※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

『『 起 床 ~ ~ !』』
その部屋全体を震わすほどの大音声で届けられたそのメッセージは今まで眠っていた者達を一気に覚醒へと導いた。
「あ、アリシア・・・もうちょっと、こうおしとやかに起こせないのか?」
「はいはい、ムスタディオ君。とっととおきなさ~い。さもないとフルブレイク決めるわよ?」
「えー、んじゃアリシアさんのお目覚めのキッスを頂いたら置きます」
「ふ~ん、あっそ、そんなに私の剣とキッスがしたいならさせてあげるわよ?」
「じ、冗談だよ!あぁ、なんて天気の悪い朝だ!こんな日はのんびり馬車で八号のメンテをしたいなぁ!」
「・・・・・思いっきり快晴よ、今日は。やっぱ寝惚けてるわね」
っと半ば夫婦漫才をこなす輩もいれば、
「ラッド~♪朝よ~、起きなさ~い♪」
「ん~、あと四分の一刻だけ寝させてくれ~・・・」
「もぅ、ラッド!起きてったらぁ!アグリアス様に怒られるわよ!」
「んー、昨日はムスタディオと遅くまで酒飲んでたから眠いんだよ~。」
「ほらぁ、起きてよ~」
「んぅ~・・・キスしてくれたら起きる~」
「・・・わかったわ、本当に起きるのね?チュ」
などとイチャイチャぶりを振りまく輩もいれば、
そんな朝・・・
「さ~て、いよいよラムザ隊長とアグリアス様ね」
「んじゃ、まずはアグリアス様のお部屋に行きましょっか」
「そうね。この間ラムザ隊長を起こしに行って寝顔見てたら『それは私だけのものだぁ!!』って激しく怒られたものね」

というわけでアグリアスの寝室前にやってきたアリシアとラヴィアン。
早速扉をノックしてみるが中からの反応がない。
トントン・・・っと数回やってみるが反応はない。
「失礼しま~す。アグリアス様、朝ですよ~♪」
「今日も一日頑張ってラムザ隊長のハートをさらにラブラブゲッチュ~しちゃいましょ~♪ってあれ?」
「いないわね」
「はっは~~ん、これはもしや・・・・」
「「ラムザ隊長の部屋ね!!」」
元々スキャンダルとかそういう話題が大好きなこの二人、阿吽の呼吸で装備変更して臨戦態勢に!
そうしてラムザ隊長の部屋の前に到着。
こっそり鍵穴から中を覗くがよく見えない。(当然と言えば当然である
仕方ないので二人は部屋の屋根裏に回り、あらかじめ用意しておいた覗き穴から中の様子を覗き込んだ。

「「(ええええええええええええええええええぇぇぇ!?)」」
なんと真っ先に目に付いたのはスヤスヤと眠るラムザとアグリアス。
だが二人の目を引いたのは彼らが何も纏っていないと言う事だった。
やがて眠っていたアグリアスが小さく体を震わせたかと思うと目を覚まし、隣でまだ寝ている恋人を確認し、その頬にキスをした。
それで目を覚ましたラムザからの返礼を唇で受け、そのまま朝の一戦へと突入していった。
流石にそれ以上は見る気にならないのでアリシアとラヴィアンはさっさと上司二人の愛の戦場から逃げたのだった。

「ふん、いつものイタズラの返礼に見せ付けてやろうと思ったが・・・逃げられてしまったようだな」
「あはは♪じゃあ、起きて朝ごはんを食べに行きましょうか」
「ば、バカ。その気にさせておいて・・・その、お預けは酷いぞ・・・」
「解ってますって」
「ふふふ・・・たまにはこういう自堕落な朝も悪くはないものだな・・・」
「そうですね」

こうして今日も平和な朝がイヴァリースには訪れるのであった。
最終更新:2010年03月26日 15:46