるバケモノが見えた(画像参照)

エルダー・カオスエティオン『ク、kルナ・・・』

迫る迫る迫る迫る、蒼い巨影が迫る、己を砕かんと迫る

エルダー・カオスエティオン『クルナクルナクルナクルナクルナクルナクルナクルナ・・・・・!!!!!』

そして射程に入ったと判断したのかその巨大なAMを振り上げる―――

エルダー・カオスエティオン『クルゥナァアアアアアアアアアアアアアア!!!!』

 

 

 

 

 

 

 

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そして混沌軍城砦だった場所全体に響く轟音と共に、この惑星は混沌の支配から解放された。混沌軍の城砦の一部が吹き飛ぶと同時に蒼き巨大な光が跳び出て、崩壊していく城砦を眺める一機の天使軍ロボ、否肩に描かれた龍を模様したエンブレム、蒼の傭兵団所属天使軍精鋭部隊その隊長であるシュトルラックは後ろから聞こえた【ドスン】という音と共にゆっくりと振り返る。


シュトルラック「"遠慮はいらない"ってはいったけどさ、あそこまでやるかよ普通、いやこの場合お前さんは隊長の命令に従ったまでだな、そうだろ―――」

たった一機でこの惑星に居る混沌軍を一体残らず砕き、潰し、蹂躙した蒼の傭兵団のロボの規格外の精鋭機、その名は―――


―――― δガンダー ―――――

2018年
06月03日
22:26

954: zyabara

―――夢はいつか褪めるから夢なのだ

淡く溶けるその儚さに。

白く儚いその夢に。

その中に溶け消える様に記憶はたゆたう。

―――英雄はひとときの夢。
絶望の中の光。

人々は光を求め、その中に希望を見る――――。

だが夢は夢だ。

―――夢はいつかさめる。


―――英雄の最後は
――――夢の続きは儚い。

――――英雄は

―――――何れ堕ちるのだ。

 

 

 

 

 


魔導士「―――ぬめっとしてますね。不快です。何故死霊術とはこう腐っていて臭いのでしょうか?嫌になりますね臭いのは」


扉の向こう側に出たら死霊と亡者に囲まれた。

漂う腐臭と霧。

魔導士「―――臭い。――――臭いです―――。……あ、そうだ―――」

魔導士はヒラヒラと顔の前で袖を振るとやおら思い付いた様に唇に指を当てた。


魔導士「―――臭いなら焼いてしまいましょう。――火葬のお時間です。良かったですね。墓無き亡者の皆様。お供えは有りませんが略式にてご勘弁を」


魔導士は杖を振り上げてから、地を突いた。

――鋭い金属音が響いて森に木霊した。


魔導士「我が身に命じ、略式術式38系焔の書より解せよ――――闇窯を焼き払い塵に還せ―――」

 

魔翌力の流れが渦を作り、魔導士の頭上で炎熱と成る。


魔導士「―――縮轟せよ――メガフレア」


―――魔導士の頭上で形成された一際輝く小型の恒星は焔を渦巻かせ辺りを吸引すると一瞬、光を失ってから激しく暴発し周囲一帯を焼き払い、空を照らした。


魔導士「――――暑い。やらかしました。―――これ熱遮断の率をあげるべきでした。肉の体は不便で困ります」


―――魔導士の足元は炎熱で硝子化し、周囲一帯は核弾頭でも撃ち込まれたかの様に炭化していた。


魔導士「…さてこちらですかね?師匠は何処か世の国か?常世に人ならざる者の居場所無し~…とうりゃんせ、とうりゃんせ~人ならざる者がとうりゃんせ~」


魔導士は杖を鳴らしながら暢気に歌い、窟の方角へ歩き出した。

 

~死霊の窟~

死霊術士「―――あら、また新しい方ですか……しかし私の庭を荒らすのは困りますね。――お出迎えして差し上げましょう」

ウィスコルフの様子を見ていた死霊術士は異変に気が付くと、死霊を携え窟から出ていった。
迎撃に出たのだろう。


ウィスコルフ「――ルミア。生きてるか?」

ルミア「し…師匠。私より師匠は…体が…」

ウィスコルフ「…いや、俺は大丈夫だ。俺の魔力はそう尽きはしないが発動する前に発動用の魔力を食い尽くされてな…何かしら出来りゃいいんだが…。……いや、それよりもお前だ。――正直辛いだろう?……戸々は死者の世界だ。魔力で干渉出来る俺はましだが、お前は不味い。――このままだと取り込まれるのがオチだ」

ルミア「――それは…」


ウィスコルフの言い分に感じる所が無いわけでは無かったルミアは自身の変色した腕をみる。

―――確かにこれは単なる傷では無さそうだ。

ウィスコルフ「……まぁ俺がいる限りは干渉出来る程度には防いでやれるが…このままじゃじり貧だな」

ルミア「―――すみません。師匠…私が…私のせいで」

ウィスコルフ「気にするな。一応――俺はお前の身を預かってる立場だからな。お前を守る義務がある。――ま、それでこのザマじゃ情けないがな――。しかし、アルアンティアは外に出たな?何かしらあったみたいだが……チャンスかも知れんが。―――…なんだ?すごい嫌な予感が……」

2018年
06月07日
08:06

955: エアロ

~レルムオブケイオス 魔城~


地表にある魔城。混沌に与するアーク達の集いの間でもある。
今日も彼らは物質界に干渉すべく、討議を重ねる・・・
だがしかし、アークは神ゆえに気まぐれな存在だ。
この世界の「概念」その物の化身であるがゆえに、
彼らは気ままに天変地異を操り、惑星を、恒星を、銀河すらも壊す。
今日もそんな神々の遊びがこのレルムで繰り広げられているのだ…


そんな広間の一角、淀んだ池のような窪地がアルケアの場所である。
腐敗は忌避される概念だが、生きとしけるものはいつか死に、その死体は腐る。
金属生命体であっても、鉄は錆び、オイルは淀み、
間接は軋み、レンズは傷つき曇り、やがては朽ち果てる。
いわば自然の循環の中にあって、切り離すことのできない必要悪である。

淀んだ池にはそう言う生命のサイクルとは別に、
腐敗している”事象”が映しだされる。
アルケアはソレを見て、楽しんでいるのだ。

アルケア「おお?何じゃこの反応は・・・」モソモソ

そこに写ったのは深き森。だがそこは黒い霧で覆われている。
そこは赤の魔導士・ウィスコルフの居城の区域だったはずだ。
だがそこは今、死霊と亡者が歩く魔窟と化している。
普通の人なら訳の分からない事象に混乱しただろう。
だがアークは知っている。これをもたらした者を。

アルケア「ゴホホホホ…死霊術師アルテンティアか…
赤の魔導士の許嫁、死霊術の依り代になり、
黄泉の国への供物にされ、死のアークの眷属と成り果て、
なおも赤の魔導士を想い続ける…哀れなる死霊術師か
しかし死霊がこの生者の世界にいるは場違い、
この世を喰らい尽くす前に手を打つとしよう…」

そういうとアルケアは通信欄らしき新たな水面を作り、
自らの手足を呼び出すことにした。

かつての戦闘者・第一四兵団。
神代の大逆戦争において、
如何なる悪疫もその体を侵すこと能わずと讃えられた防御戦の達人。
今や腐敗のアークのしもべとして、絶望を分け与える戦士たち。

彼らの名はデスガード。

アルケア「ゴホホホホ…我がしもべ達、かつてのアスタルテスよ、
赤の魔導士の森へ行き、我が腐敗を侵す死霊の軍勢を叩き潰してまいれ!」

Pマリーン達『仰せのままに、我が尊父よ』


~ウィスコルフ城付近・死霊の森~

森の上空や地表に歪みのゲートが現れる…
そこから耳をつんざく轟音とともに落ちてくるは錆びて腐ったドロップポッド。
地表からは錆びた巨大な重戦車群が出てくる…
ライノ輸送車やポッドのハッチが開け放たれ、中から出てきたのは…


Pマリーン「生きとしける腐敗を讃えよ!死によって全てを腐らせるなど邪道!
我らは腐敗のアークの代理戦士なり!死臭すら我らを侵すこと能わず!」


くすんだ白いパワーアーマーと、
緑色の肩パッドを纏う腐敗のアークの代理戦士、プレーグマリーンである。
彼らは亡者どもに対して一斉に射撃を開始する!

Pマリーン「亡者共、我らの魂の一撃を喰らえ!」ダダダダダ!

粘液まみれのボルトガンは死霊の体をも貫き、
超高温のメルタガンは亡者の体を焼き、直葬する。
亀のような形の重戦車からは毒ガスや疫病を充填した重榴弾が放たれ、
亡者の群れを破片も残さず粉々に砕く。
ランドレイダーのツインラスキャノンやドローンのブライトランチャーも火を吹き、
死霊や亡者達は、突如現れた堕ちし戦闘者の精鋭部隊の圧倒的な火力を前に、
為す術もなく蹂躙されていく。


Pマリーン「ヒャッハーッ!汚物は汚物で汚染だー!」ズビシュー!
亡者「アバー」

さらに、マリーン達が亡者に向かって毒液や疫病を噴霧すると、
亡者は腐敗と疫病に侵され、死んでいることすら腐敗に上書きされた、
歩く疫病・ポクスウォーカーへと変貌し、
先程まで共に歩いていた亡者たちに襲いかかる!
こうやって腐敗と疫病をばらまくデスガードは犠牲者を新たな感染源と肉壁にして、
大地や大気まで侵し尽くすのだ。

ライノに乗ったプレーグマリーンはオムニスコープで魔窟付近を偵察していると、
魔力の渦と死霊術の渦が見て取れた。
早速彼は”統べる者”へと報告する。
Pマリーン「閣下、魔窟付近に魔術反応を確認、
我が方の魔導士○▲□▼殿がいる模様、死霊術師と対決する模様です」

Pロード「ふむ、アーク様からは死霊術師その物に手出しすることは指示されておらぬ。
放っておけ、我らは死霊と亡者を殲滅するだけでよろしい」

デスガード・マリーン達はひたすら、機械のように正確に、亡者と死霊の軍勢を駆逐していくのだった…


【INFO】このマリーン達、ウィスコルフには興味ないよ!

2018年
06月08日
01:23

956: MI4989 削除

~プリッツア、王城のどこか~

プリッツアによく出没してはなにかとエリザ達のそばにいるリオネール。
そんな彼の一日はいつもだったら王城のどこかで始まるが……今日からしばらくの間、普通はドラゴンの類が寝てる馬舎ならぬ竜舎の一室に置いてある木箱の中から始まる。

プリッツアでは(クレリアンの特徴を前に匙を投げあった法律家と言ってる事がめちゃくちゃな市民の声が合わさってロイヤルストレートフラッシュが決まって)クレリアン系人類はドラゴンや危険なモンスターロボと同様に猛獣指定されており、それに則ってバリスタンの幼獣であるリオネールは幼い猛獣。
そんな訳で彼は基本的にとり極めて危険な猛獣を閉じ込めておく施設の中に居ないといけない事になっているのだ。
なのでこれが本来の扱いである。

女兵士「……」
リオネール「J,,・ω・)」もふ

……しかし全長で言えば10m以上あってもおかしくないドラゴン用の収容房にうさぎみたいな生き物一匹なんて言う変な状況でもある。
そんなところに給餌係がリオネールの部屋にやって来て屠殺したばかりのニワトリの頭とか駆除したモンスターロボの部品とかをどさっと雑に置いて去っていく。

リオネール「J´・ω・`)」

食事というか餌は栄養の事しか考えられていないので安いけど美味しくないものである。
リオネールはまともな人間のご飯を知っているだけにそれは辛い時間であった。
なんともしょんぼりしたような表情でニワトリの頭やモンスターロボの部品を噛み砕き、量と栄養は充分な餌を食べるのであった……。

 

その頃、一応はリオネールの飼い主であるエリザロッテはというと王女だったらよくあるいい感じの朝食を取っていた。

エリザ「子バリスタンを狙った密猟案件が起きる度にリオネールが隔離されるのなんとかならないかな……」
メルフィ「とばっちりで殺されたらシャレにならないからしょうがないですね」

2018年
06月11日
11:27

957: zyabara

~白夢の森・死霊の窟付近~

蹂躙される死霊や亡者を一瞥した死霊術士はつぶやくように口をあけた。

アルテンティア「なるほど・・・この腐敗の戦は“腐敗の神アルケア様”ですね・・・?しかし神とて私の道を阻むなら退けるだけです・・・・・・。・・・しかし他の方も居るようですが・・・あの騎士様ではなさそうですね・・・。しかしこの強大な魔力の痕跡は・・・いえ・・・ウィスコルフ様とはまた違う・・・」

「・・・ええその通りです。あの師匠みたいにバカスカ適当に力をぶっ放すだけで辺りを破壊できる魔術師がそうそう居てたまるもんですか」

呟く死霊術士の前に杖の音を響かせながら現れた魔導士。

アルテンティア「・・・はて?存じ上げない顔ですが?・・・・・・どこの誰かは知りませんが私の邪魔をするならば排するのみです。お覚悟を・・・」

魔導士「言いますね。ですがその口どこまで持つか見ものです」

魔導士が術式を解放し、魔方陣が展開すると死霊術士も死霊や亡者達を呼び起こす。

アルテンティア「しかし何が目的ですか貴女?…一見した所魔導士の方の様ですが、まさかウィスコルフ様のお知り合いですか?」

魔導士「…概ねその様な認識で構いませんよ?…ただ独り占めしているのが気に食わないだけですので」

アルテンティア「……。よくわかりませんが、お引き取りを。……我が配下の墓無き骸よ…従い犯し冒涜せよ。汝らは死海の徒である―――Inoashas――」

魔導士「迎撃します――略式展開――フォトン・レイ」

無数の死者を魔方陣から放たれた光弾が凪ぎはらう。
死霊術士に迫る光弾を死者が肉の防壁を造り防ぐ。

アルテンティア「やりますね。―――ならば……―盟約に基づき喚び伺い奉る―冥界18祖の皇-スメラギ-よ――我にその畏れ大き力を貸し与えたまえ―――」

呪文により腐肉の塊が形を成し冥界の門を形成する。

『―――盟約に基づき応じよう。汝の魂は我が元に在ると知れ――――』

死霊と亡者が収縮する様に死霊術士の周りに集まり形を成す。
空間が侵され、冥界の一部へと変貌していく。

死霊が死海の竜皇へと変貌していく。
冥界の法則に塗り替えられた外界は冥界の植物などが繁り異界へと変わる。


魔導士「む。―召喚術式ですか、厄介ですね。――ならば此方も―――我が身を解し発動せよ――我は大魔術が一つ……我が名は―――」


ウィスコルフ「…ッ!…なんだ?この魔力の流れは……。ルミア少し下がれ!」
ルミア「師匠!?退がれって何処に…ッ!」

ウィスコルフが膨大な魔力を死霊達に流し込み、オーバーロードさせて霧散させる。
暴走した魔力が雷やプラズマとなって洞窟の壁面を削り取る。
ここに死霊術士が居れば無数の死霊を押し付けられて魔力を食わせられルミアを人質に捕られるのがオチだっただろう。
しかし、今は何らかの反応を示す気配は無い。
やはりそれどころでは無いと見るのが正解だろう。

ルミア「…ッ!…ぅ…」
ウィスコルフ「大丈夫か?…良し、今外してやる」

ルミアに対して魔力の防壁を作って暴発から守ったウィスコルフは自身の体を修復しつつ、ルミアの枷を外す。

ウィスコルフ「…今治してやる。……しかし…この魔力の流れはなんだ?……大魔術なのは間違い無いが…人間が発動している類いじゃないな…。ルミア、お前は解るか?」

ルミア「…う。…膨大な魔力の流れは感じますが…オド(*)は感じません」
*生命力。マナは地脈などに貯まった魔力なのでその逆。体内で精製される魔力

ウィスコルフ「……だとしたらなんだ?…誰かが使い魔の類いで魔術を行使してるのか…。…というかアークも居るな……不味いぞ…。この森で暴れられると…」
ルミア「…すみません…私のせいで……」
ウィスコルフ「……ったく。…まぁなっちまった事は仕方がない。……問題はこの森には“ヤバい類いの奴が複数”封印されてるって事実だ。…早めに退散してもらわねーとな…。……。」

ウィスコルフはルミアの痣を見つつ舌打ちする。
治癒魔術で傷などは直したものの、痣が消えない。
何らかの暗示をかけられたか、呪いの類いか。
どちらにせよ精神的に作用するものはウィスコルフの専門外だ。
ここで今すぐどうにか出来る物では無い。
それにルミアは体質的に“外から来た者”を受け入れてしまいやすい。詰まる所同化していたら分離は困難であった。

ウィスコルフ「いくぞルミア。…なるべく離れるな。何が居るか解らん」
ルミア「…はい」


アルテンティア「……ッ!ウィスコルフ様が……」
『よそ見ですか?その様な暇がお有りで?』


アルテンティア「くッ……!この力…やはりウィスコルフ様の関係者ですね?…厄介な…」


天から放たれた膨大な魔力の奔流を竜皇の禍々しい息吹が相殺し、ぶつかり合ったマナの奔流が周囲のエーテルと反応して連鎖的に暴発を起こして周囲を凪ぎはらう。
木々は吹き飛び、地は裂けて、天が割れた。

アルテンティア「ッ…まさか“意識を持った大魔術だとは”……私の同輩とは皮肉ですね……」

死霊術士は天を覆う様に展開する巨大な魔方陣を忌々しそうに見上げた。

 

Pロード「魔導士殿が大魔術を行使しているようだな…。各員防御陣形を固めろ。巻き込まれるな!」
Pマリーン「了解!総員防御陣形!死霊共には構うな!どうせすぐに消し飛ぶ!」


防御陣形を固めたマリーン達に襲いかかる様に火砕流と化したマナの奔流が木々を凪ぎ払い地を駆けた。
地上は燃え盛り、大気は灼熱と瘴気の地獄と化した。
…仮に雨や風が総て熱ビームやレーザーで出来た嵐があったとしたらこの様な光景になるであろう…。

似たような物ではあるが。


Pマリーン「……」

プレーグマリーン達は大楯を構えて防御陣形を固め、その嵐を縫うように進撃していく。
戦闘せずとも魔力の奔流に巻き込まれて死霊達は霧散していくのだった。

2018年
06月17日
16:12

958: MI4989 削除

~魔境によくあるチャットルームか掲示板的な電脳空間的宇宙~

故郷でのんびりしてるシェコダはそれとなく暇つぶしがてらにチャットルームか掲示板的な電脳空間に入った。
そこで旅行中らしいケピニェコを見つけたので近寄って話をし始めた。

シェコダ「ケピェニコ~、お料理巡りの調子はどう?」
ケピニェコ「ケピニェコだよ。旅行はまぁまぁかな……」
シェコダ「今日行ったところはどんなところ? それと料理はどうだった?」
ケピニェコ「今日はB-65っていう爆撃機の型番みたいな国に属する宇宙都市の一画にあるよく分かんない店……えっとなんて読むんだろ」
シェコダ「画像さえあれば読めなくても良いよ」
ケピニェコ「今日食べたメニューがこれ」画像をまとめてUP

シェコダはケピニェコが上げた画像データを一つ一つ見ていく。

シェコダ「あの“身長が2m以上でおっぱいが大きくてもふもふで獣顔で同種族じゃないと嫌だ”って言うほど選り好みが超激しいケピニェコがとうとうキャバクラに!?」
ケピニェコ「異種族でも元気になる君に言われたくない」
シェコダ「……なんかキャバクラみたいな店だね。それで悪名高いお通しがこれで……、この果物くり抜いて肉を詰めた奴が美味しそうだね」
ケピニェコ「スープみたいなソースをかけて食べる餃子みたいな奴だったよ。味は中華っぽい感じ。ちなみに出てくるウィスキーっぽい酒にはバリスタンを酔わせる成分は無かったよ……当然だけど」
シェコダ「バリスタンを酔わせる成分がある酒なんか出したらお店が自殺の名所になるよ」

シェコダにとって、なんか気になるのはキャバクラみたいな雰囲気の店である。
当然ながらシェコダはそれを聞いてみる。

シェコダ「それでおねーちゃん付くの?」
ケピニェコ「(´・ω・`)付くよ」
シェコダ「なんか抱き合わせ販売されたみたいな表情だね……」
ケピニェコ「(´・ω・`)本来は1人だけだったんだけどなんか後から3人も来ちゃってちょっとトラブルの元になった」
シェコダ「ふぅん、それでどんなおねーちゃんが来たの。画像ちょうだい」
ケピニェコ「だろうと思ってさっき上げといたよ。ちなみに本人達には了承取ってないから用が済んだら消すよ」
シェコダ「ち、スクショもダウンロードも禁止か……」

ケピニェコ「見ての通り、絵に描いたようなウサギ系獣人みたいな女、Homo sapiens(?)の幼獣みたいな女、角が生えてるHomo sapiens(?)みたいな女、Homo sapiensっぽいんだけど手の指が全部親指みたいな面白い手をしてる女だったよ」
シェコダ「確かに面白い手してるね。おすすめは誰? やっぱり一番おっぱいが大きい子かな」
ケピニェコ「一回しか行ってないし、大して話し込んでもいないおねーちゃんをどうおすすめしろと……」
シェコダ「そりゃ、無理な話かー」

そうこうしてケピニェコとシェコダはそういう話を交わし、二人は別れを告げて各々の現実へと戻ったのであった。

2018年
06月28日
14:28

959: MI4989 削除

~ブレイゾン周辺宙域、まだ天文単位で表せる距離~

水棲ベレロフォン文明がしこたまと建造しまくる貨物船は潜水艦としてはそれなりに優秀であった。
それを混沌軍は潜水艦として運用し、天使勢力が支配する宙域で通商破壊を行っている。
今、この宙域を6隻の3000t級貨物船と2隻の8000t級貨物船で編成された船団がひっそりと航行し、光学迷彩を起動してからようやく超光速航行モードを解いたところだった。

この潜水艦隊がこれから行うのは機雷原の敷設と偵察だ。
シュヴェシィナ、特に水棲シュヴェシィナが居る海域……というか宙域では機雷原を敷設してもそんなに効果が無いので機雷原を敷設する前に恒常的に住み着いている傾向にある水棲シュヴェシィナが居るかどうかを調べる必要もあった。

これから敷設する機雷も水棲ベレロフォン文明の工場で大量生産されている型ではあるが、混沌軍が知る限りではこの機雷をどうやって見つけているのかが分かっていない。
この機雷は非常にステルス性能が高くて見えない為、混沌軍でも事故が多い困った機雷だ。これを比較的容易に見つけ出し、掃海する水棲シュヴェシィナはかなりの脅威であった。
また、電波ステルス性能と光波ステルス性能はもちろんの事、磁気ステルス性能と重力波ステルス性能をも揃えたこの潜水貨物船も彼女らは容易に発見するので彼女らが居るのが分かったとき、こちらは既に発見されていると見做すのが普通になっていた。


<ブロペニューで曇り。青々としていたネコジャラシで揺れている。ウサギは寝ていたか? さわやかだったレモンが酸っぱい。ブロペニュは散弾を顔に撃たれてしまいました>

暗号を解いても支離滅裂な文章が出たり、ときどき原語(ρ13)版の「小鳥のブロペニュ」にある一文が出たりするだけの暗号通信を交わし、水棲シュヴェシィナがいない事を確認して機雷原の敷設を開始した。
貨物船の甲板上に設けられた機雷投下軌条にパワーのあるカオスロイド達が百数kgから数tの機雷を乗せて転がし、一定間隔で比較的原始的だがよく使われる重力アンカー固定式係維機雷と誘導機雷を組み合わせて敷設していく。
それとはまた別に死体を再利用したシュヴェシィナを使って20~80kg程度の小型機雷を敷設していく。


若干、多くの暗号通信を行った後、機雷原を敷設していた潜水艦隊は任務を終えて撤収した。

INFO:10.4%くらいの確率で船舶が触雷する機雷原がブレイゾン周辺宙域に敷設されました

2018年
06月29日
14:57

960: zyabara

~白夢の森~

荒れ狂うマナの奔流が地を焼き払い、天を覆い、空を薙ぐ。

地に立つ死霊の龍皇は焼かれながらも、冥界からのバックアップで再生し続け汚染の吐息を天に広がる魔方陣に放つが障壁に阻まれる。
どちらも不死の存在に対する決定打を打たず…戦いは消耗戦の体を示していた。

ウィスコルフ「…ッ!?この空の魔方陣は…第八禁術!?…誰が…!ルミア下がってろ!」

そこへ原因たる魔術師が現れ、両者が停止する。

アルアンティア「…ウィスコルフ様…お出でになりましたか…もう少しお待ち下さい。私が貴方に総てを…」

死霊術師は話を聞いているとは言いがたいし、空に聳える魔方陣は術式的に意識等はあるはずだが、此方を認識しても黙っていた。


ウィスコルフ「糞…最悪だな……。コイツら禁術の撃ち合いとか此処を異界にする気か!?…いや異界みたいな場所だけど」

ルミア「…師匠…アークの軍勢も居ますし…逃げた方が良いんじゃ…」

ウィスコルフ「うん逃げたいな。めんどくさいし…。まあそう言うわけにも行かないんだが…というかレオンは何やってる?いっつも肝心な時に居ねぇなあのキザ剣士!」

『…はぁ…笑ってやろうかと思って来てみれば、あっさり逃げて来てますし…期待外れでしたね』

ウィスコルフ「ッ!?…この声…まさか“シオン”か!?」

ウィスコルフは魔方陣から発せられた波長にかつて破門した弟子を感じとり声を荒げた。

『そうですよ?姿形は変わっても基底は変化していません。“私は私のままに存在を昇華させたのですから”』
ウィスコルフ「…待て。…その禁術の容量はなんだ?…普通の人間が一人で賄いきれるもんじゃねぇぞ」

『“普通?”普通ですか?…ふふふ…あっはっはっはっ……!そうです。そうですよ?普通の人間には無理ですから!あっはっはっはっ!』

――笑う。狂声を響かせマナを震わせ、大気が揺れる。

『普通!そうあまねく総ての凡人に届かぬ幻想!――異端である“貴方”には決して解らないでしょうね。―此処に至るまでの結論…苦渋が!ああ!本当に腹立たしい!――此処で殺してしまいましょうか…ねぇ?!』

ウィスコルフ「ッ!ルミア動くな!」
ルミア「うぇ!?」
大気を震わせ迫る無数の魔導弾をウィスコルフが防御し、ルミアの襟をつかんでウィスコルフが転移する。

『逃しませんよ…!妨害術式発動。さぁ逃げ惑って下さいね?』

ウィスコルフ「チッ!この領域のマナを組み換えやがったな…!」

『そこですね。逃げ場は在りませんよ、魔導機雷とか如何ですか?』

ウィスコルフ「チッ!めんどくせぇ!」

ウィスコルフを囲う様に展開した機雷を破壊し踊る様に回避した所に魔導弾が再び迫る。

ウィスコルフ「…!間に合わないか!?ルミア!」

ルミアを庇う様に身を投げ出したウィスコルフの前にもうひとつの影が躍り出る。


アルアンティア「ッ!」

ウィスコルフ「アルアンティア!?」

アルアンティア「…ウィスコルフ様…ご無事ですか?貴方様は私が…」

ウィスコルフ「…お前…」

乞う様にウィスコルフを見つめるアルアンティアは龍皇の躰ごと引き裂かれるも、再生しその反動で侵食されている。

『邪魔ですね…共に蒸発しては如何ですか?』

アルアンティア「ッ!」

魔方陣からより強力に収束した魔導レーザーが放たれ大地ごと凪ぎ払いながら死霊術師を貫く。

Pマリーン「魔導師どのが突破口を開いた。進め!」

再生する暇を与えぬ様にPマリーン達からの砲撃が死霊術師に集中する。

アルアンティア「ッ!…多勢に無勢…!しかし…」
『残念ですが止めです。師も後で送ってあげますから安心して逝っていいですよ』

死霊術師を無数の魔導弾と砲撃が貫き、霊核を破壊した。

ウィスコルフ「アルアンティア!」

死霊術師の躰が血を撒き散らしながら溶け消えて行く。


龍皇『霊核を損じた。――退却する―契約に元づき汝の魂をもらい受ける』
アルアンティア「…ウィスコルフ様…ふふふ…また会い見えましょう…」


溶け消えて行く死霊術師を見つめながらウィスコルフは舌打ちする。

ウィスコルフ「……糞…。しつこいぞお前ら!」
『それは当然。では師も送って差し上げましょうか?…腐敗の軍勢。あの魔導師は良い糧になりますよ?協力しませんか』
Pマリーン「それが尊父の為に成るならば…進め」

ウィスコルフ「チッ!」

ウィスコルフに魔導弾と腐敗の軍勢が迫る。


「フンッ!」

『!』

Pマリーン「何ッ!?」

魔導弾とPマリーン達を凪ぎ払い炎獄の焔が地を駆ける。

ウィスコルフ「レオン!おせぇぞ!」
レオン「悪い。遅くなった…わざわざ洗礼礼装を持って来たのだが無駄足だったか」

ウィスコルフとルミアを庇う様にレオンが立ち塞がり、魔方陣を凪ぎ払う。


『――成る程“元剣聖”殿ですか。少々分が悪いですね』

レオン「…何か厄介者が増えている様だが…どういう状況だ?」

ウィスコルフ「…俺の不始末だ。すまんが協力してくれ」

レオン「…貴様。後で覚えておけよ」

Pマリーン「…成る程、裏切り者か。尊父に指示を仰ぐ。各員防御体勢を取れ!彼らは強力だぞ!油断するな!」

『私が時間を稼ぎます。アークの力を借りた方が早いですね…頼みますよ』

 

~聖法院~

???『……負のアークが動いているぞ?どうするつもりだ?…暇潰しに俺が手を出しても良いが?』
グラビオン『…貴様は好戦的だな…“憎悪”。…好きにするが良い』

オデュウム『……フン。ヴェルグの奴が怠けているからな。ただの憂さ晴らしだ』


―――そう呟くと“憎悪のアーク”は転移した。

 


INFO:何やってんすか不味いですよやめて下さいよ!肉染み合えのアークさん!