最近ブログのコメント欄には、「
まーさんとのデート代はどっちが出すの?」「10歳年下の彼とのデートは桃ちゃんが支払うの?」こんな質問をもらうことが多いんです。お金の話ってあまり人に言うことでもないのかな?と思っていたのですが、この際なので今回の桃の恋バナのテーマにしてみました。
突然ですが……みなさんは小さい頃、お小遣い制でしたか? それとも欲しいときに両親にお願いしてお金をもらう制度でしたか?
私は4人兄弟の末っ子として生まれてきました。末っ子と聞くと“甘やかされて育った”と思われがちですが、全然そんなことはありません。親戚のおじちゃんおばちゃんにもらったお金は、すべて両親に没収されていました。なんせ親戚が多い家族だったので、子供達がもらう以上に、両親が親戚の子供たちにあげなきゃいけないお小遣いの量が膨大だったんです。だから私たちがもらったお小遣いは、すべてそこに充てられていました。
だからこそ、子供の頃はお金がすごく貴重な存在だったのです。読みたい漫画があったのに買ってもらえなくて号泣した思い出もあります。欲しいものを買ってもらえる友達を羨ましいと思ったこともあります。多分そのときは、そのモノが欲しい理由が足りなかったんだろうなって思うんです。でも、今になって思うんですが、きっと私の両親はそうやってプレゼンテーション能力を養ってくれていたんだと思うんです。「なに」を「なんのために」必要なのか? それを自覚して伝える力をつけてくれた両親には感謝ですね。
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►働くようになってからのお金のこと
そんな両親のおかげで小さい頃から、お金とうモノは簡単に使えるものではないということを自然と学んでこれた気がします。こんな子供時代を過ごしてきているので、もし私が親の立場になったとしても、お小遣い制は反対派!
いくら子供だからといっても、自分で稼いだお金でもないのにお小遣い制で毎月入ってくるお金を自分のモノのように偉ぶってしまいそうなことが、どうにも腑に落ちなくて。「自分のお小遣いなんだから、使い道は自分の自由だ!」とか思われてしまったら、感謝の気持ちを忘れてしまう気がするんです。だから、ちゃんと自分で稼げるようになるまでは、お金を与えてくれる人に感謝して感謝して感謝し続けるスタイルが良いなと思っています。(お小遣い制も、やりくり上手になるとかメリットももちろんあると思うので、完全に個人的な趣向です。)
そのように育ててもらった私は、お金に対してとても慎重でした。高校卒業までは両親からお金を与えてもらっていたのですが、大学生になりアルバイトができるようになってからはお金に対する考え方がすごく変わりました。いままでは“もらうこと”が当たり前だったお金が、“自分で稼ぐこと”に変わり、その『稼ぐ』ということがすごく楽しかったんです。
一生懸命1時間アルバイトで働いても、当時の時給はたった800円。お金を稼ぐことを楽しいと思う反面、改めて稼ぐことの大変さを感じることができました。大学時代の私のディナーは、必然的にバイトのまかない飯か、もやしの2択(笑)。大学時代はほとんどアルバイトに明け暮れていたので、そんなにお金を使うこともなかったんですが……唯一お金がかかるのが、彼氏とのデート代でした。
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►男性に奢ってもらうのが苦手でした
私、男性から奢られるのは、すごく嫌いだったんです。というのも、
学生時代に付き合っていたのは、同い年で、私と同じぐらいの経済状況の人としか付き合ってこなかったんです。
同い年の、同じくらいしかお金を持ってない人ばかり。だからこそ、男性だからとか、彼氏だからとかいう理由でデート代を払ってもらう理由が見つからなかったんです。
なんとかデート代を捻出するためには、お互い一生懸命稼ぐ! そして一緒に使おう!っていう感覚だったから、学生時代のデートは、必ずいつも割り勘。
男性に奢ってもらうと、なんかむずがゆい気持ちになって“この恩をどうやってお返ししたらいいんだろう”ってなんだかすごくすごく居心地悪くて。だからお会計で変に気を使わない割り勘スタイルに何の疑いも持っていませんでした。
でも、社会人になってからは会食に参加したり、年上の方にお世話になったりとご馳走してもらう機会がとても多くなりました。今までは「みんな対等」がモットーで、奢ってもらうのが嫌いだった私も、目上の人と接する事によって「甘えていいときもあるんだ」「その分お礼をたくさん言おう」「そして、自分も、誰かに奢ってあげられる人間になろう」という考え方に変わりました。やっぱり自分がしてもらっていることを、どこかで還元するってものすごく大事ですよね。
あいのりから帰ってきてブロガーとしていろんな仕事をさせてもらったり、本を出版させてもらったり、商品をプロデュースすることによって貯金をすることもできました。そのあたりからデート代を自分が多く出すことに抵抗がなくなってきた気がします。
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►10歳年下の彼とのデート代
前置きが長くなりましたが、本題の『まーさんとのデート代』についてです。10歳も年下だからお金はどっちが払っているの? と、みなさんが疑問に思う気持ちもわかります。でも、まーさんとのデート代は、基本は割り勘スタイル! でも、今までのデートは私が行きたい所に付き合わせてしまう場合も多いので、私が多く払うこともあります。
でも、「ここに行きたいから一緒に行こう」こう言って私がお金を少し多く払うたびに、まーさんは「ここのお会計はじゃんけんしようよ!」と提案してくれるんです。きっと、私を気遣ってくれているんだと思います。
私自身としては、自分が少し多くお金を払うことにそこまで抵抗もないのですが、まーさんのそんな優しさがすごく嬉しいし可愛いなって思う。しかも、そういうときに限って、まんまとまーさんが負けてくれるんですよね(笑)。そのときはもちろん容赦無く払ってもらいます。
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►デート代の完全割り勘制vs奢られることについて
前にデートしていたポジティブくんは、完全割り勘タイプだったんです。どんなお店でも“きっちりと割り勘”。それはそれですごく誠実で素敵だと思うんです。これはみなさんも経験があると思うんですが、お会計時の「どっちが支払う?」みないな空気感って、なんだか苦手なんです。
昔から雑誌には「男性に奢ってもらうときも、お財布は出すべき」「女性は可愛く“ありがとう”と言おう」「支払いのときに女性の性格が出る」こんな情報がたくさん書いてありましたよね。そんな記事を読むたびに“なるほどね”なんて思うこともありましたが、実際は楽しく食事をした後に、支払いのタイミングでちょっと緊張してしまうことも。
だから、せっかく楽しく食事をしたあとに“相手にどう見られるか”“どうした方がいいのか”を考える必要のない割り勘は、とってもさっぱりしたシステムだと思うんです。
そんなことを思っていた私なのですが……、最近になって、まーさんがたまに奢ってくれる感じに、なんかキュンとしてしまうのです。そんなまーさんの行動に対して、心からの「ありがとう!!」って言える瞬間。彼のしてくれたことを素直に感謝できるって本当に幸せですよね。なので、結論を言ってしまうと、『基本は割り勘、でも、たまにご馳走してもらえるとすごく嬉しい気持ちになる』。これが私たちのベストなデート代の支払い方法です。
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►お金のことは2人のルールを作ろう!
私とまーさんは10歳の年齢差があります。でも、私が10歳年上だからって多く払う必要はないし、男性だからって多く払う必要もないって私は思っています。「世の中のみんながそうやっているから」、「一般的にそうした方がいいと思うから」こんな“みんなのルール”に自分を当てはめてしまうと、ちょっと自分を見失ってしまうこともありますよね。
お金のことは、“相手に言いにくい”ことだからこそ、早めに2人のルールを作っておくとお互いに気持ちがラクですよね。2人のバランスを見て、居心地の良いところでやっていけば良いんじゃないかなと思います。
何をするときも「みんながやっていること」よりも、「自分達がいいと思うこと」を優先して選ぶことが、恋愛をうまくいかせる秘訣なのかもしれませんね。
では、また来週木曜日に会いましょう♡
桃
最終更新:2019年04月19日 00:35