ラムザの指令で仕方なく踊り子になったアグリアス
いつもは剣の素振りをしたりする時間を今は先に踊り子をジョブマスターしたアリシアとラヴィアンの指導の下、踊りの練習に使っている

「さん、しー、はい!んー、ちょっとまだ表情が硬いですね~。」
「踊りの飲み込みは早いんですがね~、な~んで表情は硬いままなんでしょ~?」
「う、うるさい!ただでさえこんなに肌を露出しなくてはならず恥ずかしいんだ!仕方ないだろう!」
「わがまま言わないでください。それが踊り子の制服なんですから。それともラムザ隊長の命令に逆らうんですか?」
「・・・うぅ、わかった。せめてもう一回り大きめの制服は無いのか?胸の辺りがきつくてたまらん。」
「すいません、それが隊長のサイズより一回り小さいものしか 何 故 かなくて・・・」
「そうか、ならば仕方あるまい・・・。次はどのようなレッスンだ?」
「そうですね、あらかた覚えられたのでそろそろ次のステップに進んでも良いのではないでしょうか?」
「ふむ、次のステップか。どのようなことをするのだ?」
「はい、では明日その格好で私達の部屋に来て一通り踊ってください。」
「これはどこまで極めたかを見極める重要な試験ですからサボっちゃダメですよ」
「わ、わかった。」
翌日、アリシアとラヴィアンの部屋にてアグリアスが踊りを披露しようとすると
「ちょっと待ってくださいね。特別審査員さんが来ていませんから。」
「ちょっと呼んできますのでこれつけて集中力を維持しててください。」
と目隠しをさせられてしまった。

暫くするとドアが開き、アリシアと誰かが入ってきた。
「では、アグリアス様。これまでのレッスンの成果を見せてくださいね。」
そう言われアリシアによって目隠しを外されたのでふと、特別審査員は誰かと探ると、
「ラ、ラムザ!?な、何でここにいるんだ!?」
「え、アリシアとラヴィアンにアグリアスさんの踊りを評価してくれって頼まれまして・・・」
「な、アリシア!ラヴィアン!どういうことだ!!」
「そのままですよ。隊長はどうやら男性に見られるのに慣れていないみたいですから親しい方の助けを得てそれを克服していただこうというわけです」
「さ、踊って見せてください。さもなくばもうワンサイズ小さい制服を着ることになりますよ?」
「な、なんだその横暴は!だ、第一なんでラムザなのだ!」
「それはこのスレの都合上、そちらの方が良いからですよ」
「ちょっとラヴィアン!メタ発言は禁止よ!あ、もしかして隊長はラムザ隊長がお嫌いなんですか?」
「そ、そんなことはない!私がラムザを嫌うなんてありえない!・・・ってそうじゃない!」
「まぁ、とりあえずお二人きりにしてあげますからじっくり披露してあげてくださいね♪」
「ではごゆっくり~♪」
「お、お前ら~!人の話を聞け~~~~!!ラムザ、お前もニコニコしてないで何か言ってくれ!」
「いえ、僕としてはアグリアスさんの踊りの初披露が見られるだけで幸せですから」
「ら、ラムザ!?・・・わかった。あまり上手じゃないが・・・笑わないでくれよ」
「いいえ、笑うなんてしませんよ。きっと綺麗な踊りだって信じてますから」
「ラムザ・・・わかった、私の踊りの初披露、しかと見てくれ」

この後、アグリアスとラムザの間がすこ~しだけ進展したとかしなかったとか・・・。
ついでにこの翌日ラヴィアンとアリシアの頭にでっかいたんこぶが数個作られたのは確実だけどね。
え?あの後のアグリアスとラムザがどうしたかって?それは私、ラファだけが知っています。
むふふ~♪

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最終更新:2010年03月26日 15:42