【第20回】桃の恋バナ『もうすぐバレンタイン、今年の私は……』

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►今年の私のバレンタイン
こんばんは。桃です。

世の中がバレンタインムード一色になるこの季節。正直言って恋をしていない今の私には今年のバレンタインはとても辛いです。

もうすぐバレンタインだから、この恋バナ用に“過去はどんなバレンタインを過ごしていたっけ?”って自分のブログを見返していたら、なんだかとっても辛い気持ちになってしまいました……。

過去のブログには主に元旦那さんとのバレンタインのことが書いてありました。元旦那さんは甘いものが好きだったから、手作りのスイーツに、ウイスキーのボトルとか、ネクタイとか、小物をプレゼントする様子が毎年のように記録されていました。“喜んでくれるかな?”とワクワクしながらプレゼントを探したり、スイーツを作る様子が書かれているブログを読み返していたら、今の自分の孤独さを改めて思い知りその日は久しぶりに落ち込みました……。

ここ数年のバレンタイン、私はあんなにも幸せな時間を過ごしていたんだ。バレンタインにチョコを渡したい人がいること、そして、あげたチョコを喜んでくれる人がいるということ。当たり前に過ごしていた時間が、どんなに幸せなものだったんだろう。離婚してから半年以上経つ今、一人になって改めて気付けることがあることを知りました。

https://archive.fo/3eZLM
►世界中の女の子がワクワクする日
なんだかとっても暗い気持ちで始まってしまった今回の恋バナですが、バレンタインって世界中の恋する女の子にとって一番ワクワクするイベントだよね! だって一年でこの日は『女の子が自分の気持ちを男性に伝えてもいい』とされている日。

一体この日に何人の恋する人が気持ちを伝えるのかな? 何人の人の恋が叶って幸せになるのかな? もし自分が男性だったとしても、“もしかしたらチョコをもらえたりして?”なんてドキドキしながら学校や会社に行っているんだろうな~。たとえ義理チョコだとしても、自分のためにチョコを用意してくれるその気持ちが嬉しいんだろうな~。なんてついつい勝手に男性になったつもりで想像まで膨らませてしまうほど、世界中が優しい気持ちになれる一日(笑)。

だからこそ、手づくりのお菓子なんてめったに作らないけど、こんなスペシャルな日を見過ごすわけにはいかない! と、去年までの私は、バレンタインはついついやる気になっていました。

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►バレンタインデビューは高校2年生
私は毎年バレンタインデーには、かなり気合を入れて参加していました。(なんせ、1ヵ月後にホワイトデーがあるからね! 頑張りたくなっちゃうよね!笑)

そんな私のバレンタインデビューは、高校2年生の時。初めて付き合った彼氏に渡す、初めてのバレンタイン。そりゃあもう気合い入れるよね!!!

そんな記念すべき第1回目のバレンタインに私が作ったのは、愛情がた~~~っぷりこもったチョコレートケーキ♡ 不器用だからうまく作れなかったんだけど、頑張って作ったんだから私としては大満足!

ホイップまわしすぎてぼろぼろに分離したチョコクリームなんて気にしなぁ~い! 要は愛情なのよ!!その人の為に使った時間!!!! その人を喜ばせたいと思っている時間!!! これがすごく大切ですよね。こんな感じでかなりポジティブに息巻いていました。

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►悲惨だった初めてのバレンタイン
放課後に彼のおうちに持って行って、彼に食べてもらったんだけど……。(自分の手作りのものが、好きな人の口に入る瞬間ってすごくドキドキするよね!)でも、その彼はケーキを一口食べて、「もうおなかいっぱーーい」ってなってしまったのです。

“えっ、あんなに頑張って作ったのに一口しか食べてくれないなんて”“私のこと好きならもっと喜んでよ(怒)”。彼はもう食べたくなさそうだったし……ケーキがなんだかかわいそうに思えてしまいました。今思えば、本当はハッピーな展開を勝手に自分が期待していただけなんですけどね……。当時の私は自分の頑張りをなんだか認めてもらえなかったように思えてしまい惨めな気持ちになってしまいました。

結局、彼が一口しか食べてくれなかったそのケーキは、私が家に持ち帰りました。だって、せっかく一生懸命愛情をこめて作ったケーキ。彼の家で捨てられてしまうかもと思うと、なんだか悲しくなってしまって……。

自宅に持って帰ったケーキは、過剰に期待して空振りをしてしまった私の分身のような気持ちになってしまい、食べることも捨てることもできずにいました。

そこから時がたつこと半年。なんとその手作りケーキを、可愛いプレゼントボックスに入ったままの状態で部屋で発見しました……。恐ろしくてボックスの中を見ることはできなかったけど、きっとひどい状態だったと思う。なんであのまま部屋に放置してしまったんだろう? なんでケーキのボックスの上に物を置いてしまったんだろう? 

そう、この悲惨なストーリーが私の人生初バレンタイン。

https://archive.fo/OcwJ5
►バレンタインから学んだこと!
でもね、このときに大事なことに気付いたのです。当時は手作りケーキを全然食べてくれなかった彼氏に対して、「なんで食べてくれなかったんだろ~、私のこと好きじゃないのかなーー」とかプンスカして怒ったり、落ち込んだりしていたんだけど……。

今思えば、もともと甘いものが苦手な彼に、甘いケーキをプレゼントした私が馬鹿だったのです。『バレンタイン=手作りスイーツ』という子供の頃の憧れがあったし、大好きな彼女からのプレゼントだったら喜んでくれるに違いないって自分のことしか考えていなかったのです。

本当に私が彼のことを一番に考えてあげられていたら、甘いものは避けて、別のもので彼を喜ばせる方法を考えていたはず。バレンタインデーだからってチョコをあげたいっていう、私の勝手な自己満足だったのです。相手にしてみたら、望んでいないことを彼女が頑張ってやってくれて、反応が悪くて一方的に怒っている状態。これじゃあ彼だって疲れちゃうよね……。

でも、このときの経験があったから、分離した生クリームはとっても不味いことと、相手を思いやる気持ちを学べた気がします。このストーリー2009年のバレンタイン付近のブログに書いてあって、すごく懐かしくなっちゃった!

https://archive.fo/yuI5D
►相手を思いやってこそ
今回はバレンタインをきっかけに、10年前の自分の失態をさらす形になってしまいました(笑)。はじめは“チョコを渡す人がいない”と落ち込んでいたのですが、高校2年生の自分に大切なことを教えてもらういい機会になりました。

どんなに自分が相手を大切に思っているからといって、相手のことも考えず気持ちを押し付けてしまっていることって、実は多いんじゃないかなって。ついつい相手を思う自分の気持ちが盛り上がってしまうと、いろんなことをしてあげたくなってしまうんだけど、人って自分がやったことを認めてもらいたいとか、褒めてもらいたいという気持ちがすごく強い生き物なんだと思う。だから勝手に期待して、思い通りの展開にならなかったら勝手に落ち込んで。

でも、本当に相手のことを思うなら、自分のしてあげたいことよりも、相手の気持ちを考えたことをするべきなんだと改めて実感! こういう発見があるから、ブログでたまに過去を思い返す作業は楽しいな。

バレンタインまであと3週間ほど。みんなはどんなバレンタインを過ごすのかな?
みなさんが素敵なバレンタインデーを過ごせますように♡

では、また来週木曜日に会いましょう♡

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最終更新:2019年01月24日 21:13
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