【第21回】桃の恋バナ『別れても大切な人』

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►付き合ってから別れるまで
こんばんは。桃です。

別れた元旦那さん、今まで付き合った人。
私にとって、そのすべての人たちが『大切な人』。
“そんなキレイごと言っちゃって”なんて思った人もいるかもしれないけど、これは私が心からそう思うことなのです。

みんなは別れた元彼とはどんな関係ですか? 「別れた男のことなんて一切興味ない!」「もう関係ないから!」って人も多いと思います。でも、私は違うんです。元彼の近況を知りたいタイプ。私と別れた後も楽しい毎日を過ごしてもらいたいと思うし、やりたいことを実現してもらいたいし、絶対に幸せであってほしい。

でも、それは元彼に未練があるワケではないんです。なんだろう?といろいろ考えた結果、わかったことはこれ。別れても一人の人間としてやっぱり『大切な人』なのです。

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►私の人生に深く関わってくれた貴重な存在
元旦那さんや元彼は、自分の時間を深く濃く共有してきた数少ない人たちです。友達に言えないようなこと言えたり、家族にも見せないような顔も見せてきたから。

そんな人たちが幸せな日々を過ごしているのをSNSで見ると、「よかったね!!!」って、まるで家族のような感覚になってしまうのです。最近もこんなことがありました。Facebookで私よりもずっと可愛い子とのツーショットを載せて結婚報告をしていた元彼、子供が生まれた動画をinstagramであげてる元彼、自分の夢を叶えて嬉しそうに仕事の報告をしている元彼。

そう、私はほとんどの元彼とFacebookやInstagramでいまだに繋がりがあります。直接会ったり、電話をしたりはしないけど、SNS上でたまに「いいね」をしあう関係。こういう関係を何と言ったらいいんだろう? ただ単に『元彼』というような単なる“過去の存在”と言うには、あっさりしすぎているし、かといって現在進行形の『リアルな友達』とも違う。

なんて表現するのが適切なのかわからないけど、自分の人生に深く関わってくれた『大切な人』であることには違いないのです。別れてもそんな関係を続けてくれている元彼たちには本当に感謝の気持ちしかありません。

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►その中でも元旦那さんは特別な存在
今までの私と付き合ってくれた元彼が『別れても大切な人』であるのと同じように、もちろん元旦那さんも『大切な人』。何とも言えないぐらいの『特別な存在』であることは間違いありません。

離婚をしてもう半年以上が経つけど、いまでもたまに元旦那さんとはメールをする仲。結婚していたときに二人の間で流行っていた言葉や、文面の最後に必ずつけていた絵文字をつけたメールのやりとりをしていると、あの日から一切会ってなくても、本当に愛おしい気持ちになる。そして、“私の結婚生活は本当に幸せなものだったな”と今でも改めて実感することができるのです。

今まで当たり前のように一緒に過ごしてきたクリスマスやバレンタインが来るたびに、きっと元旦那さんとのことは思い出すと思うし、そのときの思い出はたとえこれから新たに恋をしても色あせることはないと思う。

元旦那さんは私に結婚の幸せを教えてくれた人。血の繋がりはないけれど、両親や兄弟と同じぐらい大切だと思えた家族であり、たくさんの時間と感情を共有してきた人。結果として離れてしまったけど、こんなにも私の人生に深く関わってくれた人だから、この先何があっても『別れても大切な人』には変わりないのです。

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►別れた後の関係=当時の二人の関係性
別れた後も『大切な人』だと私に思わせてくれるのは、きっと、付き合っていたときの二人の関係性の表れだと思うんです。いろんな要因があって別れに至ったとしても、それ以上に相手のことを人間として好きだった気持ち。そして私を大切に思ってくれた気持ち。二人で楽しく過ごした時間や思い出。その全部が合わさると、“別れ”という悲しくて寂しい気持ちを上回ることができるような気がするんです。

だからこそ、別れてからも幸せでいて欲しいと思うし、楽しそうな毎日を送ってくれていると私も嬉しい気持ちになる。元彼や元旦那さんにも私と同じような気持ちを持って欲しいなんて、そんな贅沢なことは言えないけど、もしそう思ってくれているなら本当に嬉しいな。

付き合っているときは“今”がとにかく大切で、その後のことなんて何も考えたことなんてなかった。でも、夢中になって“今”を大切にすることは、その後もずっと幸せで楽しくて、相手を大切に思う気持ちは残り続けるんだなって初めてわかった気がします。

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►こんなことが言えるのも時間のおかげ
大好きだった人と別れた直後は、自分の決断に後悔する気持ち、一緒にいられなくなった寂しい気持ち。いろんな感情が複雑に絡み合った「悲しい」「寂しい」「辛い」という痛みにも似た気持ちがあったのに、今はちょっとは落ち着いてきているから、こんなに余裕なことが書けるのかもしれない。別れた直後は今思い出しても本当に辛かったな。ベッドに横になっただけなのに勝手に涙が出てくるし、一緒に見ていたテレビを観るだけでも泣けてきた。

その人の顔なんて見てしまったら、もう感情のコントロールなんてできなかったと思うし、一体どんな顔をして良いのかもわからなかったと思う。それに会ってしまったら、悩んで勇気を振り絞って決めた決断が揺らいでしまいそうだったけど、いまはそんな気持ちもだいぶ落ち着いてきたような気がします。

たまに思い出してはとてつもなく気持ちが沈むこともあるけれど、いまは『別れても大切な人』という思いの方が強い。きっと時間が私にそう思わせてくれるんだろうな。よく「時が解決してくれる」なんて言うけど、本当にそうなのかもしれない。

いまは「悲しい気持ち」よりも『大切な人』という気持ちの方が完全に勝ってる。時間って心の悲しみまで埋めてくれるすごいパワーがあるのかもしれませんね。

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►人の心に入り込むってすごいこと
素敵な人に巡り合って、深く関係を築いては、離れ離れになる。

出会ってから別れを選び、離ればなれになる選択をした途端、毎日毎日連絡を取り合っていた一番身近な人、些細なことでも報告をしていた大好きな人が、別れた瞬間から一番遠い存在になる。これってものすごく寂しいことですよね。
自分のことを一番に思ってくれていた人、自分のために一番時間を使ってくれていた人、自分の生き方をいつも優しく見守ってくれていた人がもうそこにはいない。事実としてそれはとても悲しいことだけど、そのときにお互いの心に入り込んでいた度合いで、別れた後もその人のことを『大切な人』として心に思い続けることができる。

別れた直後はそんなこと考えられなかったけど、なんだか人間関係って本当に不思議だなって思います。

ここまで自分の心に入り込んでくれた相手。人の心に入り込めた自分。人の心に入り込むってそう簡単なことじゃない。別れた今でも大切に想うのは、きっと互いに深くかかわっていた証拠なんだろうな。今はそれだけ濃密な人間関係を築けた自分をほめてあげたいくらい(笑)。

これから私もまた新たな出会いがあるかも知れないし、新しい人と新しい関係を築くかも知れないけど、どんなことがあってもお互いを人として好きでいられる、尊重できる、大切に思える、そんな素敵な人間関係を築いていきたいなと思います。

では、また来週木曜日に会いましょう♡

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最終更新:2019年02月01日 00:50
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