【第12回】桃の恋バナ『ネガティブと向き合う私』

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►ひとつの恋が終わるとき
こんばんは。桃です。

ひとつの恋が終わったとき、辛くて辛くて仕方ないですよね。
心をバズーカ砲で打ち抜かれたような大きな穴が開く感覚。そして、その心の穴に冷たい風が吹き抜けるような寂しさと痛さと切ない気持ち。

脳内が彼との思い出で支配されてしまって、日常のどんなシーンにもその彼を関連付けてしまう時期は本当に辛い……。

「あ~ここの道一緒に手繋いで歩いたな」
「あそこのお店、今度一緒に行こうって言ってたのにな」
「帰り道、ここを通り過ぎる時、もうすぐつくよって連絡してたのに」
「一緒にいた時間はとっても楽しかったな……」
いつもの風景が目に入るだけでも、その人との思い出と重なって涙があふれてくる。一緒にいる期間が長ければ長いほど、一緒にいろんな経験をしてきたからこそ、彼を思い出すきっかけが私の周りに、住んでいる街にあふれているから……もう大変。

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►そんなときは我慢しない!
ただ呼吸をしているだけなのに、涙が止まらない……。
ついこの前も、とめどなくあふれてくる涙を止めることができませんでした。

涙を抑えることができなくて、目が腫れすぎて……去年、埋没法をした目が一重に戻ってしまうんじゃないかと本気で心配するほど、この状態になってしまったら自分ではコントロールができなくなってしまいます。

私は一回我慢しきれず泣き始めてしまったら、その時点で、
「今日は思う存分彼のことを思い出して泣いていいよ!」って自分で自分にOKサインを送ります。きっと涙を止めようと思っても無理だろうし、涙となって溢れ出している心の奥底の感情と向き合ってみる。彼が私にくれた“たくさんのこと”を心に浮かべて、愛おしかった彼のことを我慢することなく恋しく思い出します。

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►なかったことにできない幸せの記憶
だって、その人が素敵だったことは事実だし、それはいつまで経っても忘れたくない。
私が幸せだったという記憶は消すことなんてできない。
彼と一緒に過ごしてきた時間は、愛おしい気持ちで溢れていた。
それを手放したからといって、簡単に気持ちの整理がつくわけでもないから。

そんなときは、泣いて泣いて泣いて……。
でも、ちゃんと幸せな時間を過ごした後に“別れるに至る原因”や、“もうやっていけない”と思った気持ちにも思いを巡らせます。

人間って不思議なモノで、思い出を美化してしまうことはありませんか? 素敵な時間ばかりに上書きされてしまい、“なぜ二人が別々の人生を歩くことになったのか”の部分って本当に搾り出さないと出てこないんです。

「いい思い出しか蘇らない」
それはそれでとても美しいことだと思います。でも、悲しい思いをすることを100も承知で自分が別れを選んだという現実と向き合うこと。たくさん泣いた後は、必ずこの作業も忘れずにしています。

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►自分の決断に後悔はしない
終わった恋の思い出に浸っているときに絶対にやってはいけないと思うことは「自分の決断を後悔してしまうこと」。

なんで私はあんなことを許してあげなかったんだろう。
なんで私はあんなことを理解してあげなかったんだろう。
なんで私はもう少し歩み寄ることができなかったんだろう。

たくさんたくさん後悔して、ますます涙がとまらなくなります。そして自分が悩み下した決断にまで後悔してしまうこともある。

でも、これもきっと全部「今となっては」なんです。あの時の私は、きっとそうするしかなかったんです。きっとその時はそのトラブルを上回る気持ちが足りてなかったんだと思う。
別れた後って本当に楽しかった思い出、幸せだった思い出しか心に浮かんでこなくて、後悔をしたり自分を自分で責めてしまうけど……。
現実はそうではなかった。すべての問題を解決できるほどの愛情がなかった。
きっとシンプルに考えるとそれだけの話なんだよね。

だから、後悔しても仕方がないんです。そう考えると気持ちが多少楽にならない?
泣くって決めた日はとことん自分と向き合って、「自分があの時どうしたかったのか」「これからどうして行きたいのか」を徹底的に考えると気持ちがすっきりするような気がします。

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►元カレへの連絡はダメなこと?
みなさんは別れた後に元カレに「絶対に連絡しちゃだめ」って決めつけていませんか? 実は私も彼に連絡をしたら自分の気持ちが揺らいでしまいそうで怖かったので、心の中で“彼には自分からは絶対に連絡をしない”と誓っていた時期もありました。

「もう二度と連絡を取ってはいけない」「もう自分の人生からいなくなってしまった人」こう心に蓋をしようとすればするほど、辛い気持ちになってしまいます。
自分で自分に厳しいルールを課すより、“やっぱり連絡を取りたい”という消せない気持ちに正直になってみてもいいと思うんです。

彼に連絡をしてみて、彼がちゃんと元気に生活しているってわかると、悲しくてやり場のなかった気持ちが落ち着く場合があります。自分の気持ちを抑制する行為は、自らを苦しめることになるので、自分の作ったルールに捕らわれず、やりたいようにやってみる。すると案外、気持ちもスッキリして前向きになれる場合があります。

実は……現に私も最近すごく辛い気持ちになることがあって……。久しぶりに元旦那さんに連絡をしてしまいました。特に言いたいことがあるわけでもなく、昔と変わらないようなたわいもないやり取りに固く苦しくなっていた私の心が癒されるような気持ちになりました。やっぱり、連絡してみてよかった。これが正直な私の気持ちです。

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►ネガティブは悪くない!!!
もう気持ちの整理がついて次のステージへ気持ちが動き出したように思っていたけど、ふとしたときに襲ってくるなんとも言えないような切なさ。
キラキラと幸せな時間を過ごしてきたんだから、頭ではわかっていても、心の整理までなかなか追いつかないよ! 苦しく思う時間と前向きになる時間。きっとこの両方を繰り返していくうちに少しずつ前に進んでいっているんだろうな。

恋をなくしたときは次の恋に向けて“ポジティブ”に過ごそう!って無理やりにでも言い聞かせている人が多いと思うけど、私はときには自分の心に従ってネガティブになることも悪いことじゃないと思っています。
大好きだった彼が思い出に変わるまで、きっとまたこういう時間を過ごすことになるかもしれないけど、それも私が生きてきた証のようなもの。
自分の心とじっくり向かい合って、少しずつでも前を向いていけたらいいな。

では、また来週木曜日に会いましょう♡

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最終更新:2019年01月17日 20:54
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