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※アグリアス、メリアドールによるソープ物ssです 


「除名?」
「うん。ごめん、人数結構増えてきたしさ、剛剣技ってやっぱり使い所が限られるよね?ていうかぶっちゃけシドいるし」
「・・・分かった」
いつもの笑顔で割と酷い事を言うラムザ。言われたメリアドールは淡々と離脱支度を整えはじめた。
……ま、新作で多少改善されたとはいえ貴女の運命は変わらなかったって所か。大丈夫、ラムザを守る女騎士は私一人で
釣りが来る。あのちょっと小悪魔な金髪の貴公子は、私が立派に守ってみせる・・・
などとニヤつきながら勝手な考えに浸り始めたアグリアスにラムザはつかつかと近寄ると、彼女の肩をぽん、と叩いて

「シドいるから」

自分の顔から血の気が引く音というのを、アグリアスは初めて聞いた。



「うッ・・・うッ・・・ラムザ・・・ラムザぁ・・・。・・・それが・・・本当に、貴公の・・・うぅ、ひっく・・・」
「・・・ウザッたいわね全く。往来の真ん中で泣くんじゃないわよ。だいたいアンタそんなキャラじゃないでしょ。シャキッとしなさい、シャキッと」
完全武装の二人の女騎士、しかも二人ともかなりの美人、しかも片方が泣きじゃくっているとなれば目立つ事この上ない。
それぞれの故郷に帰るにしても路銀が必要だが二人ともそこまでの手持ちは無かった。仕事を探すにしてもロクなものが無い。
背に腹は代えられない、手近な娼館でも探すかと手っ取り早すぎる結論を出そうとしていたメリアドールだったが--
「・・・ラムザぁ・・・」
「--いい加減にしなさい。捨ててくわよ」
さすがにそろそろ忍耐の限界だった。
「何を偉そうに・・・貴公があまりに役に立たないから、私までもついでに捨てられたんだぞ・・・」
「・・・はぁ?剛剣技も聖剣技もたいした違いは無いでしょう」
「大違いだこのハゲ。ハーゲ」
「ハゲじゃないっ!アンタ、ここで全装備壊して裸に剥いてやろうかっ?!」
「面白い、やってみろっ!!」
次の瞬間、ヒートアップした二人の騎士剣は神速で交差した。
澄んだ音と共に、アグリアスの剣が中程で折られる。
「なにっ・・・」
驚愕の表情を見せるアグリアス。折れ飛ばされた剣の尖端は宙を舞い、

通行人の中年男性の額に、吸い込まれるようにクリティカルヒットした。

「うぅ・・・なんでこんな目に・・・」
「黙って着替えなさい」
有り得ないほどの露出にスケスケのヒラヒラ。服というより布と形容すべきそれを、湯上がりのメリアドールは香油を塗り付けた肌に黙々と纏っていく。
厳格な家に生まれ高潔な騎士として育てられたアグリアスとしては布を片手に涙目である。
路上でうっかりクリティカルしてしまった男は裏街の高級酒場の経営者だった。居合わせた白魔にレイズを掛けて貰ったものの、罪人としての連行は免れない--
土下座のまま固まった二人の女騎士に、男はある条件で取引を持ち掛けた。
いわく、今夜一晩の重要な接待を手伝ってくれれば不問とする。
見知らぬ男に酒を注ぐなど本意ではないが、自分たちの犯した失態がその程度で拭えるならば安いもの。
というより断れば後ろに手が回るのだ。始めから選択肢は無い。
おまけに、相手に気に入られるようであれば給金まで出してくれるという。
「といっても、具体的にどう振舞えばよいというのか・・・」
「--教会のお偉方の接待に、警護で何度か行ったことがあるわ。見よう見まねでやるしかないけど、なんとかなるでしょう」
ため息交じりのアグリアスに、メリアドールが気丈に答える。
「ヘンなコト、されないだろうな?」
「これでも敬虔な神殿騎士、発情した男のあしらい方くらいは心得てるわよ。あなたは私と同じようにやっときゃいいの。仕事なんだから、本気でやりなさいよ」
「・・・分かった」
豊かな胸に香油を塗し、アグリアスは覚悟を決めた。
全く、今日はひどい厄日だ。



「いらっしゃいませ。ようこそおいで下さいました」
「い・・・いらっしゃい、ませ・・・」
優雅に頭を下げるメリアドールに、顔を真っ赤にしてギクシャクした動きのアグリアス。小さな布で先端だけを隠した胸はいまにも零れてしまいそうだし、
やたらとじゃらじゃらした装飾がある割に腰はほぼ紐に近い。同じ恰好の神殿騎士の落ち着きぶりが、アグリアスには信じられない。
おまけに布の感触ががさがさと粗く、胸の先を擦るたびにくすぐったいようなむず痒いような変な感触が走る。そのたびに更に敏感に乳首が勃ちあがり、
勝手に顔が熱くなる。困る。
「やあ。今日は美人を二人も増やしてくれたんだね。嬉しい事だ」
「はい。ガレスタ協会様のご来店とあらば、どのような御要求でもなんなりと応えさせて戴きますよ」
金持ち青年風の客に、昼に昇天しかけた主人が揉み手をしながら答える。
やがて主人は一礼して退室し、高級な調度に囲まれ品のよい香を焚いた個室には客の男と二人だけが残された。

「うふふ・・・あん、くすぐったぁい・・・」
豪奢な指輪を嵌めた指の先が、女の肌をなぞる。
乳房の上、薄紅色の敏感な突起のまわりを指先がゆっくりと這う。メリアドールは男にしなだれかかり、乱れた衣装から露出した柔肌を男の手に
完全に任せている。
男の手は決して乳首には触れない。しかし色づいたそれは両方ともツンと勃ち、刺激を待ちわびている風である。
首筋を軽く舐めると、メリアドールは軽く呻いた。
「もう・・・あまり焦らさないで下さいな・・・」
酔ったような物欲しげなとろんとした瞳で、メリアドールは男を巧みな上目使いで甘く睨む。

なんだこれ。
酒を注ぐだけじゃなかったのか。
おまえ敬虔な神殿騎士じゃなかったのか。
目の前で広がる予想外の光景に、アグリアスは全身の力が抜けへたへたと座り込んでしまっていた。
それでも、撫で回されるたびに女の反応をするメリアドールの身体から何故かまったく目が離せない。
やがて男の指先が胸の突起に触れると、待ち焦がれた快楽にメリアドールが甘く鳴いた。
本気で感じている。いや、演技なのか?
かなりの短髪のため一見すると端正な青年のような外観なのだが、高く喘ぐ姿は確実に牝のそれだ。
どちらにせよ、私にこんなことは--
「--向こうの彼女は、あまり慣れていないようだね?」
「うふふ。普段は元気が過ぎるくらいなんですけど、いざとなると臆病で困りますわ」

何を言って--なんか、身体がおかしい。熱い。
      • しまった。この香、その目的の--
そこまで考えた時、這い寄ったメリアドールが、アグリアスの唇を一瞬で奪った。
同時に胸の布を払い、ぴんと張った右の乳首に爪を滑らせる。
「・・・あ・・・っ」
香の薬効に増幅された快楽が、胸の先から全身を震わせる。
細い女の指が、胸を揉み、先端を摘み上げる。
同姓のやわらかい感触、甘い香り。絶妙に絡む舌。一手ごとに、何も考えられなってゆく。
アグリアスはメリアドールにじっくりと口と胸を犯されながら、痺れるような快楽の気配に次第に震える胸を高鳴らせていった。



「ん、・・・ん・・・」
ぴちゃぴちゃと、小動物が水を飲むような音が部屋に響く。
二匹の小動物は半裸の美しい女騎士。二つの桃色の舌が無心に舐め上げているのは、水などではなく男の剛直だ。
互いの舌が触れ合うこともいとわず、豪奢な長椅子に腰掛けた男の左右から四つん這いになって、二つの端正な顔が男の股間に寄り添い無心にしゃぶり続ける。
「おいしい・・・ね?」
「うん・・・おいひい・・・」
メリアドールの囁くような問いに、アグリアスはまるで童女のようにそう答えた。薬のせいか元々素養があったのか、もう行為そのものに夢中の様子だ。
柔らかな舌の感触に加え、ゆらめく金髪が男の下腹部と内股をくすぐる。舌は裏筋を舐め上げ、唇が先端を軽く食む。
やがて二人に与えられる強い快楽が、男を満たしてゆく。
「くっ、…っ」
男が身震いした瞬間、勢いよく射たれた白い飛沫が、アグリアスとメリアドールの顔を幾度も汚した。
匂いたつ液体に彩られた二人は、恍惚の表情で互いの顔を見合わす。
「あは・・・出た・・・」
「ん・・・」
どちらからともなく、二人は互いの顔を舐め合った。
紅潮した肌に付着した白い白濁を、二人の舌が丹念に拭き取ってゆく。
完全に本気のアグリアスを見て、メリアドールはなんだか愛しくて可笑しくて笑ってしまった。
「お客さま、この娘から可愛がって戴けますか?この娘ったら、もうこんなに焦がれてしまってますわ」
メリアドールは四つん這いになったアグリアスの尻に近づき、蜜に溢れた緋色の柔肉を指で押し開いた。
「ああんっ!」
快楽と羞恥に、床に押し付けられた顔がたまらず喘ぐ。
とろり、と垂れた蜜が糸を引いて絨毯に落ちた。
男は笑って彼女の背後に立つと、早くも漲ってきた自身をアグリアスの秘所にあてがう。
「欲しい?アグリアス?」
「うん、欲しい・・・欲しいよ・・・」
ただ肉欲のままに答える声には、元ルザリア近衛騎士団の威厳などかけらも残っていない。
「く、あああっ!」
途端、背後から一気に貫かれ、アグリアスの身体は悦楽に痺れた。
「あ、あはァッ!ん、あっ!」
パン、パン、とリズミカルに肉と肉がぶつかり合う。思わず絨毯を握りしめた手がわなわなと奮え、振り乱れる金髪が、露出した両の乳房が、汗を散らしながら宙を跳ねる。
あまり男に慣れていないはずの膣は意志があるかのようにうごめき、男の根をぬめりながら何度も何度も受け入れる。
アグリアスは神経が焼き切れるような強烈な快感に、半狂乱で獣のように喘ぎ続けた。
「気持ちいい?アグリアス?」
「い、いいっ!いいよぉっ!!あああっ!!!」
やがて抽送が速まり、男は限界ぎりぎりの所でアグリアスから自身を抜くと、宙に精を放った。
もはや視界すらも覚束ないアグリアスの尻と背を、熱い感触が幾度も叩いた。
自分の汗と相手の精でどろどろに汚れたアグリアスは、快楽に泣きながら果てた。


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翌日。フィナス河近くの森林をてくてく歩く二人の騎士がいた。
「ああ、ひどい目に合った・・・」
だるそうな足取りのアグリアスとは対象的に、メリアドールの表情はむしろ明るい。
「なかなか楽しかったじゃないの。しかし、貴女もちゃんと女として振舞えたのね」
「う、うるさい、忘れろっ!!しかし一応賃金まで貰えたとはいえ、ルザリアまで持つ額ではないぞ」
「大丈夫。娼館なんてどこにでもあるから」

冗談を言うな--アグリアスの悲鳴は、木々を越え山々に響いた。

(End.)
最終更新:2010年04月08日 21:01